
こんにちは。CDジャケットデザイナーになりたかった あさよるです。昔っから自分で勝手に好きなミュージシャンのCDジャケットを作ったり、既存のものを改造したりして あそんでいました。ロゴを作ったりね。
しかしながら〈CDジャケットデザイナー〉って肩書きの人がいるとは知らなかった! デザイナーの木村豊さんは多くのCDジャケットデザインを手がけておられて、確かに「死んだらどないなるんや!」と納得のお仕事をなさっています。あさよるも大好きなミュージシャンの、大好きなCDジャケットを作った方で、「あさよるの元ネタ」の一人かもしれないなぁ~しみじみ。
みなさんも、一度は見たことある木村豊さんのデザイン。音楽CDのオタク的な楽しみをドウゾ!
CDジャケットのデザインを語り尽くす!
本書『死んだらJ-POPが困る人、 CDジャケットデザイナー 木村 豊』は、みんなが知っている、いや1枚は持っているであろう音楽CDのジャケットデザインを数々手がけている木村豊のさんの、雑誌連載をまとめて再編集したものです。
さて、まずは木村豊が手がけたCDジャケットの紹介から。一度は見たことがあるどころか、1枚くらい持ってると紹介したのも言い過ぎじゃないことがわかるはず。
死んだらJ-POPが困る人、 CDジャケットデザイナー 木村 豊 | 江森 丈晃, MdN編集部 |本 | 通販 | Amazon
スピッツ、椎名林檎、東京事変、ユニコーン、木村カエラ、Superfly、ASIAN KUNG-FU GENERATION、スーパーカー、赤い公園、などなど。あさよるも、スピッツと椎名林檎ちゃんのCDはみんな持ってた。Superflyとアジカンも好きでCD持ってる~。
本書では、アーティスト別にジャケットデザインを語ったり、あるいはデザインの手法からのお話や、音楽CDのジャケットの位置づけや、ジャケットに隠された仕掛けや遊びについて言及していたり、読んでいてかなり楽しい。
スピッツのジャケットデザインでお馴染み
木村豊さんにとってスピッツのジャケットを手がけたことが大きいことだったそう。当時の“渋谷系”への眼差しだったり、時代感が反映されているんだなぁと、これは作った当人の話だからこその話ですね。
スピッツのCDジャケットの特徴は、めちゃオシャレ。いつも女の子が目印になっています。思わず飾っておきたくなるジャケットで、聞いて嬉しい見て嬉しいんですよね。音楽って形がなくて目に見えないものですから、それを商品として売り出すとき、目に見えて手に取れるCDジャケットが大きな役割を果たします。私たちはCDと、ジャケットを買っているわけですから。
初期の〈椎名林檎〉は木村豊がつくった?
椎名林檎ちゃんのジャケットの話が面白くて、デビュー時の椎名林檎ちゃんのエキセントリックな衣装やイメージは、どうやらジャケットの力が働いているそうです。「椎名林檎にガラスを割らせたい」木村豊さんと、「ナース服を着たい」椎名林檎女史の思惑が合わさってあの『本能』のジャケット&MVへ繋がったんだとか。『罪と罰』の眉を剃り落して目の周りを黒く塗りたくった姿や、『ギブス』の青白い照明の中包丁を握りしめる意味深なジャケットなどなど、椎名林檎ちゃんのイメージは木村豊さんのディレクションだったんだw ちなみに、林檎ちゃん的には「そんなイメージで売るつもりじゃなかった」という話はあちこちで目にしたことがあります。
意外とアナログ!
あさよる的に驚いたのは、パッと見て「合成?」「これどうなってんの?」と思う画像も、意外とアナログで作られているのを知ったこと。もちろん、ゴリゴリ合成で作っているものもあるんですよ。あくまで〈手段〉ですから、適材適所なんですけども、こんな有名デザイナーでも意外と手を使って作ってるんだなぁと、なんかよくわからない親近感をw
あ、親近感と言えば、木村豊さんのデザイン事務所「Central67」も紹介されていて、その事務所の雰囲気とかテイストも、「なんかリアル」でした。あさよるは今、自宅で仕事しているので、いつかあんな仕事場できるのかな~。んー、ないかなぁ~w
CDジャケット、作ったことある人に!
本書『死んだらJ-POPが困る人、 CDジャケットデザイナー 木村 豊』はぜひとも、これまでに自分でCDジャケットを作ったことある人すべてに読んでほしい。あの憧れの職業に就いている人がいるんですよ!
「そんなヤツおるんかーい!」と思われる方は、「そういう人がいる」ということを知っていただきたいw 他でもない あさよるは、10代の頃は勝手に好きなバンドのジャケット作ったりだとか、勝手に好きな曲ばかり集めた「自分ベスト」の選曲からパッケージまで手がけていましたw
特に、木村豊さんが手がけたスピッツの『フェイクファー』は、CDジャケットは隅から隅までとっても可愛い! これ、真似してコピーを作りました。

先日、大阪でSPITZEXPO2017が開催され初日に足を運びまして、まさしく『フェイクファー』の生原稿がデーンと展示してあって感激っ!(そのエリアは撮影NGだったので脳裏に焼き付けてきた)
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