『みんなひとみしり』|人の話に耳を傾け、違うことを受け入れる

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こんにちは。ひとみしり気味なあさよるです。わたし自身はひとみしりしている自覚はないけれども、無駄な世間話とか、駄弁りとか、愚痴の言い合いとか、そういう会話を誰とでもするわけではないから、「心を閉ざしている」と称されることがある。挨拶はする。だけど、用もないのに話をしたい相手って、かなり限定されている。

それは「用もないのに人と話したくない」と思っているからなんだけど、同時に「どうせ人に話をしてもわかってくれるわけがない」という捻くれと諦めを持っているせいだと、一応は自覚している。だからなるべく自分から情報開示するよう心掛けてはいるけれども、なんだかしっくりこない。それに、人から「ひとみしり」だと思われているということは、人から見るとなにか、やりにくさとか、よろしくない感じがしているんだろうとも思う。

自分にとって「ひとみしり」はこんがらがっていて、悩ましい問題だ。

「黙ってれば察してくれる」から脱却

いつも周囲を和ませたり、明るく振る舞ってくれる人は、偉い人だなぁと常々尊敬と感謝をしている。人間なんだから、いじわるな気持ちになったり、イライラしたり、捻くれることもあるだろうに、だけど私の前ではそんな素振りは見せないように気づかってくれているからだ。わたしも、なるべく穏やかに振舞いたいと思ってはいるんだけれども、かなりダイレクトに感情を爆発させている気が……ご迷惑をおかけしております<(_ _)>

自分と違う考えや気に入らない主張だって、最後まで話に耳を傾けてくれたり、まじめに根気よく反論を展開したり(感情的にならず)、なかなかできることじゃない。嫌な顔一つせず、ただ真面目に、素直に、受け答えしてくれる人はすごい人だ。

「ひとみしり」というのは、この反対にあるんじゃないかと思っている。わたしも結構ひとみしりをするし、たぶん多くの人もひとみしりをするんじゃないかと思う。ひとみしりって「何も言わなくても相手が察してくれる」っという前提のもと、自分がムッと黙ってその場の雰囲気を険悪にしても構わない心境のとき起こる……キツい言い方だけれども。人が自分に配慮して、自分の気持ちを推し量って欲しいのに、それをしてくれないから、居心地が悪くなってその場を立ち去ることもある。

「自分の気持ちを察してほしい」という子どもっぽい欲求を、わたしもビシビシ持っているし、誰もがそういう側面を持っていて当然だとも思っている。だからこそ、ひとみしりせず、周囲への気遣いを忘れず接してくれる人のことを尊敬と感謝している。

自分なりに気を付けていることは、自分がひとみしりをするからって、いつも明るく柔和な人のことを悪く言ったり、嫉妬したりするのだけはやめようと、それだけは自分に課している。

相手の立場に立って「聞く」練習

『みんなひとみしり』は、今ひとみしりしてしまう人が、どんな風に人と関わればいいのかを優しく指南する本だ。大事なのは「人の話を聞く」ということ。

「聞く」とは、相手の話に耳を傾け、「私はあなたの話を聞いていますよ」という合図を送ること(相槌を打つ)と、質問をする(尋ねる)ことの2つ。「自分の言いたいことを言う」訓練じゃないのが、ひとみしり克服ポイントなんだろう。

相手を思い、話題を提供することも大事だ。何を話していいのかわからないなら、相手の良いところを褒めるのも良い。でもこれは「おべんちゃら」をしているわけではなくて、あくまで本当に素敵な、すごい、良いと思うところを口にすればいい。だから、普段から物事のポジティブな側面に注目するクセを身につけておくと良いそう。

あと、「自分なんか…」と自虐するクセがあるなら、それはやめた方が良い。なぜなら、自虐する人とは関わらなくて良いから。自分も自虐し続けている限り、周囲の人から距離を置かれてしまっている。類は友を呼ぶとも言うし、自分とよく似た人ばかりが集まってしまうものだから。

ハッキリ断ったり、自分の意志や意見を言葉で表現することが、人への気遣いになることも多い。例えば食事の予定なんかで「なんでもいい」「どこでもいい」と言うのは、相手への負担になってしまう。それよりも「○○な気分だ」とか「△△は苦手なんだ」ときちんと伝えた方が、相手も楽だ。それに自分が「言いたいことを言えない」と不貞腐れて、不本意な展開にムスッとしているよりは、積極的に楽しんだ方が周囲の人にとっても嬉しいものだ。

ひとみしり克服とは、「相手の立場に立って考える」というのに尽きるみたい。

考えの違う人を受け入れる

ひとみしり克服には「多様性」を受けれることも重要なんだろう。自分と違う考えを持っている人、自分と対立する発言をした人を、敵視したり、遠ざけたり、自分を否定し傷つけた人だと思うのではなく、違っていることを認めるしかない。

人間関係において自分の思うようにいかないとき、自分が否定されたと感じるのは、自分とは違う考えや価値観があることを受け入れられず、それを拒絶している状態なんだろう。

誰にでも譲れないこともあって、それを曲げる必要はない。だけど譲れるものは譲ればいいし、相手を否定したり拒絶する必要もない。結局、頑なになっていたのは自分なんだろう。

人に配慮する大人になる

わたしも結構ひとみしりだ。もうちょっと正確に言うと、ある人から見るとわたしは、はにかみ屋のひとみしりに見えるようだ。だから便宜上「わたしはひとみしりです」と名乗る時もある。だけどその実は、すごく頑固で自分勝手だから、「そもそも他人の話を聞く気がない」というのが正しかったりするw

だからこそ、周りの人への配慮を忘れない人を見ると、ほんとうに尊敬と感謝しかないし、本音を言えば「そういう姿を見せられるとツライ」w 自分の子どもっぽいワガママが恥ずかしいから(;^ω^)

『みんなひとみしり』というタイトルは、その通り、誰もがひとみしりな部分を持っているんだと思う。だから自分だけがひとみしりをして苦しんでいると思わなくてもいい。だけどそれは同時に、みんなひとみしりだけど、人へ配慮できる大人として振る舞っているとも言える。だから、自分だけが子どもっぽく甘えているのは、やっぱそれは違うよね、とも思う。

なにより、ひとみしりし続けるのは、自分がいちばん居心地が悪い。

関連記事

みんなひとみしり 聞きかたひとつで願いはかなう

目次情報

はじめに 願いがかなうきっかけ

第1章 人に会う前にできること

他人の会話をひたすら聞いてみる
「マイナス→プラス変換」で嫌われない会話に
相手を観察して想像すれば会話の糸口は見つかる
会話からキーワードを拾うクセをつける
ベスト笑顔を顔の筋肉で記憶する
一番まずいのはノーリアクション
毎日ひとつ、ちょっと新しいことをする

第2章 気持ちのいい聞き方

接客業の人の話に乗っかってみる
「自分が話しかける」→「相手に話しかけられる」
リアクションは大げさにわかりやすく
うれしいときは「うれしい」と表情・声に出す
「聞いてます」アピールはメモ&質問&要約で
グルメリポーター気分で食事してみる
ほめられたら、相手の言葉に合わせてほめ返す
「ふう」と胸にたまったものを吐き出してみる
電話での予約はメリットが満載

第3章 自分を成長させる聞きかた

質問よりも「共感のつぶやき」が受け入れられる
知らない人と話すことが自信につながる
口調と口癖でキャラをつかめば会話はスムーズに
質問の意図に注目すれば的を射た返しができる
よく出るワード・初めて出たワードに注目する
反論する人の方がイエスマンより信頼される
高級店のサービスに慣れて謙遜しすぎない自分に
相手にとって親切な“わがまま”を言う
相手を「協力者」にする希望の伝えかた
違う価値観の人に会うと新しい自分にも会える
外国人との会話は意外とハードルが低い
商店街での買い物は会話練習にうってつけ
小さなカミングアウトで同僚と親しくなる
自分を下げる人とは距離を置く

第4章 願いがかなう聞きかた

「まいにちSNS発信」で願いをかなえる
反応を聞いて展開を変えれば会話は楽になる
どんな人でも何かの達人。聞くべき人を見極める
人のためは自分のため。めぐりめぐってみんな幸せ
聞きかたで幸せにし、情報提供でやる気にさせる
聞いた話はすべて、次の幸運につながっている
願いがかなうひとになるために

ひとみしり改善60日スケジュール

おわりに ひとみしりは可能性の宝庫

佐藤 智子(さとう・ともこ)

1万人を超えるインタビュー実績をもつキャリア25年以上のプロインタビュアー、編集者、講師。大学時代から編集プロダクションにて勤務。卒業後、出版社に入社し、女性誌の編集者を十数年間経験。アイドル、俳優、タレント、ミュージシャン、スポーツ選手、文化人などあらゆるジャンルの著名人のインタビューを手がける。また、恋愛記事を担当し、読者の電話相談乗った回数は5千回を超える。2009年に独立。インタビューコーチ、コミュニケーションコーチとして経営者や学生などさまざまな層向けに各種セミナーの開催や個人セッションを行うほか、小・中・高校でのゲストティーチャーとしての授業も担当。クルム伊達公子『進化する強さ』『負けない!』(企画構成)、『bonとponふたちの暮らし』(インタビュー)の書籍に携わる。Yahoo!ニュースではインタビュー記事「どんな人でも何かの達人」を配信中。著書に『1万人インタビューで学んだ「聞き上手」さんの習慣』、『初対面の相手でも不安ゼロ!の会話術』。

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