こんにちは。休日に休むのが苦手なあさよるです。それはオンの時間をダラッと過ごしてしまったせいで、オフの時間が圧迫され、それが気がかりでオフをしっかり休めず、疲れが取れないままオンになるも、スイッチが切り替わらない……という悪循環です(;´Д`)
『非常識な休日が、人生を決める』タイトルだけで、「こ、これは読まなくっちゃ……」と心がザワつきました。そう、上手に休みの日を過ごせなきゃ、平日を上手にすごせない!><
オフの時間がオンを決める!
本書はこんな冒頭から始まる。
「千田さんはどんな休日の使い方をしているのですか?」
これまでにそのような質問を山のようにいただいた。
結論から言おう。
オンはゆったり過ごし、オフは何かに没頭している。p.2
オンとは仕事のことで、ゆったりと仕事をし、オフ・休みは何かに没頭している、ということです。多くの方は「逆じゃないか」と思われるかもれません。仕事に没頭し、休みはゆったりするものじゃないのか、と。
しかし、著者の千田琢哉さんは、仕事はご褒美をもらった子どものように、無邪気に取り組んでおられて、そして休日は旅行に没頭し、ホテル巡りに没頭し、同じく無邪気な子どものように楽しんでいる。
著者の千田さんは会社員時代から始業時間までに業務を終わらせ、始業時間からはコーヒーを飲みワクワクしながらこれからの種まきに取組んでおられたと回想されています。会社員だから、自営業だからではなくって、時間の使い方、オンとオフの使い方を、自分で考えてましょう。
ここで大切なことは、
私の行動や考え方の猿真似をすることではない。
あなたの固定概念に別の角度から光を当てて、
発想の転換をすることだ。
そしてこれからのあなたの日常や常識を変えることだ。
一見、非常識と言われることであってもいい。
オフの過ごし方は、必ずオンにダイレクトに影響を与える。p.4-5
没頭できる自分だけの休日こそが、自分の仕事を変えてゆく。ワクワクするメッセージですね。
遊びと仕事の境界線
「遊びが仕事。仕事が遊び」という節があります。
「遊びを仕事にする」と言うと「真面目にやっている人に失礼だ」と怒る人がいるそうです。みなさんにも心当たりはあるでしょうか。あさよるは「仕事は辛いものだ」「嫌なのを我慢するのが仕事だ」なんて風な話を聞かされたことがあります。本書でも、「仕事は我慢してナンボ」精神で、周りの人のヤル気まで下げている人がいると紹介されています。
これは断言してもいいが、
我慢して仕事をしているかぎり、絶対に長期的な成功はできないのだ。
長期的な成功者は、絶対、必ず、
100%の確率で、仕事を楽しんでいる。p.58
楽しい仕事なんてあるもんかと思ってしまうけれども、ここで発想の転換が提供されています。それは、自分の楽しんでいるものには、必ず提供者がいるということ。自分の楽しいことを仕事として提供している存在が必ずいるのです。楽しい仕事がこの世に存在している証拠なんですね。仕事を遊びにできないかというアプローチも可能です。今の仕事を、ゲームやスポーツのように取り組むことはできないのか?
ひとりの時間も大切に
特に家族のいる方は、ひとりの時間がなかなか取れません。一緒にいて鬱憤が溜まってくるのは、ひとりの時間が奪われてしまったと感じるからではないか?としています。自分の一人の時間の大切さを知っているということは、パートナーの時間も大切にないといけないと考えも生まれます。一人の時間、味わえるうちに味わっておいてソンはなし。
恋人同士の時間も、どんな時間を一緒に過ごすのか考えてみてもいいですね。お互いの知らない分野を教え合いっこしたり、いつもよりワンランク上のデートをしてみるとか……すてき!平日の早朝にデートするというのも、話には聞いたことありますが、ダラッと休日デートよりも、そのあとの仕事も頑張れそう。
二人一緒の時間にけじめがあるということは、ひとりの時間もけじめがつくことです。メリハリがある生活って、充実感がありそうですね。
淡々と、飄々と
仕事を淡々と着々とこなすエネルギーは、休みの過ごし方にかかっている。「休まずに働き続ける」「休みはダラダラ」してしまうあさよるといたしましては「休み方」について自分でしっかり考えないといけないと感じました(;’∀’)
働き方や、仕事の仕方を説いた本はたくさんありますが、意外と少ないのは「休み方」。オンとオフは別のものではなく、お互いが影響し合っていると考えると、自分がどう動くのかもある程度決まってきそうです。あさよるは、ダラダラと仕事して休まないままダラッとしてしまいがちなので、もっと時間にメリハリとけじめが欲しいなぁ~( ノД`)
非常識な休日が、人生を決める。: 結果を出す人がやっている50の逆転の時間術
目次情報
プロローグ
01 オンはゆったり、オフに没頭。PART 1 時間の固定概念を捨てる
02 成功の入り口は、オンとオフの境目が消えたところにある。
03 一流の人は、肩の力が抜けている。
04 高く飛ぶのではなく、遠くまで飛ぶのだ。
05 信用される人が、できる人。
06 休日に一発逆転を狙わない。
07 準備がすべて。本番は復習。
08 運のいい人は、オフでも羽目を外さない。
09 不器用な人のほうが、成功しやすい。PART 2 仕事が遊びで、遊びが仕事
10 月曜の朝が待ち遠しいなら、いい人生だ。
11 オフはネタ仕込み、オンは鼻歌で料理するだけ。
12 本番はがんばらない。
13 勤務時間中に雑用をやるなんて、もったいない。
14 残業は、朝の遅刻と同罪。
15 遊びが仕事。仕事が遊び。
16 仕事は努力ではなく、工夫が大切だ。
17 あなた“ならでは”の「成功の方程式」を生み出す。PART 3 オフこそ、勉強時間
18 勉強の本当の楽しさは、学校を卒業してからわかる。
19 暗記したら、睡眠。
20 勉強は、ゲームと同じ。
21 自分の忘却曲線を発掘する。
22 大人の勉強は、なんでもアリ。
23 勉強に締め切りを設定しない。
24 AVの『50人シリーズ』を鑑賞し続けたら、源氏物語に通じた。
25 マイナーな分野の勉強は、費用対効果が高い。PART 4 尽くすこと、曖昧でいいこと
26 基本は、いつも独り。
27 一緒に仕事をすると、その人の本質がわかる。
28 「敵か、味方か」の二者択一は、最終的に孤立無援になる。
29 「今日は疲れたからもう帰って~」と言えるのが、親友。
30 すました顔で休日に仕事を強要する人は、さげまん。
31 紙約束より、口約束に人の真価が出る。
32 今、目の前の人以上に、大切な人はいない。
33 もし理由なく嫌われたら、100%相手の責任だから気にしない。PART 5 オフこそ、孤独
34 結婚して気づかされるのは、独りの時間の大切さだ。
35 恋は加点方式。愛は減点方式。
36 休日は恋人と別の分野を勉強して教え合う。
37 デートは平日し、休日はお互い独りで過ごすのも、ワンランク上の愛。
38 会っていない間に、愛は深まる。
39 別れ際にガミガミ言うと、運気が下がる。
40 帰宅してすぐにペチャクチャ話しかけないのも、ワンランク上の愛。
41 仕事の悩みを恋人に相談してみると、意外な発見が多い。PART 6 幸せのヒントは好奇心
42 人生の“ラストピース”は、遠回りした人間にしか与えられない。
43 60歳までは、人生の準備体操。
44 大失敗も笑い話になるから、迷ったらやらなきゃ損。
45 人生は、「○○だけには絶対になりたくはない」の○○に近づいていく。
46 好奇心旺盛なうちは、「そのまま好奇心に身を委ねなさい」ということ。
47 無駄を極めると、武器になる。
48 好奇心を持続させたければ、読書が一番。
49 人生の“ラストピース”は、どこか懐かしい。エピローグ
50 長期的な成功者たちは、いつも淡々と生きていた。
千田 琢哉(せんだ・たくや)
文筆家。
愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務市育ち。
東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
著書は本書で125冊目。
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