
こんにちは。ブログやニュースを読んでいると「次の記事へ」と「前の記事へ」に毎度悩む あさよるです。
どっちが古い記事で、どっちが新しい記事なのかわからないんですよね……。
かくいう当あさよるネットも、我ながら見難いなぁと思いつつ、良い改善法にたどり着けず、半ば放置状態でありますm(__)m
「分かりやすい」「見やすい」というのは、とても大事です。せかっく大事なことを話していても、人に伝わらないと意味がない。
その内容が、人の命に関わることも多々あります。
非常口の案内とか、消火器の置き場所とか、みんなが知っていないといけません。備品として、混ぜるな危険の洗剤や、薬剤、薬品だって、各家庭・会社で常備しています。
「自分は知っている」常識だって、全員が同じ知識を持っているわけではないこと、忘れちゃいけないんです。
「自分はわかる」と「みんながわかる」
自分にとっては自明の事実であっても、すべての人も同じとは限りません。
よく、さっぱり意味のわからない説明文や、不案内な案内板、何度読んでも趣旨が分からないお知らせなどなど、世の中にはヽ(`Д´)ノワーッとなる瞬間がありますw
ローカルな話になってしまいますが、あさよるの住んでいる大阪の街をウロついていると、地下鉄や地下街の矢印に惑わされますw
- あさよるの場合:肥後橋線なんば駅から南海なんば駅を目指すと、毎度「え、ここ、どこ!?」と怯んでしまう出口に排出される。土地勘なかったらヤバイw
街中の案内には、改善点アリなものにたくさん出会います。公共性の高いもので、多くの人が目にします。しかも、勝手知ったる地元民ではなく、常に土地勘のない人が利用するものです。「初見で分かる」ことが大切です。
避難口を示す間取り図や、緊急時の案内など、絶対全員が理解しないといけません。「ここ、どこ!?」ではいけません。
そんなBad Designばかり集めたサイトもあります。ネタとしても楽しめるので、ぜひご一読をw
専門に勉強してきた人には、初歩的!?
日頃から「分かりやすい表現」を意識している方にとっては、本書『「分かりやすい表現」の技術』に書かれる内容は周知の事実かも?
あさよる自身も、デザイン系の学校で学び、その方面お仕事をしていたので、常に意識してきたことばかりです。
しかし「分かりやすい表現」って、なにも専門職に就いている人だけのものではありません。
先に挙げたように、どんな人でも書類は作成するでしょうし、職場や家庭内でも、見取り図を作ったり、作業工程を箇条書きにすることもあります。
家庭内ですら、テレビのリモコンの位置だったり、掃除道具がどこに設置されているのか?家族間で認識しあってなければなりません。
本書『「分かりやすい表現」の技術』は、すでにプレゼンやデザインのために「分かりやすい表現」を学んでこられた方には初歩的に感じるでしょう。
一方で、これから「分かりやすい表現」に触れようとしている人にとっては、新しい発見があるでしょう。
あとですね、知らないうちに「分かりやすい表現」を心がけていた人もいるはずです。自身がやってきたことの“意味”を知るのも、面白いんじゃないかと思います。
「分かりやすい表現」のチェックシート
『「分かりやすい表現」の技術』の巻末には、分かりやすい表現のチェックシートが掲載されています。
- おもてなしの心を持て。
- 「受け手」のプロフィールを設定せよ。
- 「受け手」の熱意を見極めよ。
- 大前提の説明を忘れるな。
- まず全体地図を与え、その後、適宜、現在地を確認させよ。
- 複数解釈を許すな。
- 情報のサイズ制約を守れ。
- 欲張るな。場合によっては詳細を捨てよ。
- 具体的な情報を示せ。
- 情報にも優先順位をつけよ。
- 情報を共通項でくくれ。
- 項目の相互関係を明示せよ。
- 視覚特性(見やすさ)を重視せよ。
- 自然発送に逆らうな。
- 情報の受信順序を明示せよ。
- 翻訳はことばではなく意味を訳せ。
14ものチェックシートには、それぞれ10くらいのチェック項目があります。さすがに多すぎる気もしないでもありませんがw、これくらい注意をはらいたいのも事実です。
安全に関わることや、ときに人の命に関わることも多々あります。
メール一通とっても、要件が分かりやすいメールもあれば、最後までなんだかよく分からないメールもあります。
値段のよくわからないプライスカードは、購入意欲が低下します。チラシにある地図の通りに歩いても、目的地に到着しなかったら腹が立ちます。
結構、我々、「わかりにくい表現」にイラッとしていること、多いものです。
ちょっとだけ「表現」を改善するだけでも、サービスや生活の質の向上が望めるでしょう。
自分よがりな表現、やってない?
先に書いたように、「分かり“にくい”表現」にイラッとする瞬間って多々あります。
一方で、「分かりやすい表現」はスルーしてしまいます。だって、分かりやすいと引っかかりなく、スムーズに事が運ぶんですから、気にならない。
意識して「分かりやすい表現」を探すと、身の回りにもたくさん素晴らしいデザイン、分かりやすい表現が満ちています。しかし、意識しないと素通りしてしまいます。
本書『「分かりやすい表現」の技術』を通じて、「分かりやすい表現」に着目することで、身の回りの「表現」への眼差しも変わってきます。
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