
こんにちは。冷え性になった あさよるです。
昔「女性は冷え性だから」なんて文言を聞いては、自分には無関係だと思ってたのですが……齢三十を越えまして、順調に冷え性になってしまいました。
女性の独特のトラブルや、体質ってありますよね。
本書『血流がすべて解決する』では、女性が持っている体質に関する一つの考えが示されていました。
漢方からのアプローチ
本書『血流がすべて解決する』の著者・堀江昭佳さんは、漢方薬剤師です。
出雲大社の参道にある漢方薬店を継ぎ、漢方や薬膳、心理学や風水などを用いて、クライアントの課題に取り組みます。
中でも、不妊に悩む女性を、漢方的アプローチでサポートされていて、本書『血流がすべて解決する』でも、婦人科系のトラブルに多くページが割かれていました。
現在の日本の「医療」と言えば保険治療で、対症療法です。それで上手くいけばいいですが、根本的解決がなされないまま、問題を抱え続けている人もたくさんいます。
生活習慣だったり、体質改善を怠ったり、思い込みや固定観念がネックになっていることもあるでしょう。「漢方」は、根本問題に切り込むきっかけになりうるのかな?と思いました。
健康な人なら、実行済み?
『血流がすべて解決する』では、タイトルの通り「血流」を改善することと、そして健康的な生活が大事だと説かれます。
健康志向が強く、健康状態を意識的にキープしている方なら、すでに知っている、やっている事柄かもしれません。
一方で、不健康な生活をしている人。そして、婦人科系のトラブルを抱えている方は、一読しても損はないなと思いました。
特に「生理痛はないのが正常です」という言葉……。生理や生理前後が重い人で、それが当然だと思っている方は、体質の改善に取り組んでみるべきだなぁと思いました。
……もちろん、あさよるのことです(;´`)
気虚・血虚・気滞 瘀血
『血流がすべて解決する』では、漢方の考え方が満載です。
「気虚(ききょ)」「血虚(けっきょ)」「気滞(きたい) 瘀血(おけつ)」という言葉が登場します。これらは漢方の基本的な考えだそうです。
気虚体質→血が作れない
血虚体質→血が足りない
気滞 瘀血体質→血が流れない
これらは、病気ではありませんが、病気の一歩手前の状態。病気じゃないけど健康でもない。「不健康」ってことなのかな?
血が作れない、足りない、流れない。このうちのどれか、あるいは複数の問題を抱えている人がたくさんいます。
血は体中を駆け巡り、酸素や栄養を運んでいるものですから、そもそも血が足りないのでは大変です。
女性のトラブル。よかれとやってたことも……
健康のためにマクロビダイエットや、野菜たっぷりの食事が、かえって血が足りない原因になっていることも多いそうです。
また、堀江昭佳さんの元には不妊に悩む女性もたくさん訪れます。婦人科系のトラブルは、血流のトラブルから起こっていることが多いらしいのですが……。
血流を良い状態に戻すのはもちろんです。しかし、「みんながそうだから」「そういうものだから」と思い込みが自分を苦しめていることもある。そう触れられていることも、真摯な感じがしました。
病気になる前に、健康状態を改善させるための手段。漢方ってこういう風に使うんだなぁと思いました。
漢方の考え方は知らないことばかりなので、用語も理解しきれていない部分もあります。もっと知りたいと思います。
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