YOASOBIにハマってます。あさよるです。おひさしぶりです(;’∀’)
YOASOBIとは、ボカロPのAyaseさんとシンガーソングライターのikuraさんによる音楽ユニットです。「小説を音楽にする」というプロジェクトで誕生したユニットで、小説投稿サイトに投稿された小説を題材に楽曲を発表されています。
2019年より活動を開始し、2020年末には紅白歌合戦にも出場。当時はCDを一枚もリリースしないまま紅白出場したことがちょっと話題になったりもしました。そう、彼らはYouTubeで楽曲を発表しており、新しいユニットだなあなんて思います。
で、そのYOASOBIが手掛けた楽曲の、元ネタ…原作となる小説集が発売されているではありませんか。書店で見つけて即手に取りました。
4つの物語が収録されており、どれも短編なのでサクッと読めます。……というか、正直、読書好きさんたちにとっては物足りない内容かもしれません。驚愕すべきは「こんな身近なお話から、こんな名曲が生まれるのか」ってところです。
短編小説たちも、アイデアやエッセンスとしては、悪くはないってことなのでしょう。
ざっとあらすじを紹介しますと……
ネタバレ注意! YOASOBIの原作の物語も必読!
『夜に駆ける』の原作「タナトスの誘惑/夜に溶ける」
死神が見えるという彼女は、自殺未遂を繰り返している。死神が呼んでいるのだという。その死神とは、とても愛しい容姿をしているそうだ。
主人公は、その彼女が自殺をほのめかすたびに、それを止めに走る。
そしてまた彼女は自殺をしようとする。死神が呼んでいるという彼女と口論になったとき、ついポロリと「僕も死にたいよ」と言ってしまう。その言葉を聞いた彼女は微笑む。
そう、彼女は、主人公にとっての「死神」だったのだ。そして、二人は駆けだしてゆく。
『あの夢をなぞって』の原作「夢の雫と星の花」
予知夢を見る高校生男女の恋の物語。
二人はお互いに、花火大会の最後の花火が打ちあがった時、「好きだ」と告白される予知夢を見る。しかし、その予知夢は矛盾している。だから、どちらかの予知夢が正しく、もう一方の予知夢は誤りだということだ。
二人の予知能力は、その予知を変えてしまうと、失われてしまう制約がある。
二人の矛盾する予知を、どうにか矛盾せず同時に成り立つ方法はないかと画策する。
『たぶん』の原作「たぶん」
同棲していた恋人が出て行った部屋の中。
ベッドで寝ていると、部屋の中で物音と人の気配することに気がつくが、そのまま目をつぶり横になり続ける。
大人の気だるい部屋の中での一幕。
『アンコール』の原作「世界の終わりと、さよならのうた」
本書の出版当時はまだ未発表曲だった『アンコール』の原作。
明日、地球最後の日が来るらしい。退廃した街の中、一人の女性と出会った主人公。彼女がピアノを弾き始める。
これらの楽曲はすべてYouTubeで公開されているのですが、原作小説もまたWEBで読めます。ですので、本書はYOASOBIファン向けのファンアイテムと呼べるものかもしれません。
夜に駆ける YOASOBI小説集
- 星野舞夜、いしき蒼太、しなの、水上下波
- 双葉社
- 2020/9/20
目次情報
第一章
夜に駆ける
星野舞夜「タナトスの誘惑/夜に溶ける」第二章
あの夢をなぞって
いしき蒼太「夢の雫と星の花」第三章
たぶん
しなの「たぶん」第四集
未発表曲
水上下波「世界の終わりと、さよならのうた」YOASOBI Ayase × ikuraインタビュー
小説が音楽になるまで
コメント
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