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『論理的思考力を鍛える33の思考実験』|割り切れない話を理解できる?

『論理的思考力を鍛える33の思考実験』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。ネットで時々「思考実験」という言葉を目にするんですが、イマイチ意味がわからないまま今に至りました。いわゆる「ネット論壇」とか「ツイ民」とかが使っているイメージ……というか「ネット論壇」も「ツイ民」もよくわかりませんがw

ということで、「思考実験」に関する本をいくつか読んでみようと見繕った、最初の本がこちら『論理的思考を鍛える33の思考実験』でした。まず、本書はあさよるの求めているものとは(たぶん)違う、脳トレ的な、答えが複数ある問題や、パズルゲームのような内容でした。結果、とても楽しい本だったのでラッキーです。

『論理的思考を鍛える33の思考実験』では、サンデル先生の白熱教室でも話題になった「暴走トロッコと作業員」の命題や、パラドクス、不思議な確率の話など、興味惹かれる話題が33収められています。とりあえず、頭からっぽにして、読んでみましょう。

思考実験とは

まず、「思考実験」とはなんでしょうか。

 思考実験とは、実験と聞いて最初に思い浮かぶ理科の実験のように、道具やそれを扱う場所を必要とする実験ではありません。ある特定の条件の下で考えを深め、頭の中で推論を重ねながら自分なりの結論を導き出していく、思考による実験です。

(中略)

実験室はあなたの頭の中、実験道具はあなたの倫理観や今まで積み上げてきた知識や倫理的思考力、集中力や想像力といったところでしょうか。

p.2

何もなくても、知識や倫理、思考力で実験ができるというのは、言うのは簡単ですが、難しそうな話ですね。また、この思考実験は、ビジネスの場でも役立ちます。推論や多角的に物事を見つめ、結論を出すためには、論理的思考が試されます。

本書の著者・北村良子さんはパズル作家として、日々思考実験を重ねておられる方です。本書も、思考実験をしながら、脳を鍛えるゲーム「脳トレ」的に楽しみましょう。

思考実験にチャレンジ

本書で取り上げられる思考実験は全部で33。これら大雑把に4つに分けられています。一つ目は、答えのない倫理に関する問い。二つ目は矛盾やジレンマの話。三つ目は、感覚的には信じがたい確率の話。四つ目は不条理なお話。

ページをめくりながら一緒に考えられるよう、思考のポイントや考え方もまとめられています。また、賛成/反対意見とその理由も、公平に語られています。

答えのない問題に耐えられるか!?

小学校の問題のように、予め答えが用意されている問題ばかりではありません。そもそも答えなんて存在しない問いもあります。答えがない、だけど考えなけれなならない、このストレスにあなたは耐えられるでしょうか。

まずは、「暴走トロッコと作業員」の思考実験から始まります。これはサンデル教授の「ハーバード白熱教室」で有名になった思考実験です。暴走して止まらないトロッコの行き先に、5人の作業員がいて、このままでは5人全員が死んでしまいます。あなたは手元のハンドルでレールを切り替えることができるのですが、切り替えたレールの先には1人の作業員がいます。このまま放置すれば5人の作業員が、あなたが線路を切り替えれば5人は助かり1人の作業員が死にます。さて、あなたはどうしますか?

多くの人は、5人を助けるなら1人を犠牲にするのは仕方がないと答えるそうです。一方で、5人はトロッコに轢かれる運命だから自分は関与しないと答える人もいます。どちらが正しいわけでもなく、答えもない問いです。

同じような問いでも、条件が変わると答えが変わります。「暴走トロッコと作業員」の別バージョン。あなたは線路の上にかかる歩道橋の上に居ます。そこへ、暴走トロッコが走ってくるのが見えました。レールの先には5人の作業員がおり、このままでは5人全員が死んでしまいます。ふと、横を見ると、でっぷりと太り、重い荷物を背負った男性がいます。この男性を歩道橋の上から突き落とせば、トロッコが止まり、5人の作業員は助かります。さて、あなたはどうする。

これも、先ほどの「5人の命を助けるために1人の命を失っても仕方がない」と同じ話なのですが、多くの人は太った男性を突き落とさないと答えます。同じ状況下ですが、少し状況が変わっただけで答えが変わるのです。

このような「正しい答えはない」問いが8つ収録されています。

矛盾……

パラドックスのお話。有名なのは「アキレスと亀」のパラドックス。俊足のアキレスと、鈍足の亀が徒競走をします。アキレスは亀より足が速いのでハンディキャップとして亀より後にスタートします。

 スタート時、亀がいた場所をA地点とすると、アキレスがA地点にたどり着いたとき、亀は少し前のB地点にいます。次に、アキレスがB地点にたどり着いたとき、亀はさらに少しだけ前のC地点にいることは確実です。次にアキレスがC地点にたどり着いたときはどうでしょう。亀は少し前のD地点にいます。その次にアキレスがD地点にたどり着いたときはどうでしょうか。もちろん亀は少し前のE地点にいます。
これは永遠に続きます。つまり、アキレスは決して亀に追いつくことはできません。アキレスはいくら頑張っても、少し前に亀がいた地点に追いつくだけなのですから。

p.77

さて、ではどうしてアキレスは亀に追いつけないのでしょうか。まずは自分で考えてみてくださいね。

本書では以下のような説明がなされています。

 アキレスが亀に追いつけないのは、アキレスが亀に追いつくまでのアキレスと亀の関係を延々と細かく説明しているからです。

(中略)

つまり、アキレスが亀に追いつく瞬間が訪れる以前のシーンを細かく細かく考えているだけに過ぎないのです。
確かに、アキレスが亀を追いかけている状態であれば、どのシーンでもアキレスより亀が前にいますよね。
いくら俊足で知られるアキレスでも、亀に追いつく以前のシーンを延々と分解して検証されたのではたまったものではありません。追いつく以前に追いついているわけでがありませんから。

p.80-81

……納得できましたか? あさよるはイマイチ釈然としないままなんですがw 詳しい答えは他の本を当たってみてみましょう……。

アキレスとカメ

釈然としない答え

3つ目は、確率のお話。数学的には正解なんだけど、感覚的には納得いかない!という話。

ルーレットで赤か黒かを当てるギャンブルで、7回連続赤が出ました。ギャンブラーは、もう7回連続で赤だから、次は黒だろうと黒に賭けましたが、結果は赤。8回連続で赤だから、次こそは黒だろうと黒に賭けますが、またもや赤が出ました。9回連続で赤だなんて、これは奇跡だ。だけど、こんな奇跡が続くわけない。だから、次は黒の方が出る確率が高いのではないかと考えました。さて、10回目で黒が出る確率は、赤よりも高い?

図に書くとこんな感じ

 1回目
 2回目
 3回目
 4回目
 5回目
 6回目
 7回目
 8回目
 9回目
○ 10回目は?

答えはもちろん1/2です。しかし、10回連続で赤が出るというのは、確かに奇跡のように感じます。10回連続赤の確率は1/1024だそうです。しかししかし、年がら年中ギャンブルが行われるカジノでは、1/1024なんて珍しくもないでしょう。わたしたちは、感覚的な確率と、実際の確立が違ってしまうことが多々あるのです。

ちなみに、ランダムに赤か黒が出るとき、どちらが珍しいと思いますか?

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
9回目
10回目

左の方がランダムな気がしますよね。だけど、どちらも確率は1/1024で同じです。なのに、左は普通の現象に見え、右は「奇跡」のように感じてしまうのです。

トランプゲームや、クジでも同じような心理状態が働きます。なんとなく、「こっちの方がすごそう」「こっちがよさそう」とわたちたちは思い込んでしまうのです。こういうところで負けちゃうのね~

不条理

最後は不条理な話。「来週抜き打ちテストがあります」と先生が宣言しました。そこであなたは考えます。

「もし、金曜日に抜き打ちテストがあった場合、木曜までにテストがなければ自動的にテストは金曜と決定する。これだと〈抜き打ち〉にならないから、金曜にはテストがないはずだ」

「すると、水曜までにテストがなかった場合、自動的にテストは木曜ということになる。これでは〈抜き打ち〉にはなならない。ということは、木曜にはテストはないはずだ」

「ということは、テストは水曜までということになるが、火曜にテストがなかった場合、自動的にテストは水曜と決まってしまう。これでは〈抜き打ち〉にならない。よって水曜にテストはないだろう」

「いやまてよ。テストが水曜にないということは、月曜か火曜にテストがあるわけだけど、月曜にテストがなかった場合、自動的に火曜日がテストになる。これじゃあ〈抜き打ち〉にならないから、火曜にはテストはないだろう」

「したがって、テストがあるなら月曜しかないわけだけど、これだと〈抜き打ち〉とは言えない。だから、月曜にテストはない」

「……ということは、来週抜き打ちテストはない!」

そう結論付けたあなたは、もちろんテスト勉強などせず登校しましたが、もちろん先生の言う通りある日抜き打ちテストが行われ、結果惨敗。なぜ!?

面白い話なので、長文になってしまいましたw 実際に〈抜き打ちテスト〉が行われたとき、あなたはとても驚くでしょう。だって「抜き打ちテストはない」はずなのに! ということで、結果的に先生の言う通り〈抜き打ち〉でテストがなされたと言えますw

パズルを解くように

『論理的思考力を鍛える33の思考実験』挿絵イラスト

本書は〈思考実験〉と難しそうな言葉が使われていますが、実際に読んでみると、まるでパズルを解くかのような感じです。よい回答を自分で考えられたり、当たったときは気持ちよいですし。

軽く脳トレしつつ、古代からあるパラドクスや、有名な思考実験の問題に触れながら、楽しく読み進められるので、非常にとっつきやすい本でした。あさよるも読みはじめる前は「難しかったらどうしよう」と身構えていましたが、面白い本でした。

倫理の話はよく話題に上るものですが、あさよるが興味惹かれたのは確率の話。確かに、中学高校で習った問題のハズですが、ちっとも思い出せない! それに、日常生活でも役立ちそうなのも確率の話です。こういう風にわたしたちは勘違いをして、ダマされるor賭けに負けるのか~ と、他人事ではありませんw

ブログで紹介した例は少しですが、本書『論理的思考を鍛える33の思考実験』は、33もの脳トレ的問題が詰まっています。サクっと、気分転換にどうぞ!

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『大人の語彙力ノート』|齋藤孝式・社会人らしい〈言い換え〉辞典

こんにちは。あさよるです。タイトルを見て気になっていた本を手に取ると、齋藤孝さんの本である確率がとても高い気がしますw 『大人の語彙力ノート』、気になるじゃないですか。さすが。本書は、たった一言ポロっと使うだけで、印象がガラリと変わっちゃうような言葉を紹介する趣です。基本は、いつも使っている表現を別のものに〈言い換え〉るだけ。

そして、暗に「社会人ならこれくらい、使えるよね……?チラッ」みたいなノリもあるから恐ろしい。あさよるは、どの言葉も「知っている」けれども「使えないなあ~」というものばかりでした。反省。

語彙力、上げます(`・ω・´)b

スマートに〈言い換え〉辞典

本書『大人の語彙力ノート』は、より適切な言葉へ〈言い換え〉方を紹介する本です。たとえば、「なるほど」を「おっりゃる通りです」に言い換えましょう、ってな具合。確かに「なるほどなるほど」って言う人いますね。相手との関係性や話の内容によっては適切ではないので、言い換えましょう。

「すごい」「超」「かわいい」「ちょっと」を連発している時の自分、語彙力のなさを痛感します(苦笑)。また「思う」の連発もよく耳にします。「これから○○しようと思います。△△してもらえたらと思います」と話しの中で「思います思います」ってやつ。「これから○○いたします。△△なさってください」でええんちゃうか!?と内心ツッコんでします。はい、もちろん、あさよるも「思います思います」を連発してると思います。

スマートに話したいものです。丁寧に話しているつもりが、そのせいでおかしな言葉遣いになったり、逆に失礼な言い方をしてることもあります。あさよるの場合「取り繕わず素直な言葉を使おう」と心に決めてまいりましたが、しかしいい年して恥ずかしくないモノ言いもできるようになっていたい。

本書『大人の語彙力ノート』は、「大人ならこれくらいの語彙力あって当然でしょ」って最低ラインを示すものです。学生や新社会人の方はぜひ、ご自身の社会人としての語彙力レべルをチェックしてみてください。また、すでに社会人経験の長い方も、意外と間違った使い方してるから言葉は怖い。念のための確認を。

書き言葉・話し言葉の入門書

本書『大人の語彙力ノート』では、よく使う言い回しの〈言い換え〉が多数紹介されていますが、ざっと見ていると書き言葉と話し言葉が混在している印象です。声に出して言うと堅苦しすぎるかな?と思われるワードもちらほら。しかし、畏まったご挨拶も涼しい顔でこなすからこその社会人。これくらいの言葉が咄嗟に飛び出すものなのか!?

第7章の〈「訪問・宴会・手紙で使える」語彙力カード〉で初回されている言い換え例は、リアルで使ったことない言葉ばっかだぞ!? ちなみにこんな→「いただきだちで恐縮ですが」「おもたせで失礼ですが」「卒爾ながら」「ご厚情、痛み入ります「あらあらかしこ」

あさよるのことは置いといて……(;’∀’)> しかし、「社会人ならこれくらい使えるよね?」ってレベルなんだろうと想像しますので、社会人歴が長い人にとっては「レベルが低くて物足りない」というのが正直なところじゃないでしょうか。想定する読者としては、学生向けかな?

気のきいたブログエントリーをw

ブログを毎日書いていると、結構自分の語彙力にヘコみます。同じ言い回しばっか使ってたり、気の利いたこと書けませんからね……。んで、話し言葉はもっとめちゃめちゃです。喋りながら自分で何言ってるのかわからないなんてことザラだし……。凹むなあ。

本書『大人の語彙力ノート』は、ブロガーの強い味方になるでしょう。他の言葉への〈言い換え〉例が載っているし、〈言い換え〉た言葉のニュアンスや使うシーンも紹介されています。くれぐれも、他人の言葉遣いの揚げ足取りに使わないように(苦笑)。

これでちょっと、真面目っぽい、頭よさそうな記事が書けるようになるといいのになあ。

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『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』|型にハマった方が自由!?

『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』挿絵イラスト

こんにちは。整理が苦手なあさよるです。それは物の管理もそうですが、頭の中の思考の整理も苦手です。言葉にならないような衝動や、形のない「思いつき」があったとしても、それに言葉や形が適切に与えられない限り、なかなか運用ができません。

今回手に取った『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』は、頭の中の思考や、会議、本の内容など、とりとめもないものを紙に書き出すことで目に見えるようにし、他の人に伝えることを目的とした内容です。最終的にはプレゼンテーションの資料作りにも転用できるノウハウです。新社会人や学生向にオススメです。

誰でもできるシンプル思考術

本書『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』は、誰でもできる思考をシンプルにまとめる思考術の本です。ですから、新社会人や学生が読者の対象です。あるいは、新人や学生に思考術を教える立場の人にも役立ちます。

頭の中のゴチャゴチャを書き出す

本書ではまず、ゴチャゴチャとたくさん書き込んでいることと、深く思考することは関係がないことが示されます。もっと言えば、ゴチャゴチャ分かりにくいものよりも、シンプルで一目で見てわかるくらいそぎ落とされた思考の方が、鋭く、また他人にも伝わりやすいのです。学校教育では、ノートをびっしりと取る方が、ノート点が得られるのとは対照的です。

また、話の核である〈論点〉を自力で見つけ出さねばならないのも、学校での勉強とは違うところです。この論点を見つけ出す方法は「Sの付箋」という付箋を使った思考法が紹介されています。「Sの付箋」とは、付箋に5つの要素を記入して、問題や課題を整理します。

「Sの付箋」に記入する5つの要素

「誰の?」
お客さんや対象となるターゲットを記入します。要は「誰のため?」に今回の企画を立てるのか、問題解決を実施するのかその対象者の姿を明確にし、ここに記入します。

「何が?」
その対象者の現状をここに記入します。現状とは、「お客さんが今どんな悩みを抱えているのか?」、「お客さんが困っていること」、「お客さんがこうありたいと思っていること」など、お客さんの今満たされていないニーズやウォンツをここに記入します。

「どのようにして?」
お客さんの満たされない何がどのように解決されていくのか、解決策をここに記入します。

「どうなった?」
解決策が実行された結果、どんな未来が訪れるのか、理想の未来の姿をここに記入します。

「で、要は何がいいたいの?」
以上のことを踏まえて、「要は、結論は何か」を明確にします。今回の提案のコンセプト、メッセージは何か、ここに記入します。

p.31

「Sの付箋」に記入すると、3つのSが見えてきます。
その3つとは、

・「Solution(問題解決)」
・「Story(物語)」
・「Simpe(シンプル)」

です。
これをあらかじめ記入しておくことで、
お客さんの抱える問題がどのように解決「Solution(問題解決)」し、どのような理想の未来がやってくるのかが一連の物語「Story(物語)」として描き出されるので仕事の見通しが立ち、モノごとを「Simple(シンプル)」に整理できます。
Sの付箋を使って仕事をこんしていくことで、結果的にあらゆるモノごとは「Success(成功)」に導かれてゆくのです。

p.33-34

Sの付箋を使うことで、3つのS「Solution(問題解決)」「Story(物語)」「Simple(シンプル)」が導き出され、その結果「Success(成功)」に辿り着く一連の思考法を「Sの付箋」と呼ばれ本書で紹介されています。

『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』挿絵イラスト

紙の上でまとめる

本書『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』ではタイトル通り、「紙の上」に書き出し思考の交通整理をします。メモ術やノート術など、世に様々ありますが、本書ではポケットサイズのノートの見開き2ページを16分割したメモ推奨です。

16分割メモは、

メモ帳の「機動性」、ポストイットの「ブロック単位のメモ」、ノートの「作業性」の3つのいいとこ取りをしたもの(p43)

と紹介されています。漠然と、真っ白の紙にアイデアを書き出せと言われても困るもの。ある程度「枠」が用意されている方が、その枠を埋めてゆく作業として進められ、アイデアが出やすい環境になります。ここでは、3色ボールペンを使ったメモがオススメされています。

この見開き16分割ノート術は、ブロック単位でメモを取ってゆくので、パワーポイントの資料をまとめてゆくようにメモを発展させてゆけます。これは、逆に言うと、メモを取りながらパワポ資料の段取りができてしまうのです。

読書術にもノートは使える

資料となる書籍を読むときにもノートは使え、「キラー・リーディング」という名前で紹介されています。この場合は、ノートの見開き左ページを16分割し、右ページは1つの問と3つのキーワードを抜き出すために使います。

まず「問い」を立てます。「問い」とは、その本を読んで自分が得たい目的を1つ明確化するのです。それをノートの右ページに書き込みましょう。続いて16の「キーワード」を書き出します。キーワードとは、問いを捕まえるためのアンテナです。本のページをペラペラとめくりながら、あらかじめキーワードを抜き出しておきます。

そこから読書がスタートします。すでに問いは立て、キーワードを抜き出すために軽く中身が頭にはいった状態で読みはじめるので、一気にザっと目を通す程度で大丈夫です。

これは、読書を楽しむための読書ではなく、「何時までに何冊の本を読まなけれなばない」といった、制限時間付きの資料読みに適しています。

この読書法は、最終的に本の内容を1分で他人に伝えるところまでレベルアップしてゆきます。まずは、「とりあえず15分」キラー・リーディングでの読書を試して慣れておくことを推奨されています。

会議に、プレゼンに

『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』では、頭の中の思考を吐き出すのみならず、交通整理しながら他者と話し合いを持つためにも使えます。すなわち、会議をもっと有益にするためにも使えるのです。「マッピング会議」を名づけられ、マップ、地図を描くように話し合いを進めます。

1 まん中にテーマ(問い)、
2 そこから軸となる論点があり、
3 論点ごとに議論が展開され、
4 結論(答え)が導かれる
5 Next Stop(対策・アクション)に落とし込む

という流れです。会議の参加者でなくても、この会議が何のテーマで、いくつ論点があり、それぞれどんな結論になったのかをひと目で把握できます。

p.114

まん中にテーマをどーんと書き、まずは右上に〈論点1〉、右下に〈論点2〉、左下に〈論点3〉、左上に〈Next Stop〉と、時計回りに話をした順番に書いてゆきます。だから、後から会議に参加しなかった人が見ても、どのような順番で会議が進んでいったのか分かるのです。

本書のノート術は、プレゼンテーションの「ストーリー」を作る際にも役立ちます。プレゼンストーリーは「何が?」「どのようにして?」「どうなった!」の3幕構成です。これらは、最初に紹介した「Sの付箋」で既に明確になっていることですから、あとは資料を用意するだけなんですね。

ロジカル3兄弟

本書でロジカルシンキングについて、「ロジカル3兄弟」に例えて紹介されています。長男の「1メッセージ」は、ズバリ一言で感想を言います。「2W1H」の次男は、What、Why、Howを使って「何を」「なぜ」「どうやって」と説明します。「3つの法則」を使う3男はなんでも「○○を勧める理由3つ」「△△が他と違う点3つ」と、なんでも3つにまとめて話します。この1・2・3の三兄弟を使って話をまとめましょう。

枠組みがある方が、のびのび考えられる

本書『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』では、頭の中にあるゴチャゴチャとした思考をスッキリ紙に書き出す方法や、欲しい情報を本の中から効率よく探し出す方法や、効率的な会議を進める方法など、ノート術に留まりません。

何もないところに、ただ漠然と「話しをせよ」「思考せよ」「アイデアを出せ」「問題を提示せよ」と言われても、焦点が定まらず論点がぼやけてしまいます。反対に、ある程度枠組みが用意されていて、それに当てはめながら話題を展開してゆく方が、視点がズレず、最後までテーマを把握して進められます。白紙で何もない状態の方が、自由でのびのびとやれるような気がしますが、実際は逆なんですね。しっかりと骨組みが用意されているからこそ、その枠を利用して自由に考えることができるのです。

そのためにはまず、適切な「枠組み」を用意しなくてはなりません。枠が間違っていては、そこに当てはめるテーマすべてがあらぬ方向へ進んでしまいます。本書『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』は、新社会人や学生など、これから自分で問題を見つけ、自分で思考を深める訓練を始める人に、入門書として良いと思います。実際に手を動かして、やってみましょう。

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『職場の問題地図』|仕事の問題を抱え込んでしまう人に

『職場の問題地図』挿絵イラスト

こんにちは。あさよるです。仕事をしていて困ったなあと感じることってありますが、誰に相談していいのかわからない時もっと困ります。あさよるは幸いにも(?)困った時は「困った困った」と言いまくるタイプなので、誰彼なしにアドバイスを貰えることが多かったのですが、誰にも言えないと困ってしまいます。

今回手に取った『職場の問題地図』は、社会人歴が浅い人向けの、職場での問題解決法が紹介される本です。新社会人の人や、新人に対応する立場の方にオススメです。自分で問題を抱えてしまい誰にも相談できずにいる人は、本書を読んで「伝える」「確認する」作業を見直してみるとよいでしょう。

本書『職場の問題』の良いところは、ユーモアのあるイラストや図解がたっぷりあって、眺めているだけで面白いところです。普段、本を読む習慣のない人でもとっつきやすいよう工夫がなされています。

働き方「なんかおかしい」なら問題地図を

本書『職場の問題地図』はまだ会社員歴の浅い人に向けられた、困った時のお助け本です。困ったケース別の対応方法が紹介されています。なんとなく「やりにくい」「つらい」「苦しい」「もしかしてブラック?」と気になっている人は、本書を当たってみると良いかもしれません。

基本的に本書で紹介されているのは、自分の仕事の仕方に問題がある場合の対処法です。そもそも会社に問題があったり、パワハラ上司がいる場合は、自分ではどうもできないので、他の解決法が必要です。

本書では、例えば「資料作って」と頼まれて、完成させて持っていくと「グラフはこうしてほしい」「書式を変えてほしい」と差し戻しされて、仕事が溜まっていく場合。大事なのは、小まめに相手に相談することです。「グラフはこのデータを使いますよ」「書式の見本を作ったから見てください」と、小まめに進捗状況を報告することで、その都度相談しながら、軌道修正できなす。

以上のような、日常の業務の中で「すれ違い」「思い違い」「思い込み」によって業務を遅らせる原因を減らしていくのが『職場の問題地図』です。

結局、ホウ・レン・ソウ

本書の内容を簡単にまとめちゃうと「ホウレンソウ」は大事ということ。職場内の行き違いは、大概連絡ミス、確認不足で起こってしまいます。先に紹介した「手戻り」が起こってしまうのも、小まめな報告不足で、時間をかけて完成してから相手に見せるから、修正も大きくなってしまうのです。

上司と部下の間で、意識のズレがあることもあります。指示されたら、その指示の目的をきちんと確認しましょう。もちろん、上司の側が伝え下手な場合もあります。だから確認が大事です。完成イメージや、ゴールを明確にしましょう。また、その業務を仕上げる「期限」と「ステップ」の確認も入念に。

本書では、仕事の要素を5つにまとめていました。

まとめると、仕事は次の5つの要素で成り立っています。仕事を受ける時(あなたが上司ならば依頼する時)は、この5つを相手と意思合わせしましょう。

①目的

その仕事は何のために、だれのために行うのか?

②インプット

その仕事を進め、成果物を生むためにどんな情報・材料・ツール・スキルなどが必要か?

③成果物

生み出すべき完成物あるいは完了状態は? 期限は? 提出先は?

④関係者

巻き込むべき関係者・協力者は? インプットはだれ(どこ)から入手すべき? 生活物はだれのため?

⑤効率

その仕事のスピードは? 生産量は? コストは? 人員は? 歩留まり(不良率)は?

p.34-35

この「5つの仕事の要素」を明確にすることが、本書を通してのテーマです。

マネージメントが悪いこともある

本書『職場の問題地図』は、自分の伝え方を変えるためのものです。しかし、実際に職場でのトラブルは、そもそも管理の問題がある場合もあります。例えば、人員が適材適所に配置されていなかったり、能力に合わない業務をあてがわれた場合、業務の滞りが起こります。

また、2:6:2の法則で、どんな集団でも、優秀な2割と、普通の6割、そして仕事をサボる2割に分かれてしまいます。サボっている人の仕事を、優秀な人に押し付けていると、全体のやる気が落ちてしまいます。これも、個人ではどうしようもない問題です。ただ、黙って我慢すればよいのではなく、困っていることを言葉で伝える必要があります。

伝えなきゃ分からない

本書『職場の問題地図』は、職場で個人ができること、特に新人ができることを紹介するものです。なんとなく「嫌だな」「なんで自分ばっかり」「なんかおかしい」と感じているなら、それをきちんと「伝える」重要性が紹介されているのです。

それは、不満も言葉にして伝えないと、わからないからです。

また、本書は部下に仕事を「伝える」立場の人にも有益です。「伝え方」に問題がある場合もたくさんありますし、話がうまく伝わっていない部下に対しての対策にもなるからです。

やり方を見直そう・現場の改善は全体の利益になる

日本人の、特にベテランほど業務のマニュアル化を嫌がるそうです。その理由を3つ挙げられています。

①結果承認欲求

②行動(プロセス)承認欲求

③存在承認欲求

一つずつ紹介します。①の結果承認欲求は「自分の行動の結果を認められたい」欲求です。②の行動(プロセス)承認欲求は、自分の行動そのものを褒めてほしい欲求。③の存在承認欲求は自分の存在そのものを認めてほしい欲求です。

仕事をマニュアル化するというのは「他の人も同じ手順で業務ができる」ようにすることです。すると「自分じゃないといけない理由」がなくなってしまうようで、ベテランほど拒絶してしまうのです。

しかし、明確にマニュアル化されていない業務の引継ぎは、コストが高く無駄な業務も多いのが実情です。歴代の担当が、こだわりや好み・趣味でやっていたことまでどんどん引き継がれていくので、本当に必要な業務は少し、あとは意味の分からない手順がそのまま引き継がれていることも。過去の悪習はキッパリ断ち切って、必要な業務にスリム化するのも、大事な仕事です。

また、嫌な作業・業務ほど、マニュアル化しちゃいましょう。

過剰サービスに陥ってしまうのも同じような理由です。良かれとやったサービスが、アダとなってしまいます。「なにを」「どこまで」やるのかを明確にしましょう。

定義→測定→報告→改善サイクルを回そう

業務が上手く回っていない状態とは、

・インプットが成果物に変換されるスピードが遅い(=決められたサービスレベルを満たしていない)
・ミスや手戻りが多い
・長時間労働・業務量過多
・なんだかよくわからないけれど、インプットを与えれば、とりあえず成果物は出てくる(箱の中身が不明。いわゆる属人化)

p.208

最後の「なんだかよくわからないけれど、インプットを与えれば、とりあえず成果物は出てくる」とは、マニュアル化されておらず、どのように業務がなされているのかわからないけれど、ある人に頼むとそれなりの成果物が出てくる状態です。マニュアル化されていないので、引継ぎができず、他の人には何がどうなっているのかわかりません。

これらを改善するためにはどうすればよいのか? それは……残念ながら明確な答えはありません。なにを問題とし、どう解決したいのかはケースバイケースだからです。

しかし、目に見えないもの、定義できないものを改善することはできません。だからと言って、なんでもかんでも定量化するのは、人間関係にヒビが入ることもあります。必要項目を決めて定量化することも大切です。

結局のところ「定義→測定→報告→改善サイクル」を回すしかありません。

 業務がきちんと回り続ける状態にするには、定義→測定→報告→改善→のサイクルの構築と維持が大事です。

何を測定するのかを定義し、日々業務の測定をする。
それを上司や経営層に責任を持って報告し、改善につなげる。

この繰り返しが、あなたの職場とメンバーを仲良くします。個人の気合と根性任せの働き方から脱却するためにも、一歩踏み出し、あなたが率先してこのサイクルを回しましょう。

p.213

個人の働き方が、職場のメンバーの働き方を変えるんだというのは、大事なことですね。自分が気合と根性で、誰にも問題を報告せず背負い込んでいると、職場の雰囲気を悪くすることにもなります。自分の振る舞いに責任を持つことが求められます。

仕事をはじめたばかりの人へ

『職場の問題地図』挿絵イラスト

本書『職場の問題』は、新人で社会人を始めたばかりの人にオススメな本です。「上司と上手くいかない」「もしかしてイジワルされてる?」「これってブラック?」と思ったら、本書を読んでから判断してみてもよいでしょう。パワハラやブラックではなく、単にコミュニケーションがうまく取れていない場合もあるからです。

社会人は、子ども時代や学生時代とは違ったスキルを求められています。最初は誰もうまくできません。なるべく、わからないことを相談して、小まめにチェックを頼んで、自主的に定義→測定→報告→改善→のサイクルに努めてみましょう。

イラストや図解が多くて、上司や先輩が、新人に話をするときの資料にも役立つと思いました。

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『図解でわかる!ファシリテーション』|新人君も!会議の交通整理

『図解でわかる!ファシリテーション』挿絵イラスト

こんにちは。「ファシリテーション」の意味がよくわかってなかった あさよるです。知人でも「ファシリテーター」という肩書を持っている人がいたり、言葉は知っていましたが、意味を理解していなかった! 簡単に言えば、話し合いの交通整理役って感じの認識で良いだろうか……。

あさよるは話し合いの場でも自分の話を通そうとしてしまうことがあり、後から思い出して恥ずかしくなるから「ファシリテーション」の能力が身につけたいなあと思った。

充実した会議を自分がつくる!

本書『図解でわかる!ファシリテーション』は、会議をより充実したものにすべく、個人が取り組める改善点を教えるものです。それが「ファシリテーション」能力。

ファシリテーションとは、

会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。

ファシリテーション – Wikipedia

会議の交通整理係みたいな感じでしょうか。みんなが活発に発言したり、面白いアイデアを引き出したり、会議の目的を見失わず、充実した時間を作るために努めます。

本書のポイントは、大概の会議室に設置されているホワイトボードを用いて、誰もがファシリテーション役を買って出られると紹介していることでしょう。本書では、新人の「田中くん」が目的のハッキリしない会議をなんとかしようと、意を決して「ホワイトボードに書き出してもいいですか?」と申し出る様子が紹介されます。

ファシリテーション役は、場の仕切り役でもないし、司会ともちょっと違う。自分の意見を押し通すワケでもないから、新人でも買って出られるんですね。

会議の交通整理役が登場したことで、会議が盛り上がり、楽しくアイデアを出し合い、その記録がホワイトボードに残されていきます。会議が終わったらホワイトボードを写メって、それぞれの部署へ会議の結果を持ち帰ります。会議は終わった後「報告することがある」と充実感を得られます。

退屈な会議から、楽しくて生産性のある会議に変身させられる「ファシリテーション」の技術を身につけましょう。

ホワイトボードを駆使する!

本書『図解でわかる!ファシリテーション』ではホワイトボードを駆使したファシリテーションの方法が紹介されています。ホワイトボードは大体の会議室に設置されているでしょうし、有効に使わないワケはありません。

本書は「図解でわかる!」とある通り、具体的にホワイトボードにどのように書き込んでくのかも図で紹介されています。まず、会議が始まる直前にホワイトボードに会議のテーマと、その日の会議の流れを書いておきましょう。例えば「お客様クレーム→理想の対応→今後の課題」なんて風に。

あくまで会議を充実させるためのホワイトボードですから、助手を頼んだり、みんなで立ち上がってどんどんホワイトボードに書き込んでゆく形式も良いでしょう。より活発に会議が進むよう、机やいすの配置まで工夫することもできます。退屈で形式だけの会議ではなく、楽しくて良いアイデアがどんどん飛び出す雰囲気づくりに努めましょう。

会議のタイムスケジュールを用意したり、違う意見の人や部署が歩み寄れる「余地」を用意するのもファシリテーターの役割です。ホワイトボードの右と左に違う意見を書き、真ん中に空白を残しておきます。この空白が歩み寄りの余地なのです。「お互いに歩み寄る」という抽象的な事柄が、ホワイトボード上で「見える」のはとても良いですね。

『図解でわかる!ファシリテーション』挿絵イラスト

読書とノートをつける習慣のない人へ

本書では、見開き左のページに文章、右のページが図解で、図解やイラスト満載の本です。パッと直感的に見て理解できる内容です。読書習慣がない人や、ノートをつける習慣のない人にオススメです。

特に、人の話を構造的に文章に書き起こしていくのには、訓練が必要です。本書のホワイトボードを使うワザも、慣れが必要でしょうが、具体的に図解されているので、真似をしながら進めるのが良いでしょう。

周りの人への気配りも忘れずに

本書『図解でわかる!ファシリテーション』では、会議での「振る舞い」についても触れられています。まず、本書では新人の「田中くん」がファシリテーターに名乗り出るところから始まるので、先輩や上司の顔を立てなが

「すみません。会議を見えやすくするために、ちょっとホワイトボードを使ってもいいでしょうか?」(p.9)

と発言するところから始まります。

声の大きい人の発言だけが採用されたり、最後にウヤムヤに結論付ける人の意見に偏ってはいけません。みんなの意見を引き出せるように「あなたの意見を聞いていますよ」というアピールも大事です。また、「アイツ何様?」「しゃしゃり出やがって」「仕切りたがりめ」と疎まれてもいけませんから、謙虚な姿勢が大事です。

会議の盛り上がりのための「演出」も大切です。採用された事柄に○、不採用に×とつけたり、文字の大きさや、声の抑揚をつけて、メリハリをつけましょう。クイズ形式にするのも盛り上がるかもしれません。

また、何気に大事なのが「ホワイトボードに字を書く役は、字が上手い人に任せる」というコツもw あとでスマホで写真を撮って保存するので、字が見やすい方がいいですね。会議の最後は参加者全員で集合写真を撮っておけば、会議のメンバーも一目瞭然です。

結構楽しそう!

ファシリテーション、使える

あさよるは「ファシリテーション」という言葉はよく見聞きしていたものの、どんな役割なのかわかっていませんでした。「ポストイット貼るやつでしょ?」程度の認識しかなかったデス(;’∀’)>

ファシリテーターの仕事について知ると、これは仕事や会議だけじゃなく、プライベートでも使える技術ですよね。家族での話を交通整理したり、仲間とレジャーの計画を練ったりと、役に立つスキルだと思います。

あと、反省することも多々。ファシリテーターは公平にみんなの意見をくみ上げるのが仕事ですが、同じような場面で自分の意志を曲げずに突っ張ってきたことがたくさんあったなあ……(遠い目)。ずっと「あいつが悪い!」と思っていましたが、本書を読んで「自分が人の話を聞いてなかった」と考えを改めました。フラットに、みんなの考えをくみ上げるって、難しいですね。あさよるも訓練が必要です。

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