どんなにおいしい食事を食べても、やっぱり「ご飯」を食べないとお腹いっぱいになった気になれません。
おかずがなくても、白いご飯とお漬物でもあれば満足です。
パンやパスタ類ももちろん大好きなんだけど、お米を食べてやっと「食べた!」って気分になれます。
そんな時に「ああ、日本人だなぁ」としみじみ思う人って、結構多いんじゃないかと思います。
日本人と「米」と言っても色々あったようで……
『コメを選んだ日本の歴史』を読みました。
現在、日本で栽培されている稲のルーツや、稲作が日本列島に輸入され広まってゆく歴史が紹介されています。
お米の食べ方も、時代によってバリエーションがあったようです。
現在は炊飯器や鍋でふっくらと炊き上げますが、蒸しあげたり、パエリヤやドリアのように炒めたりと、調理法も様々だったんですね。
米の種類も、現在は丸くて粘り気のある米ばかりですが、細長くパサパサした米も日本で栽培されていたそうで、日本人の米食と一口に言っても、時代によってかなり幅がありそうです。
今の「常識」も歴史の中では「非常識」?
現在私たちが「お米」「ご飯」と聞いて思い浮かべるものは、日本の米食の歴史の中ではかなり最近固定されたイメージみたいですね。
今、私が「常識」と思っているものも、少し歴史を紐解いてみると、結構新しい習慣や考え方な場合もあるんだと思いました。
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コメを選んだ日本の歴史
コメを選んだ日本の歴史
原田 信男
文藝春秋
(2006)
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