「身だしなみ」は信用にかかわるもの。
ビジネスの場では、服装だけじゃなく化粧だって、やりすぎも、やらなさすぎも場違い感がある。
化粧がふさわしくないから、商談の場や、緊張感のあるシーンに立ち会えない場合もあるらしい。
まぁ、わかるよね。
見た目は大事。信頼される見た目を作ろう
「メイクアップ」っていうのは、女性の化粧だけではなく、男性が髭を剃ったり、髪を短く整えることも含まれる。
むしろ、女性よりも男性のメイクアップの方が過剰だったりする。
だって、動物としての「ヒトのオス」のフォルムは、髭も髪も伸びた状態が「本来」だろうけれど、それらを短く整えることで、男性のフォルムそのものを変えてしまっているからだ。
という余談は置いておいて……。
女性は、自らを飾り立てる化粧や、自己満足の化粧を楽しみたいなら、それはそれで。
本書では、社会人として、「身だしなみとしての化粧」を指南する。
どちらかと言えば無難なメイクだから、真新しいメイクや、最新のメイク法を知りたい人には向いていない。
若作りしたいメイクにも向いていない。
あくまで、落ち着いていて、信用・信頼されるメイクの話だから、年齢そうに見られるメイクが理想だ。
トレンドを追っかけるのも楽しいことだし、大事なことだと思う。
だけどそれと同時に、人から信頼される装いも知っているのが社会的なことなんだろう。
両方、自分の引き出しとして持っておけるといいよね。
ビジネスメイク術 好感度が10倍アップする
目次情報
はじめに
第1部 【理論】
1 ビジネスメイクとはなにか?
メイクをする意義
CASE[1] スッピンで損をしたA子さん コンサルタント 三十六歳
CASE[2] 厚化粧でしくじったB子さん ITメーカー勤務 二十八歳
CASE[3] メイクで成功したC子さん 営業職 二十三歳
なぜメイクをするのか2 ビジネスメイクの利点
仕事がスムーズに進むようになる
キャリアアップにつながる
あなたの顔が会社の顔になる
コミュニケーションが円滑になる3 好感度を上げるビジネスメイクの三大要素
1 清潔感 素肌以上の素肌美をつくる
2 説得力 人をひきつけるまなざし
3 笑顔 好感度はチークで演出せよ4 三ステップで考える自己ブランディング
どんな顔になりたいのか戦略を考える
CASE[1] 「できる女」になりたいF子さん
CASE[2] 外国人に憧れる尾花けい子さん(笑)第2部 【実践】
1 メイク環境を整える
1 部屋の光量
2 基本ツールをそろえる
3 道具のメンテナンス2 出勤前のメイクフレームワーク
1 効率化の第一歩はスケジューリングから
2 メイク手順をおさらいしよう3 シーン別のレバレッジポイント
1 「常にいい状態をキープしたい!」内勤OLの乾燥対策
2 「内と外を行ったり来たり!」外まわりの汗、皮脂くずれ対策
3 「この案件は決めたい!」ここ一番おプレゼン目力対策
4 「突然フォーマルといわれても困る!」会社のパーティー対策
5 「仕事もいいけど恋愛も大事!」なんてったって婚活対策4 できる顔は「眉」で決まる
1 眉の描き方は人生と同じ
2 運を逃すダメ眉
3 美眉をつくる五つの条件
4 背景を通す眉の書き方あとがき
協力店
付録 自己ブランディングワークメモ
尾花 けいこ(おばな・けいこ)
OLメイクのカリスマと呼ばれる人気ヘアメイクアップアーティスト。上品で華のあるリアルメイクがワーキングウーマンからの絶大な支持を獲得。また、「美眉師」との異名を持つほど眉に深い造詣を持ち、オリジナルの眉キットを制作したほど。現在、女性誌、美容専門誌、広告、テレビ・ラジオ・イベント出演、講習会など、活躍は多岐に渡る。
著書に『働く女の「美女メイク」入門』(集英社)、『尾花けい子の極上のナチュラルメイク』(ワニブックス)、『尾花けい子のメークの常識・非常識』(小学館)、『尾花けい子流 愛される新ナチュラルメイク』(主婦の友社)、『ていねいな説明でよくわかるメイク上達ブック』(オレンジページ)がある。
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