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秋元康,鈴木おさむ『天職』|仕事の「運がいい」人、悪い人

今回読んだ『天職』は秋元康さんと鈴木おさむさんの対談集です。どちらも業界のトップを走る二人が考える「仕事」のこと。といっても難しい話をしているのではなく、純粋に、無邪気に仕事に打ち込むこと、やりたいことをやること、面白いことに打ち込むことなどが語られています。

今の仕事にやりがいがあり、打ち込んでいる人にとって、もっと元気になる内容だと思います。

もし今、仕事がうまくいかなかったり、なにか頭打ちをしているような人にとっては、そもそも「仕事」ってなんだろう、どんな働き方が理想なのだろうかと考えるきっかけになると思います。

本書では様々なテーマをお話になってるのですが、中でも印象に残った話題を紹介します。

夢は叶う!?

お二人が「夢は叶う」と断言しているのが印象的でした。だけど、夢の形は変わってゆくかもしれないし、夢のレベルは違うかもしれない。

例えば「女優になりたい」という夢だったら、小さな劇団に所属して、女優をやる人もいる。本人がそれを楽しんでいれば、「夢は叶った」と言える。「社長になりたい」なんかもそうだよね。自営業者はみんな小さな社長なんだから、なろうと思えば誰だってなれる。

それを「楽しんでやっている」ってところにフォーカスしているのが、二人の対談の見どころだと思った。年にいくら稼ぐとか、どれだけ人から評価されるとか、そこじゃなくて「楽しいか」が基準。これが本書の本質なんじゃないかと思う。

チャンスをつかむこと

鈴木おさむさんのエピソード。昔、とある写真集を買ってきてと頼まれたのに、忙しさにかまけて買わなかった。そのことを番組のディレクターから裏でえらい怒られたそうです。理由は、写真集が欲しいから買ってこいと言っているのではなく、話題の写真集を買ってくれば、それをみんなにプレゼントすることができる。すると、その写真集を買ってきた鈴木さんにみんなが注目してくれる。そういうチャンスを与えてくれているのに、それを棒に振ったのです。

そこで秋元さんがこんな話を続けます。

ここに運があって、反対側に夢があったときに、この二つを結ぶものがないように見えるよね。だけど目の前の小さな運をたどっていくと、夢のほうにいく場合がある

p.48

チャンスってわかりにくいものだけど、小さなチャンスをたどっていくと、夢に近づいてくことがある。夢に近づかなくても、幸せにつながっているかもしれない。

そのためには、小さなチャンスを見逃さないことが大事ですよね。そのためには、小さな約束だったり、人からのお願いだったりとか、忘れないことだったりするのかも。あと、どんないつチャンスが訪れても対応できるように「準備しておくこと」も大事ですよね。

苦境もおもしろがる

鈴木おさむさんのエピソードで、放送作家としてお金稼げるようになったころの話。ご両親が事業をなさっていて、その借金がかさんでいることを知った。その時は、それは良くないこととして仲間内に話すと、面白い話だとみんなが食いついて聞いてくれたエピソードが登場します。

または、鈴木おさむさんのお家に泥棒が入ったとき、まだ家の中に泥棒が潜んでいるかもしれず恐怖を感じながらも、とっさにビデオを回して空き巣の記録を残したというエピソード。

どちらも、ついていない嫌な経験ですが、だからこそ「興味深い」経験でもあります。それを面白がっちゃうんですね。

誰だって、生きていれば一度や二度は、大きな嫌な経験にぶちあたることもあるでしょう。そのとき、その経験を嘆いたり落ち込んだり、自暴自棄になるのではなく、これは面白いと、自分の糧にできるならば、その人は強いと思いました。

ちなみにわたしは……考え方はわかるんですが、いざ自分の経験にあてはめると、過去の出来事を面白おかしく話せる自分もいますが、だけどリアルにそのことを思い出すと、怒りや自己嫌悪など負の感情が強く大きく湧いてきます。まだまだ、鈴木おさむさんの境地には及ばないですね。

「やる」と「やろうと思ってた」

鈴木おさむさんが小説を書いた時、方々から「自分も書こうと思っていた」と話をする人があらわれたそうです。

小説を「書く」ことと、「書こうと思っていた」には雲泥の差があります。

当たり前ですが、夢に近づくこと、面白い/楽しいことに近づけるのは「やる」ことです。「やろうと思っていた」はいくらそう思っていても、実際に何もやっていないのですから、なにも起こりません。

これって耳の痛い話です。

「運がいい」こと

本書では「運」ってものがあると話されていて、運のいい二人であることも対談からわかります。

運はもちろん努力だけではどうにもならない要素が多くはたらくんだけれども、小さなチャンスを見逃さなかったり、行動し続けたり、すべての時間を面白い/楽しいに傾けていたり、運をひきつけるような状態があるんだろうとわかります。

当ブログでもこれまで「運」について扱った書籍を紹介したことがありました。わたしの理解では、人から好意的に思われている人は、周囲の人から「よりよくなること」を願われているわけですから、チャンスのバトンも回してもらいやすくなります。反対に嫌われている人は、幸せになることを望まれていませんから、誰からもチャンスを回してもらえません。

運って、全くのランダムにめぐってくるのではなくて、やはり運の良い人ってのがいるんだと思います。

本書『天職』でも、天職だと思える仕事に就けることは「運」ですが、その運って、自分の行動次第だと二人は話しているんだと思います。

まずは「自分ってツイてるな」って思える小さなことを積み重ねていくことが大事なのかもしれません。

みなさんはご自身の仕事を「天職」だと思われているのでしょうか。小さな行動の積み重ねが、面白い/楽しいだったり、幸せにつながっていると言われれば、ちょっとだけ納得出来ちゃわないですか?

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『大人の教養としてのアート入門』|社会人なら芸術をわかってて当然?

こんにちは。新型コロナの影響で、外出もできなにもず、この機会に読書を通して教養を身に着けたいと思われている方も多いと思います。今回はそんなズバリなタイトルの本を手に取ってみました。

どうせ時間をつぶすなら、自分のためになる時間を過ごしたいですよね。

アートを学ぶ理由

アートって知っていたところで何の得になるの? と思っているなら、一度本書『大人の教養としてのアート入門』を手に取ることをオススメします。理由は簡単、タイトルにもあるように「大人の教養としての」なのです。

アートって、感性や感覚的なものだと思っていませんか? 実は違うんです。アー作品を鑑賞するためには、その作品の裏にある歴史や思想、宗教、作品が作られた時代の社会情勢なんかを踏まえて、読み取ってゆくものなのです。つまり、アート作品は「教養」を踏まえて、読み取ってゆくものなのです。

「アートがわからない!」というのは、イコールで「教養がない」と自分で言ってしまっているようなもの……そう言っても過言じゃないと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、「あって当然な教養」をサクッと簡単・手短に教えてくれるのが本書『大人の教養としてのアート入門』なのです。かなりのお助け本!

アートの歴史をざっくり!

印象派前と、印象派後

本書では主にアートの歴史を追いながら話は進むのですが、この「アートの歴史」がなんとも大胆に「印象派より前」と「印象派より後」のたった二つにわけてあるんです。わたしも美術系の本は数冊読んできましたが、こんな分かりやすく大胆な分け方は初めてです。

「印象派」がキーになりますが、たぶん印象派の画家の名前や、絵画作品を知っている人は多いでしょう。モネやセザンヌ、ゴーギャンくらいなら名前を聞いたことがあるでしょう。そして一度「印象派」で画像検索をしてみてください。「見たことある」と思います。

それくらい、印象派の絵画は身近です。だから、食わず嫌いしなくても大丈夫。

「画家の個性」は意外と最近

どうして「印象派」でアートの歴史を分けるかというと、印象派を境に、アートの常識が変わるからです。

アート/芸術というと、「画家が思い思いに作品を作成する」「個性を発揮しあう」「見る人に感動を与える」なんていうイメージがありますよね。だけど、そんなアート像って結構最近になって登場したものなんです。その分水嶺となったのが印象派(19世紀)だというわけ。アートの歴史から見れば、19世紀は最近なんです。

日本のアート

本書『大人の教養としてのアート入門』では、日本の美術についてもページが多く割かれています。日本で生活しているのに、日本の文化を知らないというのも考えものです。これをきっかけに西洋美術だけではなく、日本美術についても知りましょう。

こちらも、葛飾北斎、伊藤若冲なんかは名前は聞いたことあるでしょうし、鳥獣戯画や源氏物語絵巻なら、一度はどこかで見たことがあるでしょう。

そして、日本美術は西洋美術を語るうえで欠かせない存在だったりもします。前述の「印象派」は、日本美術からの影響をたくさん受けているのです。19世紀は世界が小さくなった時代です。日本からもヨーロッパにたくさんの物が輸出されるようになり、その中に浮世絵もありました。ゴッホの絵の中に浮世絵が描かれているのは有名な話です。

美術館へ行こう

本書は実際に美術館へ行ってみようと締めくくられます。今の新型コロナの外出自粛が開けたら、ぜひ出かけてみたいですよね。

東京なら上野一択。西洋美術館は、その建物自体が美術品。一日時間を忘れて美術に没頭してみましょう。わたしも地方在住なので東京へはなかなか行けませんが、都道府県立の美術館に足を運んでみても。

本やテレビで見知っているのと、実際に本物を目にするのは違っています。意外と小さかったり、ショボい作品もあります(笑)。だけど、「なぜこの作品は重要なのか」という文脈が教養なんですね。

自粛空けのために、今のうちに書籍で勉強しておくとよいでしょう。ちょっと知ったかぶりをしちゃうのも良いかもしれません^^

この本もオススメ

世界のエリートビジネスマンたちはアートについて精通しているのは当り前だといいます。繰り返しますが、アートとは、西洋の歴史や宗教、思想などの背景があり、それらを知っていて当然だということ。

ビジネスにおいて、自分の身を置く業界についてわかっていても、世界で通用するためには世界の常識を身につけるべきなのでしょう。

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水野敬也『運命の恋をかなえるスタンダール』|好きな人を振り向かせる教科書

恋に奥手だったり、非モテ、だめんず好きだったり、恋愛に難のある女性は本書『運命の恋をかなえるスタンダール』を読んでから作戦を練り直しましょう。

こんにちは。あさよるです。テレビやニュースに触れると気が重くなってしまうので、気楽に読める本はないかなあと『運命の恋をかなえるスタンダール』を手にしました。

著者は『夢をかなえるゾウ』の水野敬也さん。水野さんは『LOVE理論』や『スパルタ婚活塾』など恋愛本もたくさん書かれていて、しかもみんなコミカルで面白い。ということで、本書も期待してページをめくるのでありました。

本の中からこんにちは。『恋愛論』恋愛の大家・スタンダール

本書『運命の恋をかなえるスタンダール』は小説です。一人の垢抜けない女性が気になる男性との恋を実らせるための物語仕立てになっています。小説としても楽しめるし、恋愛本としても、自己啓発本としても読めるつくりになっているのが面白いところ。このへんは『夢をかなえるゾウ』と同じですね。

あらすじ

ざっとあらすじ。過去にトラウマを抱える主人公は、勤め先である図書館で、利用者の男性に思いを寄せています。しかし、トラウマから他人と良好な人間関係を築けない主人公は、もちろん気になる男性に声をかけることすらできません。人とのコミュニケーションを避け、本を読むことで、本の世界に逃げ込むのです。

そんなある日、突然自宅の蔵書である『恋愛論』の中から、モクモクと著者のスタンダールを名乗る人物が現れます。彼に言われるがまま自分磨きを始め、恋について学び、恋愛を成就させるべく奮闘の日々が始まるのでした。

さて、主人公はトラウマやつらい過去の出来事を乗り越え、意中の男性と結ばれることはできるのでしょうか。

その過程を小説で追いながら、スタンダールの名著『恋愛論』の内容に触れながら、現代の恋愛成就のためのアドバイスが次々と繰り出されてゆきます。

惚れるな!惚れられろ!

本書『運命の恋をかなえるスタンダール』の結論を大雑把に言っちゃえば、「惚れるな!惚れられろ!」です。

意中の男性への想いを募らせ、好意を相手に伝えるのはブー! 間違い。相手から想われ好意を寄せられて、相手から告白をさせるのです。そのために、自分の弱点を底上げし、魅力的な女性になるのです。

繰り返しますが、目的を間違えてはいけません。自分の好意を伝えるために自分磨きをするのではなく、相手に好意を寄せられるために魅力的になるのです。

「結晶作用」を起こさせるには

恋心が膨らんでゆく状態を、スタンダールは「結晶作用」と名付け、本書では重要なワードとして何度も登場します。「結晶作用」とは、

「ザルツブルクの塩坑では、冬、葉を落として木の枝を廃坑の奥深くに投げ込む。二、三か月して取り出してみると、輝かしい結晶でおおわれている。一番細い枝ですら、眩く揺れてきらめく無数のダイヤモンドで飾られているように見える。そのとき、もうもとの木の枝はどこにも存在しない」
そして、スタンダールは顔を上げ、私を見つめて言った。
「確かに、今の君はマリウスにとって、単なる細い木の枝に見えているかもしれない。しかし結晶作用の働きをふんだんに使うことで、ダイヤモンドのような輝きに見せることが可能なのだ」

水野敬也『運命の恋をかなえるスタンダール』

引用中の“君のマリウス”とは、主人公が思いを寄せている男性。この時点で名前も知らないので、こう呼ばれています。

つまり「結晶作用」とは、なんでもないものでも、その作用が加わることでダイヤモンドみ見える力ってこと。日本のことわざでいうところの「あばたもエクボ」みたいな感じでしょうか。恋は盲目とはよく言ったもので、自分はちっぽけな小枝であったとしても、恋をさせちゃえばダイヤモンドのように見られてしまうということ。

さらにこの「結晶作用」は

人は自分の価値観で好きになるよりむしろ、周囲から認められてる人に結晶作用を起こしやすいのだ

水野敬也『運命の恋をかなえるスタンダール』

と語られています。これ、わかりますよね。単に自分の好みだけではなく、「自慢したくなる彼女」「友達が羨ましがる彼」「同僚よりも素敵な恋人」により惹かれてしまいます。

つまり「周囲の評判になる」ことが、相手に結晶作用を起こさせる近道なのです。しかし、そのためには「誰よりも美人」である必要はありません。なぜなら、結晶作用は小枝でもダイヤモンドに見えてしまうから。“意中の彼にとっての”ダイヤモンドになればよいのです。

そのために本書で主人公が取り組むのは「悪女」になることでした。

「悪女」になる

「悪女だけが持つ武器。それは――『期待と不安を与えるコミュニケーション』だ」

水野敬也『運命の恋をかなえるスタンダール』

これだけ言われてもわかりませんよね。八百屋で売られているトマトを例に話は続きます。

見た目も悪くなく、値段も手頃なトマトを買ったとき、八百屋のお兄ちゃんが「よっしゃぁ! このトマト売れたぁ!」と大喜びし始めたら、悪いトマトを買ってしまったんじゃないかと不安になりますよね。

それよりも、トマトを買おうとしたとき、「すみません、そのトマト予約が入ってるんです。代わりに別のものを…」と言われたほうが、ますますそのトマトを手に入れたいと思ってしまいます。そして、交渉の末にそのトマトを手に入れたら、喜びは格別です。……もとはただのトマトだったとしても。

恋愛も同じ。もし食事に誘われたとしても「よっしゃあ!」と大層に喜んだならば、相手は「あれ? もしかして良くない相手を選んじゃったのかな」と思わせてしまいます。そこで「悪女」のコミュニケーション術です。

「悪女! それは、男に対して『この女は手に入りそうだ』という期待と同時に『いや、手に入らないかもしれない』という不安も与えることで、『この女は手に入れる価値がある』と思わせ、虜にしていく存在なのだ。」

水野敬也『運命の恋をかなえるスタンダール』

そして、その「悪女」のコミュニケーションの第一歩として、「悪」に「戯れ」と書いて「悪戯(いたずら)」を仕掛けるよう指南されるのです。

実際に主人公は男性に膝カックンをしたり、驚かせようとしたり、思い切って悪戯を仕掛け、予想を裏切り、真面目なようで奔放にも振る舞い、彼を翻弄し、魅力を増してゆくのでした。

自信を持つ・新しい自分へ

主人公の女性は、過去のトラウマから目立つことを極度に嫌い、自分の容姿にも全く頓着せず、垢抜けない容貌をしていました。しかし、今回の恋をきっかけに、メイクを学び、おしゃれを学び、大胆なイメチェンを図ります。

もともと誰もが長所を持っています。彼女の場合は、現実逃避の先として読書に没頭していたおかげで、たっぷりの知識と知性を持っていました。これが彼女にとっての強みとなります。

その強みを更に活かすために、欠点の底上げを試みます。これが容姿のイメチェンでした。

自分の欠点・短所を補い、底上げすることで、自分の長所に自信が持てるようになります。そして、その自信こそが、恋に果敢にチャレンジすることに繋がり、相手に「結晶作用」をもたらす要因にもなるのです。

「自分の短所を底上げしよう」というのが、本書のメッセージでしょう。そして、「結晶作用」「悪女」「悪戯」をキーワードに、HOW TOを知ることで、恋の成就確率を上げてゆきます。

くすぶった恋心を持っていたり、「なんでわたしは持てないの!?」と思うなら、本書『運命の恋をかなえるスタンダール』を手にしてみてください。運命の恋のヒントがあるはずです。

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水野敬也さんの本

恋愛・結婚に関係のある本

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『女の子は本当にピンクが好きなのか』|女らしさは教育なのか

女の子はある年頃になるとピンクを欲し、ピンクまみれになってゆくらしい。そして、小学校へあがる頃になると、その反動で「ピンクは子どもっぽい色」と考えるようになり、ピンクから遠ざかり、水色が人気になる。小学高学年くらいになると、ピンクは再び好きな色に返り咲くが、同時に嫌いな色ランキングでも上位になる。そこから、ピンクへの愛憎は中年になる頃まで続くという。女性にとってピンクという色は、一筋縄ではいかない色なのだ。

本書では「ピンク」という色だけではなく、女性に付加されている「ピンク的な価値観」も含んで話は進む。女児に与えられる玩具は、ピンク的な思想に染まっている。レゴブロックの女の子向けのシリーズは、ピンクや明るい色で、スイーツやリゾート仕様だ。男の子のように冒険や科学者にはなれないの。

バービー人形は、実際の女性の体型よりも胸が大きく、ウエストと足首が細く、首と足が長い。それが、知らず知らずのうちに女性の意識に結び付いて、拒食症などの良からぬ影響を与えているのではないか。

ホワイトカラーやブルーカラーのように、本書では「ピンクカラー」という言葉が登場する。

ピンクカラーはおおまかに次のように分類される。

・サービス系…花屋、パン屋などの小売店の店員、ウエイトレス、キャビンアテンダント、バスガイドなど
・ケアワーク系…看護師、介護士、保育士、幼稚園教諭など
・美容系…美容師、ネイリスト、ヘアメイク、スタイリスト、アパレルなど
・アシスタント系…一般事務、受付、秘書、歯科衛生士、など
・語学系…通訳、翻訳、英会話教師、英文経理など
・人文系…司書、心理職、編集者、校正など

p.149

これらはリカちゃんのお友達があこがれる職業だという。多くの女性が希望する職種は、なり手が多いので低賃金になってしまう。そして、若い内は仕事があるが、年齢を経ると狭き門になってゆく。食いつめてしまいがちな職業でもあるということだ。

女性は幼いころから、ピンクカラーの職業を選択しがちな環境に置かれているし、受験や就職の頃に、そう指導されることもある(理系に進まず文系に進んだり)。

わたしも実は、工学部に進みたかったけれど、両親に反対され、結局、美術系の短大へ進んだ。ピンクな、そのまんまの進路を選んでしまった。学校で一番成績がいいと先生に褒められた時は、父親から「男の子に勝って嬉しいか」「女の癖に恥ずかしくないのか」と殴られた記憶がうずく。

本書を読んでいると、多かれ少なかれ、心が疼く女性は多いのではないだろうか。

わたしは、ピンクよりも緑色が好きだった。リカちゃん人形よりも恐竜が好きで、物理や科学の本を夢中で読んでいた。だから、「可愛くない」とか「男の子ならよかったのに」と言われ続けていた。もう30年以上前のはなしだ。2020年は、どんな社会に変わっているんだろう。

本書ではさらに、ピンクが好きな男の子にも言及される。世間の目は、「女の子らしくない女の子」よりも、「女の子のような男の子」へのほうが厳しい。男の子だって、ピンクが好きだっていいじゃないか。

この本、すべての人にあてはまる話題を扱っているからこそ、これ、とんでもなく深い話だぞ。

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岡田斗司夫『オタクはすでに死んでいる』|オタク仲間探しの旅に出よう

わたしはとてもオタクっぽいと、自分でも思うし、たぶん周囲の人にもそう思われているだろう。だけど、わたしはアニメは見ないし、マンガも読まないし、ゲームもしないし、ネットもブログを書くくらいでどっぷり浸っているわけでもない。「いわゆるオタク」要素を持っていないのだ。だから、自称オタクの人と話をしても、まったく話が合わなかったりする。だけど、わたしは自他ともに「オタクっぽい」のだ。

このかみ合わなさの理由を、『オタクはすでに死んでいる』を通じて、少しわかった気がする。

本書によれば、ひらがなの「おたく」という名称は、周囲から勝手に名付けられた。しかも悪い意味で。それまではそれぞれの分野の「ファン」や「マニア」でしかなかったのが、「おたく」とまとめて呼ばれるようになったんだ。ここにはもちろん、アニメやマンガのファンもいれば、鉄道ファンやミリタリー好きもいる。それぞれ違った分野のファン/マニアたちをひっくるめて「おたく」とされたのだ。

時が経ち、電車男や「萌え」の流行、クールジャパンの登場で、ネガティブな意味は払拭されて、カタカナの「オタク」が登場する。しかし、ここでオタク界で変化が起こる。「おたく」時代は、ジャンルの違うおたく同士、お互いに「おたくだから」と認めあっていたが、「オタク」は排他的になってしまった。例えば、アニメオタクは、アニメオタク以外は仲間とみなさない。同じ趣味、同じジャンルでなければ仲間ではなくなってしまった。つまり、「オタク」がバラバラに分かれてしまったのだ。だから、オタクを観測できなくなってしまったのだ。

著者の岡田斗司夫は、自らの「オタキング」という呼び名もやめる、とも書いている。それくらい、オタク界が見えなくなってしまったのだった。

ここまで書くと、わたしがオタクっぽいのに、いまいちオタクじゃない理由がわかる気がする。わたしはたぶん、昔のひらがなの「おたく」時代だったら間違いなく「おたく」なんだろう。だけど、カタカナのオタクっぽくないのだ。アニメも見ないし、ゲームもしないし、マンガも読まないし、アイドルのことも知らないし、わたしは「オタク」に排除されてしまうのだ。ああ、わたしの仲間よ、どこにいる。

わたしと同じようなオタクを見つけるためには、「ここにいるぜ」と発信し続けないといけないのかもしれない。同人誌でも作るか……。

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長井かおり『必要なのはコスメではなくテクニック』|理屈と知識でメイクしよう

『必要なのはコスメではなくテクニック』

長井かおりさんの『必要なのはコスメではなくテクニック』は発売当初から書店で並んでいるのをよく見かけていて、読んでみたかった本だ。メイク本だから、「店先でチョチョッとエッセンスだけcheckすればいいか」とセコイ自分がそそのかしたが、そうはいかなかった。なぜなら、本書は文字ばかりの、理論の本だからだ。写真やイラストばかりの感覚的なものではないのです。

しかも、本書は誰にでも当てはまるようなメイクのメソッドが紹介されている。まずはなにより大事なスキンケアに多くのページを割き、ベーシックで毎日使える知識ばかりだ。

アイシャドウやリップの色味は、人によって似あう/似合わないがある。だけど本書では、アイシャドウは目のまわりに影を作り、ホリを深く見せ、顔を立体的に見せるアイテムとして紹介される。だから、影の色にふさわしいブラウンがアイシャドウのカラーだ。

チークも、流行を追うものではなく、血色をプラスし、若さを演出するための、基本のチークの入れ方が紹介される。アンパンマンのようにほっぺに丸く、ごくごく軽く入れるらしい。確かに、長井さんのほっぺと言えば、そんな印象がある。

本書は「理論」の本だと紹介したけれど、スキンケアからメイク、最後はヘアまでの手順がやさしい言葉で、短い章立てでページが進んでいくから、とても読みやすい。役にも立つし、プロのヘアメイクアップアーティストがどんなことを考え、気を付けているのかもわかる。誰が読んでも、明日からの朝の準備に一つはエッセンスを取り入れられる内容だ。

長井さんの本、他にも読みたい!

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『人生を救う 片づけ』|片づく習慣を再構築せよ

『人生を救う片づけ』は話題本みたいでよく見かけていたから、読みたかった。しかも片づけ本。当あさよるネットはこれまでにも片づけ本を多数紹介してきた。なんてったって、わたしが「片づけられない人」だからだ……(;^ω^)

片づけが苦手だからこそ、なるべく片づけの手間が少なくて、再現性の高い物の配置を徹底したい! あと、片づけのモチベーションを上げたい! 本書『人生を救う片づけ』は、どちらかというとモチベーションアップ系だったように思う。「こんな生活がしたい」と思えた。

片づけは「習慣」の再構築だ

『人生を救う片づけ』を読むと、片づけとは習慣を見直し、改善する行為なのだとわかる。なにも、物を見えない場所へ詰め込むことじゃない。

たとえば、ため込んでしまいがちな郵便物は、ポストから取り込んだらそのまま玄関で取捨選択してしまえばいい。そのために、玄関に郵便物をより分ける少しのスペースを用意する。すると、もうあのうんざりしてしまう紙の束を抱え込まなくて済むわけだ。

考えてみれば、「使ったものをもとの場所に戻す」という習慣があれば、そもそも部屋は散らかりにくい。その基本が身についているうえで、更に「元に戻しやすい収納法は?」と考えるべきだ。だから、順番で言えば習慣が先。

効率良く行動できるよう物を配置すれば、自ずとそうなる。というのが片づけの極意なのかもなぁなんてことも思う。テキパキやって、できた時間は自分や家族のための時間として有意義に使いたいものである。ふむ。

単純に、物の量を減らそうと思った

物の数が多いと、それらを管理するために大きな労力が必要だ。そして、やっぱりどこになにがあるのか把握しきれず、結局は物を大切にできていなくてヘコむのだ。少数精鋭で、自分にとってとっておきのものだけに囲まれて、とっておきを大切にして生きられたら、それは幸せってもんじゃないだろうか。

そんなことを考えて、もう単純に物の量を減らしたいと思った。今も自分なりにかなり厳選しているつもりだけれども、それでも物が多くて溢れかえってしまっているから。

サッパリと生きたいものだ。

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『月3万円ビジネス』|小さくたくさん儲けたら…幸せ・安心

『月3万円ビジネス』は以前からおすすめされていた。大きく儲かるビジネスに挑戦するとなると成功するような気がしないが、小さく月3万円くらいだったら自分もできそうな気がする。そして、月3万円儲かるような仕事を複数できるようになれば、それだけで食べていける日が来る。

大きなことにチャレンジするのは怖いけど、小さなことならできそうな気がする。すごく励まされる本だった。

大きく儲からないところにチャンスがある

『月3万円ビジネス』はタイトルの通り、毎月3万円儲かるような小さなビジネスを推奨するものだ。「小さく儲かる」ことがコンセプトなので、例えば毎月6万円儲かるならば、他の人と一緒に稼いで二人で折半しようと書かれている。

この「小さく稼ぐ」というのが大切なところ。なぜならば、大きく儲かる商売はすでにあるから。小さく稼ぐ……言い方を変えれば月3万円しか儲からないようなことは空白になっていて、伸びしろがたくさんあるということ。

それは例えば、既存の仕事がなかなかないような田舎でも、3万円のビジネスならば転がっているのかもしれない。その実例も本書では多数紹介されている。

小さな収入が複数集まれば

で、月3万円って、それで食べてけないじゃんとつっこみたいところだけど、それは大丈夫。例えば月3万円のビジネスを10個やれば、月30万円になる。一つだけのビジネスに集中するんじゃなくて、小さなビジネスを複数回してゆくのだ。

これはリスク回避にもなるのかななんて思ったり。だって、一つしか仕事がなかったら、そのたった一つの仕事が行き詰まったら、生活まで行き詰まってしまう。だけど、10のビジネスをやっているのならば、その内の一つが上手くいかなくなってもあと九つのビジネスがある。収集も3万円減るだけだから、苦しくてもなんとかなるような気がする。かなり精神的に楽……な気がする。

借金せずにビジネスを始める

サイドビジネスやWワークとしても、 月3万円ビジネスは魅力的だ。小さなビジネスだから、元手も不要or小さく始める。だから誰でも着手できるし、もし上手くいかなくても痛手も少ない。どんどん新しいことを始めるには、これくらいの気楽さがある方がいい。

なんだか、自分も始めてみたいのだ。

小さく愉しく稼ぐ

月3万円ビジネスはなにせ小さくしか儲からない。嫌な仕事、苦しい仕事で、しかも大して儲からないのは辛い。だから自ずと、楽しくて好きで、その上で3万円儲かるようなビジネスになる。

もし、楽しい仕事を10個やって、それで毎月30万円儲かるなら、それは幸福度にも繋がると思うのだ。

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『マーケット感覚を身につけよう』|売れるところで売ろう

ちきりんさんはTwitterでもちょこちょこチェックしていて、新刊が出る度気になっている(今回読んだ『マーケット感覚を身につけよう』は2015年の本だけど)。とっつきやすくて誰にでもわかるように話が展開されていく、読みやすい本だ。だけど、書いてある内容は毎度「なるほど」と納得。

市場を間違えば価値がなくなっちゃう

本書でなるほどと思ったのは、若くてイケメンで性格も良い男性が、結婚相談所に登録したところ、年収が低いためお見合いをしてもマッチングしないというお話。女性は年収でしか男性を見ていないというよりは、彼は市場を間違えている。どうしてもマッチングサイトやお見合いサイトなんかだと、年収や年齢というわかりやすい基準で篩い分けることになる。普通に出会えば、性格がよくていい人ならば、彼を選ぶ人もいるだろう。

市場を間違えてると、価値があるはずのものだって、価値がつかなくなってしまうのだ。

インターネットが市場を変えた

インターネットの登場で、市場が大きく変わっていることも忘れてはいけない。婚活の場合だと、昔ならお見合いで「嫌な人でないなら」良かったものが、婚活サイトで何百何千もの人の中から一人の人を選ぶとなるとどうしても「一番いい人」を選ぼうとしてしまう。もちろん、それが悪いことというわけはないし、社会は変わっているのだ。

就活だって、ネットでエントリーできるから、100社応募したなんていう猛者が現れる。ネット前の就活はそういうわけにはいかなかったらしい。だから、いわゆる「コネ」も大切だった。今は、ツテがなくても情報を集められるから、より多くの企業にエントリーできる。

わたしたちはもうすでにそれが当たり前になっていて、以前がどんなだったかも忘れちゃってるんじゃないだろうか。

どこで売るか

クオリティを上げたら売れるとか、安売りすれば売れるわけではない、というのが、本書を読んでよくわかった。良い物でも売れないものもあるし、高価でも売れているものもある。つまり、どんなものを売るかより、「どこで誰に売るか」がとっても大事なのだ。

マーケット感覚を身につけるとは、「安売りすれば売れる」「良いものなら売れる」という考えからまずは脱却して、「どこでなにが売れるか」「これから何が売れるか」考えることなのかも。

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『1分で大切なことを伝える技術』|端的にコミュニケーション

斎藤孝さんの本はつい読んでしまう。本書『1分で大切なことを伝える技術』も、内容もあまりチェックしないまま手に取ったのでありました。

1分で伝える。本書を読む前は、「せっかちな人が多いってことか?」なんて思っていたけれど、読了後は「手短に話を伝えられる力はとても大事だ」とえらく納得していたのです。

一分でコミュニケーション

本書『1分で大切なことを伝える技術』は、1分という限られた時間でプレゼンする大切さを解いている。特に訓練されていない人は、「5分で自分の考えを話してみて」と言われても、だいたいは制限時間をオーバーしてしまう。時間の感覚を常に意識して訓練し続けていないと、短時間で自分の考えを伝えるというのは難しいものだ。しかも本書では「1分」に考えをまとめるのだ。リアルに考えてみると、なかなか難問だろう。

一分というのは、ちょっと立ち話をしたり、相手を呼び止めて用件を伝えるような時間だ。その時間で「詳しいことはまた後日」なのか、同じ1分で「○○は△△で……」と伝えたい内容まで話せるのかで、コミュニケーションのスピードが格段に違う。

で、1分に考えをまとめる力って、会話だけではなく、たとえば「資料にまとめる」ことにも応用できるだろう。

「手短に話す」って、言葉で言うだけなら簡単で当たり前のことなんだけども、実際にできるようなになるならば、それはとても役立つし、大切な力なのだ。

褒める・叱る・励ます・謝る

もちろん1分で物事を伝える力は、仕事だけじゃなく私生活でも役立つ。コミュニケーションの存在しない場なんてないからね。

1分で手短に人を褒めたり励ませるならば、それは大きな信頼になるだろう。人を叱るのも難しいものだけど、1分で的確に叱れればモラハラの防止にもなるだろう。どうしても感情的になってしまいそうな場こそ、1分で伝える技術は必要なのかもしれない。

人に謝るときも、クドクドと長い話をしても、誰もいい思いをしない。やっぱりここでも的確な謝罪は大切だろう。

とうことで、コミュニケーション全般で「1分で伝える技術」は大切なのだ。

サッパリしてる方が濃密かも

わたし自身、人とのやりとりはなるべく端的な方がいいと思っている。ベタベタと長話をすれば親密になれるかと言えば、そうとは限らない。

それよりも、用件をパパっと伝えて、残りの時間はそれぞれの課題に思いっきり取り組んだ方が、お互いに良い時間を過ごせる。もちろん、人と一緒に過ごす時間だって、目の前のことに全力で集中した方が有意義だ。それはもちろん遊びも同じで、思いっきりのめり込んで遊んじゃった方が楽しいじゃない。

ということで、「1分で大切なことを伝える技術」はどんなシーンでも、誰との間でも役立つし、必要な力だと思う。

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夢枕獏『陰陽師』

わたしが大好きすぎるシリーズが夢枕獏さんの『陰陽師』だ。最近定期的に新館も出ていて嬉しい限りである。久々に第一作目を読み返してみて、最近の巻とは雰囲気がかなり違っているんだなぁと再発見をした。

「陰陽師」シリーズの嬉しさは、いつも安倍晴明の屋敷の縁側で、晴明と源博雅がゆるゆると酒を飲んでいる。それだけで嬉しいのだ。そしていつもと同じように、困った妖の類の持ち込まれ、晴明と博雅が出かけてゆく。それだけのまんねりの物語だ。そうやって、二人がいつもと同じように、同じことを繰り返しているのがただ嬉しいのである。

と思っていたけれど、第一作目は、物語の世界観も丁寧に描写されていて、また登場人物たちも立体的に描き出されている。博雅のいい漢っぷりとかね。

平安時代は闇の時代であったとし、闇の中に人間も鬼も潜んでいたと書かれているが、その闇とは不思議とただただ恐ろしいだけのものではない。

ということで、ちょっくら過去作を順番に読み返してみたい。

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『正直、服はめんどくさいけれどおしゃれに見せたい』|not無難のテッパンコーデ

「花より団子」と言いますが、わたしの場合は花より虫やカエルを追っかける娘時代を過ごしたもので、おしゃれには縁のない人生を送ってきた。それが30代に差し掛かり「こりゃいかん」とおしゃれに関する本を読みかじるようになった。最近なんて、ファッション誌を読んでから服を買いに行くもんね。

だけど、生粋のおしゃれっ子なわけじゃないから、いついつでもおしゃれに頑張っていられるわけじゃない。面倒くさいときは面倒くさいんじゃい! というワガママな要求に応えてくれる本を発見した。『正直、服はめんどくさいけれどおしゃれに見せたい』は、手は抜きたいけどマンネリにはなりたくないワガママなおしゃれをサポートする。

シンプルがいいけど、無難はいやだ

『正直、服はめんどくさいけれどおしゃれに見せたい』では、忙しくてお金がなくてもおしゃれがしたい。シンプルで派手じゃない服で着回しもしやすい服がいい。だけど、無難にもならないおしゃれがいい。そんなワガママに答えるおしゃれを提案する。

本書はイラストとマンガ多めに交えながらだから誰でも読みやすいし、ビジュアルで一目でわかるからうれしい。

プチプラでも胸を張れるおしゃれ

おしゃれって、突き詰めれば奥の深すぎる方面の話なんだろうけど、フツーに楽しみたい程度の我々にとってはそこまで労力もお金も使っていられない。「程々に楽しみたい」のが本音じゃなかろうか。

本書はしかもプチプラコーデが基本なのも嬉しい。とっておきのアイテムも持っておきたいけど、毎月毎月お給料の何割も突っ込み続けるほど情熱があるわけでもない。

ただ、人前に出ても恥ずかしくない格好でかつ、自分にちょっと自信が持てる服装でいられたらいいな。そんな願いをかなえるのに、よいガイドラインになるだろう。

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