はっか油一つでシンプルライフ?『はっか油の愉しみ』

はっか油って万能オイル!

体調管理や掃除、洗濯……はっか油ってすごい!

前田京子さんのオイルライフを好きになった!

先日、前田京子さんの『シンプルスキンケア』を読み、オイルを使った手作りスキンケアアイテムの数々に胸が踊りました。

同著者の他の本も読んでみようと、今回は『はっか油の愉しみ』に手を伸ばしました。

はっか油は少し前にネットで話題になっていましたし、Amazonのレビューも良かったので、期待して読み始めました。

はっか油って万能かも!?

はっか油とは

はっか油とはなんでしょうか。

あさよるが、はっか油の存在を知ったのは、はっか油を身体に塗ると涼しい!と紹介された記事をネットで読んだことです。2012年くらいのことでしょうか。

はっかとは、おなじみのハーブ「ミント」と同じ仲間の植物です。本書『はっか油の愉しみ』では、和種ミントを「はっか」、西洋種のペパーミントやスペアミントなどを「ミント」と呼び分けていました。

はっか油は使いやすく手に入りやすい

はっかとミントは、ちょっぴり香りや味は違うそうですが、著者・前田京子さん曰く、和種はっかの方が、さっぱりドライで使いやすいそうです。

日本では、はっか油は漢方処方として、薬局で販売されています。アロマテラピー用のミントの精油よりずっと安価で、手頃です。

確かに気にかけてみると、薬局・ドラッグストアでも漢方として油も扱われていました(オリーブ油も漢方として薬局で売られているんですよ!)

はっか油は口に含んで、飲み込んでOK

はっか油の、最も簡単でポピュラーな使い方は、水に薄めてうがい薬とする方法です。

『はっか油の愉しみ』でも第0章で紹介されており、はっか油を水1カップで薄めて完成です。

はっか油は口に含んだり、飲み込んでもOKなんだそう。アロマオイルは口にしてはいけませんから、意外でした。

(Amazonでいくつか商品を見て回ったところ、飲んではいけないと記載されているものもありました。これ↓はお菓子や飲み物にも使えるそうです)

ニオイの気になるところに……(・∀・)イイネ!!

食器や衣類を洗うと、洗剤の匂いが気になるときってありますよね。

別に体に悪いわけではないのでしょうが、例えばお茶やお酒など、香りを味わいたいものを入れるには、洗剤やハイターのニオイって気になりませんか?

『はっか油の愉しみ』で、ハッカ油や重曹、粉石けんなどを使った洗剤のレシピがたくさん載っていて嬉しくなりました。

しかも、作り方はめっちゃ簡単!基本的に『はっか油の愉しみ』の掲載されるレシピは、ただ容器に入れて混ぜるだけです。

インテリアとしても素敵!

水回りに必要な洗剤って、パッケージがケバケバしくって、あさよるはニガテだったりします。なるべく目立たないようにラベルを剥がしたり、他の入れ物に移したりもしていましたが、注意書きまでなくなってしまうのに困っていました。

もし、手作りの洗剤が活躍するようになったら、インテリアもガラリと変わるのではないか!?とニワカに興奮しております。

薬瓶に入ったはっか油の佇まい。大きなガラスポットに真っ白な重曹を入れて。

ビーカーやスケールなど、実用的なアイテムって、結構絵になるんですよね。あさよるは、ガラスの小物が好きなので、はっか油のある暮らしを想像するだけで、いいかも!と嬉しくなりました。

風邪予防や花粉症対策に使えそう

ニオイが気になる、と言えば。

あさよるは花粉症なので、マスクは年間通じて使っています(春夏秋冬、それぞれ反応してしまう花粉があります(T_T))。特に、電車や新幹線など、乗り物に乗る時も空調で空気が乾燥していますから、マスクをしています。

『はっか油の愉しみ』でも、衛生面を考えるとやはり、使い捨てのマスクが医師から勧められていました。

だけど、使い捨てのマスクって、独特のニオイがあるんですよね。我慢できないような臭さではありませんが、快適というわけでもありません。

そこで、『はっか油の愉しみ』では、ジップロックの袋にマスクとはっか油を垂らしたコットンを一緒に入れ、封をしておくアイデアが紹介されていました。

ひと手間必要ですが、このひと手間でかなり快適になりそうです。

はっか油は風邪予防や防虫効果もあるようなので、マスクにぴったりでもあります。

オイルオタクの道……素敵です!

本書『はっか油の愉しみ』を手にとったきっかけは、著者・前田京子さんの『シンプルスキンケア』を以前に読んだことがきっかけです。

さまざまなオイルを食品としてだけでなく、肌を守るスキンケア用品として使い倒すレシピの数々に惚れました!

しかし、オイルオタクとして踏み出すには、『シンプルスキンケア』で紹介されるレシピって初心者にはちょっぴり大変だなぁと思っていました。

そして次に手にとった『はっか油の愉しみ』!!これこそ!超簡単レシピでオイルのある生活が楽しめる!!

まずは、はっか油と、重曹でもあれば愉しみ方の幅がずっと増えます。すぐに始められそうなのが良かったです。

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才能とは何か? 努力が無意味な遺伝の話

「親ガチャ」なんて言葉もあるけれど、実際のところ、わたしたちはどれくらい、生まれながらの要因で決まっているんでしょうか。

遺伝について研究なさっている安藤寿康さんの『日本人の9割が知らない遺伝の真実』によると、「遺伝」の要素って大きいみたいなんですよね……。

信じたくないものだな。

勘違いされがちな〈遺伝〉の話

本書では、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』のヒットにあやかった便乗本であることが告白されています。

『言ってはいけない』は、遺伝にまつわる誤解を解く内容で、専門知識がなくても読める内容に書かれています。

しかし、ちょっと露悪的すぎでもある。

その点、『日本人の9割が~』の方は、研究者が書いた本ということもあり、言葉を選んで客観的に書こうと努めていらっしゃることが伝わってくる。

IQも年収も遺伝で決まる?

IQも年収も、遺伝によるところが大きいそうです。

面白いことに、若い頃よりも年齢を重ねた方が、遺伝の要因が強く出るそうなんですよね。

しかし、IQというのは賢さの一つの指針ではあるけれど、それだけのものです。

なのに、机の上のテストの結果によって、人々の優秀さを決め、職業を決め、それが年収を決め、その人の評価を決めてしまうのは、なんだか変な世界でもあります。

テストの結果は思わしくなくても、それ以外の能力を持ってる人ってたくさんいるからね。

頭が良いのは遺伝?

本書の冒頭で、「かけっこ王国」のたとえ話がなされます。

かけっこが速い(走るのが速い)人が評価されるこの王国では、18歳の時のかけっこ大会で進路が決まり、職業が決まり、年収が決まる世界。

かけっこは遅かったけど、他の才能を持っている人もいるのですが、社会の中では評価されません。

変な世界ですよね。

この「かけっこ」を「賢さ」に入れ替えると、今の社会も変だなあと気づかされます。

そもそも「賢さ」って?

ここでいう「賢さ」というのは、かなり狭い意味での賢さです。

知能テストで測れる「賢さ」。

つまり「IQ」の高さなんですよね。

それ以外の頭の良さや能力は客観的に測れないので、無視されてしまっているのです。

測れない才能の方が多い

当然ながら、測ることはできないけれども、他にない才能であるという事柄は存在します。

職人には職人の賢さがあるし、料理人には料理人の賢さがあります。

「勘」「センス」とか、そういう類のものですよね。

でも、そのような能力は測れないので、評価されにくいのです。

そればかりか、「測れるテスト」の点数が悪かったせいで劣等感を抱いている人すらいるかもしれません。

変な世界です。

明快な答えがある話じゃない

本書『日本人の9割が~』は現在も研究中の内容を扱っています。

さらに、これからの教育についても扱います。

だから、明快な気持ちのいい答えが用意されたものではありません。

もし、読了後のスッキリ感や感動が欲しいなら、別の書籍を。

反対に、知っているつもりでよく知らない〈遺伝〉のことや、教育、能力について、新しい発見や気づきがあるかも。

なぜだろう? どうしてだろう? と、答えはないけれども考える指針はある。

結論は「自分次第だ」と分かると、元気が出る人もいると思います。

(逆に、白けちゃう人もいるかもしれないケド)

分かりやすい才能ばかりじゃない

子どもの才能を伸ばしてやりたいと考えている方もいらっしゃいますね。

子どものうちに才能の芽が出る子っていますが、それは「見つけやすい才能」だった時の話です。

例えば、楽器の演奏が上手いとか、他の子より運動神経がいいとか、そういうの。

見つけやすい才能を持っている人は、先ほどの「測れる才能」と同じく、分かりやすいので人に評価されやすいんですね。

しかし、大人になってから芽が出てくる時間のかかる才能もあります。

地道に、社会の中で揉まれながら、少しずつ少しずつ磨かれていく才能もあります。

あくまで、子どもの頃に見つかる才能は「見つけやすい才能」のみ。

ほとんどの人は、時間をかけて才能を磨き手に入れていくんですね。

現在の教育は悪くない、でもベストでもない

現代日本の小中高の教育を著者は否定しません。

多くの人が教育を受けられることに加え、多種多様な「部活」も用意されており、自分の才能を模索する人も少なくありません。

教員の質が話題になることもありますが、概ね同じくらいの教員が用意されていることも評価しています。

しかし、今の教育がベストでもありません。

繰り返しますが、現代の教育は「測れる知能」が評価され、それ以外の人は大きな劣等感を抱くシステムでもあります。

本当は才能のあるはずの人が、劣等感を抱いてしまってはよくないですね。

多様性を見出す教育のかたち?

現在の教育がベストでないなら、どんな教育の形が望ましいのでしょうか。

本書では、学校で従来の学習をするよりも、若いうちからインターンシップに出て、本物のプロに出会い、プロの仕事を体験してみることが提案されていました。

どんどん、様々な分野に触れてゆく。

その中で自分に合った仕事を見つけたり、反対に「これは向いていない」と実感することもできます。

また、子どもの内は勉強して大人になった勉強しない社会ではなく、必要なときに勉強できる社会が必要です。

あなたの才能を見つけるために

子どもに勉強をさせても、ほとんどは忘れてしまいます。

リアル・キッザニアのように、どんどん社会の中で実際にプロの仕事に触れて、適性を見出してゆく方がいいんじゃないかってことなのでしょうか。

そして、学習は自分で、必要なもの・興味のあるものを選べばいい。

ポイントは「年齢は関係ない」ってところでしょうか。

必要とあらば、大人になっても、歳をとっても学ぶ。

本書を通しても読むと、どうやら「才能」というのは持って生まれた遺伝的なものが作用しているようです。

しかし、その才能を掘り起こし磨き上げられるかどうかは、環境や行動が作用しています。

自分で「向いてるんじゃないか」と思うことをやるのは大事。

自分の才能を伸ばすしかない!

わたしたちは生まれながらにある程度(というか、かなりの程度)、得意なこと不得意なことを持って生まれてくるようです。

だから、得意なことを伸ばすしか道はなさそうです。

不得手なことで頑張っても、それが得意な人には適わないんだから。

すごく当たり前な結論と言っちゃえばそうなのですが、その結論の根拠を示してくれているので、この『日本人の9割が知らない遺伝の真実』は読む価値アリな一冊ではないでしょうか。

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日本人の9割が知らない遺伝の真実

  • 安藤寿康
  • SBクリエイティブ
  • 2016/12/6

目次情報

  • 第1章 不条理な世界
  • 第2章 知能や性格とは何か?
  • 第3章 心の遺伝を調べる
  • 第4章 遺伝の影響をどう考えるか
  • 第5章 あるべき教育の形
  • 第6章 遺伝を受け入れた社会
  • あとがき
  • 参考・引用文献

消費のために忙しく働くわたしたちへ『贅沢の条件』

贅沢ってなんだろう?

贅沢をするために、「暇」を捨てたわたしたち。

山田登世子さんの本が読みたかった!

以前、山田登世子さんの『ファッションの技法』を読み、とても実りある書籍だったため、同著者の本を読んでみようと思いました。

本当は、ココ・シャネルについて書かれた本を読みたいなーと思いつつ、まずは先に入手できた『贅沢の条件』から読み始めました。

結論から言うと、あさよるは山田登世子さんのファンになってしまったのかもしれません(*´ω`*)

贅沢ってなんだろう?

あさよるは「贅沢がしたい!」と切に思うことが多々あります。たまには贅沢な食事がしたい!贅沢な旅行がしたい!贅沢なパジャマで寝たい!贅沢なインテリアに囲まれたい!

みなさんも同じような願望、あるんじゃないかと思います。

現代の我々にとって、「贅沢」って、物を買ったり旅行したり、いつもよりグレードの高いサービスを受けること。すなわち、贅沢をすることは、消費者として「消費」することです。

我々は消費をするために、せっせと働くのです。

「贅沢」の感覚は時代によって異なるのです。『贅沢の条件』では、フランス文化史を研究する著者が、主にヨーロッパでの「贅沢」をめぐる変遷を紹介されています。

絢爛豪華、きらびやかな男性たち

身分制社会では、男性がきらびやかな衣装で着飾り、ヒールを履き、宝石を身に着けていました。

17世紀のルイ十四世を招くため、財務長官は、絢爛豪華な城で祝宴を催します。そのたった一晩のパーティーのために食器や調度品が大量に用意され、王をもてなすのです。

ケタ外れな豪華さ、贅沢さですが、彼らにとって「贅沢」をすることそのものが仕事です。贅沢さは社会的立場を示しますし、浪費することこそが名誉。労働は不名誉なのです。

羨ましい話ですね(ヽ´ω`)

スーツ姿で闊歩する、ビジネスマンの時代

近代に入ると一転、ヒラヒラの豪華な服を着ていた男性たちは、ビジネススーツに身を包み、せっせと仕事に明け暮れます。

忙しいことがステイタスになり、暇を持て余すのは貧乏人の象徴。ビジネスマンたちはビッシリとつまったスケジュール帳を携え働くのです。

ビジネススーツからは彩色も削ぎ落とされ、機能性に特化しました。「労働は不名誉」とは正反対の思想です。

我々の生きる時代は「消費」が贅沢の象徴ですから、消費するための「報酬」の量がステイタスです。ですから、その報酬を得るための「労働」が贅沢への入り口なのです。

男性の分まで着飾る女性たち

男性が刺繍にまみれた衣装を脱ぎ捨て、ビジネススーツに身を包んだことで、その「装飾性」は女性の衣装に引き継がれます。

男性は自らの富を、引き連れる女性に豪華な衣装を着せることでアピールします。男性の分の装飾まで女性が追ったので、かつてないほどの豪華に豪華を極めた衣装が登場します。刺繍に刺繍を重ね、ビーズや宝石が散りばめられ、レースやギャザーをたっぷりよせ、それを重ね着します。

とても、そんな服装で女性は働けませんよね。

ココ・シャネル

ココ・シャネルという女性が、女性の衣装を一変させます。それは、女性の生き方、働き方の革命でした。

シャネルは豪華な衣服を脱ぎ捨て、色彩さえも剥ぎとった黒いスーツを身にまといます。質素なジャージー生地を縫製し、動きやすく働きやすい女性用スーツの登場です。

フェイクの宝石のアクセサリーを用い、かつての価値観を破壊しました。

あさよるはココ・シャネルという人物について何も知りませんでした。これから、シャネルについて知りたいと思いました。

「暇」は贅沢の敵になった

我々にとって、「暇」であることは忌まわしいことです。

週末に予定がなにもないこと、家に帰ってもすることがないことは、孤独や貧困を連想させます。

せっせとコンサートへでかけたり、ショッピングをしたり、部屋の中で読書をしたり、みっちりとスケジュールで詰まっています。

あさよるも、時間を持て余すとソワソワ落ち着かなく、「運動に」と散歩にでかけたり、料理や掃除を始めたり、「勉強だから」と本を開いたりします。移動中の時間ですら、何かしていないと気が済みません。

「暇」であることは贅沢なことのように思っていましたが、考えてみると、現代人にとって「暇」と「贅沢」は相反することなんですね。

暇=お金がない んですから、消費ができません。消費ができないと贅沢できないのです。

不要な「手間」こそが贅沢?

では、具体的になにを消費した時に「贅沢」なのでしょうか。

一つの答えとして、『贅沢の条件』では「手間」が挙げられていました。しかも、余計な手間。

スーパーへ行けば野菜が手に入るのに、あえて自分で野菜を育てる「手間」。新品で良い物はいくらでも手に入るのに、あえて古いものを探し、手に入れる「手間」。

「暇」「手間」……時間こそが現在の贅沢?

あえて手洗いが必要な生地を選んだり、現代では出汁を取るところから料理を始めることなんかも、贅沢かもしれませんね。

ああ、要するに「趣味」のカテゴリーに振り分けられるこだわりや美意識が「贅沢」なのでしょう。

「暇」「手間」……時間こそが贅沢?

「暇」が贅沢にしろ、「手間」が贅沢にしろ、そこに関与しているのは「時間」です。

有り余る時間をムダに過ごす「暇」に前時代の貴族たちは「贅沢」を見出しました。現代人は、時間をかけて「手間」かけることに「贅沢」を見出します。

もしかしたら、こんな「贅沢について考える」ことこそ、贅沢な時間の使い方かもしれませんね。

『贅沢の条件』では、贅沢な時間についても触れられます。それはそれは甘美な世界。あさよるには手に入らないだろう贅沢。

贅沢な時間のための、贅沢な知識

『贅沢の条件』を読んだからと言って、収入が上がったり、仕事の能率が上がるような内容ではありません。

贅沢の条件を知ったからと言って、贅沢ができるわけでもありません。しかし、「価値観」「美意識」を知ることは……うーん、知ったからと言って、どうなるものでもありませんね。

だけど、「贅沢」はそんな「ムダ」の中に宿るのは事実。生活を豊かにするのも、生きるに不要な、必要以上の知識や哲学だったりします。

万人にオススメ!とは言わないけれど、じっくりと自分の価値観を見つめたい人は、一読しても良いと思います。

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ホリエモン自伝『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文

失敗してもマイナスにはならない。

だからチャレンジし続けていいんだ!

ホリエモンによるエッセイ&「働くこと」のメッセージ

“ホリエモン”の著書は過去に数冊読みました。

『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』は、堀江貴文さんが出所後に出版された最初の書籍です。

“ホリエモン”の著書は過去に数冊読んでたので、『ゼロ』はこれまでと印象が違うなぁと思いました。

そこには、人間・ホリエモンの生い立ちや、コンプレックスなど、“人間味”の部分が吐き出されていました。

堀江さんも、あさよると同じ人間なのだなぁと、当たり前のことを思ったのでした。

堀江貴文さんが「ホリエモン」とテレビに表れるまでのストーリー

堀江さんは、普通の家庭で育った地方の田舎出身者だとご自身で書かれています。

確かにサラリーマン家庭という意味では“普通”なのかもしれませんが、個性的なご両親なんだろうなぁと思いました。

と言うか、本書内ではお母様を「強烈な」と評しておられます。

社会通念や常識を教えるのが家庭の役目なのかもしれませんが、優秀さや才能を育むには、「強烈な」環境も必要なのでしょうね。

コンプレックスを原動力に東大入学

あさよるもいろいろとコンプレックスを背負っている人間なのですが、それに押しつぶされてばかりです。

一方、堀江さんの場合は「田舎を出たい」「家から出たい」の一心で東大を受験し、見事合格。

地方から東大を目指す理由はよくわかります。堀江さんは九州の方です。九州にも名前の通った大学があります。進学したいならば地元の大学へ通えばいいのです。

それを押して「東京へ行く」には特別な理由が必要です。それでなくても上京するにはお金がかかりますから「私学へ行く」という選択肢は消えます。

例えば一橋大学も国立大ですが、両親が「一橋」を知ってるかというと……「東大」のネームバリューにはかなわないんですよね。

あさよるも、大学進学はなかなか上手く行かず骨を折ったので、「東大に行けばよかったのか!」と一瞬思い、その次の瞬間「いやいやいや」と打ちひしがれました(苦笑)。

小中高と、きちんと勉学を修めておくことは、自分の選択肢を広めることなのだなぁと思います。反対に、サボって勉強しないことは、自分の将来の道を自分で塞いでゆくことなのだなぁと気付きました。

10代の頃に戻ってやり直すことはできませんが、これから、自分のやるべき事を修めていこうと思いました。

成功体験?失敗経験?ヒッチハイクで0円の旅

堀江さんはたくさんのコンプレックスを背負い、特に女性の前では上手く話せない男性だったと告白されております。

その克服法?になったのが、友人から誘われたヒッチハイクの旅。高速道路のサービスエリアで、ヒッチハイクをしてお金がなくてもアチコチ旅をして回ったそうです。

だけど、そうそう車に乗せてもらえるものではありません。何台もの車にオファーをかけて、やっと20台に1台くらい乗せてくれる車を見つけたと言います。堀江さんはそこで、「成功体験」を積んだことで自信がついたと書いています。

しかし、あさよるは思うのです。

20台の内、1台がOKということは、残り19台はNGだったということです。ヒッチハイクを通して無数の「失敗経験」をした。それが後の糧になるのではないでしょうか。

失敗すればするほど、「次は」「次は」とどんどん改善を加えてゆくことになります。一発でなにもかも成功してしまっては、経験値は「成功した」ことしか上がらない。だけど、失敗を繰り返すと、失敗体験も増えるので、経験値は上がります。

元気が出る本!

失敗と成功を繰り返しながらも、「失敗してもマイナスにはならない」と言い切る堀江さんの言葉にとても励まされました。

失敗しても決してマイナスになることはない。ただ「ゼロ」に戻るだけ。ゼロに戻っても、またコツコツと「+1」を繰り返してゆけば良いのです。

大きな成功と、大きな失敗を繰り返しても、それでも夢を持って「働く」しかない。

元気が出ました。

ホリエモンが働き続ける理由

最後の章で、がむしゃらに働かなければならない「理由」が明かされています。

この理由、あさよるも同じ理由で暇な時間を作るのが「怖い」のです。人に告白するのも恥ずかしく、誰にも言えませんでしたが、堀江さんがそれを著書で語っていて「素直な言葉なのだあなぁ」と感じました。

何度も何度も読み返すような本ではないのかもしれませんが、「ホリエモン」という存在を知るために、読んでおいても良い本だと思います。

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わかっちゃう図解 サムライ

サムライって一体何?

うっすら知っているようで、ホントのところはどうなの!?

知っているようで知らない江戸時代の文化

あさよるは歴史小説(特に幕末、新選組モノ)に凝っていた時期がありました。

あと、好きなマンガの中に歴史モノが多いのですが、いつも用語がわからずに読み飛ばしてしまっていることがたくさんありました。

特に、江戸時代の「同心」「与力」とか「御家人」とか、言葉は知っているけど、どういう意味?と知らないことがたくさんあります。

『わかっちゃう図解 サムライ』は、サムライに関する100もの項目に加え、花くまゆうさくさんのユーモアあふれる図解イラストが添えられています。

パラパラ眺めているだけで楽しく、読み始めました。

サムライのこと、実はなにも知らないかも!?

知っているようで知らない「サムライ」の豆知識100!

武士と侍ってなにが違うの?武士道ってなに?武士ってなにしてたの?知っているつもりでいたけれど、図解付きで解説されて納得しました。

サムライの登場!

侍・武士のおこりは遥か遡ります。

平安時代には朝廷に仕え警備にあたった「サブライ」が登場します。更にサブライのルーツを辿ると、「荘園」を守るため、全国に配置された下級貴族たちに行きつきます。

侍とは土地を守るために、武装して警備に当たる人たちでした。

防人の時代…

更に更に時代を遡ると、奈良時代には「防人(さきもり)」という人たちがいました。

中国からの侵略を防ぐため、全国から徴兵された兵が九州へ集められました。防人は農民がほとんどだったと言いますから、防人を「侍」の直接のルーツだとは言えません。

が、徴兵制や傭兵は、古くからあったことがわかります。

江戸時代のサムライ用語がわかった!

『わかっちゃう図解 サムライ』では、江戸時代のサムライの仕事や様子が多く紹介されています。

時代劇や歴史モノの小説・マンガを楽しむ上で、知っておくとより世界観がよくわかります。

「御家人」「旗本」「お目見え」「奉行」「与力」ってなに?とかね。

裁判制度がおもしろかった!

江戸時代の裁判や刑についての記述が面白かったです。

罪とその刑を見ると、現代とは価値観が違うことがよくわかります。例えば、不倫をすると市中引き回しの上死罪だったり……。今でも不倫は大問題にはなりますが、刑事罰には問われませんから、昔のほうがずっと罪が重かったということです。

悪代官はほんとにいたの?

よく時代劇のイメージにある「悪代官」。実際には、ほとんど存在しなかったらしいのです。

「代官と徳利には首に縄が就いている」なんて言葉があります。代官の首には縄がかかっている、ミスがあればすぐにクビになる様子を揶揄したものです。

江戸時代は武士が統治した時代ではありますが、農民がいなければ社会はなりたちません。ですから、農民を苦しめたせいで、年貢が納められなくなってはいけません。不正をはたらく代官は、代官失格なのです。

ちょっと、時代劇のイメージと違ってびっくりでした(^_^;)

「身分制」を少し知れた!?

サムライには、服装や住居、生活の事細かなことまで、予め決まりがあったようです。

現在の我々にとってはとても不自由な生活に思えますが、「身分制」というものを少し知れた気がします。

服や食事の献立、住むトコロまで、身分によって変わる。身分の高い人にとっては、それがステイタスだったのかもしれませんね。

一方、江戸時代はサムライがどんどん貧しくなり続ける時代でもあります。せっせと内職に励んだり、身分をお金で売り飛ばしてしまう武士まで表れます。

サムライも大変なんですね。

時代劇や歴史小説&マンガファンに!

時代劇や歴史小説、歴史モノのマンガ作品にハマりはじめた人にちょうどいい「サムライ本」です。

が、江戸時代のサムライが中心ですから、戦国時代や、それ以外の時代のサムライを知りたい時には、欲しい情報にたどり着けません。

江戸時代のサムライトリビアに「へぇ~」

あさよるは、新選組モノの歴史小説や、歴史モノマンガが好きなので、「へぇ~」とトリビア満載で楽しく読めました。

あさよるの場合は、好きなテレビ番組、NHKの「タイムスクープハンター」で見たことある!とちょっと嬉しくなりつつ読みました。

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