『新訳 メアリと魔女の花』|たった一夜の魔法もあるんだよ

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こんにちは。話題を遅れて取り入れる あさよるです。見ましたか?『メアリと魔女の花』。あさよるはもちろんまだ見てませんw なんだか事態をよく呑み込めないまま公開が終わってしまいましたw

児童文学『小さな魔法のほうき』が『メアリと魔女の花』のタイトルでアニメ映画化された。アニメーションを手がけたのはスタジオジブリのOBたち、ということでおk? という程度の認識で、完全に乗り遅れてしまったーw

今さら予告編を見ています。ちなみにSEKAI NO OWARI のMVは公開時に見たな。

↑この映画の予告編にも出てくる本が、本書のデザインと同じなのね。

『メアリと魔女の花』あらすじ

『メアリと魔女の花』はこんなお話。

 夏休みに両親や兄弟と離れて、田舎の親戚の家にひとりで預けられた十歳の少女メアリは、年寄りしかいない家での生活に退屈しきっていた。それでもなんとかおもしろいことを探そうとしているうちに、小さな黒ネコ、ティブと出会い、ふしぎな力を持つ魔法の花「夜間飛行」とほうきを見つける。メアリはネコとほうき(魔女の話には付き物の三要素)に導かれるようにして、空を飛んで魔女のいるエンドア大学へ行き、やがて近所の少年ピーターとともに、思いもかけない大冒険に巻きこまれていく。

p.219-220

黒ネコと花とほうきを手に入れたメアリが、ほうきで空を飛びエンドア大学で魔法を学ぶことになる。しかし……というお話。黒ネコ、花、ほうきという「魔女モノ」の三種の神器と、ハリーポッターでもお馴染みの「魔法学校へ行く」という展開。ザ・魔法使いなお話。

こちらは映画『メアリと魔女の花』に伴い新訳で出版されたもののようですが、昔の『小さな魔法のほうき』をお読みになった方もおられるかも。

小学生から大人まで

本書は読んでみると小学校高学年以上が対象なのかな?という感じ。漢字にルビなし。お話自体はシンプルな筋書で、〈夏休みのたった一夜の大冒険〉という、何がどう転んでも胸がトキメク、子どもさんにも薦めやすい内容です。また、〈魔法使いモノ〉の定番の設定や道具が次々登場しますから、「一般教養としての魔法使いのお話」にもいいかもw 役に立たない知識ですが、そういう「お約束」をどれくらい知っているかって大事じゃないっすか。

映画を見た後に、「本でも読んでみない?」なんて持っていくのも良いやも。

で、大人のあさよるが読んでも楽しい。適度にドタバタ、適度にコミカル、適度にハラハラ。やっぱ魔法を使ったり魔法が解ける描写は胸がキュンとする。

風景や状況描写も丁寧で、土のにおいや湿った草原や、乾いた風が吹きぬける様子など、読んでいて気持ちよくなっちゃう。植物や動物の名前がたくさん登場したりね。

児童文学、イイネ!

当あさよるネットでは時折「児童文学ってイイネ!」という記事を書いております。これはあさよるネットの中の人が単に、思い出したように児童文学を読んでみては、「これは良いものだなぁ……」と唸っているだけなのですが。

過去にイイネ!と唸っていたのは『魔女の宅急便』と『精霊の守り人』でした。どちらも映像化されているのでご存知の方も多いでしょう。ぜひ原作でも読んでみてください。

『新装版 魔女の宅急便』(全6巻)|児童小説をあなどるなかれ!

『精霊の守り人』|守り人シリーズ第一作。謎、バトル、ファンタジー

あさよるは個人的に、読書ってジャンルをこだわらずにイロイロ雑多に読む方が、どんどん読書が楽しくなってゆくと思っているので、子ども時分に「児童文学ばっかり」になるのはオススメじゃないんです。だけど、あれもこれも色んな本や辞書や図鑑などなどを読む中で「児童文学も読む」のはgoodだと思います。こんなに名作もたくさんあるしね。

もちろん、大人も「大人向けの本ばっかり」じゃなくってたまには「子ども向け」「児童文学」を読んだっていいじゃないか!と、そういうスタンスで行こうと思いますw あまりたくさんを読んだことないので楽しみです。

新訳 メアリと魔女の花

新訳 メアリと魔女の花

新訳 メアリと魔女の花

  • 作者:メアリー・スチュアート
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日: 2017-07-14

目次情報

  1. かわいそうなメアリ ひとりでしくしく
  2. 夜にざわざわ やってくる
  3. じめじめ じとじと とある朝
  4. この世の上に そんなに高く
  5. 木馬にのって 見にいこう
  6. どうぞ ようこそ わが家の居間へ
  7. おやおや おてんば 魔女さん にやり
    油が はねて……
  8. ああ もう わたし
    どうすりゃいいの?
  9. ろうそく ともして 行けるかな
    はいはい もちろん 帰れます
    足どり軽く 速ければ
  10. どんどん あがって どんどん おりて
  11. どこへ行くのか きかずにおれぬ
    だってその手に ほうきがあるから
  12. さあさ 進もう ピーターは行く
    きつく結んだ 子ネコを連れて
  13. 小鳥チュンチュン 鐘リンリン
    シカは駆け足 ぐんぐんぐん
  14. おうちへ 帰ろ
    旅は おしまい

作者あとがき

訳者あとがき

メアリー・スチュアート [Mary Stewart]

1916~2014年。イギリスの女流作家。1954年『Madam, Will You Talk?』で文壇デビュー。1964年にウォルト・ディズニーによって映画『クレタの風車』(原題:The Moon-Spinners)が制作された。本書はメアリーが子どもたちのために書いた、初めての物語である。

越前 敏弥(えちぜん・としや)

1961年、石川県金沢市生まれ。翻訳家。手がけた作品に「シートン動物記」シリーズ、『ダ・ヴィンチ・コード』『インフェルノ』などのダン・ブラウン作品や、『新訳 思い出のマーニー』などがある。

中田 有紀(なかた・ゆき)

東京都出身。越前敏弥氏に師事して、翻訳の仕事にたずさわる。協力した作品に『新訳 思い出のマーニー』など。本書が初の共訳書となる。

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