ライフハック

[レビュー]小山龍介『STUDY HACKS!』

本書の著者は小山龍介さん。広告関連の方で、この「HACKS!」シリーズを手がけてらっしゃるようです。

表紙もおしゃれだし、読んでてテンションが上がるシリーズです。もっと読みたい^^

バージョンアップが必要

まず、本書『STUDY HACKS!』は2008年に出版された本です。ですので、2008年の時点での最新のアイテムが紹介されています。

現在(2017年)は、そこから9年分の技術革新により、よりコンパクトでハイスペックな機器をあたり前に所持している我々がいるのです……。

ですので、電子機器を使ったHACKSはそのままでは使えません。というか、たった9年間でこんなに変わってしまったのかと驚き(◎o◎)

ちなみに、著者の“勉強7つ道具”が冒頭に紹介されています。

  • 1.iPod
  • 2.ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン
  • 3.ICレコーダー
  • 4.モバイルパソコン
  • 5.モレスキン
  • 6.はさみとのり
  • 7.100円ノート

【番外編】

  • デジタルカメラ
  • Nintendo DS

今では“スマホ”一台で兼用するものが多いですね。

2017年バージョンだと、スマホ+ヘッドホン+はさみ、のり、ノートの組み合わせかな?

これから新しく読まれる方は、Kindle Unlimited を利用されるのがいいかも?(2017年2月現在)

勉強法・思考法

アイテムはどんどん古くなってしまうのは仕方がありませんが、肝心の勉強の仕方、考え方は変わりません。

「根性」や「ヤル気」に逃げず、便利なアイテムと科学的な考え方をどんどん取り入れる姿勢は良いなぁと思います。

さらに勉強法として、姿勢や呼吸にまで言及されているのが楽しい。

そうそう、なにかに取り組むって、頭や手先を使うのではなく、全身を使うものです。

大人のSTUDY

本書『STUDY HACKS!』は大きく、

  • ツールハック
  • 環境ハック
  • 時間ハック
  • 習慣ハック
  • 試験ハック
  • 語学ハック
  • キャリアハック

以上、7つの“ハック”に分かれています。

ツールハックは、STUDYに使う道具の紹介。時代とともにツールが進化しているので、今に相応しい道具を選ぶ必要があります。

環境ハックは、STUDYの時間帯や場所、集中力を高める証明や飲み物、インテリアなどです。環境を整えましょう。

時間ハックは、STUDYの時間のつくり方。スケジュールの立て方。計画を立て、すきま時間を利用する方法です。

習慣ハックは、STUDYへの姿勢ですね。根性論や努力で押し切らず、冷静で計画的に勉強をします。SNSを上手に使ったり、自分へのご褒美を用意するのも有効。勉強しやすい習慣づくりをしましょう。

試験ハック、試験当日に合格点を取れる能力の身につけ方です。効率よく、時にはスクール等を利用して勉強しましょう。

語学ハックは、英語学習指南ですね。駅前留学しなくても、独学で勉強もできます。

キャリアハックは、STUDYで身につけた知識を、付加価値にしていくことですね。最終章でサラッと書かれていますが、いちばん大事なステップかもしれません。

なんとなく「独学」「自習」っていうと、険しい道程にように思えてしまいますが、こうやって細かくSTUDY HACKとして分けて提示されると、デキそうな気がします^^

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『IDEA HACKS!』|楽しく働けないのは、なぜ?

こんにちは。自分のちょっとしたメモや覚書の処理に困る あさよるです。

あっちこっちにメモが散らばっていて、収集がつかないんですよね……。これって、入ってくる情報が淀んでいるとも言えます。インプットがうまくなされていない!?

今回手に取った『IDEA HACKS』は、思いついたアイデアを試してみるためのtipsだけでなはく、アイデアそのものが生まれやすいい環境整備まで話は及びます。

散らかった頭の中をスッキリさせるアイデアも見つかるかも。

HACKS!シリーズは最近お気に入りで、以下のシリーズ本も紹介しました。

『STUDY HACKS!』

原尻淳一の著書『READING HACKS!』で学ぶ、効率的な読書のコツ

アイデアをキャッチして整理!

『IDEA HACKS!』の冒頭が印象的です。

著者の一人、小山龍介さんがシリコンバレーでインターンをしていた頃、そこで働いている人はみんな明るく仕事を楽しんでいたと語ります。

だけど、日本ではなんで楽しく働けないんだろう?

そんな問いから始まります。

アメリカでは、根本に、「アイデアを楽しむ」という気持ちがあることだね。どんなにくだらないアイデアでもすぐ「すごいね!」とほめるし、そして「やってみろよ」、失敗しても「ナイストライ!」。これがアメリカの起業家精神なんだ。

p.1

アイデアを楽しむ。そして、さらに大切なのは、そのアイデアを試してみること。

アイデアをまとめ、整理し、アウトラインを決め、プレゼンシートをつくったり、段取りやルールを含め、新しいアイデアを試してみるためのハックが、「アイデア・ハック」なんです。

やってる人はやっている

アイデア・ハックは全100個。本書ではそのうちの89のハックが紹介されています。

(残りの11のアイデアハックはダウンロードできると案内されているのですが、手順に沿ってもデータにたどり着けず残念……><)

アイデアハック、断言しましょう。やってる人はやっている!( ー`дー´)キリッ

自分の時間に価値を感じ、費用対効果を意識してる人なら、誰に言われなくてもやっているだろうスケジュール管理。時間をどう使うか?なんて、現代人なら子どもでも考えている。

情報を整理し、デスクの上も頭の中もスッキリと片付いているだなんて、こんなせせこましい日本社会なら当然のことでしょう。衣食住のすべて、寝るのも食べるのも、クオリティが大切です。

ね。「アイデアハック」って、多くの人は知っているし、やってる人は既にやってるんです。

んじゃあ、「お前はどうなんだ」ってことなんですよ。あさよるは、自分の時間を有効に使ってるのか?生活の質を高めてんのか?ってね。

答えは……NOだぁ! Σ(・∀・;)エッ

「アイデアハック」ね、知ってるよ……あさよるだって知ってる……そうした方がいいのは知っている……。

当然の、文句なしのハックをズラズラズラッと挙げられて、ぐうの音も出ない!

アナログ資料って、いいのかも

『IDEA HACKS』は2006年に出版された書籍で、多くはアナログ手段を使って情報を保存、整理する術が紹介されています。

これがなかなか良さげ。

あさよるは一時期、完全ペーパーレス生活を目指して紙資料を排除していました。その経験によって、「やっぱりノートや紙の資料って便利だなぁ」と改めて感じました。紙とデジタルの両方の良いところを使いたいと、以前より強く思うようになったのです。

そして、普段持ち歩く手帳やノートって、自分でカスタマイズして、“俺が考えた最強の手帳”に装備しておくのが、便利だしテンションが上がります。

『IDEA HACKS』はiPhone以前の書籍だからこそ、アナログツールが幅を利かせていた時代のハックがたっぷり収録されています。

これ、逆に新鮮。

24時間どう使う?

時間は有限です。そして、誰にでも平等です。

アイデアを生み出すための時間だって、誰にだって与えられているんです。同じ時間の中で、ある人は有意義な時間を過ごし、ある人は時間を浪費します。

限りある時間だからこそ、先人が考えたコツやヒントを「ハック」しましょう。

紙にペンで書き留めるアナログな情報管理だけでなく、現在はデジタルの便利な技術も広く普及しています。わからないことは、ネットを通じて見ず知らずの他人が教えてくれることもあります。

本書『IDEA HACKS!』では、今日スグ役立つ仕事のコツと習慣を7つに分類しています。

  • 情報――メモとノート
  • 時間管理――習慣
  • 整理ハック――物語とデータベース
  • 五感ハック――モードとスタイル
  • 思考ハック――出会いと別れ
  • 発想ハック――方法と視点
  • 意思決定ハック――プライオリティとセレンディピティ

朝起きてから寝るまでのすべての手順を見直してみることで、莫大な時間が手に入るのかもしれません。

アイデアが楽しめない環境って、アイデアに時間が割り当てられていない環境なのかもしれません。

アイデアを面白がり、仕事を楽しむための環境を整えてゆく努力、してなかったな……(-_-;)

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原尻淳一の著書『READING HACKS!』で学ぶ、効率的な読書のコツ

こんにちは。読書法に関する本に興味津々の あさよるです。

みなさんそれぞれ、独自の読書法って持ってらっしゃいますよね。読書家さん同士の、読書に関するコツや話題を聞くのが好きです。

今日読んだのは『READING HACKS!』、英語でいうのもカッコいいですねw

「読書ハック」ってなんだ?

「○○ハック」と名の付くものはいろいろありますが、本書で扱われる「読書ハック」の意味の定義づけが冒頭でなされています。

本書でいう「ハック」というのは、何かの対象にのめりこむ「きっかけのマネジメント」と「仕事を効率的にさばく技術」が共存しながら、閉塞したビジネス環境にスマートさとポップさを注入する方法と言えるかもしれません。

『READING HACKS!』p.2

さらに、

現在のビジネスマンは、①大量のドキュメントを読むことが大前提となっていて、そのなかから②自分に必要な情報を素早く収集して、③効率よく形にしなければならない、という重荷を背負わされているのです。
(中略)
本書がテーマにおきたいのは「読む」という現代ビジネスマンの重要課題です。そして、そこから派生した「収集」。さらに「書く一歩手前までの準備」まで、これからのビジネス・リテラシーに必要な技術をハックというわかりやすい形で提示していきます。

『READING HACKS!』p.4

読書ハックは、インプット・アウトプットの効率を高め、それはビジネスで必要なハックでもあるということです。ふむふむ。

読書ハック初心者~中級者へ

本書『READING HACKS!』は、元々読書家さん。特に読書習慣が仕事と結びついている人にとっては、読みごたえはないかも。

みなさん、それぞれの読書ハックがあるだろうし、すでに実践されているであろうと想像します。

ですから、本書は読書ハック初心者さん~中級者さんくらいが対象なのかと思います。

本書内で、参考になる書籍やブログ等も紹介されています。一部、あさよるも読んでいるものも登場します。ぜひチェックしておきたい情報ばかりです。

アウトプットのための読書

『READING HACKS!』は、読書術の本なのですが、あくまでもアウトプットを前提とした読書なのです。「いつでもアウトプットできる状態」で居続ける。

ですから、本を読んで終わり、味わって終わり、というものではありません。

また、情報を集める方法は、読書だけとも限りません。ですから「読書術」ではなく、「READING HACKS」なのでしょう。

まずは、選書のための情報の収集方法から、ささっと読みこなしてしまう方法。

また、一方通行の読書ではなく、読書をきっかけに考え、疑い、実験し、行動を伴うアウトプットのための読書。

さらに読書経験をデータベース化し、記録、保存、運用するなど、「ただ本を読んでいる」からグッと踏み込んだものです。

一方通行の読書から、きっかけの読書へ

あさよるは、読書って「受け手」になってしまいがちです。他人の考えを読んでいるだけなのに、まるで自分の成果のように錯覚してしまって、達成感まで感じてしまうことも……(;’∀’)トホホ

一方通行の読書ではなく、読書をきっかけにアウトプットにつながる読書でありたいなぁと思いました。

一応、当ブログも読書メモ的な感じでやっていますが、それはインプットの作業に近いですよね。さらにもっと踏み込んで、読んだ本の内容を自分で消化し、新しいものにつなげたい。

『READING HACKS!』は一冊の本で、広い範囲のことがらを扱っています。著者・原尻淳一さんは他にも「HACKS!」シリーズの本を書いてらっしゃるので、そっちも読みたいなぁと思います。

ちょっと私的メモのようなもの…φ(..)

巻末に「『読書論』ナビゲーション・リスト」なるものがあり、本の書影とタイトル、そして内容の紹介がコンパクトにまとめられています。

今後の読書の参考に、メモしときますφ(..)

『読書論』ナビゲーション・リスト

読書入門 これを読めば、読書嫌いが読書好きになること間違いなし!

古典読書論 読書好きはみんな読んでいる古典読書論

ビジネスマン読書論 ビジネスマンにとっておきの読書論はコレだ!

超アウトプット生産のための読書論 アウトプットを生み出すヒントをくれる読書論

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【急募】集中力 Σ(・∀・;)|『精神科医が教える「集中力」のレッスン』

集中力があれば、時間ができる!

時間があれば、なにをしよう?

【急募】 集中力

集中力……常に募集中です。

昨日のブログ記事書くの、1時間もあれば余裕かなぁと予定してたのに、作業終了までダラダラと11時間くらいかかった……いや、だってテレビでミュージックステーションスペシャルとかやってたんだもん。宇多田ヒカルが出るって言うしさぁ~(9月19日敬老の日に書いていました)。

ちなみにこの記事も、昼間に書き始めたのに、もう深夜だし。

……集中力。ナニソレオイシイノ?

「集中力」は作られる!?

『「集中力」のレッスン』。はい、あさよるが読むべき本ですね。今まで読んでいなかったことが不思議です。ちなみにこの本も、平易な文章で、細く読みやすく章立てされているので、一気読み出来ちゃう本なんです。なのにね、これ読むのも丸々1日かかったような……。

内容はだいたいこんな感じ。

脳のクセ

集中力を高めるには、まず脳のクセを知りましょう。脳の特性を活かし、脳の不得意なことをやめるのです。

まず、マルチタスクはやめる!これはちょっと意外でした。脳はマルチタスクに対応していないんだそうです。また、脳内のドーパミンやアドレナリンも活用しちゃいます。ご褒美を用意したり、自分の欲望を味方につけちゃおう。また、反対に「休憩」も大切。オンとオフの使い分けで集中力を上げてゆくのです。

ケアレスミスには4つのパターンがあります。

①反復エラー (コーヒーに砂糖を入れたことを忘れて、また入れてしまう)
②目標の切り替わり (コンビニに寄ろうとしていたのに、そのまま帰宅した)
③脱落・逆転 (風呂の栓をしただけで、湯をためなかった)
④混同・混合 (花を切るのに、缶切りを持って庭に出た)

西多昌規『「集中力」のレッスン』p.38

自分のミスの特徴を知ることで、ケアレスミスを減らしてゆきましょう。それが結果的に集中力の向上につながる…!

体内時計

体内時計は、実際の時刻とズレていませんか?

人間の体内時計は、放っておくとどんどんズレてゆくようにできています。ズレを修正するため、毎日、日光を浴びる必要が有ることはよく語れます。通勤時も、なるべく太陽にあたるルートを選ぶ!

夜間は、明かりを灯せばいつでも明るいですから、やはり体内時計はズレてしまいがち。明かりの管理をしましょう。そして、問題のブルーライトこと、パソコンやスマホ画面のライトですね……コンピュータ機器を手放す勇気が必要です。

さらに、食事の管理も大切です。朝昼晩の食事が、体内のリズムを作ります。

食事、睡眠、運動。この三つで体内時計をピッタリと合わせておくことが、集中力に繋がります。体内時計がズレて、万年寝不足、万年無気力では集中力もなにもあったものじゃないですもんね。

ライフハック

集中力のためのライフハックもあります。

ちょっとだけ難しい課題を用意するとか、目標を細分化するとか。5W1Hを割り出しTODOリストに吐き出します。

些細なTODOでも、きちんと最後まで終わらせて達成感を味わいましょう。達成感という快感が「ご褒美」になるんです。また、予めタイムリミットを設けるのも大事。「あとちょっと!」って自分を鼓舞するのも有効です。

スマホが邪魔をする!

これ、あさよるもめっちゃ分かります。この記事を書いている間も、横においてあるiPod touchがポーンと鳴り、メール着信を知らせます(あさよるはiPod touchをwifiで繋いでタブレット端末として使用している)。

ポーンと鳴る度、画面を覗き込む。しかし、メルマガばっかりで、今読む必要のないものばかり……。そうか、Gmailの通知切っちゃえばいいのか……。

で、メールチェックすると、ついでにTwitterやInstagram、Faceboo等々SNSチェックまで始まるんだよね……(遠い目)。あさよるの場合は、作業BGMとしてYouTubeを再生しちゃうのがキケンw自覚しているのに再生しているから困ったw

映画館やコンサートなど、スマホの電源を半強制的に切っちゃう場に身をおいてみるのもGOOD。

コツコツ生活習慣の改善を

集中力のための生活改善は、コツコツと小さなことを積み上げるしかありません。朝食をしっかり食べて、カロリーを摂取し、体内時計を動かします。

運動を習慣化します。体を動かすことはメンタルにも良い影響があり、さらに生活にメリハリが生まれます。

疲れたときはしっかりと休む。急いでいるとき、焦っているときほど敢えて「休憩」を取れる心の余裕が欲しいですね。

他人との関わりも大事です。会話を楽しみ、しっかりと笑う。コミュニケーションが脳への大きな刺激になるんだそうです。反対に、孤独も時には必要です。周りをシャットアウトして、一人っきりになることが集中に必要だったりもします。

ダラダラ作業は非効率

ダラダラと作業をするより、休憩をはさみながらグッと集中して作業をする方が効率的です。Σ(・∀・;)ビクッ

そもそも、集中力は無限に続くものではありません。ですから、事前に集中力の限界を設定しておくべきです。『「集中力」レッスン』では集中力の限界を60分に設定しています。

もちろん、集中力の続く長さはその対象によっても変わります。目安としては「飽きてきたら」が休憩の合図です。案外、自分の感覚を信じてやればいいってこと?無理に頑張ろうとすることが非効率を産んでいるのですね……(・・;)

さらに、『「集中力」レッスン』では、どうしても徹夜をしないといけないときの対処法まで紹介されている……!そう、生きていればね、そういう日もありますよね。さらに、カフェインの上手な使い方まで。

メンタルの問題?ADHD?

集中を妨げる要因には、ADHD(注意欠陥・多動性障害)が原因の場合もありえます。ネットでもチェックリストがたくさん公開していますから、自分が当てはまるか見てみてもいかも。しかし、本書でも、ADHDの過剰な診断と言いますか。軽い症状でも障害だと診断されることも多々あるようで、警鐘を鳴らしています。

集中力は精神状態が影響します。これ、経験則でわかりますよね。気がかりなことがあって、クヨクヨしていると、集中ができません。過度のストレスも集中力を阻害します。

また、事前にできなかった言い訳を用意するのもご用心。試験前に掃除を始めたり、ゲームを徹夜でやっちゃったり、「出来なくても仕方がない」と言い訳するための行動を無意識にしちゃうことを、「セルフ・ハンディキャップ」と言うそうです。言い訳をせず、自分の行動の責任を自分が取ることを心がけましょう。

依然、集中力が不在なままの感想

記事をここまで書いて、いかに自分が集中力を書いているのかがよくわかりました。本を一回読んで、ブログを書くためにザッと読み返して、さらに本を読みながら文章を書きました。ここまで繰り返し読んでハッと気づいた。

Σ(@_@;) 「全然集中できてない!」

すごく、勉強になる本でした。

一方で、まぁ内心「知ってる」ことも多し……というか、ほとんどが知ってる、わかってることです(-_-;) わかってるけどもできない、やっていないことを再確認する本でもあると思います。

しかし生活習慣やストレルの軽減、休憩のタイミングなんかが「集中力」と関係してるって、言われるとごもっともだけど、言われないと気づいていませんでした。だからこそ、いつもゾンザイに扱ってしまってた……。

余った時間、何に使おう!

集中力って、仕事の能率を上げるものです。それは、遊びや楽しいことに集中する力でもあります。

デートやショッピングや、映画や音楽や、駄弁りや食事や……誰かと一緒に過ごす一時も、集中力が上がればもっと楽しく過ごせる時間になります。仕事を早々に切り上げて、集中して遊べば、まだ時間が余ってしまう!という展開もあり得るんじゃなかと思います。

さて、余った分の時間、何に使いましょうか。習い事?スキルアップ?本を読む?人に会う?

先走って夢が膨らんじゃいます。この手のライフハック本の中では、あれこれと機会があれば人にオススメするであろう本でした(勉強とか健康とかダイエットとか、なにかにつけて)。

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『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』|結構分厚く細かなライフハック本

Getting Things Done 略して「GTD」!

ライフハックの定番、押さえておきましょう~^^

電子書籍化されてないけど…手元に置いておきたい

この『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』は、以前によく書店で見かけたことがありました。学生の頃だったか……なかなか書籍費が捻出できず、書店で何時間もウロウロと立ち読み……というか、パラパラと雑誌や書籍を手に取っては棚に戻していました。

さて、月日は巡って『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』は、当初Amazonのランキングで発見。しかし、電気書籍化されておらず、なかなか手が出ませんでした。

今回、たまたま地元の図書館で所蔵されていたので、手に取れた次第です。しかし、内容は時間をかけてGTDしてゆくものですし、表紙のデザインもいい感じなので、やっぱり紙の本で手元に置いておきたい一冊でした。

Getting Things Done!

「GTD」とは「Getting Things Done」の頭文字を取った言葉です。

やるべき仕事って放っておくとどんどん増えてって、頭の中がいっぱいになってしまいます。業務内容だけでなく、免許証の更新だったり、歯医者の予約を取ったり、洗車をして、家族と買い物に出て……。家族を持っている人は余計に、私生活まで慌ただしく過ごしておられるでしょう。

「てんやわんや」という言葉のてんやわんやさは秀逸だと言っていたのは、よしものばななだっけか……(不確か)。まぁ、現在の社会人たちはみんな、多かれ少なかれ“てんやわんや”なのです。

そこで「GTD」!仕事をDONE!するためのライフハックなのですが、GTDをすると頭の中を空っぽにして、心が澄んだ水のようになるんです。澄んだ水ってなんだ?って話ですが、いわゆる「ゾーンに入る」って状態なんですって!憧れちゃう!

GTDする手順を細かく紹介

まず、頭の中を空っぽにする方法です。

それは、頭の中をぜーんぶ書き出しちゃう!書き出して、とりあえず「inbox」に放り込むのです。この『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』では、紙にペンで書き出していますが、今だったらEvernoteでOKでしょう~。

そして、GTDのために必要なアイテムも箇条書きで紹介されています。

  • 書類受け
  • 手帳やノート
  • パソコンのメモ帳
  • 音声記録ツール
  • メール
  • その他のハイテク機器

どれもすでに机の上に揃っているものかもしれませんね。ということは……今すぐ始められる!

また、お気に入りのステーショナリーでテンション挙げてゆく方向が推奨されていました。

これらの道具を用いながら、GTDでは5つのステップを確実にこなしてゆきます。

どのような職種であれ、どの国にいようとも、この5つのステップは順を追って確実にこなされていなければならない。

①「気になること」すべてを1箇所に「収集」する。
②それぞれの意味と何をすべきかを明らかにする「処理」を行なう。
③その「処理」の結果を「整理」する。
④それらの行動の選択肢を「レビュー」する。
⑤選んだ行動を「実行」する。

デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』p.43

この次の行が刺さりました。

 原理は明快だし、誰もが仕事でこうしたことをやっているだろう。ただ、私の知る限り、ほとんどの人はそれぞれのステップをかなりいい加減に行っている。

デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』p.44

そう、先の「収集」「処理」「整理」「レビュー」「実行」、以上5つのステップは、多くの人が踏んでいる、ありきたりなものです。しかしながら、同時にこれを疎かにしている人が多い!

5つのうちのどれか1つでも蔑ろにすれば、他のステップの精度も落ちてしまいます。しっかりと一つずつ丁寧にこなしてゆくのが大事!

丁寧にやってゆくのが大切なので、今すぐに、スピーディーにこなしてゆく必要はありません。まずは、「収集」をしinboxに放り込んで、時間ができるまで置いておいてOK。焦る必要はありませんが、きっちりやってゆくのが大切なのです。

簡単にいえば「収集→処理→整理→レビュー→実行しようぜ!」

と、本書『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』で紹介されるライフハックはとってもシンプルです。

極端に言っちゃえば、「収集」「処理」「整理」「レビュー」「実行」しようぜ!そのための方法を教えちゃうよ!って内容です。

結構分厚い本で、行動のリストややるべきことなど、かなり事細かに紹介されています。

定番本は一読しておいていいと思う(^^♪

どうやらこの「GTD」の考え方って、もうスタンダードになっているようで、今読んでも、発表当時の真新しさは実感しにくいかも。他の書籍やライフハックとして知れ渡っているからです。

だからこそ、一度は目を通しておくとよい内容だと思いました。「定番本」って、内容の新旧はともかく、一度読んでおくと他の本も読みやすいように思います^^

あさよるのダメダメを図星されたΣ(・ω・ノ)ノビクッ

さて、GTD、あさよるもここで書かれている内容は、断片的に他の本でも読みました。

だけど、これだけまとまっていて、ボリュームのある本は初めてかも。

「収集」「処理」「整理」「レビュー」「実行」というステップも、あさよる自信「やらなきゃ…」って思い詰めるほど、しないといけない事柄が山積みで……。

山積みになると、ますます億劫になって手を付けられないんですよね……まさにその現象も本書内で指摘されていて、ドキッとしました。

必要な道具は揃っている!今すぐやろう

頭の中を書き出すって、よくいろんな本で書かれていることです。

で、本を読んだら一応、やるんですよ。紙とペンを持って。だけど、その内容を管理してなかった……orz 管理しなさいって何度も『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』で書かれていて、こちらも胸が痛い……。はい、やります……。

ライトに知りたいならネットで、深く知りたいなら本で

『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』、読めば、「これ知ってる」「ライフハックorビジネスブログで読んだことあるし~」なんて思われるでしょう。

それくらいスタンダードな内容の書籍です。

また、「GTD」を検索すれば、詳しく手法を紹介したブログもたくさんあるようです。日本語で情報が得れるので、簡単に済ませたい人は、親切なブログを探すのも一つでしょう。

『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』は、この手のライフハック本にしては分厚くて文字も細かい方だと思います。しかし、内容はすでに知っているものもあるでしょうから、読書時間は見た目よりは短いかと思います。

GTDについてライトに知りたいなら、ネット上の無料の情報でも十分だと思います。

しかし、しっかりと Getting Things Done したいなら、『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』、面倒でも一読するのがオススメです。

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