就職活動

音楽ライターになろう! 情熱と才能を活かすためのガイドブック【好きを仕事に】

自分の「好き」を言葉にして、多くの人に伝えられたら……。

きっと今よりより豊かな人生になるだろうなあなんて思います。

しかし考えてみると、今は誰もが常にインターネットに繋がっていて、SNSやブログですぐに発信できる時代。

もう準備は既にできているんですよね。

今回、好きな音楽を言葉にして伝える音楽ライターの仕事を紹介する本を読みました。

もちろん、音楽以外のライターの仕事にも通ずる話でもあります。

それに「夢を叶える」一冊としてもとても魅力的。

ぜひ一回読んでみて!

『音楽ライターになろう!』 情熱と才能を開花させる方法

今まさに夢を見ている人に読んでほしい本に出会いました。

その名も『音楽ライターになろう!』という一冊。

音楽ライター……誰もが一度は憧れたりしませんか?

好きなミュージシャンを追いかけて音楽雑誌を読んでいたあの日を思い出します。

若いあなたは、今まさに夢を見ているかもしれません。

だけど、夢を夢で終わらせるのはもったいない。

いまこの熱い気持ちを文章にして発表しちゃいましょう。

音楽ライターになるための必読書見つけちゃった!

「見つけちゃった」というのが最初の感想。

こんなに丁寧に、夢の実現のためのステップを紹介した本はないんじゃないでしょうか。

とても真摯に。

著者の妹尾みえさんも、若い頃から音楽が好きで、仲間とフリーペーパーを作りレコード屋さんに置いてもらっていたところから、ライターの人生が始まります。

最初はアマチュアなんです。

そこから始まるのです。

音楽の世界で輝くためのヒントが詰まった本!

「音楽が好き」と一口に言っても、いろんな人がいます。

演奏するのが好きな人もいれば、ライブ会場で音楽を聴くのが好きな人もいます。

情熱を「書いてしまう」あなたへ

中には、自分の思いを文章にして書きたい人もいます。

もしあなたが、情熱を文章に「書いてしまう」なら、この本を一度読んでみてください。

すべての人がプロのライターになるとは限りません。

アマチュアとして今ならネットで文章を書きまくっている人もいます。

プロ/アマどちらに進もうか悩むなら、まずは書いてみましょう。

「好き」を言葉に発信するのは、とてもクリエイティブな活動ですよ。

楽しみにしています(`・ω・´)b

  • 妹尾みえ
  • 青弓社
  • 2023/5/26

音楽ライターになろう!

目次情報

  • はじめに
  • 第1章 どうして音楽ライターになりたいの?
  • 第2章 音楽ライターの仕事って?
  • 第3章 好きな音楽だけ聴いていればいいの!?
  • 第4章 私が音楽ライターになるまで/なってから
  • 第5章 ワンランク上を目指して自分に投資しよう
  • 第6章 ライターを一生の仕事にしよう
  • おわりに

『社会人に必要な9つの力』|社会人らしさ、誰に教わった?

社会人らしくできていますか?

誰も教えてくれない「社会人」力。

齋藤孝さんの新刊、ぜひ読みたい

齋藤孝先生の著書をこれまで数冊読みました^^

どの本も面白く、楽しく最後まで読めました。そして勿論、その内容に気付かされることや、心に引っかかるものがあり、収穫のある読書でした。

『社会人に必要な9つの力』は2016年3月に発売された新刊。ぜひ読みたいなぁと手にとりました。

即戦力の“社会人”講義

本書『社会人に必要な9つの力』は、もともと齋藤孝さんが大学の講義で教えていた、学生向けの社会人講座。それを元に書籍化されたそうです。

ですから、これから社会にでる人へ向けた「社会人」になるために必要な力が紹介されています。もちろん、すでに社会人の人たちにも、知っておいてソンはない“9つの力”。

それはコミュニケーション力だったり、仕事を“勝ち取る力”だったり、実践的なものばかり。確かに、与えられるものこなすのも大事だけれども、自分から“取りに行く”力はなかなか発揮できていなかったかも……と、あさよるも思い至りました。

奇抜さナシ。地に足ついた実践的メソッド

『社会人に必要な9つの力』は、真新しい、斬新なメソッドではありません。どれも、過去に聞いたことのある話かもしれません。ですから「画期的な」「これまでにはない」新しい発想を求めている人には不向きでしょう。

三色ボールペンを使った読書法や、雑談力、コメント力など、齋藤孝さんがこれまでに提唱されていたメソッドが大集合。バラバラに散らばっていた“力”が「社会人」というキーワードに集まって、より抽象度の上がった内容です。

『社会人に必要な9つの力』から派生して、他の書籍へと読み進めてゆくのも良いでしょう^^

難しさナシ。だけど実践しなくちゃ

『社会人に必要な9つの力』。一つ一つの“力”は難しいものではありません。すでに出来ている人もいるでしょう。けれども、それらが9つ集まることで、大きな力となります。

そして、それを実践しないと意味がない!「知ってる」「わかってる」と思うだけではなく、実際に「やってみる」ことで意味をなすでしょう。

1.聞く読む力

社会人にまず必要な力として、人の話を聞くこと、本を読むこと。特に「人の話を聞く」というのは、ただ聞くのではなく「面白そうに聞く」力が重要です。

学校の先生はいわば喋りのプロですから、基本はみんなお話が上手な人たちだし、生徒が面白くない顔をしていてもプロですから話し続けます。だけど、いざ社会へ出ると「先生」の能力を持っている人ばかりではありません。

ですから「面白そうに聞く」「頷きながら聞く」力は、社会人にとって基本能力なんですね。さらに、相手に「好意を示す」ことも大事。慣れていないとサラッとできません。

「面白そうに人の話を聞く」力は、知的好奇心が旺盛ならば、案外簡単なのかもしれません。知的好奇心は読書量でほぼ決まるんだそうです。

ですから、まずは人の話を聞くこと、本を読むことが挙げられています。

2.伝える力

社会人になると必要なのは「時間の感覚」です。自分の時間が有限なのはもちろん、相手の時間だって有限です。ですから、他人の時間をムダに使ってはいけない。時間泥棒は嫌われます。

そのために必要なのは「伝える力」。

要点を短時間でまとめて伝える。持って回ったまどろっこしい言い方や、要領を得ない話を延々にすることは、相手の時間を奪っていることに気づきましょう。

3.クリエイティブ力

クリエイティブなコミュニケーションに必要なのは「コメント力」。一緒にいる意味が生まれる、生産性がある、とでも言えばいいのでしょうか。そういう間柄が望ましいですね。

自分が話すときの話力も大切ですが、リアクションの力も重要です。

4.情報収集力

情報の量と生産性は比例するんだそう。情報を集めるのに必要なのは、アンテナの感度を上げること。それには、先にも挙がった知的好奇心も大きく影響しますね。

アンテナ感度を良くすると同時に、意識の変化も大切です。自分の意識を高めるには「紙に書く」ことが推奨されています。目標を紙に書き、見える場所に貼っておく。

「え、めちゃ普通…」って思いますが、多くの人は一つやろうとすると、ほかのことを忘れてしまうものです。「紙に書く」これも基本中の基本ですね。

5.コミュニケーション能力

会議や議論の場では、自分の考えを自分の言葉で伝えられる準備が必要です。日本語のみでなく、英語でも。

自分が学んだことも仕舞い込んでしまわず、いつでも取り出せるように準備をします。

大事なのは、言いたいことを言うのではなく、どうすれば相手から言葉を引き出せるか。すなわち「何と言えば相手は気持ちよく話してくれるかなぁ」と、目的を忘れないこと。

6.交渉力

「妥協する」ことは大事です。“妥協”と言うと悪いイメージに捉える人もいるかもしれません。決して、悪いものではなく、お互いに折り合いをつけ、お互いに「納得した」と言えば、どうでしょう。

自分の利益と相手の利益を把握し、「交渉力」が試されます。

7.チーム力

会社はチームですが、全員がリーダーの自覚を持ちます。全員がリーダーだと、人任せにせず、自分の言動にも責任を持ちます。何をすればいいか、何が問題なのか、が共有されている集団です。

そのためにも、なんでも話し合える土壌作りも大切ですね。

8.修正力

報告、連絡、相談。「ほう・れん・そう」とよく言いますが、ここでは「テン・修・確」が推奨されています。テンションが高い、修正力、そして確認。

テンションは……テンションの低い新人って嫌なもんです。テンションの高さって、結構人間関係にも影響があるんですね。修正力はその名のとおり、間違いはすぐに認めて修正できる力です。そして、確認力。確認したことを記録として残しておくことも大事です。

9.メンタル力

最後はメンタル。

『社会人に必要な9つの力』では「勝負感覚」とも紹介されています。

「知りません」「できません」と言わず、「これならわかります」「こうすればできます」と言えることが大事です。あくまで大事なのは、何かしらのアイデアが「思いつく」ことです。

そして「覚悟」。そして「勝つことに慣れる」。

眼から鱗の“社会人”力、あるかも

『社会人に必要な9つの力』で紹介される「力」を、あさよるなりにザックリまとめてみました。

ご覧のように、一つ一つの力は真新しいものではありません。一般的によく言われていることもあれば、齋藤孝さんが以前から提唱されていることもあります。

しかし、「社会人」というテーマを掲げることで、これまでバラバラに語られていた事柄が、一つのテーマとして集まると、目からウロコな部分もあるやも!?(あさよるは大いにありました)

社会人に必要な力って、これまで誰かに教わりましたか? もし、独自に手探りしているのであれば、ちょろっとこういう本を読んでみるの、オススメです。

もちろん、齋藤孝さんの著書ですから、スラスラと読みやすいのも嬉しいです。

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『働く女性のための色とスタイル教室 幸せを呼ぶ外見のつくり方』

自分の“似合う”を知ってる?

大人のおしゃれの第一歩に!

ビジネスファッションルールと、パーソナルカラー

以前、働く女性の服装を指南する『ビジネスファッションルール』を読み、自分の服装を見直すようになりました。

と言っても、なにをどうすればいいのか具体的にワカラナイのが現状です。特にあさよるは、長くおしゃれに興味がなかったので、おしゃれ初心者です……(;´д`)トホホ

まずは基本から押さえようと、『働く女性のための色とスタイル教室』を手に取りました。

似合わない服で自分の評価、下げてない?

自分に似合う色、似合わない色があるって、なんとなく気づいている人は多いはず。

「ブルーベース」「イエローベース」なんて言葉も、今ではメジャーになりつつありますね。

だけど、「ブルーベースなのに、似合わない青がある」とか「イエローベースなのに、青が似合う」とか、ふしぎなこともありますね。

「なんで?」「そもそも似合う色って何?」って気になる人、そして、「私の似合う色はどれ?」と知りたい人にも、『働く女性のための色とスタイル教室』がおすすめデス(^^)

パーソナルカラーを見つける

『働く女性のための色とスタイル教室』には、巻末にパーソナルカラーを診断するための付録がついています。

「パーソナルカラー」とは、色を大きく4つのグループに分け、4つの中から“似合う色のグループ”を見つけます。肌の色や髪の色、瞳の色などの兼ね合いで、人によって「似合う」が違うんです。

4つのパーソナルカラーには、春夏秋冬と、季節の名前が割り振られています。

この春夏秋冬、どのカラーが似合うかを知っておくと、お洋服選びやコスメ選び、ヘアカラーを決めるときにも役立ちます。

カラーカードを顔に当てて、調べちゃう!

自分はどの季節のカラーが似合うの?って気になっちゃいますよね。

『働く女性のための色とスタイル教室』では、カラーカードを実際に顔に当てながら、質問に答えてゆくと、自分のパーソナルカラーがわかります。

これ、ネット上でもパーソナルカラー診断はできるのですが、自分の肌や髪の色を客観的に判断するのって、悩むし、難しいんですよね……。

実際にカラーカードを手に取って、顔に当ててみて、判断できるのがすごくいいなぁと思います。

(´∀`)bグッ!

自分に似合う“スタイルを知る”

さらに、似合う”スタイル”も知ることで、洋服が今まで以上に着こなせるように!

骨太系の人、きゃしゃな人、ストレートなフォルムの人、丸みのあるフォルムの人、いろんな人がいますよね。体格によって「似合う」が違う。言われてみればその通りです。

が、その視点、案外持ってなかったかも……(;’∀’)

ファッション、メイク、髪で、「顔色」が決まる!

似合う、似合わないって「顔色」なんだなぁというのも、納得。

というのも、自分の似合うカラーを身に着けていると、顔色がパッとよく見える。逆に、似合わないカラーの服を着ていると、顔がくすんで見えたり、顔の“アラ”が目立ってしまう気が…。

そういうのって、気のせいじゃなくって、こうやって系統立てて説明されていたんですね。

「パーソナルカラー診断」「骨格診断」を勉強した人には不満?

パーソナルカラーや、体系をタイプ分けする「骨格診断」をすでに勉強された方には本書『働く女性のための色とスタイル教室』は物足りない内容かも。

あくまで「初心者向け」の内容ですね。

「パーソナルカラー」ってなに?「骨格診断」ってどんなもの??と、これから知りたい人には、とても分かりやすいないようです。オールカラーページで、イラストもたっぷりですからね。

あと、これはどうしようもないことですが、自分でパーソナルカラー診断をしても、それが正しいのかどうかは、わかりませんよね。結局は、プロの人に診断してもらう機会を設けるべきだと思います……。

ですから、この本で、あらかじめ「パーソナルカラーってなんだろう」を予習して、知っておくための位置づけが最適なのかなぁと思います。

ココナラでパーソナルカラーを診断してもらった話

プロにパーソナルカラーを診断してもらうには……お住まいの地域で、ネット検索するのが一番でしょう(アタリマエ……)。

が、ネットサービスでも疑似的にパーソナルカラー診断してもらえます。

あさよるは、ココナラ でパーソナルカラー診断をしてもらいました。(正確には、メイクの相談をすると、メイクアップアーティストさんがパーソナルカラーを調べてくれました)。

ココナラ は500円~で、情報や知識を売買できるサイトです。あさよるの場合、顔写真を送ってパーソナルカラーを診断してもらいました。

ファッション・おしゃれ入門書として

ファッション、おしゃれって、プライベートもビジネスシーンでも、ついて回るものです。

と言いますか、「服を着る」という行為そのものが、「人間らしさ」の象徴の一つです。大げさに言うならば、人間である限り、「服」は重要なものなんです。

ですから、生き様は服にあらわれるんじゃないかと、思います。それを痛感したのが、先に紹介した『ビジネスファッションルール』でした。

本書『働く女性のための色とスタイル教室』は、そこから一歩踏み出して、自分の力で服を選び取るための、第一歩って感じでした^^

あなただけの、「似合う」を知る

自分のおしゃれって、自信ありますか?

自分に似合う、ぴったりのおしゃれ、していますか?

誰かの真似じゃない、チグハグの衣装じゃない、自分だけのおしゃれ、自分に“似合う服”を選びたいなぁって思います。

それも、年齢を重ねるごとに、強く思うようになりました。以前は、「若い」ってだけで、どんな服を着てもピチピチしてましたからね(苦笑)。

だけど今は、きちんとした身だしなみの、大人の女性、大人のおしゃれがしたいなぁって思うようになりました。無理してる感じは嫌だし、若作りに頑張りすぎる感も出したくないなぁとか。

あさよるは、おしゃれに疎い青春時代を過ごしたので、今からおしゃれセンスを挽回しなきゃなりません。ですから、理論の部分も補強してゆきたいです。

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『採用基準』|大切なのは…リーダーシップ?

どこでも勤まる人になろう!

Amazon ビジネス書部門ランキングで気になった

Amazon の部門別のランキングをたまにチェックします。今回の『採用基準』も、そこで出会いました。タイトルも、気にならない人はいない言葉ではないでしょうか。

著者は、マッキンゼー人事部を務めた方で、噂では人気ブロガーさんだと言うのです。

ダブルで気になって、読み始めました。

リーダーシップこそが何より大切

『採用基準』で繰り返し述べられるのは「リーダーシップの大切さ」です。

リーダーシップのある人は、生まれつきにリーダーシップを持っているわけではありません。誰もが、後天的に身につけてゆくものなのです。

日本人は「リーダシップ」を誤解している

「船頭多くして船山に登る」ということわざがあります。船に船頭が何人もいれば、それぞれ指示が食い違って、挙句は山に登ってしまうという故事です。

日本人が「リーダー」を想像する時、このような船頭を想像してしまいがち。リーダーシップのある人材は、組織に一人は必要ですが、複数人居ればトラブルの元だと信じています。

これは、「リーダー」と「自分勝手」が混同されているからです。故事の船頭たちはみな、自分勝手だから収集がつかなくなるんです。

『採用基準』では、そのような日本人的なリーダー感ではなく、真のリーダーを想定しています。

真のリーダーシップ!?なにそれ!

リーダーシップがあるといことは、簡単にいえば、自分の責任のもと物事を判断できることです。

自分が司会をしている会議が長引きそう…時間通り打ち切る?延長する?別の日に持ち越す?こんなとき「上司に聞いてみます」と言うのは、リーダーシップのない人です。

自分の判断で、自分の責任のもと、独断で決定します。

PTAの集まりなのに、お菓子の数が人数分たりない。どうやって分配しよう…。このような問題に答えはありません。きっとどんな判断をしても文句をいう人が必ずいるもんです。

「他の人に従う」という選択肢ではなく、「自分で決める」という決断がリーダーシップです。

こういう風に言われると、「あれ?自分もリーダーシップあるかも?」とか「あの人はリーダーシップがある人だ」と思い当たるんじゃないでしょうか。

地頭、論理的思考はあって当然?

「地頭より 論理的思考より 大切なもの」とサブタイトルにありますが、これらが不要だと言っているのではありません。

逆に「あって当然のもの」として扱われています。

しかし、これらは特別な人に宿るものではなく、小中高と、学校教育をきちんと修めていれば身についていること。日本の教育は問題も指摘されつつも、それでも今なお世界トップレベルであることは変わりません。

すべての日本人が高水準の教育を受け、さらに多くの人たちは高等教育まで終了しているのですから、前提条件は満たせていると考えられるのですが……。

時間とともに忘れてしまうことも多いですし(多すぎです…)、常にバージョンアップし続ける労力は必要なのかもしれません…(-_-;)

今更読んでも、どうしようもない感?

リーダーシップってこういうことか!と納得できて、オモシロイ読書ではありました。

しかし、今更それに気づいても「どうしろって言うんだ…」と途方に暮れてしまう感も。

もっと若いうちに、こんな考え方や世界に触れておきたかったなぁと思います…。

中学生、高校生に読んで欲しい

10代の現役中学生、高校生世代には、外国企業の考え方や、世界の基準を知っておくととても良いと思います。

従来通りの日本企業へ就職を希望したとしても、「それしか知らない」と「自分で選択する」のは違いますからね。

また、なぜ勉強しないといけないのか?

進学するならば、なぜ偏差値の高い学校を狙うのか?

漠然としていることが、明確になるでしょう。

リーダーが集まれば、もっといい!

「船頭多くして船山に登る」のネガティブなリーダー感は、すっかりなくなりました。思い込みが取り除かれただけでも、『採用基準』を読んで良かったなぁと思います。

さらに「リーダー多くして船山に上らない」どころか、リーダーが多いほうが、より良い結果が得られます。

リーダーは、全体を把握して、自分の責任のもと、最も妥当だと思われる判断を下します。ですから、人数が多ければ多いほど、自由に意見を交わし合い、その中から全体の利益になりうる決断を下します。

地頭と論理的思考はあって当然の集団ですから、活発な意見交換は、必ず良い話し合いになりますね(*^^*)♪

「今更リーダーシップについて知ってもどうしようもない…」と思いつつも、リーダーシップがどんなものか知れば、今後の行動は大きく変わります。

wktk!

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『内定力』|就活ゲームのクリア条件は「言葉で信頼させること」

『内定力』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。ネットで就活の話題を見かけるので「そういえば就活っでどんなだったかなあ」と、ズバリ『内定力』というドストライクなタイトルの本を見つけ、手に取りました。あさよるは就活してたのは、かれこれ10年前……?

就活しんどい……就活が憂うつ……ならば、『内定力』を読みましょう。本書『内定力』は、よくある就活本ではなく、就活をゲームのように捉え、ゲーム攻略ならぬ「就活攻略」を呼び掛けています。就活のクリア条件をわかってますか? 学生時代の経験や、挫折について質問されるとき、企業側は本当はなにを知りたいのでしょうか。

サクっと軽く読めて、気持ちまで軽くなる就活攻略本です。超マジメモードな本が並ぶ中、ちょっと茶化しつつ就活ゲーム攻略法を紹介してくれるのも、気分がいくらか楽ですね。さて、あなたはどのキャラですか?

会社がほしいのは「信頼」

まず、就活ゲームのクリア条件はなんでしょうか。それはズバリ「自分を信用させること」です。しかも「言葉」を使って。

企業が欲しいのは、即戦力でも優秀な人材でもありません。なぜなら、学生は即戦力にはならないことは分かっていますし、優秀かどうかは、どう育てるかなのですから。だから、企業が知りたいのは「この人は信用に足る人物かどうか」ということです。簡単に言えば、約束した日に、約束した時間、約束通りに来てくれる人を探しています。

「だから、ま、気楽にやりましょ」というのが本書のメッセージ。あなたが面接でアピールすべきは「私を信頼しても大丈夫ですよ!」という一点のみ。そして、相手を信頼させるための作戦が、就活ゲーム攻略法なのです。

学生の「信頼度」なんてほとんど一緒

「コネ」もある種の信頼です。企業側も「あの人の推薦なら……」「あの人の後輩なら……」と、少しでも信頼につながりそうなポイントを探しているんです。

企業側は少しでも信頼が欲しいので「偏差値」という尺度を担保にしようとします。ですが、「学歴フィルタ」はあまり意味がないとも言います。なぜなら「たとえ東大生であっても、学生の信頼レベルは大して変わらない」からだそうです。学生の立場にとっては、偏差値や学歴は大きな差に思えますが、社会人にとっては学生は学生。有名大学出身だからって、信頼レベルは低いのです。

出身大学の偏差値は、信頼ポイントの加算要素にはなりますが、あまり大きなポイントではないということですね。

あなたは何キャラ? キャラ別就活の闘い方

就活ゲーム攻略法ですから、自分自身もゲームのキャラクターに当てはめて、自分の武器や必殺技、特技やレベルアップ法を知っておきましょう。

キャラは8つ。勇者、旅芸人、戦士、武闘家、魔法使い、発明家、僧侶、吟遊詩人に分かれています。自分はどのタイプなのか見つけましょう。そして、自分に最適な闘い方を知るのです。

勇者

「勇者」は人のために頑張ります。人に喜んでほしいし、人に褒められたいのです。エネルギーの源が他者にあるのが特徴です。勇者は最前線でも戦えるし、後方支援もできます。チーム全体を見まわし、仲間への気づかいができるのです。

勇者が呪いにかかると、周りの目をきにしてガチガチの「ザ・就活性」っぽくなってしまいます。他人の目に振り回されないように気をつけましょう。

みんな勇者に憧れています。カッコいい勇者を目指しましょう。

旅芸人

「旅芸人」はみんなが楽しんでくれるなら、体を張って空気を変えるのも厭いません。人を楽しませたい! みんなで楽しみたい! 誰かに振り向いてほしい! それが旅芸人の原動力。だから、多少嫌なことでも相手が喜ぶならやっちゃいます。だけど、実は心は繊細だったりするんですよ。誰よりも敏感に周りの雰囲気を察知しているのです。

旅芸人はその場の雰囲気を読む達人。どんな状況でもどうにかしちゃうのが強みです。

呪いにかかると、誰よりも自信喪失し、いちばん苦労するのが旅芸人。みんなを楽しませたいってだけなのに、自己アピールせよと言われると悩んじゃうんですね。就活でも、焦って喋って的外れな受け答えをしちゃいがち。だけど、他のキャラの能力を引き立たせられるのは旅芸人だけ。それを忘れないで。

戦士

「戦士」はいつも勝利を目指します。勝ちたい相手や、達成したい目標があると燃えちゃいます。また、負けた悔しさで強くなる。日ごろから勝ち負けに敏感で、いつも地道な訓練をやめません。「弱い自分」すら超えるべき壁なのです。

戦士のフィールドは最前線とは限りません。「勝てる場所にいる」それが戦士なのです。負けるかもしれないことはしないのです。

戦士の呪いは、自分の納得度や志向よりも、「絶対内定が取れる企業」や「企業の知名度」で動いちゃうところ。落とし穴にはまらないように。

新人の頃は、生意気なヤツだと思われますが、デキる社会人になれるのも戦士です。

武闘家

「武闘家」はフットワーク軽く、誰より早く敵に一撃! まず攻める! 兄貴分気質なのも特徴です。武闘家の活躍フィールドは最前線。誰よりも一歩先に居たい、好き勝ってやりたいと願っています。だから、いつも成功するとは限らないのも特徴です。

呪いにかかりにくいのが武闘家の特徴です。自分視点になりすぎずに、情熱と冷静さを併せ持つイノベーターを目指しましょう。

魔法使い

「魔法使い」は地道にコツコツと魔法の修得を欠かしません。最前線で戦わないけど、一人での作業が得意です。魔法使いは正確さや規律を重視します。目立った活躍をするタイプではないけど、パーティに必ず必要なキャラです。冷静にデータを集め、地道にチームを守りましょう。派手じゃないけど、緻密な計算が得意な魔法使いは、感情的にならず「正しい答え」を導き出します。

魔法使いが呪いにかかると、真面目過ぎちゃうところがアダになります。キャラでもない言動をしちゃうことも。

最初のうちはルールにうるさい頑固者と思われがちですが、社会の中で必ず必要な人材であることをお忘れなく!

発明家

「発明家」は大きな武器も使えず、魔法も使えません。代わりに探求心とアイデアを持っています。敵の弱点を探したり、戦術を見つけます。敵のサンプルを集め、パターン分析・発明を得意とします。

発明家は神出鬼没です。最前線も気になるし、後方支援も気になるし、そして敵地も気になってスパイとして潜り込んだり……。

発明家は呪いにかかりにくいのですが、データ収集しすぎて頭でっかちになりすぎないように。

僧侶

「僧侶」は信じる道を進み、修行の中にあります。そして魔法の力でチームに調和をもたらします。「~こうすべき」が口癖になりがちです。自分の「ありたい姿」「こうあるべき」という信念を追い求め、チームに影響を与えます。

僧侶は後方支援が得意ですが、必要であれば最前線でリーダーの役割もできます。

僧侶が呪いにかかると「本当にしたいことはなんだろう」と悩みはじめ、精神的に追い詰められる人も少なくありません。僧侶は悩みやすいのです。

完璧を求めるあまり「できないこと」にばかり注目しちゃう僧侶は、「自分らしさ」で世界を変えるスーパー僧侶を目指しましょう。松下幸之助もイチローもマザーテレサも僧侶だそうです。

吟遊詩人

「吟遊詩人」は風の吹くまま気の向くまま。独自路線を突き進みます。一人で妄想が好きで、常識やルールなんて気になりません。何時間でも語れる趣味を持っていたりします。社会のルールに縛られたくない吟遊詩人は、アーティスト。豊かな感性で生きましょう。

吟遊詩人はそもそも就活に意識が向いていない可能性があります。レベルが低いままでは「不思議ちゃん」に見られちゃうから、レベルアップしてカリスマを目指しましょう。

「求める人物像」はいないのだ

それぞれ自分のキャラを決めたら、あとはレベルアップ。くれぐれも「伝説の勇者」になんてなろうとしなくていいんです。伝説の勇者とは企業の「求める人物像」です。求める人物像なんて、そんな人いないんです。だから、エントリーシートに伝説の勇者であることを自己PRしなくてもいい。それよりも、自分のキャラと、その武器や必殺技で戦いましょう。

ぼうけんの書を作れ!

キャラが決まり、就活ゲームが始まったなら、必要なのは「ぼうけんの書」です。ぼうけんの書は、毎日ノートに手書きします。就活ゲームは「相手を信用させると攻略」ですから、自分を信用しても良いと伝えるための〈言葉〉の引き出しを増やします。「マジやばい」「マジぱない」では、マジやばいのです。まずは、感情をノートに書くことから。

ぼうけんの書は、毎日書く、手書きする、短く書く、なんでも書く。この4つ。手書きをするのは、図やグラフ、イラストを直感的に書けるからです。最初から上手にたくさんは書けません。ちょっとずつ慣らしてゆきましょう。

『内定力』挿絵イラスト

就活はしんど……くない?

本書『内定力』で紹介される「就活ゲーム攻略法」は、ゲームに例えられるとすごく面白いし、そしてすんなり頭に入ってきます。

例えば、ゲームの世界よろしく、暇さえあれば「酒場」へ繰り出しましょうと紹介されているのです。それは、酒場のおっさんたちとコミュニケーションと取って「オッサン慣れ」しておけ、というお達しです。すごく面白いアドバイスですが、同時にとても納得します。多くの大学生は、社会の中のおっさんと、接点が少ない人が多いのではないでしょうか。しかし、就活とは、ゆく先々でおっさんと出会い、おっさんと会話することでもあります。社会人として、みんなより一歩先にデビューしましょう。

また、知らない諸先輩方と出会い、その場で可愛がられ「お酒をおごられる能力」で、見事内定をゲットする人もいるそうです。コミュ力ですね。

学生は、まだ社会人ではありませんから、大人と同じような能力は求められていません。それよりも企業側は「信頼に足る人物か」ということがすごく気になっているというのは、説明を聞くとなるほど納得ですよね。本書『内定力』では、就活をゲームにたとえ、レベル上げや武器の使い方など、面白おかしく紹介されています。「就活しんどい」と思い詰める前に、息抜きだと思って、軽いノリで読んでみるのがオススメです。

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