『なぜ、あの人はいつも品がよく見えるのか?』を読んだよ

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鏡に映った自分の像と、鏡に映った文字の見え方の違いについて書かれている記事を読みました。

まず興味深いのは、鏡に映った自分の像の見え方が人によって違うということです。例えば、自分が左腕に腕時計をつけているとき、「鏡に映った自分という“自分と向かい合わせになった人”」が、相手の右腕に腕時計をしている」と考えられていましたが、記事では3~4割の人は「自分から見て左側にある腕に、相手が時計をしている」と判断しており、鏡像は左右反転していると感じていないと報告しています。

興味深いと感じたのは、私自身がこの後者の視点を持っていると思い当たるからです。私は普段、自分から見た右と左の視点でしか物を見ていません。
もしかしたら……誰かが「ほっぺにご飯粒が付いてるよ」とその人自身の右頬を指差しながら教えてくれたとき、相手の右頬は私から見ると左ですから、私は左頬を触るでしょう。まるで私は、他人を自分の鏡のように扱っています。それが私にとっては当たり前の世界でしたが大勢の人は視点が違う、ということです。眼から鱗でした。

どうやら鏡に映る自分をどう見えるかは、その人の社会性や、他者の認識に関係しているのかもしれません。

更に、鏡文字の見え方も面白いですね。上下逆にして鏡に映すと左右反転したように見え、左右を反転して鏡に映すと上下反転しているように見えるというのです。この結果は「私たちはバックミラーに何を見ているのか……」と思うと、かなりヒヤッとします。上下が左右に、左右が上下に、反転しているように見えるのは、時に事故を引き起こしているのではないかと心配になります。

今回、鏡像について研究発表された高野陽太郎先生の著書『鏡の中のミステリー』を読んだことがありました。鏡の特性や不思議について紹介されており、おすすめです。

鏡に見える自分の姿は、本当の自分なの?

鏡に映る像についてはまだまだ分からないことがたくさんあるようです。こんなに身近で毎日使っているものなのに、面白いですね。
どうやら今回、鏡に映った自分の姿すら人によって見え方が違うらしいと知ると……自分の姿が他人からどう見られているのかわからないと、以前より強く思うようになりました。

更に、自分で聞こえる自分の「声」も身体で反響した音ですから、自分以外の人が聞いている自分の声がわかりません。録音すれば良いのですが、他人の話し声を録音再生してもその人の声とちょっと違うなぁと思うことはありませんか?マイクやスピーカーや録音再生機器の性能の差もあるでしょうし……なかなか一般人が自分がどんな風に身振り手振りしゃべり立ち振舞っているのかわかりません。

「自分はできている」「自分はやっている」と思っている“つもり”でも、他者からみるとどうなんでしょう。不安になってきます。『なぜ、あの人はいつも品がよく見えるのか?』では、「品」をテーマに、自分の立ち居振る舞いに今一度、襟を正されます。本書で指定されていることは、当たり前のことばかりです。しかし、当たり前のことを当たり前にできている人はどれくらいいるのでしょう。しかも、自分がどこまで達成できているのかは自分では未知なのですから、なかなか「品」に自信が持てません。

あるイメージコンサルタントの方は「エレガント」と「知性」を身につけるようおっしゃっていました。どちらも一朝一夕で身につくものではありません。

なぜ、あの人はいつも品がよく見えるのか?

  • 著者:神津佳予子
  • 発行所:株式会社 青春出版社
  • 2013年5月5日

目次情報

  • はじめに
  • 序章 3時間後、もし変わっていられるとしたら?
  • 第1章 外見が変われば、人生が変わる
  • 第2章 行動・振る舞いに人柄があらわれます
  • 第3章 上質なコミュニケーションで相手を魅了する
  • 第4章 大切なパートナーを磨く外見術とは
  • 第5章 「美しい生き方」とは、自分以外のことを考えられること
  • おわりに

著者略歴

神津 佳予子(こうづ・かよこ)

東京都出身。実践女子大学文学部英文科卒業。介護と子育てのため、10年以上の専業主婦を経験後、起業。現在では、有限会社ケイアンドアイ KOZUstyle代表取締役。
国際イメージコンサルタントとして、企業、各種団体の講演、研修、セミナー講師として全国を飛び回っている。
SVA公益社団法人シャンティ国際ボランティア会副会長としての活動のみならず、地域ボランティア団体「マイトリーしなの」代表として会員と共に、世界で初めてのクメール語と日本語を併記したクメール民話絵本をカンボジアの子どもたちの識字教育支援のために発刊。内戦や貧困という環境下にいる子どもたちに『夢と笑顔』を届けたいという思いで、NGO活動にかかわり続けている。

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