『たねがとぶ』|雑草って!野の草って!ロマンなのよ!

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当ブログで絵本を紹介するのは初めてかも?あさよる自身、大人になってから絵本を読む習慣は少ないのですが、Amazonランキングで『たねがとぶ』がランクインしていて、めっちゃ気になって入手いたしました。

だって、タイトルからして気になるし、表紙のイラストもすばらしい!

作者の甲斐伸枝さんは、植物の絵本をたくさん描いておられるようですね。それも、日本のどこにでもある野の草が扱われているんです。

あさよるは幼少時代、日々お散歩に繰り出し続けました。その時、小脇に抱えるのは植物図鑑。田んぼ道を歩きながら、端から知らない植物を図鑑で探して回るのです。……何が楽しかったのか覚えておりませんが、雑草って!野の草って!ロマンなのよ!

丁寧で色鮮やかな水彩がステキ!

『たねがとぶ』は、ほんとに道端や電車道に生えている、どこにでもある植物づくし!いわゆる「雑草」というヤツですよ。

魅力的な表紙のイラストが、延々とページをめくっても続きます。

あざみ、たんぽぽ。すいば、おおばこ、すみれ、しろつめくさ。名前を知らなくても大丈夫。見れば絶対に知っている植物ばかり。いわばオールスターズですな。

イラストも、水彩で特徴をとらえて、色鮮やかに描かれています。図鑑みたいな精密なものではなく、ササッと程よく力が抜けた感じが生ますぎる。きちんと、情報の取捨選択がなされていて、図鑑ではなくあくまで〈絵本〉として成立させているのもすごい!

あさよるもこれくらい絵が描けるようになりたい。

時間の移ろいを、感じる

ページをめくり、視線を動かすことで、どんどん時間が流れていく構成も、子ども向けの絵本でありながら、ドラマチックに物語が展開される作りがすごい!もちろん、絵本ですから文章は最小限ですよ。

花が咲いて実がなって。道端の花も、空き地の花も、畠の花も。

そして、種の構造や形をズラッと並べて見せるページは、これは大人でもワクワクしちゃうでしょう~。『しろくまちゃんのほっとけーき』の、見開きでホットケーキが焼けていく様子が並んでるみたいなさー。

そして、これまで見てきた種をつけた植物たちは、やがて旅に出る。風に吹かれてゆくもの。はじけて飛んでゆくもの、こぼれて、虫に運ばれるもの。

手触り、肌触り

もちろん本を読んでも視覚情報しかないのですが、まるで手触り肌触りまで感じるようだし、葉っぱの緑のにおい、土のにおい、水くさい香りまで思い出します。

で、ちゃんと種を触った手触りを、擬音を使って触れられているのも、これはあさよるの中の子ども心をくすぐりまくりですよ。

おさえてごらん。
ぱち ぱち ぱち。

さわってごらん。
ぴょん ぴょん ぴょん

おしてごらん。
ぴん ぴん ぴん

はずしてごらん。
ぽん ぽん ぽん

p.24

てな感じで。絵がないとこの心地良さが伝わりませんが、手の感覚とその様子をあらわす擬音が結び付いているのが、小気味いい。片栗粉をキュッキュッってするような。

絵本も、今読んでも楽しいね

絵本ってページも少ないし文字も少ないけど、想像以上に情報は詰まっているんですね。

あさよるは他にも、作者・甲斐信枝さんの『雑草のくらし』も読みました。こちらも良書。

この赤い植物はよく見かけますが、名前を知らなかった。「すいば」というそう。

ワックワクですな。絵本、たまに読んでみるとイイネ。

たねがとぶ

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