こんにちは。細々と数学の勉強をしている あさよるです。今回、数学の本だと思って手の取ったのがコチラ『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』でした。まず本書、数学の本ではありませんでしたw 「データを扱って論理的思考をしよう」というものです。ああでもしかし、あさよるも論理的に論述できるようになりたくて数学の復習をはじめたので(中高の数学の復習デス)、ある意味で本書は学校で習った論理、論述を、社会の中で使うための本ですね。
論理思考を身につける
本書『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』は、論理的にものごとを考えるための指南書です。そのために、客観的なデータを扱えるようになりましょう。
また、総当たり的に考えるのではなく、仮説を立て、仮説から検証できる力が必要です。総当たりではいくら時間があっても足りませんからね。そのとき、仮説は立てますが、思い込みにハマり込んだり、またデータを持論の都合のいいように読み解いてしまわないよう、訓練が必要です。
上司と部下の間で考えが食い違ってしまうと、お互いに「相手が分かってない」と思ってしまいがちですが、見えている範囲が違うため、違った結論になっていることも多いとか。目に見える数字を見ながら話せるようになると良いですね。
「数字」苦手!って反応しちゃう人に
本書『「数字で考える」が簡単にできるようになる本』では、数字の扱い方を学びますが、難しい数式とか出てこないので大丈夫!w ただ、グラフはたくさん紹介されているのですが、これもきちんと解説なされているので恐れなくても大丈夫でしょう。イラストやパッと見て分かる資料です。
ただし、今は数字が苦手でも、これから数字やグラフを実践で扱えるようになりましょうという本ですので、じゃかじゃか登場するグラフには驚かないようにw
数字の見方、グラフの見方
そう、本書は数字やグラフの見方、扱い方がたくさん紹介されています。例えばパッと見て相関関係がありそうに思えてしまうグラフも、実は全然関係なかったりします。人は自分の都合の良いようにデータを見てしまう習性があるらしいので、人のクセや習性を知ることが、データを扱えることなんですね。
また、情報がないときは〈推論〉をして、仮説を立てます。推論するためにも、やはり自分の手持ちのデータや知識が必要なのです。
客観的なデータをもとに、資料の作り方まで網羅されているので、これからデータの理解をしたいと考えている新人や学生の方におすすめです。平易な文章で読みやすく構成されているので、肩ひじ張らずに読んでみて下さいw
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「数字で考える」が簡単にできるようになる本
目次情報
はじめに
第1章 「数字で考える」が簡単にできるようになるには?
1 「数字をうまく使える」とはどういうこと?
2 どうすれば「数字をうまく使える」ようになるのか第2章 5つのステップで「数字」を使いこなす
STEP1 問題を設定する
与えられた問題をまずは疑う
上司の上司の目線で考えてみる
ゼロベースで問題を感がえてみる
優先順位をつけて絞り込むSTEP2 答えを想定する
「分析してみないとわかりません」とは言わない
分解して具体的に答えを想定してみる
先人の知恵(フレームワーク)を活用してみる
一人で考え込まないSTEP3 数字を集める
必要な数字はカチッと定義する
世の中にある数字について、ざっくりとした全体館を持つ
数字がなくても、あきらめずに推計してみる
数字の「出所」と「定義」は細かく確認する
数字の母集団を確認する
数字のサンプルを確認するSTEP4 数字を比較する
比べているのがリンゴとリンゴなのか確認(項目間比較)
時系列で見る変化は3つだけ(時系列比較)
リンゴとミカンを比べるときは比率を見る(構成比較)
相関関係は目で見て考える(相関)
「バラツキ」から特性を見い出す(分散)
「90%で起こることなのか、10%で起こることなのか」を意識する
比較する際、異常な値はていねいに扱うSTEP5 比較した結果をわかりやすく見せる
資料は「空」「雨」「傘」のストーリーでわかりやすく
資料はとにかくシンプルにする
表も、視覚に訴えるよう作る
一目でわからないグラフは、グラフにする意味がない
ワクワクする資料を作るおわり
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