投資・金融・会社経営

『IDEA HACKS!』|楽しく働けないのは、なぜ?

こんにちは。自分のちょっとしたメモや覚書の処理に困る あさよるです。

あっちこっちにメモが散らばっていて、収集がつかないんですよね……。これって、入ってくる情報が淀んでいるとも言えます。インプットがうまくなされていない!?

今回手に取った『IDEA HACKS』は、思いついたアイデアを試してみるためのtipsだけでなはく、アイデアそのものが生まれやすいい環境整備まで話は及びます。

散らかった頭の中をスッキリさせるアイデアも見つかるかも。

HACKS!シリーズは最近お気に入りで、以下のシリーズ本も紹介しました。

『STUDY HACKS!』

原尻淳一の著書『READING HACKS!』で学ぶ、効率的な読書のコツ

アイデアをキャッチして整理!

『IDEA HACKS!』の冒頭が印象的です。

著者の一人、小山龍介さんがシリコンバレーでインターンをしていた頃、そこで働いている人はみんな明るく仕事を楽しんでいたと語ります。

だけど、日本ではなんで楽しく働けないんだろう?

そんな問いから始まります。

アメリカでは、根本に、「アイデアを楽しむ」という気持ちがあることだね。どんなにくだらないアイデアでもすぐ「すごいね!」とほめるし、そして「やってみろよ」、失敗しても「ナイストライ!」。これがアメリカの起業家精神なんだ。

p.1

アイデアを楽しむ。そして、さらに大切なのは、そのアイデアを試してみること。

アイデアをまとめ、整理し、アウトラインを決め、プレゼンシートをつくったり、段取りやルールを含め、新しいアイデアを試してみるためのハックが、「アイデア・ハック」なんです。

やってる人はやっている

アイデア・ハックは全100個。本書ではそのうちの89のハックが紹介されています。

(残りの11のアイデアハックはダウンロードできると案内されているのですが、手順に沿ってもデータにたどり着けず残念……><)

アイデアハック、断言しましょう。やってる人はやっている!( ー`дー´)キリッ

自分の時間に価値を感じ、費用対効果を意識してる人なら、誰に言われなくてもやっているだろうスケジュール管理。時間をどう使うか?なんて、現代人なら子どもでも考えている。

情報を整理し、デスクの上も頭の中もスッキリと片付いているだなんて、こんなせせこましい日本社会なら当然のことでしょう。衣食住のすべて、寝るのも食べるのも、クオリティが大切です。

ね。「アイデアハック」って、多くの人は知っているし、やってる人は既にやってるんです。

んじゃあ、「お前はどうなんだ」ってことなんですよ。あさよるは、自分の時間を有効に使ってるのか?生活の質を高めてんのか?ってね。

答えは……NOだぁ! Σ(・∀・;)エッ

「アイデアハック」ね、知ってるよ……あさよるだって知ってる……そうした方がいいのは知っている……。

当然の、文句なしのハックをズラズラズラッと挙げられて、ぐうの音も出ない!

アナログ資料って、いいのかも

『IDEA HACKS』は2006年に出版された書籍で、多くはアナログ手段を使って情報を保存、整理する術が紹介されています。

これがなかなか良さげ。

あさよるは一時期、完全ペーパーレス生活を目指して紙資料を排除していました。その経験によって、「やっぱりノートや紙の資料って便利だなぁ」と改めて感じました。紙とデジタルの両方の良いところを使いたいと、以前より強く思うようになったのです。

そして、普段持ち歩く手帳やノートって、自分でカスタマイズして、“俺が考えた最強の手帳”に装備しておくのが、便利だしテンションが上がります。

『IDEA HACKS』はiPhone以前の書籍だからこそ、アナログツールが幅を利かせていた時代のハックがたっぷり収録されています。

これ、逆に新鮮。

24時間どう使う?

時間は有限です。そして、誰にでも平等です。

アイデアを生み出すための時間だって、誰にだって与えられているんです。同じ時間の中で、ある人は有意義な時間を過ごし、ある人は時間を浪費します。

限りある時間だからこそ、先人が考えたコツやヒントを「ハック」しましょう。

紙にペンで書き留めるアナログな情報管理だけでなく、現在はデジタルの便利な技術も広く普及しています。わからないことは、ネットを通じて見ず知らずの他人が教えてくれることもあります。

本書『IDEA HACKS!』では、今日スグ役立つ仕事のコツと習慣を7つに分類しています。

  • 情報――メモとノート
  • 時間管理――習慣
  • 整理ハック――物語とデータベース
  • 五感ハック――モードとスタイル
  • 思考ハック――出会いと別れ
  • 発想ハック――方法と視点
  • 意思決定ハック――プライオリティとセレンディピティ

朝起きてから寝るまでのすべての手順を見直してみることで、莫大な時間が手に入るのかもしれません。

アイデアが楽しめない環境って、アイデアに時間が割り当てられていない環境なのかもしれません。

アイデアを面白がり、仕事を楽しむための環境を整えてゆく努力、してなかったな……(-_-;)

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【子育て】お金の教育してますか?『お父さんが教える 13歳からの金融入門』|お金、投資、株式市場

こんにちは。「おカネの話」に疎いあさよるです。

必ず必要なものなのに、正直「考えるのも面倒くさい」って思ってるのかなぁ~(;’∀’)(;’∀’)

パパからの「おカネ」の授業

『13歳からの金融入門』は、アメリカ人のパパが息子にお金・金融に関する物事を教える内容です。

生まれるにもおカネがかかる。死んでもおカネがかかる。おカネはなくてはならないものです。

まずは「おカネ」の話から。世界の通貨や為替の話から始まります。

通貨も、従来の紙幣やコインだけでなく、電子マネーも普及しています。

そしておカネを稼ぐ方法。「固定報酬」「時給」「年収」「手数料」「成功報酬」「会社を売る」、それらを組みわせる。「コンサルティング料金」「チップ/サービス料」、「モノを交換する」。

おカネの稼ぎ方だけでも、方法はたくさんある!

……この話だけでも結構ボリューミーだと思うのですが、これら、最初のたった1章だけでサラッと語られるのみなんです。こんな濃度で全16章。

子ども向けですが、かなり濃密な一冊です。

アメリカのお金事情はちと違う!?

アメリカの金融事情を紹介するものなので、日本とは違った部分もあります。

その都度、「日本では〇〇だよ」って追加されているので、引っかかりなく読み通せます。

さり気ない補足なのですが、これがないとチンプンカンプンかもしれません(;´∀`)

こんなレクチャー、受けたかった!

『金持ち父さん貧乏父さん』も、大人が子どもたちにおカネの稼ぎ方、使い方を教える内容でした。

その中で、「働いてお金を稼ぐのではなく、お金に働かせる」「そしてお金を増やす」という考え方がありました。

おカネは働らいて増やし、使って減らすものだと思い込んでいた あさよるとしましては、非常に心に響いたわけです。

本書『13歳からの金融入門』も、おカネを増やすための基礎知識が集まっています。

まずは、おカネってなんだ?って話から始まり、為替、金利や借金、株取引、企業分析と、幅広く扱います。

どんな職業に就こうとも、どんな生き方をしようとも、必ず必要な知識です。

もちろん子ども向けのものですから、それらのエッセンス集なのですが、無知なあさよるには刺激的でした。

ああ!こんなレクチャーを受けたかった!

そして今回、『13歳からの金融入門』に出合ってよかった^^

『金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』

子どもに話して聞かせるために^^

さて、『13歳からの金融入門』というタイトルですが、13歳の中学生にこの本を与えても、読みこなすのは難しいんじゃないかな?と思います。

少なくとも、13歳の頃の あさよるは読めませんでしたw

「お父さんが教える」とあるように、大人が本書を読み込んで、それを話して聞かせるのが自然なのかな?と思います。

話は筋道立てて話さないといけませんから、こうやってキチンとまとめられた書籍は参考になります。

あさよる的には、この本を片手に会話しながら、時折本書を参照するような雑談スタイルがいいのかな?なんて想像します。

学校では、ここまでつっこんだおカネの話は教わりません。自習の範囲ですが、大人が正しく導きながら教授する内容でしょう。

おカネの話はタブーになりがちです。だからこそ、家庭内でこんな時間、いいですよね。

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『その節約はキケンです――お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか』

こんにちは。お金のことを考えると憂鬱になる あさよるです(^_^;)

計画的にね、キチンとなさっている方なら憂鬱にならないのかもしれません……あさよるの場合は……なんだか自分でもよくわからないので、お金のことを考えたくありません。

お金のこと考えたくないので、「とりあえず貯金しとけばいいんでしょ」と思っています。いや、貯金、できてないんですけどね……(^_^;)(^_^;)(^_^;)

ほら、お金の使い方でも、良い使い方とか、悪い使い方ってあると思うんですけども、ムズカシイことはわからないので、何も使わないのが吉なのかなぁと思うようようにしています……。

「思い込み」が邪魔をする

さて、『その節約はキケンです』では、従来の“賢いお金の扱い方”に「待った!」

もちろん、従来のお金の知恵を否定しているわけではないんですよ。しかし「節約はこういうものだ!」と思い込んでいませんか?という問いかけです。

気持ちはわかる!けど…

例えば、節約のために家計簿を付ける人はたくさんいます。が、家計簿をつけたからってお金が貯まるわけではありません。

というのも、家計簿をつけるのが苦手な人の中に、「頑張って家計簿をつける」ということ自体が目標になってしまう人が少なからずいるようです。

あくまで、「“貯金のため”の家計簿」なのに、家計簿をつけることで満足をしてしまっては、目標達成できません。

500円玉貯金の話も面白いなぁと思いました。500円玉貯金はハマってやっている人も多いでしょうし、小銭のわりには大金が貯まりますよね。

しかし、500円玉貯金をするために、わざわざ紙幣を使って釣り銭から500円玉を作ってしまう人が多いんだそうです。貯金のために出費しちゃってるんですね。

人間心理として、そういう気持ちはよくわかります。

人間心理と言えば、節約節約と窮屈な思いをすることだけが節約とは限りません。

一般的には贅沢と呼ばれるようなことでも、自分にとって大切なものなら優先すべきです。

本書では、あらゆる出費は削るけど、季節ごとに選びぬいたブランドの洋服を購入する人の話や、時間外ATMの利用や、自販機で飲料を購入することをやめ、代わりに寮生活をやめて一人暮らしができるようになった人の話など紹介されていました。

何が大切で、何が優先すべきものなのか。どれを削っていいのかは、自分のライフスタイルに合わせて考えないといけないのですね。

家庭を持ち、持ち家を考えている人向け?

『その節約はキケンです』では、住宅購入時のローンの組み方や、子どもの教育資金のなど、家庭を持っている方にとっては気になる話でしょう。

住宅ローンの返済期間を短く見積もったために、妊娠出産や転職、病気や怪我など、夫婦のどちらかが働けなくなった時に、ローンが重くのしかかることを紹介し、一概に早く返済するプランが良いとは言えないことを知りました。

また、いずれ訪れる老後のための資金の計算の仕方や、保険の選び方など、気になるところです。

単身世帯でも当てはまる

しかし、単身世帯でも存分に当てはまる事項も多いのです。

ローンや保険の話はすべての人に関係する話ですし、老後に向けて貯蓄を増やしてゆくプランも考えなければなりません。

住居の選び方や、生活水準の設定も大切ですし、よくテレビや雑誌で特集されるような節約術との付き合い方も慎重に行わないといけません。

先に述べたように、「こうしなければならない」という“思い込み”が、逆に貯蓄や節約の足を引っ張ることがあるからです。

あくまで、自分の生活にあった方法を模索することを忘れないように……φ(..)

「歳を取る」という未知の世界へ

あさよるがあまり考えないようにしていたのが、歳を取ってからのことと、保険の話題でした。それをズイッと目の前に突きつけられた……。

そんな、老後のためにお金を貯めるなんて……正直フィクションの話のように考えていたかもしれません。来年のこともわからないのに\(^o^)/

そして、保険の話はややこしくて考えたくないことの代表格でした。ちょっと勉強しなきゃなぁ。

あと「ファイナンシャル・プランナー」という職業を、正直「なんか胡散臭い名前やなぁ」と思っていました。ファイナンシャル・プランナーの方がいたらごめんなさいm(_ _)m

しかし、自分のお金を管理する手段として、プロに相談することも全然アリだなぁと感じました。

とりあえず、なんにも考えてないチャランポランなあさよるよりも、プロに考えてもらう方が絶対100%良いに決まっているww

ちょっぴり反省しつつ、「こういう方法もあるんだなぁ」とちょっぴり手がかりを得た気分です。

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『年収150万円で僕らは自由に生きていく』|「少ないお金でもなんとかなる」に

こんにちは。自分でブログをはじめて、他の人のブログも読むようになった あさよるです。

イケダハヤトさんのブログもちょこちょこっと拝読し、「この人はどんな人なのかなぁ」と気になり、著書を手に取りました。

貧しい社会で、幸せに生きる

イケハヤさんの本を読んでまず気づいたのは、“今後、今よりも貧しい社会がやってくる”“我々はその社会で生きる”という前提であるということです。

著者は1986年生まれのアラサー世代・ゆとり世代です。著者と同じ世代の方なら、同じ世界観を持ってらっしゃるのではないかと思います。

というのも、この世代は、物心ついた頃にはバブルは既に崩壊しており、不況の時代しか知らない世代です。「少子高齢化」も「年金問題」も既に取りざたされていました。もっと言えば「環境問題」や「エネルギー問題」など、今に通ずる問題を、すでに抱えていた時代です。

イケハヤさんの語る世界観は、夢も希望もない話にも聞こえます。しかし、現にそういう時代を生きているのですから……ね(´・ω・`)

砕けた口調で真面目な話のミスマッチ?

ということで、本書『年収150万円で僕らは自由に生きていく』で扱われている内容って、非常に真面目なお話です。

今後、今よりも貧しい社会が訪れることは予見できます。もちろん、景気回復を切に望みますが、楽観的にばかりなっておれません。来るべき時に備えて、用意しておくべきです。

来るべき時代とは、貧困の時代と言えば良いのでしょうか。その社会では、教育や福祉、医療や治安など、今と同じようにはいかなでしょう。

と、とても本質的で真面目な話なんですね。

しかし、砕けた文体で“今”のわたしたちが共感できる、親しみのあるネット社会や文化に触れながらページが進みます。

扱っている内容は固くて真面目な話なのに、砕けた文体でライトな喩えを用いている点に、読みにくさを感じる人もいるかもしれません。反対に、親しみを感じるのか、極端な気がします。

アラサーゆとり世代のリアル

「お金がない」という前提で生きる世代。どのように生き延びるのか。

お金がないなら知恵や人力を使うしかありません。

お金があった時代というのは、人間関係や手間や暇を、お金で解決できた時代と言えます。煩わしい家族や親戚との付き合いをやめ、面倒な地域社会との関わりを絶ってしまっても、お金があればやっていける。

しかし、貧しい社会というのは、親類縁者との関わりがないと生きれないかもしれません。地域社会で助け合わねば生活が成り立たないのかもしれません。

「わずらわしい」「面倒だ」と避けてきた人間関係に、我々は今後直面するのでしょう。

また、「働き方」「お金の稼ぎ方」も従来通りにはいかないでしょう。社会の仕組みそのものが変わってしまうだろう、ということですね。

お金がないなら知恵が必要

社会が貧しくなるというのは、どういうことが起こるのでしょう。あさよるは予想できません。

しかし、今のように医療や福祉サービスを利用するのは難しいのではないか。
今と同じように治安が良いままとは思えない。
今と同じように、食べ物があって当然、上下水道が完備されていて当然ではなくなるのではないか。
災害時、すぐに救援がやってくるのは、国が豊かであることが前提じゃないだろうか…?

最悪、サバイバルするように、生きる瞬間もあるのではないか。

その時、きちんと電力を確保できるかなぁとか、バッテリーやエンジンを上手に使えるだろうかとか、そういえば最近、機械をイジってないから、道具の構造&使い方を忘れてしまっている……。

あさよるは、非常時に役に立たない人だなぁと気づきましたorz もうちょっと、サバイバル力上げないと。

困ったときには、知恵と技術を持った人が必要です。

貧しい時代をどう生きようか?

タイトルが『年収150万円で僕らは自由に生きていく』と、なんとも夢のない、ネガティブなタイトルに思えますw

しかし、それが現実に起こるであろう話です。いいえ、既に起こっているけれど、まだ気づいていないだけの話かもしれません。あるいは、「気づきたくない」だけかもしれません。

と言っても、「今まで通りが通用しない」というのは、過去のどの時代でもそうだったでしょう。

「お金があればなんとかなる」時代は過ぎ去り、これから訪れる社会で「お金は少なくてもなんとかなる」。それだけでなく、「僕らは自由に生きていく」。

タイトルの『年収150万円で僕らは自由に生きていく』というのは、とても前向きな言葉なんだなぁと最後まで読み思いました。

もちろん、どんな時代でも成功する人はいます。

もっと多くの年収を掴み取る人もいるでしょうし、もっと少ない人もいるでしょう。自分はどう生きるのか考えるとき、お金の多い少ないはどちらにせよ、自由で幸せに暮らしたいなぁと思いました。

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『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』|自分の弱みが強みになる

こんにちは。あさよるです。

本を読む目的って複数あります。まずは、ダイレクトに「知識」を得たいとき。ほかには、好奇心やワクワクドキドキを感じたいとき。困ったときに解決策を探すこともあれば、話題作が気になって手を伸ばすこともあります。

今日紹介する『お金を稼ぐ人は何を学んでいるか』は、「お金を稼ぐ」ことに話題を絞り、頭の中の「モヤモヤ」「引っかかり」を取ってくれるような内容です。そもそも「お金を稼ぐ」って、大事なことなのに大っぴらに話せない感じって未だにありますよね~。だからこそ、読書で「あ、そっか」と気づきがあれば上々!

「決めつけ」と取っ払う

本書を読んでいると、「ああ、あさよるも〈思いこみ〉〈決めつけ〉」をたくさんしてるなぁと再認識し、反省しました。たとえば、著者の稲村徹也さんは高卒で、20歳くらいのころにホームレスの経験をしたり、30歳になる頃には億単位の借金を背負っていたそうで……ここだけ話を聞くと「成功している」ような感じはしないですよね。特にあさよる自身、大学進学に失敗し苦い思いをしたせいなのか、「高卒」という肩書が気になっていて、改めて「あさよるには学歴コンプがあるんだ」と認識しましたorz

コンプレックスがあると、それは「やらない言い訳」に変身します。あさよるの場合だと「学歴がないからアノ仕事はムリ」「どうせダメだ」と、そもそも「やりたい!」って意欲すらなくなってしまいます。実際にはチャンスがあるかもしれないし、なければ「自分で何とかできる」ことかもしれないのに、最初っから「できない」「やらない」なんですよね。自分への「決めつけ」「思いこみ」によって、自分自身の道を閉ざしてしまっています……。

「再就職を考えるならブラック企業が狙い目?」という話も、これだけ聞くととんでもない話に聞こえますw しかも、来年倒産する会社を選べ!と、超カゲキ。学習はやはり「実学」あってこそ。ということで、なんでも、まずこの来年倒産しそうな会社で5年勤められたら、あなたは成功できるw

引用しますw

実地の学びということで、私がセミナーなどで強調しているのは「再就職を考えているならブラック企業を選べ!」ということです。
それも、
「来年には倒産すると噂されている会社に勤めなさい」
とつけ加えます。
この会社が仮に倒産せず、あなたが5年間勤め上げることができたとしたら、あなたは間違いなく「成功」できます。
なぜならブラック企業は、長時間労働に給与未払い、売り上げ低下に大赤字、ついには借金地獄や不渡りもあり、おまけに社内紛争にも出会えるからです。
どれもこれも避けて通りたいマイナス面だらけですが、私にとっては楽しいこと満載の、毎日ワクワクして過ごせる環境です。

p.110-111

レベル高すぎww これは経営者向けの指南ですね。著者自身も、マイナス要素を抱える会社を経営していた経験から、「どうやって切り抜けようか」と知恵を絞っていることが毎日ナチュラルハイ状態だったと回想しておられますw

確かに、これから自分が経営者になる人は、会社経営の「終焉」に立ち会ってみるって、「実学」かもね。

「学ぶ」ことをやめない

本書のタイトルは『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』とあるように、何を「学ぶ」のかが語られています。「学ぶ」といったら、スクールに通ったり、誰かに指南したり、テキストを解くことを想像してしまいがちですが、違います。先ほどの「ブラック企業で学ぶ」もそうですが、自分が「学ぼう」と思えば、どんな環境からでも学べるのです。例え、勤務先が来年には倒産しそうでも、そこから「学ぶ」たくましい人もいるんだなぁ。

「時間がないから」「家族がいるから」「忙しいから」と学びを先送りする必要はなく、今すぐ今の環境から学べるって、これに気づけると強い。著者はホームレス経験で出会った年配のホームレスが、最初のメンター的存在だったと回想しておられます。

「時間がないから」「家族がいるから」「忙しいから」勉強できないって、逆に言えば「時間があって余裕があるとき勉強する」って意味になっちゃいますが、むしろ逆境の中でこそ「学び」があるのかもしれません。そこから抜け出すって、強烈な目標がありますしね(;’∀’)

「人生」のスケールで考える

忙しいと目の前の事柄で頭がいっぱいになってしまいます。しかし「お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか」というならば、「人生をどう生きるのか」というスケールから、目前の問題を考える視点が必要なのかな?と思います。著者の稲村徹也さんも波瀾万丈な半生を送って来られたようですが、諦めたり腐ったりしないのは「人生」って尺度を持ってるからじゃないかしら。

今「欲しい」とか今「したい」って、今の欲求に流されがちですが、人生のスケールで「欲しい」「したい」を考えると、選択が変わり……ますよね?

あさよるも、ずっと今の衝動を抑えられなくて、お金をどんどん使っちゃったり、思いつきで行動して自分自身が疲弊している時期があったんですが、その時って「刹那主義的」で「何にも考えられない」ような心境だったかも。今思うとヤバイ(;’∀’)

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