こんにちは。何歳になっても、人との関わりに悩んだり戸惑う あさよるです。
あさよるは人とツルムのが苦手なので、女性同士の仲良しグループに属し続けるのも息が詰まる気がします。
一人で気ままにおれると良いのになぁと夢見つつ、生きています(笑)。
ですから、他人との関わりについて書かれた書物は……気になって手に取っちゃう機会が多めです。今回は『察しない男 説明しない女』という本を手に取りました。
「ド男」「男」「女」「ド女」あなたはどれ?
はてさて、まず確認せねばならないのは、ここでいう「男」「女」というのは、生物学的な区分ではないことです。思考のクセというか、特徴を大きく2つに分けているんですね。
「オスとメス」とか「陰と陽」とか、対になっているものだと、なんでもいい気もしますが、「男と女」で分けるほうが何かと盛り上がりやすいのかもしれません。
本書『察しない男 説明しない女』の最初には、以下のようなチェックシートが用意されています。ぜひみなさんもチェックしてみてください。
「ド男」「男」「女」「ド女」と4つのタイプに振り分けられます。
ちなみに、あさよるはAが9つだったので「男」でした。
で、思考のタイプを4つに分けて、それぞれのクセを学んでゆくという内容です。
おバカっぽい風味を装っているが……
実際の性ではなく、架空の性(?)で4つに分けるというのは、血液型占いとか、そういう眉唾っぽい雰囲気をバシバシ感じますw
実際に、血液型をはじめ、人間を3つ4つくらいに分け、単純化する“話のネタ”。これ盛り上がる層に向けられた本だと思います。こういうの、大概悪口のネタに昇華されていることが多いので、あさよるは苦手ですがw「鉄板ネタ」であろうことは認識しておりマス。
ですからネタ本として読んでも構いませんが、一応、中身はそれなりに「他者理解」を促すもので、微妙に真面目だったりしますw
いっそ、動物占いみたいに、意味のない動物にでも分類してくれる方が読みやすい気がしましたw
他人の言動は意味不明
『察しない男 説明しない女』は、難しい話を抜きにして「他人の言動は意味不明である」という事実を再確認しました。
「男」「女」というから話がややこしくなるのであって、単純に、人というのは支離滅裂なのであります。それをいかに理解するか?
いいえ、本書『察しない男 説明しない女』は、ハナから理解しようとしていないんです。そう、それは土台無理な話ですから。
ですから「理解する」ことではなく、「折り合いをつける」ことや「許す」ために、どう解釈すればよいのか指南されています。
女の涙は、汗だったのか
あさよるは女性ですが、他の女性が“泣く”タイミングが意味不明に思えます。
クレームをつけられたり、人から注意を受けているときに涙を流す人を見ると「態度が悪い」ようにしか見えないし、「泣いたら許してもらえると思ってるのか!」と非常に腹が立ちます(苦笑)。
少なくとも、あさよる自身はそのタイミングで“泣く”という選択肢は取らないので、理解不能なんですね。
しかし、『察しない男 説明しない女』では、涙がでるのは、一時的に感情がコントロール不能状態に陥り、パニック状態で涙が出るというもの。あくまで生理現象として涙がでるのであって、なぜ泣いているのかは本人も理解していないということで。
生理現象ということは、「暑いと汗をかく」みたいに捉えておけばいいのかしら。
へぇ、そんなもんなのかなぁと勉強になりました。
コミュニケーションは日々勉強?
『察しない男 説明しない女』はあくまで、理解できない他者を受け入れるためのノウハウ集です。
自分が「男」の考え方を持っているなら、「女」を持っている人にどう働きかければいいのか。「女」の考え方をする人は、「男」にどう声をかければいのか。
スムーズなコミュニケーションのための、コツが紹介されているんです。
しかし、何度も言いますが、これを「男と女」に振り分けているのは、非常にややこしい気がします。
外見は男性に見えても「女」の言動をすることもあるし、「男」の女性もいるわけで、こんがらがりません?
まぁ、「男と女」と分けた方が、下世話な感じで盛り上がるのかなぁと思うのですが、どうなんでしょうか。
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察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方
- 五百田達成
- ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 2014/7/30
目次情報
はじめに
あなたは男? 女? コミュニケーションタイプ チェックシート
第1章 基礎編
男と女はこんなに違う!01|男は察しない 女は説明しない
02|男は理屈で動く 女は感情で動く
03|男は縦社会で生きている 女は横社会で生きている
04|男は野球で育つ 女はままごとで育つ
05|男はヤンキー好き 女はファンタジー好き第2章 恋愛/セックス編
わかり合えないからこそ惹かれ合う06|男は「初めての男」になりたい 女は「最後の女」になりたい
07|男はみんなが好きな女が好き 女は自分が好きな男が好き
08|男はナンバーワンになりたい 女はオンリーワンになりたい
09|男にとって恋愛はゲーム 女にとって恋愛は結婚
10|男はノリノリの時に女をほしがる 女はどん底の時に男をほしがる
11|男は記号に欲情する 女は信号に欲情する
12|男はロマンが好き 女はロマンチックなもんが好き
13|男は日常が好き 女は記念日が好き
14|男は「行きつけ」に行きたい 女は「初めて」に行きたい
15|男は黙る 女は泣く
16|男は浮気した女を非難する 女は浮気相手の女を非難する
17|男は別ファイル保存 女は上書き保存
18|男は違いがわからない 女は違いなんてどうでもいい
19|男は分析されたくない 女は言い当てられたい第3章 結婚/家庭編
家庭では女が社長、男は部下20|男はプライドを食べて生きている 女はパンを食べて生きている
21|男は使えないものを集める 女は使えそうなものを捨てられない
22|男は子どもでいたい 女は女でいたい
23|男はモノタスク 女はマルチタスク
24|男はボーッとしている 女はイライラしている
25|男は人前で話が長い 女は気を許した相手に話が長い
26|男は変わりたくない 女は変えたい
27|男は謝れない 女は忘れない第4章 仕事/職場編
ビジネスは男のルールでできている28|男はギラギラしたい 女はキラキラしたい
29|男は権力を与えれば喜ぶ 女は安定を与えれば喜ぶ
30|男は結果を重視する 女は課程を重視する
31|男はほめてほしい 女はわかってしい
32|男は世界から認められない 女は世間から認められたい
33|男は会議が好き 女はおしゃべりが好き
34|男は序列を読む 女は空気を読む
35|男は猪突猛進に働く 女は臨機応変に働く
36|男は一般化したがる 女は具体化したがる
37|男は同い年の男が苦手 女は自分より若い女が苦手あとがき
五百田 達成(いおた・たつなり)
作家・心理カウンセラー。
米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て2007年に五百田達成事務所を設立。
サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績を活かした、職場の人づき合いにおける実践的アドバイスが好評を得ている。執筆や講演の主なテーマは、「コミュニケーション」「生活者心理」「社会変化と男女関係」。鋭い分析と優しい語り口が人気となり、『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)、『私の何がイケないの?』(TBS系)などメディア出演多数。「日経ビジネスアソシエ」にて「男と女の言い分な関係」、「東洋経済オンライン」にて「最新 職場の心理学 女と男の探り合い」を連載中。
13万部を超えるベストセラーとなった『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めてるからだ』他、『戦略的、めんどうな人の動かし方』(以上、クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。
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