体調管理

『休む技術』|頑張って休もう!?「動の休み」もあるんです

こんにちは。休むのが下手なあさよるです。

いや、自分ではポジイティブに「頑張り屋さんです☆」「真面目なんですっ♡」って解釈するようにしてるんですけど……いや、無理がある……!?

2016年の大河ドラマ『真田丸』を毎週見てるんですけどね、堺雅人さん演じる真田幸村も、よく言えば「頑張り屋」。悪く言えば「休むのが下手だなぁ」と思い、妙な親近感を感じます。

人に頼まれると承諾しちゃうんだよなぁ~。お調子者なのだなぁ……チーン

とりあえず、一つだけわかることは、あさよるもここままだと、やられてしまうってこった!

誰も彼も睡眠不足!

はてさて『休む技術』。タイトルがそのまんまです。年中過労気味のあよるには耳の痛いタイトルです。

休むことはとても大切です。「言われなくてもわかってるよ!」と言いたいところですが、その通りに休めていますか?

データによると、日本人のどの年代を通じても睡眠不足気味です。中でも40代の働き盛りの人たちの睡眠不足は顕著。

もちろん、それだけ多忙を極めているからなのですが、きちんと休まないと、終わる仕事も終わりません。

本書『休む技術』の主張は単純です。「休みなさい!」これだけ。だけど、そのひと言を実行するのがどんなにも難しいか!

しかし、それを押してでも休まねばならない。

まずは「休めない」というメンタルブロックを解く。少しでも意識が変わるよう何度も何度も、手を変え品を変え読書に語りかけます。

実際に「休む技術」が身につくか?

『休む技術』というタイトルですが、正直この本を読んで実際に上手に休める用になる人は少数でしょう。

というか、元々上手に休めている人と、休むのが下手な人の差は、本を読んだくらいでは変わらないのではないかと……(-_-;)

しかし、あさよる自身が休むのが下手な人なもんで、次から次へ休むための方法を提示さて続けると、耳が痛く、そして、「確かに、休もうと思えばいくらでも休めるのになぁ」と自分自身に問いかけていましたw

旅行に行く。泊まりが無理なら日帰り旅行へ。半休でも休める。ちょっとの時間でも休める。こんな風に畳み掛けられると、「まぁ、ほんとは休めないほど多忙じゃないよなぁ…」と根負けする感じですw

しかし、まずは「自分には休みが足りない」ということ。そして「その気になれば休める」と自らが気づかずにどうしようもありません。

病気を防ぐあの手この手

著者は精神科医で、専門家ならではの話もあります。

近年増え続ける「うつ」も、休むことが大切です。しかし、まじめな人ほど休むのが下手。

一旦、仕事を休職し、通院しながら職場復帰した患者さんの中には、平日は働けるけど週末になると何をすればよいかわからず気分が滅入ってしまう人もいるそう。

そんな患者さんに、精神科医の著者は話しかけるように、ページは進みます。

「ホッと一息」も立派な休憩。また、家でジッとすることのみが休むことではありません。

ショッピングへでかけたり、気分転換に映画を見に行ったり日帰り旅行をしたり、動の休養というものもあるんですね。

気分転換が苦手な人へ

『休む技術』は、休むのが下手な人、気分転換を上手にできない人にぴったりの本です。

くれぐれも、この本を読んだからって体が休まるわけじゃないし、読むだけで上手に休めるようになるわけでもありません。

あくまで、「休む」ことがとんでもなく大事なことであること、そして、「積極的に休まないと休めない」ことを知りました。

ある日突然、天から「休み」が降ってくるのではなく、自分で意識して、積極的に「休み」を作り出さないといけない。

もし、休まないことで体調不良や能率低下が起こった時、それは自分の管理不足です。人のせいにはできません。

だから、変な話だけれども「頑張って休もう」と思いましたw

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疲労回復や休息に関する本

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『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』

こんにちは。寒くなってくると体が縮こまり、肩や腰や脚の痛みが悪化する季節……方々が悲鳴を上げるんですよね……。毎年、年明けくらいに整骨院に通わざるを得なくなりますorz

どうやら腰は、背骨にトラブルがあるようで、どこの整骨院に言っても指摘されます。

そして、なんといっても肩こりですよ。あさよるは、小学生の頃には肩の重だるさや“こり”を訴えていた気がします……。肩こりもひどくなると、息ができなくなるような苦しさで、頭もズキズキ目も霞んで、整骨院に駆け込みます。

冷たい風が吹き始めたこの季節……戦々恐々とするあさよるです。

『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』という、ズバリあさよる向けの本を見つけたので、読まないわけにはいきませんでした。

「肩こり」っていうけれど、全身の不調だよね…

肩こりって、ただ肩が痛いだけじゃないんですよね。

先程も書いたように、頭痛や吐き気、かすみ目や、集中力の低下が起こります。そのせいで何にも手に付かない!という事態に……。

で、これは あさよるが重度なのかもしれませんが、耳が詰まっている感じがしたり、鼻呼吸が苦しくなったりと、「これヤバくない!?」と我ながら酷すぎる。

でね、顔が歪んできて、手足の感覚が鈍くなってきたり……。

細かな作業や、正確さを要する作業が億劫で、なんか投げやりになってしまっていた気がします。過去形なのは、最悪の頃よりは今は少しマシになっているからです。

肩こりから始まって、全身の不調を感じること、ありますよね!?

歩いてるだけで、肩がこらない身体をつくる!

『歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』という、奇跡のようなタイトル!てか逆に、そんなムシの良い話なんてあるのか!?と謎の身構えをしてしまうレベルです。

しかし、読んでみると拍子抜けするくらいシンプルな内容です。歩く時、「こりとりウォーク」という歩き方を実践するだけ。

「こりとりウォーク」とは、①手のひらを正面に向ける、②重心を土踏まずの後方やや内側に置く、③腕を後ろに振る、④腕を後ろに振り切った時、手のひらを反対のお尻の前まで持ってく。これだけ!

デスクワークをはじめ、現代人は腕が内転したままになっている時間が長く、肩や背中までその方向に引っ張られています。これが全身の緊張になっているんですね。ですから、腕を外転させ、手のひらを正面に向けて歩くだけで、緊張がほぐれるのです。

“ながら”肩こり解消法でなければならない

なんでこんな簡単な方法なのかというと、“ながら”でできることしか、患者がやらないからです。

著者の宮腰圭さんは「整体家」で、たくさんのクライアントを診てこられました。で、先生がどんな施術をしてもクライアントの生活習慣が変わらない限り、肩こりなんて治らないわけです。

圧倒的な長い時間をかけて筋肉が固まってゆくのに、たった1時間ほど施術を受けても、すぐに元に戻ってしまうですね。いやぁ、あさよるの耳の痛い話です……。

で、宮腰先生はクライアントに、普段からすべきトレーニングを伝授してきたのですが、誰も言われた通りにやらない!で、「じゃあ、どうやったらできるのよ!?」と詰め寄った所、「何かしながらだったらできる」という話だったそう。

そこで考えられたのが「歩きながら」できる、肩こり解消法なのでありました。

肩こりが解消すれば、見た目も心も変わる!?

体のこりがなくなれば、顔も変わります。シャープになるそうです。あさよるも自分の経験から、肩や頭、顔のこりでかなり顔が変わることを実感しています……。

さらに、心まで変わっちゃうというのです。作り笑いでも笑顔を作っているとポジティブな気持ちになるとか言いますし、姿勢が変われば、気持ちも変わるのかもしれません。

少なくとも、あさよるは肩こりや脚の痛みなど重くなってくると、心までギスギスしてきます。なにをしてても、痛みでそれどころではないですからね……。

簡単だし「やってみる」価値ありでしょう!

肩こり解消のウォーキング方法は、とても簡単ですし、やる価値あります。さっそく あさよるも「こりとりウォーク」で部屋の中をウロウロしています。

そもそも、腕を外転させるだけで、両腕にサァーッと血が流れてる感じがする……。

正直ですね、とても科学的ではなさそうな記述もチラホラっとあったのですが、「整体家」というのは、西洋科学とは違った物の見方をなさっているのかなぁということにしときます。

なによりね「経験則」というものもありますから、たくさんの具体例を診てこられた著者には、クライアントの症状の傾向があるのではないかと思います。

とりあえず、先程も述べたように、「いっぺんやってみよう」と思います!というかこの冬は、整骨院にかからないで過ごしたい!><

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『脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める』|脳トレせよ!

三十路を過ぎて記憶力がガタンと落ちてしまった あさよるです。……じゃあ、以前は記憶力が良かったのかというt……(ry

(;´Д`)

忘れっぽくなったというよりは、そもそも覚えられないというのが、なかなか慣れずに不便であります。もうね、人の名前が致命的に覚えられないのは以前からで、コインロッカーの番号とかね、お買い物も商品名や品番を覚えられないという……。

常にメモが手放せないのですが、忘れないように作ったメモを忘れるタイプです。

(;´Д`)

こんなことありませんか?

年齢とともに記憶力が落ちてゆくなんて聞いたことがありますが、それは仕方がないことなの?!

テキパキと要領よく仕事をしていても、フッと物忘れをして滞ってしまう。

グッと集中して一気に仕上げたい内容も、うっかり途中で集中が切れてしまう……。

人と話していてブチブチと会話がブツ切れになって続かない。相手の理解力の低さについ苛立つ。

「トラブル」とは言わないまでも、小さな食い違いやケアレスミスが積もり積もって……大きな損失になっているのでしょう。どれくらいの損失なのかというと……客観的にまとめるといいんだけども、そんな時間がないし……。

そう、記憶力に自信がなくなると、いつもソワソワと時間に追われている気がします。目先のことに気が取られてしまって、いつも慌てているような……。

記憶・集中・思考力に関するこんな困ったこと、ありますよね……?

脳の衰え……どう向き合う?

『脳が冴える15の習慣』は、年齢とともに感じる脳の衰えとどう向きあい、どのような取り組みが必要なのか解説する本です。脳神経外科医の著者が詳しく分かりやすくリストアップしてゆきます。

読者のメインターゲットは、定年を迎える世代でしょう。現役を退くことで、生活そのものが変わり、記憶や思考力の変化を感じる人が多いそう。

記憶や思考が衰える……いわゆる「ボケ」と言われる状態は、年齢だけが原因ではないそうなんです。

例えば、とても忙しく働いていた人が突然仕事を辞め、やることもなくボンヤリ時間を過ごすと、脳を使わなくなってしまう。すると、考えたり記憶する力が弱ってしまいます。

年齢のせいではなく、習慣や環境がそうさせるのです。

「壁」だけを眺め続けると……

さらに、こんなたとえ話がありました。椅子に縛り付けられて白い壁だけを眺めされられたら……人は一週間もしない間に記憶力や思考、集中力が低下し、「ボケ」の状態になってしまうでしょう。

そして、現在の我々……「テレビという名の壁」をボーっと長時間眺めている人がたくさんいます。「ボケ」はすでに忍び寄っています。テレビだけではありません。スマホやパソコンという名の壁にも警鐘を鳴らします。

「平面」だけ眺め続けると「ボケ」る!

脳は体の一部。まずは「体力」

脳は体の一部です。ですから、肉体のコンディションによって、脳のパフォーマンスも変化します。まずは、肉体の状態をベストに持ってゆくことが、記憶・集中・思考力を高めるために必要です。

先ほどの、定年・退職をきっかけに「ボケ」が始まってしまう理由の一つに、肉体的な変化も作用します。現役時代は日々、心身ともに負荷のかかった状態で勤務なさっていたでしょうから、それだけ「体力」も必要だったでしょう。

しかし、現役を退くと、「体力」が落ちる。すると、体の一部である「脳」の力も落ちてしまう。これを防止するために、体の健康状態と、「体力」の向上を目指します。それが脳が冴える秘訣です。

時間がない!は不効率

さらに、「片づけ」や「タイムリミット」も記憶・集中・思考力を高めるためのポイントになります。

まず、要領がよくテキパキしている人ほど、片付けが疎かになってしまいがちなんだそう。多少散らかって、どこに何があるかわからない状態でも、記憶力でカバーできちゃえるからこそ、片付けが後回しになるんだとか。しかし、物が整頓されている方が、もっと脳は有効に使えます。

そして、片づける時間がない!という自称多忙な人には、「タイムリミット」の設定がオススメです。ダラダラと延々と作業をするより、時間を決めてサッサと仕事を片付けます。延長はしません。時間厳守!

時間を守ることで、休憩や余暇の時間が生まれ、リフレッシュ。ベストな状態で仕事に取り組み、よりパフォーマンスが向上します。

生活の変化をチャンスにできる本

てな感じで、『脳が冴える15の習慣』とタイトルにある通り、15もの記憶・集中・思考力に関する話題が収められています。それぞれの章では、その章で取り上げたポイントが箇条書きでまとめられています。あとから確認するにも便利そう。

脳が冴える15の習慣のうち、「脳」と直接関係のなさそうな話題もあります。先に取り上げた体調管理やタイムリミットの設定、片付けもそうですし、写真を取ることや、人に出会うことなど挙げられていました。

さらに、日記やブログを書くことも勧められてたり……あさよるもこうしてブログを書くようになって、いい効果があったように思います。本を読むときも、頭のなかでまとめながら読むようになった気がします。そして、インプットとアウトプットがセットになって、よりインプットがしやすくなりました。……おお、知らぬ間にブログも役立っている!(嬉)

定年世代向けだけど……変化は誰にでも起こる

『脳が冴える15の習慣』は、定年を迎える年代の方がメインの読者として想定されています。サラリーマン生活から、退職後の生活へシフトする際に気をつけるべきことだからです。

あさよるはメインターゲットから外れてはいますが、それでも脳の機能や働きは同じですから、十分あさよるの生活習慣にも導入したい……いや、すべきな習慣ばかりでした。(生活習慣の悪さに反省もしました(-_-;))

また、転職や結婚出産、引越しなど、生活がガラリと変わる時期って、年齢関係なく訪れます。その時期を、記憶・集中・思考力を向上させるチャンスにしてしまえると思いました。

結構ね、「これ実行したら、あさよるはどうなっちゃうんだろう!?」とワクワクしました。

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『すべての疲労は脳が原因』|パフォーマンス低下してるなら

こんにちは。夏バテがやっと治まったかと思いきや、いくら寝ても寝足りない、「秋眠暁を覚えず」な あさよるです。

眠い……朝も眠ければ昼になっても眠いし、夜ももちろん眠い……眠気のせいでボーっとしているのか、作業が進まず、寝る時間が遅くなるという悪循環まで起こしてしまっています(´ぅω・`)ネムイ

体も重くてダルくて、ああ、なんにもしたくない……。秋の晴天の青い空を眺めながら、自分にムチ打つように活動しています。……ダメじゃん( ノД`)

なんにもしてないのにグッタリ疲れてしまうような日々を過ごしていたので、『すべての疲労は脳が原因』のタイトルを見つけた時、ワラにもすがる思いで手を伸ばしたのでした。

こんなことありませんか?

集中力が欠如しているため、本を読めないし、ぜんぜん頭に入ってこないorz

こういうときに情報を入手しようとしてもムリですから、普段の、元気なうちに情報収集はしておくべきですね……。特に、健康に関することは、健康を失った状態で勉強するのは難しい><

ミスも増え、物忘れも多く、なんだか無駄が多い毎日……冷静さを欠いているのか、お金の無駄遣いも増えているような……。

こんな、何をやってもダメダメモードのときってありませんか?

原因は探ってゆけば様々でしょうが、「疲労」というキーワードで、心身の不調を捉えてみましょう。そもそも、ストレス過多の時代ですから、誰もが疲労困憊しているハズ。人によって違うのは、疲れの回復速度なのではないでしょうか。

「疲労」。こいつを克服することはできませんが、早期回復することで、仕事も、プライベートも充実度が大きく変わります。

『すべての疲労は脳が原因』なら

本書『すべての疲労は脳が原因』では、「脳の働き」という観点から、「疲労」を見てゆきます。

そもそも、「疲労」ってどんな状態なのか、どうやって解消すればいいのか、はっきりと正解を知っている人は少ない。

『すべての疲労は脳が原因』では、みんながしている“誤解”にも触れられます。例えば、元気になろうと栄養ドリンクを飲みますが、実は、栄養ドリンクは飲めば飲むほど疲れが溜まってしまいます。昔、日本が食べ物の貧しかった時代、ビタミンを摂取するために登場したのが栄養ドリンクでした。しかし、現在は飽食の時代、栄養はしっかりと足りているので、栄養補給の役割は果たしません。ただ、覚醒や高揚をもたらす成分が効いているのですが……疲れはなくなるわけでないので、マイナスの効果の方が大きいのです。

さらに、スタミナがつく食べ物として、ウナギや焼き肉を食べる習慣がありますが、こちらも、貧しかった時代には栄養源となったでしょうが、現在ではもともと普段から栄養価が高いものを食べているので、ウナギや焼き肉を食べたからと言って、特別なスタミナ源となるわけではないそうです。

このように、「常識」と思っている疲労回復の方法に、「迷信」と言っていいほどの誤解がたくさんあるようなのです(;´Д`)

「疲労」への意識の改革を行うことで、疲労をしっかりと回復し、活動時間中のパフォーマンス向上を目指しましょう。

別々の症状も、原因は一つ?

『すべての疲労は脳が原因』の著者は意思で、医学的な脳の働き、身体の働きに迫ります。

ですから、学生時代に理科の時間に習ったような用語もたくさん登場します。……あさよるは生物や化学が苦手さんだったので、若干身構えてしまいましたがw、簡単に説明されているので、大丈夫でした。

大切だなぁと思ったのは、各々別の不調を、一つの「疲労」というくくりで解釈しているところです。

例えば、「最近寝つきが悪い」「目が疲れた」「歳を取ったのかな」「記憶力が下がってる」など、普段なら別個の問題として認識し、別々に対応してしまっている問題の「根本は同じものなのだ」という視点を持てたことは、大きな収穫でした。

体は一つなのですから、同じ「原因」が様々な症状として顕在化する、という視点を持てました。その「原因」が、本書では「疲労」という状態の場合を紹介しています。

そもそも疲労って、脳が原因?

そもそも「疲労」とはなんでしょうか。激しい運動をしたり、肉体に負荷がかかると疲れますね。疲れると、休息を取ることで回復しようとします。が、決して休憩できない機能があります。そう、心臓の鼓動と、呼吸です。

心拍や呼吸など、意識しなくても動き続ける機能は、自律神経の副交感神経が動かしています。そう、自律神経はどんなに疲れても休めない!

そして、その自律神経を動かしているのは、「脳」です。体は休憩できても、脳はいつまで経っても休むことができません。ですから、脳はいつも疲労しているんですね……。

医学的な、マジメなパフォーマンスアップ法

『すべての疲労は脳が原因』では、疲労の原因から、そのメカニズム、テーマである「脳の疲労」の解消方法が紹介されます。

脳の疲労回復のポイントの「睡眠」に一章割かれており、「睡眠時無呼吸症候群」の恐ろしさを知ったり、また疲労回復に必要な成分を知り、それを積極的に摂取することもできます。

医学的なアプローチですから、どれも正攻法。一つ一つの知識や治療法は、広く知られているものが多い。ですから、奇抜な方法を求めている方には、物足りないでしょう。

ガチで疲労を克服し、日中活動時のパフォーマンスをアップさせたいなら、科学的なアプローチがおススメです。

「最近調子出ない」のは……

『すべての疲労は脳が原因』では、「疲労」を「脳」の機能という切り口で考えます。

また、「疲労」は日中の集中力の低下や心身の不調を引き起こします。

「最近、調子出ないなぁ」とモヤモヤしているなら、脳が疲れているのかもしれません。

脳を休めるための睡眠や、必要な栄養素を意識したことって……ありますか?あさよるは、もちろんナイです(苦笑)。

新書で、ボリュームも多くなく、文体も読みやすいので、サクッと今のうちに読んでおきましょう。いざ、脳が疲労で動かなくなったら、読めないのです(;’∀’)>

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『やせる! 若返る! 病気を防ぐ! 腸内フローラ10の真実』

人類は細菌に動かされてる……!?

きっかけ:NHKスペシャルを見逃した…!

2015年2月22日に放送された『NHKスペシャル「腸内フローラ」』が元になっている本書。放送直後は話題になったんだそうです。と、あさよるは見逃しました……いつもNHKスペシャル見てるのに…(T_T) ということで、書籍化されたら読みたかった~!

NHKスペシャル
「腸内フローラ」

2015年2月22日に放送された医療科学ドキュメンタリー。
同年の「科学ジャーナリスト賞」を受賞。
放送後、雑誌やテレビなどで“腸内フローラ”ブームを巻き起こした。

NHKスペシャル取材班『腸内フローラ』カバー

しかも、「やせる!」「 若返る!」「 病気を防ぐ!」 と夢のようなタイトルです。そんな調子のいい話ってあるの~!?と、ページをめくる手がウズウズします。

『腸内フローラ10の真実』のすごいところ

ズバリ、腸内細菌はスゴイ!

腸内細菌で性格が変わる!?

何がスゴイって、腸内の環境は人間の脳にも影響を与え、性格にも関係しているんだとか。これは人間だけではなく、他の動物もそうで、マウス実験の結果が紹介されていました。

無菌マウス(生まれてから菌に触れていないマウス)に、他のマウスの腸内フローラを与えると、イライラしたり神経質になったり、性格が変わってしまうんだそう。

また、鬱になりやすい腸内フローラの状態もあるようで、解明が楽しみですね。

腸内細菌で病気が治る!?

すべての病気が治るとは言えないようですが、糖尿や鬱など、改善が期待される病気もあるみたい!

まだまだ研究段階ですから、実際に薬のように使用できる日は遠いのでしょうが、最新医療の発展に期待です。

また、ヨーグルトや納豆などの発酵食品も、口径から摂取しても「腸へ影響はあるんじゃないか…」と書かれていました。ほとんどの菌たちは胃で死んでしまい、また腸に届いても定着することができません。しかし、コンスタントに摂取し続ければ、良い腸内フローラづくりへ向かうのでは?ということでした。

さっそくヨーグルトを買いに走ったのは言うまでもありませんw

美容にも腸内フローラが……!

年齢を経て、シワができやすい人/できにくい人では、腸内フローラの様子が違うのです……Σ(゚д゚)!

腸内細菌は、赤ちゃんが生まれてから5歳くらいまでの間に、どんな菌に触れるのかで決まります。一番影響が大きいのは家族。中でも親の持っている菌が移りやすいので、美肌も親から子へ受け継がれてゆくのでした…。

『腸内フローラ10の真実』はこんな内容

フローラとはお花畑のこと。数々の花々が咲き乱れる花畑のように、腸内にはたくさんの種類の菌が住んでいます。それが「腸内フローラ」。

腸内フローラに住んでいる菌のバランスによって、体調が変わったり、性格が変わったり、また病気の人の腸内フローラもあるんだとか。

健康な人や、若々しい人の腸内フローラを移植できれば、健康や美容も夢じゃない!?

また、腸内フローラは親から子へと受け継がれてゆきます。社会規模で見ると、民族や国によっても、腸内フローラは顕著に違うんだとか!

日本人は、日本人の食事に適応しています。具体的には、海藻を消化できる腸内細菌を持っています。そういえば、外国では「昆布だし」が食べられないと聞いたことが……昆布だしを大量に摂取すると、日本人以外はみんなお腹を壊してしまうんだそうです(^_^;)

腸内フローラ、健康、美容だけでなく、民族や文化にまで影響を及ぼしています。目に見えないけれど、人の社会を形作っている大きな存在なんです。

最新の科学!だからまだ研究中……

『腸内フローラ』で紹介されている事例や研究は、まだまだ開発途中のもの。

病気や健康と、腸内フローラが関連していることは判明していますが、なにがどう繋がっているのかはわからない。

また、病気になるから腸内フローラの状態が変わるのか、腸内フローラが変わるから病気になるのか、因果関係も気になります。

実用化が待ち遠しい研究ですが、時間のかかる研究のようです。

人は細菌と一緒に生きている

現在、健康ブームと共に、除菌ブームとでもいいましょうか。目に見えない菌を排除するため躍起になっている人がたくさんいますね(あさよるはズボラなので、爪の垢を煎じて飲まなきゃいけません…。

しかし、人は太古の昔から、菌と共に生きてきました。それも「共存」「共生」といった「共に生きる」というレベルではなく、体内に取り込んで生きています。細胞内のミトコンドリアはウイルスだったと習った気がします(うろ覚え。

生命の“進化”にもウイルスが大きな役割を果たしているとか読んだことも…(うろ覚え。

除菌ブームも構いませんが、たまには細菌の仕事のことも思い出してみても。

『腸内フローラ10の真実』の感想

あさよるは『腸内フローラ』を読んで、さっそくスーパーへ走りましたw

ヨーグルトと納豆をゲット!ヨーグルトに含まれている菌も、一度食べただけでは効果がありません。しかし継続して毎日食べ続けることは、腸内フローラに良い影響を与えるのではないかと書かれていました^^

また、「健康的な生活」は、腸内フローラにとっても健康的。早寝早起き、規則正しい生活なんかがそれです。暴飲暴食なんて以ての外。

体のバランスって、全体の調和が取れていてこそなのですね……(遠い目。

あなただけの『腸内フローラ10の真実』

健康や美容……誰もが関係のあるお話!

しかも、目に見えないだけで、太古の昔から人と一緒にいる細菌!

腸内細菌の分布が人体に大きな影響をもたらすのでは?という観点から、食事や運動や生活習慣を見直すのも面白いですね!

まだまだ研究段階の「腸内フローラ」、今後に注目です。

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