『いまからでも楽しい数学。―先生と数学嫌いの生徒、35年後の補習授業』

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数学クイズって結構ハマる!?

紙と鉛筆を握りしめ、いざページをめくるのだ!

紙をペンを用意!クイズ・なぞなぞのように!

『いまからでも楽しい数学』をお読みになるなら、紙とペンを持って用意!

なぜならば、数学の先生からの問題集だからだ!……と言っても、堅苦しい問題集じゃないですよ。まるでクイズやなぞなぞにチャレンジするように、やってみましょう。

著書は元・数学教諭とライターのお二人。お二人はもともと、中学の数学の先生と生徒の間柄でした。ン十年ぶりに再会した二人は、先生から出題される数学クイズに挑戦することになったのでした。

ちょい雑談がウザい?オモロイ!?

川勝先生も、ライターの植松さんも、お二人とも関西人。

バリバリの関西ノリで会話形式で、問題解説、考え方の説明、そして雑談がなされています。

正直あさよるですね、読み始めはこのノリが「なんか好かん!」「ハズレの本やぁ!」と思いながら渋々読み進めていたんですね(苦笑)。ごめんなさいm(_ _)m

しかし、読み終える頃にはスッカリ、お二人の息のあった掛け合いのような会話が心地よく、数学の解説もスーッと頭に入るようになっていました(笑)。結構、中毒性あるかもしれませんw

数学=難しい と信じている人へ!

さて、数学は難しいです。どこか一つでも躓いちゃうと、その先へ進めませんから、厳密に理解してゆかないと、しんどい教科だったろうと思います。

反面、数学はとっても面白い!

『いまからでも楽しい数学』では、役に立つんだか立たないんだかの、数学の問題も紹介されています。きっとね「役に立たない」ってのが大事なんです。

大体、楽しい事って役に立たない。ポケモンGOも妖怪ウォッチも、どんなにやっても役に立たないし、カラオケで好きな歌を歌ったって、どうにもならない。

だけど、圧倒的に楽しいじゃないか!役に立たないことほど面白いことはない。

『いまからでも楽しい数学』でも、ピタゴラスを「暇人」と紹介しており、非常に面白かった。そう、数学って、やっぱり役に立たない問題もたくさんあるよ。だけど、役にも立たないものに人類は夢中になってきた。

なぜか?

「面白いから」以外にないでしょ!

因縁の「数学」という教科に直面する中学生たちに、そして、かつての中学生たちに、読んで欲しい本でした。

いまからでも楽しい数学。―先生と数学嫌いの生徒、35年後の補習授業

目次情報

「はじめに」のはじめに。
はじめに 楽しい数学のはじまりはじまり。
この本はこんなルールで書かれました。

第1章 数学、ごめんなさい。

第1問 井の中のカエル
公式を当てはめたら答えは出る!と思っていると間違うこともあるんです。

第2問 マイナスとマイナスをかけると、なぜプラス?
わからなくなったら、基準を見つける、という大事なルール。

第3問 シルエットクイズ!
いろんな角度から見る、ということが人生を豊かにするんやで。

ちょっと休憩① 京都の町並みと数学

第4問 夜道の探偵
大人というのは、物事を客観的に見られる人のことを言うんです。

第5問 すてきな立方体
いろんな角度から考える、というのを体力の続く限りやってみよう!

第6問 みんなで分ける
ちゃんと、同じ分量に分けることで、世界は平和になる!のかもよ。

ちょっと休憩② 僕の中学時代の先生

第2章 数学で世界を知っておどろいた。

第7問 ハチと列車
ややこしそうに見える問題も、じっくり解いていけば、意外に簡単です。

ちょっと休憩③ 4けたの数にまつわる話

第8問 おっさんの頭
記号とか公式は、ややこしいものをパッケージしてくれる、あなたの味方!

第9問 多角形の対角線は何本?
コツコツ解いていくと……。なんかすごいものを発見したりするんです!

第10問 ピタゴラスは暇人だった?!
ちょっとだけ大げさですが、公式って人生をわかりやすくするためにあるかも。

第3章 お菓子の箱が好きな数学教師

お菓子の箱が好きな数学教師。

第11問 正五角形を描いてみよう!
正五角形を描いているあいだに、自然の摂理が見えてくる、という話。

第12問 発見!黄金比
美術、音楽、建築、大自然、すべてに黄金比は隠されているのです。

第13問 先生の好きな問題1 【和算から1つ】
江戸時代の盗人の親分は優しかった?

ちょっと休憩④ 階段にまつわるこわ~い怪談。

第14問 先生の好きな問題2 【思い出の問題】
解き方がいっぱいあると、個性が見えるね。

おわりに 数学ありがとう
数学っておもしろい! そう思い始めたあなたへ。

川勝 健二(かわかつ・けんじ)

1952年 兵庫県伊丹市生まれ
1976年 同志社大学工学部機械工学科卒業
1976年 伊丹市立西中学校の数学科教諭として着任
2010年 伊丹市立西中学校校長に就任
2013年 定年により退職
日本数学史学会会員
近畿数学史学会(休会中)会員 監事
『近畿の算額~絵馬を訪ねて~』(大阪教育図書)の編纂に携わったり、近畿を中心に数学教育や和算についての講演や特別授業を開催。知識を教える、というよりも、感動を伝えたい、と教職を引退した今も地道に活動している。剣道三段。

植松 眞人(うえまつ・まさと)

1962年 兵庫県伊丹市生まれ
1990年 オフィス★イサナ設立
1996年 東京コピーライターズクラブ(TCC)新人賞
クリエイティブディレクター/コピーライター
TCC会員として広告制作の現場でクリエイティブディレクター、コピーライターとして活躍。現在は、執筆活動や映像制作も手がけ、専門学校の講師として後進の指導にもあたっている。著書に『センパイ!その日本語まちがっています!』『センパイ!その日本語ざんねんです!』『ネコのマロン、参院選に立つ。』(いずれも保育社刊)などがある。

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