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『会話もメールも 英語は3語で伝わります』|英語っぽい表現で考える!

こんにちは。英語ができない あさよるです。学校の勉強はあまり苦労しなかったタイプなんですが、英語、これだけは違う。苦手で苦手で……語学が苦手で、国語も嫌いなんですが……。しかし、英語がわからないというのが普通に生活で不便です。こうやってブログ書いたり、ネット使うのも英語がわからないと困りもん。

毎日〈明日することリスト〉に〈英語学習〉と書く日々はやめて、ホントに勉強を再開したい今日この頃でした。『会話もメールも英語は3語で伝わります』は話題になってるっぽかったので、手を伸ばしてみました。

「伝わる」ための英語

まず本書『会話もメールも英語は3語で伝わります』の性格から。本書の著者の中山裕木子さんは工業系、技術系の日英翻訳をされている方で、特許明細書の翻訳をされていました。そこから、工学・技術系の人に英語を指導するために、3語で伝える英文法に行きついたそうです。

「理由と根拠」を大事にしながら、自分自身で英語表現を選択し、「どちらの表現がコミュニケーションをより円滑に進めるか」「どちらの表現が少しでも誤りが起こりにくいか」といったことに焦点を当てる授業を組み立て始めました。

冠詞から構文の選択まで、ノンネイティブとして、自分で根拠と理由づけを持って英語表現を選択する。そんな授業です。その指針としたのは、テクニカルライティングの各種ルール(各種スタイルガイドと呼ばれる欧米での英語のルールや、テクニカルライティングの洋書に記されたルール)です。(中略)

そのようなテクニカルライティングの手法から、最も重要なエッセンスを抜き出したのが、本書で取りあげた「3語の英語」です。

p.226.227

元々専門的な分野から出発し、それを一般化できないかと作られたのが本書です。

また、英語でのコミュニケーションは「相手もnot英語母語話者」である場合を想定すべきです。「ネイティブなら分かってくれる」のではなく、お互いに英語カタコト同士で伝わることが大事ですから、3語の英語は有効かもしれません。

英語らしい表現を覚える

3語で伝えるとは、ややこしい文法を作るのはやめて「SVO」で表現しちゃおうと。それだけなんですが、日本語の文章をそのまま英語のSVOに並べようとすると、やたら文章が長くなったり、いろいろ無理が出てきます。文章が長くなると間違えるリスクも増しますから、なるべく文章は短くしたい。

こんな例文が

「私は京都大学の学生です。言語学専攻です」
ありがちな表現:
I am a student at Kyoto university. My major is linguistics.

(中略)

「3語の英語」で同じ内容を組み立て直してみましょう。
↓↓↓
I study linguistics
at Kyoto university

p.30-31

「英語を勉強する」っていうよりも、言い方を学ぶというのでしょうか。本書でも、小中高の長期にわたる英語学習を経て、更に「3語の英語」で実用していくうちに、伝わる英語を使えるようになるという、かなり長期スパンでの英語学習法です。本書をパッと読んで英語力がどうかなるわけじゃなく、ジワジワっと効いてくる系ですね。

日本人の英語のクセ、すなわちbe動詞を使いたがるとか、漢字の熟語を英語にしようとして難解になるとか、やたら文章を長くしてしまうとか、主語が分かりにくいとか、クセを抜いて、英語っぽい思考を身につけようという内容。

苦手意識が高い人にいいかも

あさよる自身が語学が超苦手なので、得意な人が本書をどう読むのかは知りません(^◇^;)> ただ、英語苦手マンにとっては「3語だけで文章を作れ」というのは、取りつく島ができたような気分です。そう「どっから勉強していいのか分からない」から脱せる気がするのです。

「まずは文法?発音?」なんて悩んでる時間がもったいないので「SVOの3つでいい」と割り切っちゃえば、次はそこに盛り込む中身を勉強すればいいんだ!とスッキリしました。

また、notネイティブ同士の会話が想定されているのも、「使えそう」なところです。というのも、あさよるは街中で人に話しかけられるタイプなので、外国人にもめっちゃ声を掛けられます。道を聞かれたり、電車の乗り換えを聞かれたりね。最近、大阪のなんばや心斎橋は「外国人の方が多いんじゃないか?」って感じですからね~。「お互いに英語がわからん」状況でのコミュニケーションは難易度高いっす!

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『図解でわかる! マーケティング』|売り手目線から〈買う〉側へ

こんにちは。あさよるです。先日当ブログでブランディングの本を紹介しました。久々に読み返して面白かったので、次はマーケティングの本を手に取りました。

『ブランドらしさのつくり方―五感ブランディングの実践』|体感をともなう体験を

ブランドらしさのつくり方[Kindle版]

ブランドらしさのつくり方[Kindle版]

  • 作者:博報堂ブランドデザイン
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016-06-20

マーケティングってなんだ?

マーケティングの歴史はまだ浅く、半世紀しか経っていません。ですから、マーケティングの法則等、玉石混交なのが現状です。まだ決定版は出ておらず、これから大きな変化が起こるかもしれないと事前に認識しておきましょう。新しい分野だからこそ、経営者やリーダー、マネージャーに求められる素質になっています。

 マーケティングは、セールス、PRの領域をすべて含み、さらに企業活動のすべての領域に当たる上位概念です。
考え方は「お客さまを起点とする」のが特徴で、商品・サービスをお客様に届けるためのすべてを考えるのがマーケティングの領域に当たります。シンプルに「売れる仕組み」と呼ばれることもあります。

p.16

お客様に商品やサービスを「売り場」というのは売り手の感覚ですから、お客様の立場に立って「買い場」と呼称を変えた会社もあるそうです。このちょっとした違いが、マーケティングの考え方です。

 では、実際にマーケティングとは何をすればいいのでしょうか? マーケティング・プロセスの全体像は下記のような流れになります。

①現状のビジネスを整理する
②マーケティングの課題抽出
③リサーチ&市場分析
④商品開発
⑤ブランド構築&マーケティング戦略
⑥発信力(オウンドメディア)
⑦実践計画へ落とし込み

この流れで、会社にとって全体最適になるマーケティングを導入し、定着させることが理想です。

p.24

このように7つのステップを一章ごとに、短く簡単に紹介されています。

イラスト&図解でわかりやすい

本書は一節ごと、見開き2ページにまとめられ、1ページは平易な文章と、もう1ページはイラストや図解と、コンパクトながらも充実しています。

実際に、身近なブランドや商品の例も挙げられているから、読んでて「納得」する場面が多く、マーケティングなんて興味ないなぁという方も、一回読んでみてほしいなぁと思います。読書としても面白いんです。

手元に置いて、辞書のように!

これからマーケティングについて知りたい方や、学生の方にもおすすめです。どんな業界でも必要な知識ですし、まだ歴史の浅い「マーケティング」であると知り“なう”な分野であることに興奮しました。

本書はとても簡単に内容がまとめられていて、マーケティングについて何も知らない あさよるには非常にありがたい本でした。なんとなく取っ付きにくい、利益重視で人間味の内容な分野なのかと勝手に思っていたのですが、意外にも「あくまでお客様目線」という考え方は意外でした。

一章、一節は短く区切られているので、手元に置いておいて、必要な部分だけ拾い読みするのに向いていると思います。今のところ(2017年10月現在)電子書籍化はされていないのがちょっぴり残念。

また、同じ著者の他シリーズもあるようなので、そっちも読みたいです。

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『ブランドらしさのつくり方―五感ブランディングの実践』|体感をともなう体験を

こんにちは。あさよるです。今日読んだ『ブランドらしさのつくりかた』は、あさよるの愛読書で、過去に何度も読み返しているものだったりします。学生時代に教科書として指定されていた本で、当時も繰り返し読んでいました。ブランディングを手を動かしながら考える時、パラパラと読み返します。

図解もたくさんあり、実際にブランディングがなされる過程も細かく紹介されており、読んで楽しい内容でもあります。kindle版も出ているようなので、おすすめです。

五感をともなうデザイン

「人のぬくもり」という言葉があります。例えば「初音ミクの歌は機械的で人のぬくもりがない」とか一昔前だと「ワープロ出力の文書は人のぬくもりがない」だとか。マジレスすると「ボカロを調教してんのは人間だぞ」とか「その文章を書いたのは人間だし、ワープロを作ってるのも人間だ」なんて言いたくなることもあります。

しかし、「人のぬくもり」と言いたくなる状況とはなんだろうと考えると、それは「人の身体をともなう活動がイメージできる/できない」に由来するのではないか。もっと抽象度を上げると美しい/美しいくないなのかもしれません。すなわち、それを「使う人」への配慮や心地よさが設計されているかが「人のぬくもり」なのではないでしょうか。

本書ではコカ・コーラの瓶からロゴマークを消し去っても、それがコカ・コーラと分かると言います。例えその瓶を割ってしまっても、そのガラスのかけらだけでもコカ・コーラの瓶だと判別できます。それは、あの瓶が「コカ・コーラをが飲みやすい」ようにデザインされており、他のコーラや飲料とは一線を画しているようです。あの瓶のフォルムは、見るからに「触感」をイメージさせ、コーラの炭酸が喉を流れていく感覚をイメージさせます。

シャンプーのCMの多くは視覚と触覚、臭覚に訴えかけるものが多いので、泡立ちの気持ちよさを想起させる「音」、すなわち〈聴覚〉を刺激する音を使うことで他のシャンプーとの差別化を測ることができます。人気のカフェやレストランも、五感をうまく使っています。調度品や、絨毯の感触、BGM、香りと五感に訴えかけるのです。

特に嗅覚を用いるデザインは今後もっと広がってゆくでしょう。コンビニが良い例です。コンビニって中に入るとフワッとおでんのにおいがして、「コンビニらしい」と感じます。近年ではコーヒーのにおいもコンビニのにおいになりつつあるのかもしれません。

五感の情報だけで、わたしたちは連想し、イメージします。「バタン」という音だけで「車のドアが閉まった」とわかるんです。記号として五感を使っているのかもしれません。

ブランドとは何か

そもそも「ブランド」とは、牛に押した焼き印の「焦げ(Burned)」という言葉が起源です。「ブランド」の概念は最初、牛、酒、石けんなどに使われていました。高級品やアパレルの世界で「ブランド」という言葉が使われるようになったのは最近だそう。さらに近年では商店街や公共施設・サービス、人間もブランド化されています。

ブランドとは「高級品」だけでなく、人が価値を見いだすものすべてです。

ブランドはよく、脳の中の構造にたとえられる。個人のいろいろな経験が、脳の中で複雑に絡み合って、ある連想のネットワークを構成する。たとえば、「花火」という記憶は、単独で終わるものではなく、夏、夜、きれい、ワクワク、混雑といった他の記憶と絡み合って脳に蓄積されている。この脳内の「記憶の集合体」がブランドなのである。この「記憶の集合体」が大きくてかつほかにない独自のものであればあるほど、そのブランドは強いということができる。

p.40

「京都」がブランドになるのは、「京都」の漢字二文字を見て、多くの人が様々なイメージを連想するからです。

また、ブランドは顧客だけのものではありません。

魅力的なブランドとは、顧客にとっては、「このブランドなら買ってみたい、使ってみたい」と思わせる対象だけではなく、従業員にとっては「このブランドなら誇りを持って働きたい」と思わせる対象であり、株主にとっては、「このブランドなら投資してみたい」と思わせる対象であるべきものである。

(中略)

一言でいえばブランドとはすべての関係者にとっての「記憶の総体」である。

p.42

「ブランド」の記憶

みなさんもブランドにまつわる記憶やイメージがありますか?

あさよるは以前、無印良品で働いていました。入社前からMUJI製品が素敵だと思っていましたが、働き始めるともっとMUJIが好きになりました。こんなに会社から大事に扱われたのが初めてだったからです。スタッフ仲間もみんな明るくて爽やかで、みんなMUJIの大ファンでした。お客様も丁寧できちんとした方が多く、働きやすい職場でした。退職後の今もMUJIは特別なブランドに思えます。そう「特別」なんです。

昔デザイン生だった頃、授業で「資生堂」の広告が紹介され、資料として資生堂が発刊していた『花椿』を熟読しはじめました。憧れのブランドでした。大人になって資生堂のカウンターで化粧品を買うとき、学生時代の瑞々しさや高揚感や若い苛立ちや、あの頃のことを思い出します。また町の資生堂のお店では、お店の人と恋の話をしたり、年配の女性が華やかにお化粧をしている姿に「ええ女やなぁ」とシビレタ。あさよるもあんな女になれるだろうか。背中が曲がって髪が薄くなっても「あの口紅を塗りたい」と思いました。

ブランドのイメージ。ただ製品のクオリティだけでなく、思い入れやイメージや記憶が絡み合って「他とは違う」「特別」になっています。

五感をともなうブランディング

五感に訴えるデザインと、ブランドとは何かを押さえたところで、本書の本題「五感ブランディング」に移ります。

先ほど紹介したシャンプーのCMでは聴覚を欠いているブランドが多かった。だから泡立ちの気持ちよさを想起させる〈音〉が考案されました。あるアジアの航空会社では、乗客に配るおしぼりにアジアを連想させる香りをほのかにつけました。これが好評で、他の航空会社との差別化が成功しました。風鈴の〈音〉を聞くと涼しい感じがするのも、五感を使った好例。

また、キーボードで文字を入力するとき、我々はキーボードを叩きつけています。この感覚が重要で「入力した!」って実感を抱かせています。コンピュータが普及した今、ブラックボックスに囲まれて生きてる我々は指先の「入力した感覚」がとても重要です。

五感を使ったブランディングを見ていくと、まだまだ五感ブランディングは弱いブランドが多いと気づくかもしれません。ウェブサイトのイメージと、お店のエントランスの雰囲気と、店内の様子がチグハグで変な感じなお店とかいっぱいありますよね。

あさよるの雑談ですが、床がペタペタしている系の飲食店はなんとなく避けてしまいます。また、プッチンプリンの蓋の裏についているプリンはご馳走ではありますが、出先では避けてしまいます。だから「プッチンプリンは家で食べるもの」と感じるので、家庭的なイメージがあります。結構、われわれはちょっとした感覚で商品やサービスのイメージを持っていて、それがブランドと合致しているかどうかが大切なのです。

新宿駅の五感ブランディング

本書では実例として、新宿駅の五感ブランディングをしてゆく様子が細かく紹介されます。新宿駅の利用者にアンケートを取り、新宿駅の五感に関わるイメージを暴いてゆきます。そして、新しい新宿駅の五感ブランディングをしてゆくのです。

用いられるのは従来の視覚に頼ったイメージボードだけでなく、手で触れる素材も盛り込まれます。さらに「新宿駅の香り」を新たに作りました。本書の書籍版では、実際に新宿の香りがついた付録がありました(今はないかも)。

視覚に頼りすぎているデザイン

五感ブランディングに触れると、自分がいかに視覚的なイメージ過多なのか気づきました。とくにブログは視覚しか情報がないのが残念ですね。「音楽をつけようか」と一瞬血迷いましたが、本書でバッサリと「トップページで音楽が流れ続けるサイトうざい(意訳)」と書かれていて思いとどまったw

ブログでにおいや触覚、味覚に訴えかけられる方法ってないのかな? 背景をモコモコな素材に変えるとか? においはもっと難しいですね。冒頭に「焼き鳥」とか「カルビ」とか書く? うーん。

話は変わって、あさよるは音楽CDはiPodに入れて、新たに買う分は iTunesで購入するようにしています。増えてしゃーないからね……。んで、昨日久々に音楽CD現物を買いまして「あの封を切る時のウキウキ」を久々に体感しました。「私まだこんな気持ちになれるんだ!」という喜びw iTunesには「あの封を切る時のウキウキ」はないし「タワレコのシャカシャカの黄色い袋ぶら下げて歩く感じ」もないな。

代わりに「お気に入りのiPod touch第四世代を剥き身のまま使い込んでいい感じ」を楽しんでおります。(写り込んでいるのはフナイのエアコン)

博報堂『ブランドらしさのつくりかた』イメージ - iPod touch 第四世代

iPod touchは触覚と聴覚と視覚が刺激されるものね。メタリックな感じが金属のにおいのイメージも想起させるかも。大量生産される工業製品なのに「人のぬくもり」を感じさせるしね。

ちなみに、iPod touch 第5世代も愛用していますが、こちらは第4世代より使いやすいけど、トキメキが少ない。

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『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』|データと論理を扱おう

こんにちは。細々と数学の勉強をしている あさよるです。今回、数学の本だと思って手の取ったのがコチラ『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』でした。まず本書、数学の本ではありませんでしたw 「データを扱って論理的思考をしよう」というものです。ああでもしかし、あさよるも論理的に論述できるようになりたくて数学の復習をはじめたので(中高の数学の復習デス)、ある意味で本書は学校で習った論理、論述を、社会の中で使うための本ですね。

論理思考を身につける

本書『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』は、論理的にものごとを考えるための指南書です。そのために、客観的なデータを扱えるようになりましょう。

また、総当たり的に考えるのではなく、仮説を立て、仮説から検証できる力が必要です。総当たりではいくら時間があっても足りませんからね。そのとき、仮説は立てますが、思い込みにハマり込んだり、またデータを持論の都合のいいように読み解いてしまわないよう、訓練が必要です。

上司と部下の間で考えが食い違ってしまうと、お互いに「相手が分かってない」と思ってしまいがちですが、見えている範囲が違うため、違った結論になっていることも多いとか。目に見える数字を見ながら話せるようになると良いですね。

「数字」苦手!って反応しちゃう人に

本書『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』では、数字の扱い方を学びますが、難しい数式とか出てこないので大丈夫!w ただ、グラフはたくさん紹介されているのですが、これもきちんと解説なされているので恐れなくても大丈夫でしょう。イラストやパッと見て分かる資料です。

ただし、今は数字が苦手でも、これから数字やグラフを実践で扱えるようになりましょうという本ですので、じゃかじゃか登場するグラフには驚かないようにw

数字の見方、グラフの見方

そう、本書は数字やグラフの見方、扱い方がたくさん紹介されています。例えばパッと見て相関関係がありそうに思えてしまうグラフも、実は全然関係なかったりします。人は自分の都合の良いようにデータを見てしまう習性があるらしいので、人のクセや習性を知ることが、データを扱えることなんですね。

また、情報がないときは〈推論〉をして、仮説を立てます。推論するためにも、やはり自分の手持ちのデータや知識が必要なのです。

客観的なデータをもとに、資料の作り方まで網羅されているので、これからデータの理解をしたいと考えている新人や学生の方におすすめです。平易な文章で読みやすく構成されているので、肩ひじ張らずに読んでみて下さいw

あさよるネットで紹介した関連本

『地頭力を鍛える』/細谷功

『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』

『仮説思考』/内田和成

『仮説思考』|行動が結果を、結果が経験を

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『究極のセールスレター』|メールもウェブも汎用性高く使える!

 

特別なお知らせ

ポストを開けてダイレクトメールを受け取ると、そのまま家の中のゴミ箱にポーイ!ってなこと、多いですよね。なかなか分厚くても、封も切らずにパッと見てポーイ。

一方で、たまに封を開けて中身をチェックすることもあります。なんか大事なお知らせなのかな?と開いてみたり(大概はいつもの宣伝のチラシだったりするw)、やたら豪華な紙に大げさに自分の名前が印刷されている系です。開けてみると、中身はクレジットカードの宣伝だったのですが、やけにゴージャスな紙に金押しの印字がなされていて、思わず数日間手元に置いてしまいましたw

私たちは届いた郵便物を一瞬で要不要を振り分けて、更に重要な度合いまで判断しています。これは、ダイレクトメールを出す側から見れば、〈特別なお知らせ〉だと判断してもらえれば、捨てられずに読んでもらえるということです。

本書『究極のセールスレター』では、読んでもらえるだけでなく、契約に至るセールスレターの書き方が細かく丁寧に紹介された書籍です。

セールスレター基礎のキ!

『究極のセールスレター』で紹介されるセールスレターの書き方は、基本の〈キ〉のような内容です。お客様を知り、商品を知り、欠点も含めて何もかもを明示します。最後まで読んでもらい、思わず契約の返事をしてしまうセールスレターを作ります。

28のステップに分けられていて、どれも基礎的で漏れがあってはならないことばかり。

  1. お客を「しっかり」理解する
  2. 提供するものを「しっかり」理解する
  3. 不利な点を告白し、欠点は包み隠さず伝える
  4. 無事に配達させる
  5. 目に留めてもらう
  6. 読んでもらう
  7. 価格ジレンマに打ち勝つ
  8. 必勝コピーライティングのテクニックと作戦を吟味する
  9. 最初の下書きを書く
  10. 戦略的観点で書き直す
  11. 文体を書き直す
  12. 疑問・反論に答える
  13. いますぐ行動してもらうよう刺激する
  14. 追伸を工夫する
  15. チェックリストを確認する
  16. グラフィック処理をする
  17. 感情を込めて書き直し、冷静に編集する!
  18. 下書きとサンプルを見比べる
  19. 事前テストを行なう
  20. 手紙を最終の形にする
  21. グラフィック処理を変更する
  22. もう一度編集する
  23. 試作を発送する
  24. 冷静になる
  25. 他の人の意見も聞く
  26. 最終見直しをする
  27. 印刷する
  28. 発送する!

以外にも、セールスレターの中身そのものよりも、装丁や印刷の確認など、体裁の部分にステップが割かれています。それは、最初の3つ〈1.お客を「しっかり」理解する〉〈2.提供するものを「しっかり」理解する〉〈3.不利な点を告白し、欠点は包み隠さず伝える〉これが全てだからではないでしょうか。最初の3ステップこそが重要であり、ここに時間をかけるべきだし、クリアしていて当然のステップでもあります。

1、2、3を満たしたうえで、「どうやって届けるか」「どうやって読んでもらうか」「どんな手紙にすればいいのか」をじっくりと吟味しましょう。こんなに手間をかけるほどに、お客様の自宅に直接届けるお手紙は重要なんですね。

目に留まる、思わず読んでしまう

本書の『究極のセールスレター』では、ゴミ箱一直線なはずのダイレクトメール・セールスレターを、最後まで読んでもらった上に、さらに思わず契約の返信をしてしまう手紙に変えてしまうのです。手間を加えることで、反応が変わるならやる価値はあるでしょう。

経費をかけてゴミ箱行きを分かっている手紙を作るのも辛いし、読んでもらえる手紙にするってのは、作る側も作り甲斐のある手紙ですね。

ウェブにも使える

本書『究極のセールスレター』は、汎用性が高く、他のツールと組み合わせて使えます。

  • 使い方1 有望な見込客を集める
  • 使い方2 テレマーケティングをサポートする
  • 使い方3 来店を促進する
  • 使い方4 口コミを促進する
  • 使い方5 現在の客や過去の客に新商品・新サービスをお知らせする
  • 使い方6 通信販売に利用する
  • 使い方7 購入後の安心感を与えて払い戻しを減らす
  • 使い方8 公私共にあらゆる種類の通信文やコミュニケーションに

こんな項目で紹介されています。セールスレターの書き方の実際の見本も掲載されていて、「こういうの見たことあるなぁ」と。

そして、通販にも使え、あらゆる通信文にも使えるとあります。お客様へのメッセージだけではなく、上司や部下へのメールにも使えますし、もちろんウェブでのセールスにも転用できそうです。こういうの見ると、お知らせやセールスの文言を考えるのも面白く感じますね。

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『「仮想通貨」の衝撃』|もうみんな使っている仮想通貨って何?

こんにちは。ビットコインが欲しい あさよるです。いや、目的がないんですけど、なんか話題になってると欲しくなるんですよね~w そして「仮想通貨」の話ってあちこちで見聞きしますが、そもそも「仮想通貨」ってなんののよ!?と本書『「仮想通貨」の衝撃』を手に取りました。

まず、〈通貨〉そのものがヴァーチャルなものだと改めて説明され衝撃w そして、すでに我々は「仮想通貨」を使いまくっている事実にも衝撃w  「仮想通貨」を考えるとき、通貨についてだけでなく、社会全体、世界全体の歴史まで視野に入れて考えてゆく様子は、読んでいるだけでワクワクしました。

通貨って、そもそもヴァーチャル!

あさよるはビットコインとか、近年話題になる仮想通貨の話題を扱った本だと思ってページを開いたので、出だしから予想外の内容でした。それは、我々はすでに仮想通貨を使っているし、通貨とはそもそもがヴァーチャルな存在だということを、改めて説明されたからです。あさよるも、Amazonギフト券をもらうこともあるし、人にAmazonギフト券をプレゼントすることもある。一昔前なら、図書券やビール券やデパートの金券をもらったりあげたりしていた。これら仮想通貨で、ある特定の枠の中でお金を同じように使えます。

本書ではFacebookのポイントが例に挙げられていました。Facebookはユーザーの個人情報から顔写真まで集めた上に、仮想通貨まで持っている。この仮想通貨が通常の通貨と違うところは、ユーザーからユーザーへ渡すことができないこと。すでに世界で数億人が使っている仮想通貨です。著書は長らくFacebookを使っていなかったけれども、どうしてもFacebookに登録しないとプレイできないゲームがあったため、やむなくユーザーになったとのこと。

そう、このゲームの世界で仮想通貨は大活躍しています。不思議なことに、ゲームの世界では砂漠のモンスターも通貨を持っていて、やっつけると通貨と薬を落として行ったりします。プレイヤーはゲーム内の仮想通貨を集めてゆくことで、ゲームの世界に熱中してゆくのです。面白いのは、何もお金をプレイヤーに与えなくてもゲーム自体は成立するところです。“どんどんお金が溜まってゆく”“報酬が増えてゆく”ことに夢中になってゆくのです。

金券やお買い物ポイント、ゲーム内の通貨など、すでに我々は仮想通貨を使っています。

そして、そもそも「お金」というのはヴァーチャルなものです。そう、お金ってただの金属の塊や紙切れなんです。そこに「価値」を見出しているのは、ヴァーチャルな価値であって、マテリアルそのものではありません。通貨とは、そもそもがヴァーチャルなのです。

単一通貨がいいの?複数の通貨がいいの?

通貨の種類はたくさんあります。日本では円が採用されています。世界で流通する通貨は、一つに統一した方が良いのか、それとも多様性がある方が良いのでしょうか。

世界では統一通貨の方がメリットが大きいと考えており、通貨の統一が試みられていました。その結果生まれたのが「ユーロ」です。通貨を両替する手続きや交渉の手間が省けます。ユーロも最初の三年間はヴァーチャルな、まるでゲームの通貨のような存在でした。実際に紙幣が作られ始めたのは3年後からでした。世界最先端の通貨なんですね。

一方で、複数の通貨が流通するメリットもあります。ある国はインフレが必要で、ある国ではデフレが必要なとき、通貨が違っていれば、それぞれの都合に合わせて流通する通貨の量を調節できます。これが統一通貨だと、どうしようもありません。

すでに仮想通貨を使っている?

ビットコインのような現在話題になる仮想通貨の話を期待してページをめくり始めましたが、我々はすでに仮想通貨を使っているという事実を知りました。

しかも、仮想通貨はとても身近です。

通貨は、他者とお金と物やサービスと“交換”したときに、表に現れ課税対象になります。家の中に宝石が転がっていても課税されませんが、それを交換すると税がかかります。お金が動くと政府はそれを見つけます。しかし、仮想通貨は見つけにくい、あるいは見つけられません。通貨が統一される方がいいのか、複数存在する方がいいのかは微妙なところです。不思議なことに、ゲームコインはインフレを起こすことはあっても、デフレはほぼ起こらない。通貨と仮想通貨の間で、認識が違っているのでしょうか?

また、所持する通貨は増えていくと嬉しい。だから、ゲームでもどんどんお金を溜めてゆくのが気持ちよくって、もっとゲームがしたくなる。通貨って不思議なもので、その価値を集めることは何ともヒトにとって快感なようです。単に、「なんでも買える」「なんでもできる」から欲しいワケじゃないらしい。

仮想通貨がリアル世界に流れ込んでくるとき、世界に変化が起こるでしょう。Facebookのポイントも、他人と交換できる機能が加われば大きく変わるのかもしれません。一方で、現実の通貨と、仮想通貨では人々の扱いもちょっと違うっぽい?

「通貨とは何か」「仮想通貨とは何か」をじっくりと考えながら、バーチャルとリアルの関わりが面白い本でした。

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『PLANNING HACKS!』|企画アイデア出しをハックする

こんにちは。こまこましたハック集が結構好きなあさよるです。ライフハックとかさ、見ちゃうよね~。で「それはないw」とか「どんな状況ww」とかヘラヘラとツッコむのが好きですw その割に、真に受けて実際に試してみちゃったりもして、ムキになって検証し始めちゃったりとかね。

と、ですので、この原尻淳一さんのHACKS!シリーズも好きです。装丁もおしゃれなのも、好きなポイントです。そばに置いておきたくなりますよね。

10年前の本だけど……今でも使える!

本書『PLANNING HACKS!』は2007年に発刊された本ですので、もう10年前の本なんですね。本書は10年経った2017年に読んでも、使える!本書は「企画ハック」を扱う本なのですが、中にはテクノロジーの進歩により古くなっているものも少なからずあります。10年前って、まだスマホが普及する前ですからね。今より回線が遅くて、動画をスイスイ見れなかった頃じゃない?ですが、本書は10年経っても大丈夫な内容でした。

手書きでメモしたり、書類を紙面で管理する習慣は、かなり減っているとはいえ、まだまだ残っています。便利なツールも登場していますが、それらと併用して「使える」ハック集です。

質と量!今あるヒントを集めよう

企画を作るための発想法が本書の内容です。

 気になる情報というのは、わたしの感覚だといきなり「無」から「有」になるというよりは、今ある気になるヒントのような情報をまず出して、その情報から掛け合わせる感覚なのです。つまり、「アイデアの二段階抽出法」。初めはアイデアの元となる情報を引き出し、その情報をみたうえで、組み合わせてアイデアを出していくというプロセスを踏みます。

p.63

アイデアの元になる情報がまずあり、それがプールされている状態から、その情報を組み合わせてアイデアにしてゆく。その一連の工程のハック集です。

メモを取りながら、メモとメモにハイパーリンクを貼ってゆく。まずは、黒と赤のボールペンで、グループインタビューのメモを取ってゆく。このとき、誰かの発言は黒のボールペンで書き、言葉同士に、赤色のボールペンで意味を与えていく。神の平面の上でも、ペンの色に意味を持たせ立体的にしてゆくんですね。

また、脳に刺激を与える場所として、ヴィレッジヴァンガードやタワーレコードはもちろん、トイザらスが挙がっていて、驚きました。確かに!すごく刺激的かもしれない!

会議の方法も、どんどん話を広げてゆく会議と、どんどん絞り込んでゆく会議があること。また、一人で閉ざされた会議をすることなど、バリエーションがあります。

過去に出した仮のアイデアも、どんどんストックしてゆくと、それもアイデアのプールになります。

もちろん、失敗もあります。失敗を人のせいにせずに、自分で引き受けることも、一つのハックです。また、うるさい上司を封じ込めるハックも紹介されているのがオモシロイw

企画書の書き方、パワポ資料のつくり方も実際に画像付きで紹介されているので、こういうのは面白いですね。

仕事を進める小さなハック

HACKS!シリーズはみんなそうでしたが、一つのでっかいハックじゃなくって、小さなハックが細々と紹介されているのが面白いんですよね。もちろん、ふだんからバリバリ企画作ってる方は、またそれぞれの“やり方”があるでしょうし、身近な人がやってることも知りたいなぁとも思いました。

本書、どう使うかは、みなさんの業務内容によると思うのですが、結構、読んでるだけで面白く「あさよるだったら こうするな」「今はそれはないでしょ」なんてツッコみながら読むのも楽しい。んで、読みながら「自分だったらこうだな」なんて考えているから、結構頭の中がイイ感じに回転し始めるんですよねw

元気ないときとか、エンジンを徐々にかけていきたいときに好し( ´∀`)bグッ!

あさよるネットで紹介したHACK!シリーズ

『READING HACKS!』

『READING HACKS!』|いつでもアウトプットできる読書

『STUDY HACKS!』

『STUDY HACKS!』

『IDEA HACKS!』

『IDEA HACKS!』|楽しく働けないのは、なぜ?

『LIFE HACKS 勉強法』

HACKS!シリーズとは違いますが、名前も似ているし、中身も良かったので。

『LIFE HACKS 勉強法』|独学?通学?資格?理解?目標達成?好奇心?

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『目立つ力』|目立てばチャンスも掴みやすい!ブロガーのすすめ

こんにちは。勝間和代さんのメルマガをちょこちょこと読んでいて、勝間さんのとことんガシェットを使いこなそうとする様子や、ロジカル家事の話題にハマってたあさよるです。あさよるはガシェット愛がない人なんですよねぇ。スバラシイと思います。

んで、それと関係あるのかないのか『目立つ力』をSNSで紹介している人がいて、気になって手に取りました。こちらは「ブログ」と「Twitter」というツールをハックする内容。出版当時の雰囲気を思い出して楽しい読書でした。

ネットで目立ちたい理由

『目立つ力』では、ブログやSNSを使いネット社会で「目立つ」ことが推奨されています。なぜ目立たねばならないか?それは、目立つとチャンスが巡ってくるからです。誰も読んでいない、誰も興味を持たないブログやSNSアカウントで何をつぶやいても人々はスルーです。しかし、ネット界で「目立つ」人の元へは、情報も集まりますし、人脈やチャンスも集まってきます。

著者の勝間和代さんは華々しい経歴をお持ちの方ですが、あさよるのように学歴も経歴もない人間でも、知恵とタイミング次第で「目立つ」ことがあるかもしれません。だって、炎上しちゃう人とか、不可抗力で有名人になっちゃってるしね。……いや、炎上したいとは思いませんが、経歴なんて関係なく有名人になっちゃうことがあるのが、ネット世界かなぁと思います。

意図的にネットで目立てれば、それは大きなチャンスであることは、間違いないだろうなぁと思います。

2009年出版、ちょっと古い!?

本書『目立つ力』は2009年出版で、2017年の現在から見ると8年前の書籍です。そして、この8年の間に社会は大きく変わりました。本書では、ブログによって集客し自己アピールをすることと、当時流行し始めだったTwitterを用いた「目立つ力」が大きく紹介されています。

あさよるはTwitterが日本語対応する少し前くらいから利用していました(たぶん2008年以前)。勝間さんが本名でTwitterを始められた頃も覚えています。あの頃のTwitterはむちゃくちゃ楽しかったよね(#^^#) 『目立つ力』を読んでいると「あの頃の楽しさ」が溢れていて、しみじみと嬉しくなっちゃうのです。が、今のTwitterをはじめ、facebookやInstagram等、SNSの様子て時間を追うごとに変わってゆきます。『目立つ力』も、現在のSNS事情とはかなり違った雰囲気なのではなかろうかと想像します。

趣味のブログ・SNSをマネタイズする

『目立つ力』ではブログ執筆が推奨されています。しかも、自分が得意分野の、自分が熱中している記事を書きます。勝間さんの場合は、ガシェット系の話題が面白いですね。メルマガでよく話題になっているロジカル家事の話も、時に笑いながら、時に感心しながら読んでいました。これが先日出版された『勝間式 超ロジカル家事』に繋がっている。この場合はメルマガから出版へとつながったんですね。

ブログも、まずは書き続けること。書き続けても苦にならない分野を見つけること。

そこから、読者を想定し、ターゲットを絞り、差別化し戦略を立ててマネタイズが始まります。

そして何より大切なのは、細く長く続けることと書かれていました。……当ブログももうちょっと続けてみようかと思った次第(^^♪

有名になったら……どうなるの?

ネットで目立つことで次のチャンスを掴みやすくなる点はわかりました。勝間さんの場合は、出版や講演等に繋がっているんですね。しかし、分かりにくかったのもこの部分。ネットで目立って、どうするの?ということ。

例えば、あさよるは特に出版したいとか講演したいとか、テレビに出たいとか、さらさら思いません。……んじゃ、目立ったところで、何が起こるんだろう?という疑問。もちろん「やってみればわかる」世界なんでしょうが、気になったところです。

みなさんもそれぞれ、野望や夢や願望をお持ちでしょうか。それは、ちょっとだけ有名人になって、繋がる人が変われば、見えるものもガラッと変わり始めるのかもしれません。予想ですが。

『目立つ力』は、インターネットの普及で、これまでにない世界が広がりつつある高揚感を、改めて感じるような一冊でした。とくにTwitterの流行り始めのあの感じ!いい!

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『最強の働き方』|ホントにすごいヤツはこんなヤツ!

東洋経済オンラインでムーギ―・キムさんの連載を読んでいました。「ほぅほぅ」と納得できるコラムもあれば「んなことあるかいっ!」と突っ込みたくなる話もあったりと、結構読んじゃうんですよね(苦笑)。

ムーギー・キムさんの本は以前、キムさんのお母様ミセス・パンプキンさんとの共著『一流の育て方』を読み、当ブログでも紹介しました。こちらの書籍も、納得できる部分と「なんでやねんっ」と突っ込みたくなる部分と両方があって、いろんな意味で面白い本でした。

『一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』

東洋経済オンラインのコラムと同じタイトルの『最強の働き方』という書籍が発売さえたと知り、興味津々で読み始めたのでした。

スゴイ人ってこんな人!

『最強の働き方』は77の項目からなり、そこで優秀な人の振る舞いや、二流の人物との違いが紹介されています。つまり!優秀な人ってどんな人なのか、人物像が朧気ながらも見えてきます。

まず、優秀な人は早起きで、朝早くから活動をしています。食事も節制され、体づくりにも積極的に取り組んでいます。要は、自己管理がしっかりできていて、健康で、アクティブで、最も良いコンディションで働くのです。

凡人はついつい、「優秀=エリート=ガリ勉=ひ弱」みたいなイメージをしてしまいがちですが、実際には違います。優秀な人ほど、なんでも真面目に積極的に取り組みますから、筋肉ムキムキな人もいるし、スポーツマンも多い。お腹がでっぷりと出ている人はいないそう……。

また、優秀な人はテキパキとなんでも早い!メールも即返信。決断する能力が高いから、自分で決定ができるし、そして行動もできる。

そして、周りの人に対し気遣いができます。いつでも親切で、誰よりも腰が低い。誰に対しても物腰優しく、目下の人への配慮も怠りません。部下に得になる仕事をさせ、部下を育てることに余念がない。

そして愛されキャラ。人から愛される、好かれることで、評価が上がります。優秀な人は優秀+人から愛される能力があるんですな。

会社への貢献だけでなく、社会貢献、社会への使命感を持って生きている人が、優秀な人なんです。こんな人が側にいれば、その人をお手本にできます。が、普通に生活していたら、こんな人物になかなか出会えませんよね……こうやって、優秀な人の人物像を教わるって貴重なことなのかも!?

一流と二流の違いって……凡人にはわかるまい><

一流の人の働き方との対比として、二流の人の振る舞いもちょこちょこ登場するのですが、正直、凡人・あさよるから見れば一流も二流も「スゴイ人」に見えてしまうという罠。

例えば、一流の人はマガジンや週刊少年ジャンプを嬉々として愛読していたりします。飛行機の中、新幹線の中でおもむろに難しそうな“それっぽい”雑誌を広げてしまいがちなんだとか。あるいは、一流はコミュニケーションスキルが高いですから服装もTPOにあわせて自在に変えてきます。しかし二流の人は相応しくない服装をしてしまいがち。個性的な服装とか、ポリシーでいつも同じテイストの人とか、「それってなんかスゴそう!」とあさよるは思っていたんですが……違ったの!?

凡人・あさよるが、一流/二流の違いを認識できる日はやってくるのでしょうか……(‘_’)

自己啓発本の決定版

本書『最強の働き方』は冒頭の〈はじめに〉も充実しています。著者のムーギ―・キムさんの本書の使い方が紹介されているのです。本書は、すべての幅広いビジネスマンに向けて書かれた本です。

 本書は、ビジネススクールに行く前に必ず読んでほしい本である。
しかし、ビジネススクールに行ったあとでも読んでほしい。
そして、ビジネススクールに行く気がなくても、必ずや読んでほしい一冊である。

p.17

とくに以下の方々にお読みいただければ幸いだ。

*いくらためになる本でも、面白くなければ絶対に読む気がしない
*内心、学歴やIQと、仕事の能力は関係ないと思っている
*一流のビジネスパーソンが皆実践している、「仕事の基本」を全部知りたい
*キャリアや就職・転職活動で、じつは自分が何をしたいのかわからない
*一流のビジネスパーソンの大半も悩んでいる
*世界一流の職場で上司に怒られること、説教されることを先取り学習したい
*よい上司に恵まれず、職場で成長の実感がなく焦っている
*自分の競争優位を失わないため、質の高い勉強を継続したい
*人を動かし、周囲からの信頼と支援を受けたい
*社会に選ばれるエリートより、自分で人生を選ぶリーダーとして生きたい
*一度しかない人生、年齢に関係なく、新しい挑戦をしたい
*大切な人に贈ってあげるビジネス書・啓発書を探している
*効果的に社員研修・ビジネス研修を行いたい

p.17-18

上司が伝えたいことや、これから学ぶであろうこと、これから注意を払うべきことが77もの項目に分けられ紹介されているんです。あさよるも、健康管理・体調管理と、時間管理、持ち物の管理等、気をつけなきゃなぁと思いました。

そして、やはり周囲の人への気配り、親切は、全然できてないかもしれない……(;´Д`)反省

自分の行動を当てはめるだけ…!?

一流の働き方を知りました。さぁ!あとは自分の行動に当てはめるダケ……なんですが……(-_-;)

読んで、それだけで終わっちゃうなら、いくら本を読んでも同じです。やっぱり、学んだことを実践してこそ……ですが、どこまでできるやら。これをスイスイッとやっちゃう人だから、「一流」であり「優秀」なのかもしれませんね……。

ムーギ―・キムさんの語り口も軽やかで、ところどころユーモアもたっぷりで、読みやすかったです。そして、ムーギ―・キムさんご自身、“最強の働き方”を見て、自分との違いを自虐っぽくオチとして使われているので、とっつきやすかったです。ムーギー・キムさんが「こうなりたい」「こうしたい」って切り口で、アドバイスされてると、「そうそう、私もそうなりたい」って共感しやすいんですよね。

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『お父さんが教える 13歳からの金融入門』|お金、投資、株式市場

こんにちは。「おカネの話」に疎いあさよるです。

必ず必要なものなのに、正直「考えるのも面倒くさい」って思ってるのかなぁ~(;’∀’)(;’∀’)

パパからの「おカネ」の授業

『13歳からの金融入門』は、アメリカ人のパパが息子にお金・金融に関する物事を教える内容です。

生まれるにもおカネがかかる。死んでもおカネがかかる。おカネはなくてはならないものです。

まずは「おカネ」の話から。世界の通貨や為替の話から始まります。

通貨も、従来の紙幣やコインだけでなく、電子マネーも普及しています。

そしておカネを稼ぐ方法。「固定報酬」「時給」「年収」「手数料」「成功報酬」「会社を売る」、それらを組みわせる。「コンサルティング料金」「チップ/サービス料」、「モノを交換する」。

おカネの稼ぎ方だけでも、方法はたくさんある!

……この話だけでも結構ボリューミーだと思うのですが、これら、最初のたった1章だけでサラッと語られるのみなんです。こんな濃度で全16章。

子ども向けですが、かなり濃密な一冊です。

アメリカのお金事情はちと違う!?

アメリカの金融事情を紹介するものなので、日本とは違った部分もあります。

その都度、「日本では〇〇だよ」って追加されているので、引っかかりなく読み通せます。

さり気ない補足なのですが、これがないとチンプンカンプンかもしれません(;´∀`)

こんなレクチャー、受けたかった!

『金持ち父さん貧乏父さん』も、大人が子どもたちにおカネの稼ぎ方、使い方を教える内容でした。

その中で、「働いてお金を稼ぐのではなく、お金に働かせる」「そしてお金を増やす」という考え方がありました。

おカネは働らいて増やし、使って減らすものだと思い込んでいた あさよるとしましては、非常に心に響いたわけです。

本書『13歳からの金融入門』も、おカネを増やすための基礎知識が集まっています。

まずは、おカネってなんだ?って話から始まり、為替、金利や借金、株取引、企業分析と、幅広く扱います。

どんな職業に就こうとも、どんな生き方をしようとも、必ず必要な知識です。

もちろん子ども向けのものですから、それらのエッセンス集なのですが、無知なあさよるには刺激的でした。

ああ!こんなレクチャーを受けたかった!

そして今回、『13歳からの金融入門』に出合ってよかった^^

『金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』

子どもに話して聞かせるために^^

さて、『13歳からの金融入門』というタイトルですが、13歳の中学生にこの本を与えても、読みこなすのは難しいんじゃないかな?と思います。

少なくとも、13歳の頃の あさよるは読めませんでしたw

「お父さんが教える」とあるように、大人が本書を読み込んで、それを話して聞かせるのが自然なのかな?と思います。

話は筋道立てて話さないといけませんから、こうやってキチンとまとめられた書籍は参考になります。

あさよる的には、この本を片手に会話しながら、時折本書を参照するような雑談スタイルがいいのかな?なんて想像します。

学校では、ここまでつっこんだおカネの話は教わりません。自習の範囲ですが、大人が正しく導きながら教授する内容でしょう。

おカネの話はタブーになりがちです。だからこそ、家庭内でこんな時間、いいですよね。

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『ユダヤ人大富豪の教え』|お金に囚われる不自由人をやめる!

こんにちは。「あ~お金が欲しい」と思う年末年始を過ごしたあさよるです……(-_-;)

この『ユダヤ人大富豪の教え』、他の書籍で紹介されていたり、タイトルは何度か見かけていました。

本やブログ等で、誰かが紹介していると「どんなだろう?」と気になっちゃいます。「気になる本」を少しずつ読んでゆこうと、『ユダヤ人大富豪の教え』を手に取りました。

20歳学生が、アメリカで出会った

アメリカ留学中の二十歳の青年は、一人の老人と出会います。

その老人はオーストリアで生まれ、ナチス台頭に伴いアメリカに移住したゲラー氏。不動産業で成功し、大富豪になった人物でした。

帰国後は事業を起こそうと考えている青年は、彼から成功の秘訣を教わりたいと申し出ます。

老人が青年に、時に丁寧に、時に実地でテストを行いながら、「成功」とはなにか。「失敗」とはなんだろうと語りかけます。

エッセイ?フィクション?不思議なお話

老人と青年のエピソードは、著者の本田健さんの経験が元になっているそうです。

しかし、書籍化にあたって、フィクションも混じっているようで、より面白くドラマチックに仕上がっています。

エッセイのようでエッセイでなく、フィクションのようでフィクションではなく、なんか不思議な構成ですね。

あさよるは本書を読書中、全くのフィクションとして楽しんでいたので、著者のあとがきを読んで驚きました。

「お金」から離れて「自由」を手に入れる

大富豪の老人に「成功」する方法を尋ねた青年。

成功とは、もちろん「富豪になること」、すなわち「お金」を集める方法を尋ねました。あさよるも、最初はお金を稼ぐ方法を老人が語るのかと待ちかまえました。

しかし、老人の話は少し違います。

成功している人とそうでない人。なにが違うのだろうか?学歴?家柄?才能や運?

人はそうやって、「成功するための条件」を自ら勝手に作り上げ、「ああ、自分は成功できないんだ」と諦めてゆきます。

だけど、本当に「成功する人」はそうじゃありません。彼らは、仕事が好きでたまらない人なんです。仕事が大好きでしょうがないから、もっといい仕事がしたいし、もっと人に喜んでもらいたい!ただそれを繰り返しているだけなんです。

仕事が大好きでたまらない人は、好きな仕事をしているだけで幸せです。ですから、失敗しても上手くいかなくても諦めることはありません。だって大好きだから。

そして、どれだけ失敗に失敗を重ねても諦めなければ、いつか「成功する」ときが来ます。その時までひたむきに仕事ができるのは、好きじゃなきゃやってられないんです。

豊かになるって、預金残高の桁数だけではありません。「自由に生きる」。これが大事。

不自由に生きていませんか?その不自由さは自分で生み出しているのかもしれません。

こんな出会い、ほしかった!

「成功の秘訣が知りたい」。あさよるも知りたいですwそして、その教えを乞える人物に出会うということも、なかなか起こらない経験です。うらやましい経験です。

そして、“大富豪”が語る成功の秘訣は、とっても素朴な「しあわせ」を教えてくれるものでした。ちょっと拍子抜けするくらい。そして、大富豪ほどお金に執着していないことも印象的でした。

あさよるは「お金」が欲しいです。突然何?と思われてしまうでしょうがw、本音です。そして、多くの人にとっての本音であると思います。

不自由な生活をしている人ほど、「お金」が欲しくてたまりません。だって、不自由を解消するためのお金ですし、不幸を紛らわすためのお金です。

「お金があればなんでもできる」と考えてしまうのも、お金のない人の発想なのかもしれません……(苦笑)。

大富豪ともなると、考えることも庶民とは違うんだなぁと思いつつ、「幸せに生きる」「自由に生きる」ってことに、もっと重きを置きたいなぁと思いました。

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『統計学が最強の学問である』|統計って、知れば面白い!?

こんにちは。表の読み方がわからない あさよるです。

いや、書いてあることはわかるような気がするのですが……むしろ、なまじ中途半端にわかっちゃうからこそ、「それっぽい」「真実っぽい」表に気が取られている気がします。別の言い方すると「騙されてるんじゃね?」って疑いがいつまで経っても拭えない。

確信が持てないんですね。

そして、先日『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』という本をたまたま図書館で見つけ、読んでみました。結果、「統計」って全然理解してない分野だなぁと分かりました。

今回、Amazonランキングの中で、たまたま同じような本を発見し、さっそく読み始めたのでありました( ´∀`)bグッ!

難しい計算はナシ!簡単!

『統計学が最強の学問である』の魅力は何といっても、「統計」なんて聞いてもサパーリな あさよるにもわかる、ということです。

難しい計算式もありませんし、電卓も必要ありません。表や数式もかなり少なく、殆どは統計にまつわる「お話」や「考え方」。しかもそれらは面白い!

「ああ、統計学って勉強してみたいなぁ」と思いました。その前に、数学の復習をしたいなぁとも、強く思います(^_^;)

簡単で誰でもわかるように、しかも好奇心掻き立てられるようなまとめ方をされている本。新しい世界が開けるようで嬉しいですね。

一歩踏み込んだ内容は、他の本で

反対に言えば、中級者以上の方にとってはものたりない内容でしょう。

あさよるも前に読んだ『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』と比べても、ほとんど同じようなことが書いてありました。例え話まで同じものもあり、統計を語る上でハズせない話題だろうと予想されます。

また、初心者にわかるように説明しようとすると、同じような内容にならざるをえないんだろうなぁとも思いました。

統計データ、使いこなせると面白そう!

統計データは、相関関係のあるデータもあれば、一見、理にかなっていそうで、実は関連のないデータもあります。日頃、「このグラフって何?」「なんか上手いこと言われてない?」と不安になってしまうこともあります。その理由がちょびっとわかりました。

こんな喩え話ご存知ですか?

〈次の食べ物を禁止すべきかどうか考えてみましょう〉

・心筋梗塞で死亡した日本人の95%以上がずっとこの食べ物を食べていた。
・強盗や殺人などの凶悪犯の70%以上が犯行前24時間以内にこの食べ物を口にしている。
・日本人に摂取を禁止すると、精神的なストレス状態が見られることもある。
・江戸時代以降日本で起こった暴動のほとんどは、この食べ物が原因である。

西内啓『統計学が最強の学問である』p.70

このデータだけ見ると、かなりヤバい“ブツ”が巷に出回っていることがわかります。凶悪犯を反抗に掻き立てるのです。江戸時代の資料にも残っているものを、未だ政府は規制せず一般に販売してけしからん!

という風に見て取れますが、この食品は実は「米」のこと。心筋梗塞で亡くなった方の殆ども、凶悪犯も、江戸時代の人々も食した「米」の話でした。

データというのは意味のないものを並べただけでも意味があるかのように見えてしまいます。

あるいは、データを提示する側に“悪意”があったとき、まんまとその悪意に乗せられてしまうかもしれません。勘違いの情報が伝聞されてくることもあります。

さも真実であるかのようなデータに注意を払う必要を感じました。

表を見るだけでイヤッ!…はもう卒業

『統計学が最強の学問である』を読み、ページを開いて、表をすっ飛ばして読むのはやめようと思いました(^_^;) データにもきちんと注意を向けようと思ったのです。

本書『統計学が最強の学問である』は、実際に統計データを作る時、注意をしなければならない事柄や、ポイントもまとめられています。この一冊を読んで統計を扱えるようにはなりませんが、データがどのように集められ解析されているのかを知ることで、理解が深まりました。

「ランダム」や「確率」という言葉は、日常の中でも使用します。ですが、実際にランダムをどうやって作るのでしょう。「確率」は学校で習いましたが、実際の使い所をよくわかっていない気がします。

メンデルの法則やニュートンの万有引力の法則も、統計を用いて紹介されました。統計ってとても身近にあることなんですね。

『統計学が最強の学問である』。あさよるは駆け足でザザッと読みました。改めて、じっくりと腰を押しつけて読みたい内容だなぁと思います。これまでに身に着けた知識もブラッシュアップできそうな予感がある、ワクワクする読書でした。

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