「オバサン」と「お姉さん」の境目はどこだろうか。
年齢? シワやたるみの量? それとも……。
重力に負けるな、力を入れろ。
年齢とともに日々刻々と減ってゆくもの。
それは「筋肉量」。
筋肉の量が減るともちろん痩せにくくもなるし、真っすぐ立っているのもしんどくなってくる。
だから、猫背になったり、がに股になったり、丁寧で細かな動きがめんどくさくなって、大雑把な動きになってゆく。
その姿勢や、ガサツな動きに「オバサン」は宿るのだ。
重力に負けるのは皮膚や脂肪だけじゃない。
歩くとき、ガニ股になってない?
座るとき、膝が開いていない?
マナーや立ち振る舞いは、後天的に変えられる
「若い子」と「オバサン」の境目を示唆して注意してくれるのが、『大人の若見えを叶える しぐさとふるまい』だ。
著者の諏内えみさんは、話題になった『『育ちがいい人』だけが知っていること』の著者でもある。
『『育ちのいい人』だけが知っていること』はマナー本で、タイトルの通り、マナーは「育ち」で決まると書かれている。
「育ち」というのはつまり、後天的要素だということだ。
後天的ということは、マナーは今からでも身に着けることができる。
成長は、いくつになってもできるのだから。
今は令和! そのマナー、昭和のマナーかも……
もう一つ大切なことは、マナーのバージョンアップだ。
わたしたちが子どもの頃から身に着けてきたマナーは、もう古くなっていることも多々ある。
例えば……
食事のあと、口元を手で隠して楊枝を使う……昔はそれでよかったけど、今はマナー違反かも。
同じく食事中、ハンカチをテーブルの上に出しっぱなしなのも良くないそう。
よりスマートにってことなのだろう。
昔はそれが良かったことも、今の価値観とはズレてしまっていることは他にも多々あるだろう。
そこにどれ程敏感であれるかってことか。
「まだ若いから」の魔法は解けてますよ……|ω・`)コソ
若い人の特権があるとすれば、
- 「他人に教えを乞いやすい」
- 「間違えても許してもらえやすい」
- 「多少失礼をしても多めに見てもらえやすい」
なんじゃないかと思っている。
反対に言えば、歳を取るというのは「他人から教わる機会が減り」「間違いや失礼があれば大変なことになる」ということだ。
年齢を重ねるずつ、空気読めない年寄りになっていないか、かなり慎重に気をつける必要があるってことだろう。
こういうマナー本を読むと耳が痛いんだけれど、まじめに取り入れていく必要はありそうだ。
「若返り」はできない。だけど「素敵」ではいられる
歳を取ることは悪いことのように語られることが多い。
だけど、わたしたちは日々年を取ってゆく。
若返ることはできない。
だけど、「素敵」でい続けることはできるんじゃないかと思っている。
素敵に年齢を重ねていきたい。
そうポジティブに年齢を捉えたいなら、こういうマナー本も役立つよね。
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大人の若見えを叶える しぐさとふるまい
- 諏内えみ
- 2022/8/26
- 大和書房
目次情報
はじめに
若く見られる女性たちが心掛けている5つのこと
Chapter1 見た目年齢を大きく変える日常的なしぐさとふるまい
Chapter2 社交・会話のシーンで若く見られるふるまいとマナー
Chapter3 年齢を魅力に変える女性のルール
コメント
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