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『世界で通用する人がいつもやっていること』|能ある鷹になる

中野信子『世界で通用する人がいつもやっていること』イラスト

こんにちは。東大卒で脳科学者の中野信子さんの本が面白くてまた手伸ばしてみました。中野先生はMENSAの会員でもあるそうで、まさに才女。美人でチャーミングで、憧れまっす( *´艸`) ちなみにMENSAとは「人口上位2%の知能指数 (IQ) を有する者の交流を主たる目的とした非営利団体」by Wikipedia だそうです。

十分に中野先生もすごい人ですが、すごい人が世界のすごい人の特徴を紹介するのが本書です。

すごいすごいといっても、すごい人と普通の人の差って少しで、少しの違いがこんなに成果の差になるのか~と圧巻。あと、我々凡人も、少し変わるだけでも、大きな変化があるのかもと、励まされもしました。

すごい人のすごいトコロ

本書『世界で通用する人がいつもやっていること』の冒頭は、世界のすごい人の特徴が紹介されます。ザックリ見出しをまとめると、

  • 空気は読まない
  • 勝ちを譲る
  • 決まった儀式を行う
  • ニコニコしながら主張する
  • あきらめない
  • 自分の得と相手の得を考える
  • 聞き上手
  • 欠点を受け止める
  • 仕事が楽しそう
  • 嫌いな仕事は他人に振る
  • 褒め上手

最初の「空気を読まない」という言葉を聞くと、協調性を欠いて他人に迷惑をかけることだと思うなら、それは間違いです。周りの雰囲気に流されずに、自分の考えをキッパリと伝えることで、評価を得ている人の話です。苦手なこと、したくないことに時間を使わず、自分のやるべきことに集中します。「嫌いな仕事は他人に振る」も同じですね。イヤない仕事を押し付けるという意味ではなく、自分で苦手を認識して、周りの人に助けてもらいながら仕事をしているのです。

「勝ちを譲る」は、まさに「能ある鷹は爪を隠す」状態のことです。有能な人は、幼い頃から「すごい」「かしこい」と言われ慣れている人が多いから、今さら褒められたいと望んでいない。むしろ、自分の能力を他人に披露しないんだそうです。

また、私利私欲に走らず、かといって捨て身の献身をするわけでもなく、「自分の得と相手の得を考える」、すなわち「ウィンウィン」ってヤツですね。それを実際に話をまとめていくのは、まさに優秀な人ですな。

生まれながらに「すごい」人はいない

「すごい人、優秀な人は、そもそもわたしたちとは違うじゃん」と、イジけながら読み進めていると、きちんとエクスキューズなされていました。

彼らは、「もともとすごい人」ではなかったのです。いい人材を集め、いい友人を惹きつけるために、人の何倍も、何十倍も、心を砕いています。いい人材にとって魅力的な自分であるための努力を、決して怠らないのです。

p.75

生まれながらに有能なわけではなくて、そうなるよう努力をしている……。身につまされます。事実、我々は社会で人と関わって生きていますから、横暴で迷惑な人は、つまはじきにされてしまいます。有能な人ほど、他者との関わりを大切にし、人の心を動かすために苦心しているんですね……。

夢をつかむ!

すごい人は、流れ星を見たらすぐに願いごとができる! どういうことかというと、自分の目標を片時も忘れず、いつも考えているからです。みなさんも、偶然チャンスが舞い込んできたのに、準備が整っていなくて先送りにしちゃったことありませんか。「幸運の女神は後ろ髪がない」なんて言うように、その場で手を伸ばさないと、一瞬でも遅れるともう手が届きません。

だから、いつかやってくる「その時」のための備えこそが大事です。

備えは、栄養管理や、身だしなみまで至ります。「いつでも大丈夫」な状態を作るのですね。

中野信子『世界で通用する人がいつもやっていること』イラスト

すごい人は、すごくなれる環境を作る

自分の非力さ、無能さに軽くめまいがしてしまいそうですが、世界に通用する人は、自分の能力上げるための「環境づくり」に力を入れているようですね。例えば、テスト前のルーチンとか、規則正しい生活とかがその類。

「集中しないと」「勉強しないと」と思い詰めず、「勝手に集中してしまう~」「自動的に勉強モードになる~」という環境を整えるのです。遊び道具やテレビや音楽の流れる机で勉強は難しいので、ガッと集中するしかないスペースを設けましょう。

また、とてもじゃないけど不可能な目標を立てても、そんなの取り組む気になりません。それよりも、身近で今から始める目標を設定し続けましょう。

んで、よく寝る。

脳科学者の中野信子先生ですから、脳の機能として睡眠の重要性と、勉強して寝ると記憶に定着しやすいことが紹介されています。くれぐれも一夜漬けはやめましょう。

「やらないこと」リスト

あさよる的に、今日から実践ようと思ったのは「やらないことリスト」を作るという話です。「やることリスト」を作ってる人は多いでしょうが、時間切れになってしまうこともありますよね。TODOも大事ですが、時間管理には「今日はやらないこと」を明示しておくと、余計な時間が取られなくて済むというワケ。やることに集中するためには、なるべくやることは少なく減らしていく方がいい。そのための「やらないことリスト」。

あと、自分のやったことを記録に残しておくこと。これは、自分の努力を記録することであり、客観的に自分を見るための道具にもなります。そう、世界に通用するすごい人って、自分の長所も短所も客観視できるのです。

「謙虚」というのはすごい人が謙遜するから「謙虚」なのであって、あさよるのような人間が「いやいや……///」「大したことないです」と言っても、それは事実を述べているに過ぎないのだった。

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『GRIT やり抜く力』|失敗して挫けても、必ず立ち直る

こんにちは。もうすぐこのブログをはじめて2年になる あさよるです。平日は毎日更新していますが、こんなに長く続くとは思っていませんでした。

最初の頃は結構必死で更新していましたが、最近は習慣になりつつあって、毎日お風呂に入るような感じでブログを書けるようになりました。なんでも続けてると変化があるのかなぁなんて思いました。

さて『GRIT やり抜く力』です。本書は書店でもよく見かけましたし、ランキング上位みたいなので興味がわきました。表紙の赤い部分は特殊インクでキラッと光沢しています。

持って生まれた才能・センスより、「やりぬく力」

本書の主張はシンプルです。「やり抜く力」は大切!以上!w

優秀な人や、才能があるはずの人も、やり抜かねば意味がない。優秀なはずの人がどんどん脱落してゆき、最後まで残った人たちが、その分野を極めてゆくことになります。

失敗もあるよ。挫折もするよ。だけど、挫けても諦めず、再び立ち上がる。

そのたびに、同じことを繰り返すのではなく「改善」をし続ける。昨日より今日の方が、今日より明日の方が少しでも良くなっているように努める。そんな単純なことの積み重ね。

口では、夢や志望を語る人はたくさんいます。だけど、大事なのは何かを完成させることです。小説家志望の人は、最初はどんなに下手でも、最後まで完成させて出してくる人は、いずれプロになるそうです。しかし……志望だと言いながら、小説を完成させない人は……。他の分野でも同じような話ありますよね。

「努力」より「才能」をすごいと思ってしまう

本書の中では、気になる実験結果がありました。

同じピアニストが一つの曲を演奏します。その一曲の一部分を2箇所被験者に聞かせ、片方は努力によってピアニストになった人物であること、もう片方の演奏は幼いころから才能が認められた人物が演奏したと紹介し、両方の演奏の印象を聞きます。すると、努力の方の演奏より、才能がある人の演奏の方が評価が高いのです。

また、努力家タイプと天才タイプの起業家のプロフィールを聞かせ、それぞれのプレゼンテーションの音源を聞かせます。

やはり天才型、つまり「生まれつき才能のある人」のほうが、起業家として成功する確率が高いと評価され、事業計画の内容についても高い評価を獲得した。(中略)「努力家タイプ」と「天才タイプ」の2名の起業家のうち、どちらを支援したいかとたずねた場合、参加者は「天才タイプ」を選ぶ確率が高いことがわかった。「努力家タイプ」と「天才タイプ」でそのような差が生じなくなるのは、「努力家タイプ」の起業家のほうが、起業してからの年数が4年長く、さらに開業資金が4万ドル多い、という好条件が重なった場合のみだった。

p.45

努力型の人は、才能タイプの人と同じ信用を得るには、4年と4万ドル必要ということすな(-_-;)

これだけ、我々は「努力家」と「天才」の間に差を感じているのです。もちろん思い込みです。しかし、この思い込みは厄介で、努力してやり抜くことへの自己評価も低いということ。才能によって夢がかなうことに憧れて、努力を怠るのです。

また「あの人天才だから」「才能があるからすごい」という、一見ほめ言葉に聞こえることも、実は自分への言い訳だったりします。すなわち優秀な人を、“才能がある=特別だからできる”としちゃえば、「自分は才能がないからできなくて当然」と、自分を正当化できます。実際には、優秀な人たちだって地道な努力の積み重ねだろうに。

努力より才能の方がすごいと評価することで、自分自身の「やり抜く力」を削いでいるのかもしれません……。

褒めない、叱らない

子どもたちへの教育についても触れられています。

失敗しても、叱らない。これは、失敗するたび嫌な思いをすると、無気力になります。何もしなければ失敗しませんから、叱られることもなくなるのです。

反対に、「褒める教育」が語られることもありますが、教育の場では褒めるのもよくないそうです。これは『嫌われる勇気』とその続編の『幸せになる勇気』でも語られていました。

頑張りを褒めると、人から「褒められる」ことが報酬になってしまいます。報酬が欲しいから努力をし始めると、次は報酬がないと努力できなくなってしまうのです。また、『幸せになる勇気』では、「褒める」という行為の〈上から目線感〉があるとも指摘されており、「他人から褒められたい」って願望って、結構泥沼になる感情なのかもなぁと思いました。

『嫌われる勇気』|やらないための“言い訳”を作ってた…だと?

『幸せになる勇気』|平凡で「その他大勢」である自分の価値

著者・アンジェラ・ダックワースさんのご家庭では4つのルールがあるそうです。

  1. 家族全員ひとつはハードなことに挑戦しなければならない
  2. やめてもよい(※条件アリ)
  3. 「ハードなこと」は自分で選ぶ
  4. 新しいことでも、いまやっていることでもかまわないが、最低でもひとつのことを2年間は続けなければならない

ハードなことってどんなことでもよくって、「ヨガをやる」とか「ピアノ練習」とかでOK。ただ、ちょっとだけ負荷がかかるような練習するってイメージかな?

「小さなチャレンジを毎日し続ける」っていいよね。そして、それが長期間続いたとき、大きな力になるだろうとワクワクします。

目の前のことを、きちんとやろう

あさよるが毎日少しだけチャレンジしていることを思い返してみました。

  • ブログを書くこと
  • 月平均1日1冊以上の本を読むこと
  • 毎日、体組成計で体重や体脂肪率を測る、毎日体温を測る
  • 小まめに前屈と背中をそらす
  • 背筋を伸ばす
  • ホワイトニング効果のある歯みがき粉で歯を磨く(お茶をよく飲むから)

これくらいかな?ものすごく大したことじゃないんですが、あさよるは結構ダメな人で、歯磨きやお風呂に入ることも、未だ習慣化されていなくて大変なのですよね(;´∀`)

毎日頑張るのも、マジメだからではなくて、すぐに忘れてしまうから必死で毎日やっている感じです。最近、体調優れず読書してない期間があったんですが、すっかり本の読み方を忘れてしまって、逆に笑えるw

生きるって大変ね~。

今回『GRIT やり抜く力』を読んで、あさよるはかなり励まされました。そう、才能がなくても、センスがなくても、ついてなくても、「やり抜く力」は自分の意志で実行できる。

「やり抜く力」は持っていても損はありません。それに、今日、今の瞬間からできることです(あさよるの場合、〈背筋を伸ばす〉は今できる目標です)。

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