渡辺誠

飯テロ注意!|『小林カツ代の「おいしい大阪」』

こんにちは。飯テロにはすぐに屈する あさよるです。あさよるの前でウマいものの話はすなー! 『小林カツ代の「おいしい大阪」』は、タイトルだけでもう飯テロ成功してるんじゃないかと、こう思うわけですな。読まざるをえない。生唾を飲み込んでばかりでは我慢ならず、ミックスジュースを作るしかないのであった。

大阪の、ふつうの、おいしい話

本書は小林カツ代さんのおいしい談義。一応レシピも載ってはいますが、ガーナチョコの箱に書いてあるチョコ菓子のレシピくらい短いやつです。それに、大体は料理名を聞いて「あれね」とイメージできるものがほとんどだし、たぶん自力で作れるものが多い、と思う、のは、あさよるが大阪の人だからだろうかw

最初に登場するのはビーフカツサンド、そしてホットケーキ。しかも、「アメリカンの」ビーフカツサンドとホットケーキ。アメリカンとは、大阪は難波にある喫茶店で〈大阪の喫茶店文化〉の代表といっても異論がないお店です。そう、大阪って喫茶店の街で、まちのいたる所に小ぢんまりとした喫茶店がひしめき合っています。あくまでも「喫茶店」であって「カフェ」ではないのです。んで、この喫茶店のメニューがたまらんのですわ。あさよるも喫茶店の「おいしいんかどうなのかわからん」けれども「なんかむっちゃ特別な感じがする」喫茶メニューが大好きです。

3番目にはミックスジュースが紹介されています。ミックスジュースは あさよるもお家でよく作ります。喫茶店でも、コーヒーの気分じゃなかったらミックスジュース注文するなぁ~。ああ、飲みたいなぁ~。

こんな感じで、肉うどん、にゅうめん、オムレツ、ハヤシライス、しゅうまいなどなどと、「普通の」「ありきたりな」メニューが次々と紹介されるのですが、その、平凡なメニューだからこそ、舌が味を覚えていて読んでいるだけで反芻してしまうような……。また、小林カツ代さんのね、「おいしい」ただ「おいしい」を表現する文章がたまらんのです。

昔の、食卓の風景が楽しい

本書では小林カツ代さんの幼い頃の回想も数々ととび出します。思い出の中の「おいしい記憶」、誰だって一つや二つあるでしょう。どうしてこうして「おいしい記憶」ってこんなにも美味しそうなのだろうか!

戦後、町にはまだ女中さんや丁稚さんがいて、御寮(ごりょん)さんが食事の用意をする。お祭りの出店で、大衆食堂で、市場で、「おいしい」ものを食べる。それはただのゆで卵だったりするんです。あるいは、お母さんが漬けた浅漬け。すごく普通の、よそ行きじゃない食べもの。それがむちゃくちゃおいしい!

あ~!

「焼きそばに生卵をつけて食べる」という話があったので、母に訪ねてみると、「そんなんしたことない、けど……」とチキンラーメンでペペロンチーノを作って食べる話を聞いて、とてもやってみたい。無論、「スパゲティー茹でてペペロンチーノ作ったらええんちゃうか」という話は脇へ置いておいて。

関連本

『実践 料理のへそ!』/小林カツ代

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テーブルマナーやテーブルコーディネートのイメージをコピックマーカーで描いたイラスト

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私はくいしんぼうで、いつも食事が楽しみです。
美味しいものを前にすると、満腹でも「別腹」でペロリと平らげてしまいます。
それ故、いつでも体重計と睨めっこをし続ける日々なのですが……。

しかし恥ずかしながら「テーブルマナー」というものを勉強をしないまま現在に至ってしまいました。
周りの人を不快にさせないよう気をつけているつもりですが、知らず知らずの内にマナー違反をしてしまっているのかもしれません。

ただ、いつも「とっても美味しそうにご飯を食べるね」と言ってもらえるのが嬉しいです。

ある日突然、菊の紋章入りの招待状が届いたら?

本書では、庶民の我々に宮中晩餐会の招待状が届いたその時から起こるであろう。戸惑いや決断を順を追って紹介されています。
軽やかで、時にはシニカルな語り口が面白かったです。

自分が宮中晩餐会に招待されるなんてフィクションでしかあり得ないのでしょうが、衣装選びから車の手配まで、想像もつかないことだらけでした。
どんな服装が相応しいのかすら知りませんでした。

「美味しく食べるため」にもマナーは必要?

宮中晩餐会は極端ですが、とっておきの食事のときは、ぜひとも五感をフルに使って味わいつくしたいものです。
そんな日がいつ来るのか分かりませんが、その日のために「恥ずかしくない程度」「人に迷惑をかけない程度」のマナーは事前に習得しておくべきなのでしょうね。

備えあれば憂いなし!
美味しい料理を美味しく頂く。
その日のために、常にマナーの確認や、コンディションを整えておきたいものです。

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