『痛い靴がラクに歩ける靴になる』|ハイヒールは体にいい!?

こんにちは。あさよるです。都会の人ほどよく歩くと聞いたことがある。電車移動をすると、駅構内や、2駅分くらいなら歩いちゃう人が多いのかもしれない。わたしも今は自転車にも乗らない生活をしているから、以前よりよく歩いている。どこへ行くにも、基本は徒歩だ。

足にぴったり合った紐靴は一つ見つけたから、同じ型の靴を買い替えるようになった。だけど、この秋冬にブーツを履くたびに足が負傷していてツライ>< ブーツを2足持っていて、1足はインソールをいくつも入れて工夫したけれども、翌日歩けない程に怪我してしまうから、捨てようと思っていた。もう1足は、足のむくみ具合なのか、全然平気なこともあれば、かかとを靴ズレしてしまう日もあって困っていた。

たくさん歩ける足をつくるために

『痛い靴はラクに歩ける靴になる』は、靴のトラブルに悩む人なら絶対読んで欲しい。ということは、靴を履く人すべてと言ってもいいじゃないかと思う! 特に女性はハイヒールに対して、足に悪そうと考えているなら、どうやらそれは間違いらしい。むしろ、ハイヒールはふくらはぎをキュッと締めて、歩くたびにポンプのように血液を送り出し、むくみの予防にもなると紹介されている。

自分にぴったり合った靴の選び方さえ知ってしまえば、どんな靴でも履きこなせそうだ。多少サイズにあわなくても、インソールを上手に使って足に合わせてゆくことも可能だ。インソールは100円ショップでも売られているし、100円のインソールをおすすめすることもあるそうだ。だけど、インソールの使い方を知らない人が多く、インソールの説明書きにも間違った使用方法が掲載されているそう。足は大事だから、正しい知識をぜひ身に着けたい。

ぴったり合う靴はこんな靴

新しく靴を買うなら、まずは足に合った靴を選ぶこと。足に合っていない靴は、インソールで調節する。

靴ズレして足が痛くなる靴は、サイズが大きすぎるらしい。サイズが小さいから靴ズレするのかと思っていたから、わざと大きめの靴を選んでしまいがちだった。そうじゃないのか。

靴ズレは、歩く時に靴の中で足が前へ滑ってしまい、足と靴との摩擦で肌が傷ついてしまうことのよう。靴を選ぶとき、①まずはつま先立ちをして、かかとが浮かないことをチェック。次いで、②かかとを上げた時、吐き口がパカッと割れたり広がったりしないか。③靴と甲の間に指を入れてみて、指先が引っかかるくらいがベスト。指がスッポリ入ってしまうと大きすぎ。

つまりインソールを入れるときは、足が靴の中で滑らないよう、靴と足のひっかかりを強化する感じ。靴の中全体に入れるものだけでなく、足先だけや、土踏まずだけのパーツごとのインソールを上手に使いこなすことが大事みたい。しかもそれは、1mmとか2mmとかの微妙な差で歩き方が全然変わるから、微調整をしながらベストを見つけていく。

言われてみれば、靴の中に小さな砂が入るだけでも歩きにくくなる。そういえば昨日、土踏まずのところに超細かなトゲが刺さって、歩くとチクッと痛くて難儀した。足は0.1mmの変化でも、体全体の状態にかかわる部位みたいだ。足は大切にせねば。

シューフィッティング専門店、行きたい

著者の西村泰紀さんは新宿でシューフィッティング専門の店をなさっている。元々は神戸の靴屋を継いで、シューフィッティングに特化した仕事へシフトしてきたそうだ。

デザイン性の高い靴が欲しい人もいるだろうが、多くの人はそれ以上に歩きやすさを欲しているんじゃないかと思う。わたしも、とりあえず歩きやすい靴が欲しい。できれば、ガンガン歩いても足に負担ののかからない靴が欲しい。しかも、複数欲しい。カジュアルめな靴と、フォーマルでも対応できる靴と、ハイヒールと、デザインの違うブーツを2足ほど。

おしゃれの幅も広がるし、活動の幅も広がるし、すごく有難いサービスじゃないかと。特に、靴ってモノによっちゃあとても高額だから、とっておきの一足なんかは、是が非でも履きやすい靴にフィットさせておきたいと思う。

ということで、この本、もっと熟読して読み込みたい。とても良い本を見つけた(`・ω・´)b

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痛い靴がラクに歩ける靴になる

目次情報

第1章 なぜ足に合う靴が見つからないの?

靴の選び方、間違っていませんか?

靴屋を継ぐとき、女性たちからお願いされたこと
靴の周径(ウィズ)って知っていますか?
どんどん細くなっている日本女性の足
日本人女性の足は細くなったのに、靴の周径は大きいまま

大きめの靴は、なぜいけないの?

幅広靴で足のアーチが崩れる
幅広靴を履くと「前すべり」する
靴があっていないからふらつき、よろける
合わない靴で歩くと疲れる、靴が壊れる

足指の曲がる位置と靴の曲がる位置って?

実は靴を選ぶとき重要なこと
ボールジョイントと靴の曲がる位置が違うとどうなる?

足の形と靴の形は合っている?

足の形は3タイプ
靴を裏からチェックしよう

足にぴったりの正しい靴の選び方は?

サイズを信用せず、必ず履いてチェック
理想の靴はこんな感じ

ぴったりのハイヒールがなぜいいのか?

ハイヒールは足を支える理想の靴
歩くのがラクになる
背筋が伸びて姿勢がよくなる
ふくらはぎが刺激されてむくみ解消
脚が締まって細くなる
【コラム】ハイヒールやスニーカーの正しい履き方

第2章 痛い靴がラクに歩ける靴になる! インソールテクニック

市販のインソールを上手に活用しよう

インソールで手持ちの靴がシンデレラの靴に!
アイドルグループもインソールを活用
これまでインソールが注目されなかったワケ
インソールは目的に応じてピンポイントに使う

前すべり防止インソールの使い方

「前すべり」こそ靴のトラブルの要因
ジェルタイプのインソールを靴前方に入れる
足指の下には入れない! これがポイント
ゆるいとき、きついときの裏技
調整可能かどうかの判断基準

足裏のアーチを支えるインソールの使い方

体重を支え、バランスをとる足裏のアーチ
縦アーチに入れるインソールは星を目印に
横アーチを支えるインソール位置は足型を利用
涙型インソールは100円ショップで入手可

足指と靴の曲がる位置のズレを調整

歩行時の違和感には重ねづけ

ブーツやスニーカーにも使えるインソール

オールインワンタイプは使い方しだい

インソールを活用すれば痛い靴がラクに履ける

“ちょっと惜しい靴”がぴったりの靴に変身
むくみ対策にもインソールが大活躍
【コラム】指先の詰め物ではサイズ調節できない

第3章 女性の足は想像以上に変化する

足の大きさはさまざまな原因で変わる

家から駅まで歩いただけで足は変わる
気温や気圧の変化でも変わる
飲み会のときは要注意
生理前は特にむくみやすい

靴はこまめに調整するもの、と考えよう
年齢や出産で女性の足は大きく変わる

妊娠・出産後は劇的に変わりやすい
更年期以降は足がかたくなる

ぴったりの靴を履くと足が変わる

きちんと歩けるようになると足が変わる
足に筋肉がついてしまってくる
足裏のアーチが復活して幅が細くなる
足の変化が予想できるときはインソールで対応
常備していると安心なグッズ
【コラム】ハイヒールで歩ける靴をつくる

第4章 靴選び常識 ウソ・ホント

常識:外反母趾の人は、大きめの痛くない靴を選んだほうがいい
NO! きゅうくつな靴を選び、当たって痛いところはストレッチャーで伸ばそう
常識:かかとの高い靴は、歩きにくくて疲れる靴
NO! 適度な高さがあるほうが歩きやすい。バランスがいいのは3~5cmヒール
常識:スニーカーのサイズとハイヒールのサイズは同じ
NO! スニーカーとハイヒールのサイズは同じ
常識:足が細すぎて合う靴がない人は、大きめを履くしかない
NO! 細靴メーカーを利用しよう
常識:靴ずれは、靴が小さいからできる
NO! 靴ずれは、靴がほんの少し大きいときに、皮膚と靴がずれてできる

おわりに

西村 泰紀(にしむら・たいき)

1958年東京生まれ。靴のコンサルタント「シューフィット・神戸屋」店主。
大手メーカーに23年間勤務し、営業・事業企画を担当。47歳で義父の家業、明治27年から続く神戸元町の老舗靴店「コウベヤ」の経営を引き継ぐ。「じょせいの活躍を足元(靴)から支えること」を企業目的とし、老舗の再生をめざして、靴の幅(ワイズ)をバリエーション豊富に展開した品ぞろえを模索するが、供給メーカーが見つからず断念。その一方で、(株)村井主催のシューズフィットアカデミーにて、阿部薫教授から中敷き調整技術を習得。
2009年1月、「コウベヤ」を閉店。2010年1月、新宿にて中敷き調整の専門店として「シューフィット・神戸屋」をオープン。「痛くないパンプスをすべての女性に届けたい」の一心で靴を売ることをやめ、『靴は売らない靴屋』として、7年間で5000名以上の足を測定し、アドバンスを求めて来店者が殺到。予約2ヵ月待ちの人気店となる。

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