「勉強は若い内にしないとね。年を取るとできないから」
そんな言葉をかけられたことありませんか?
あるいは、そんな言葉を“若い人”にかけていませんか?
どうやらそれは間違いなようなのです。
勉強はいつでもできるし、むしろ年を取ってからの方が本番!
その理由は……
年を取ると勉強できない……と諦めてない?
10代の頃は教科書を丸暗記できたのに、年を取るとできなくなった……。
そんな落ち込み方してませんか?
10代の頃の「やり方」が通用しないのは、あなたの脳が成熟した証拠かも。
悪いことじゃないのです。
『すごい脳の使い方』によるとむしろ、大人になった方が勉強はしやすい脳になってるんだって。
若い頃の脳はまだ未熟! 脳が完成するのは20代後半
はっきり言いましょう。
「年を取ると勉強できない」
これはウソ!
わたしたちの脳は、大人になって、社会人になってから「完成」します。
そして、刺激を与え続ければ何歳になっても脳は成長するんだって!
脳の全盛期は50代! 望みを捨てるな!
脳が完成するのは、20代後半頃だと言います。
それどころではありません。
脳のピークは30代から50代。
45歳から55歳は脳の最盛期だというからビックリ!
それまで成長し続けるってことですよ!
脳は刺激し続ければ80代でも成長し続ける!
さらに、55歳以降も、脳を働かせ続ければ成長し続けるってんだから!
希望しかない!
脳の細胞の数は二十歳頃から減ってゆくそうです。
だけど、脳にとって重大なのはネットワーク。
脳のネットワークは年齢を重ね、経験を重ねることが刺激になって成長します。
あきらめるな!
年代別の勉強法! 大人はこう勉強しろ!
本書では脳の得意分野ごとの集団を「脳番地」と呼んで8つ紹介されています。
- 思考系
- 理解系
- 記憶系
- 感情系
- 伝達系
- 運動系
- 視覚系
- 聴覚系
それぞれが相互に関係しているのですが、大人の勉強には特に「視覚系」と「聴覚系」を上手に使うのが重要っぽい!
視覚系と聴覚系を味方につけろ
視覚系と聴覚系は情報を選り好みします。
好きな情報は、
- 命にかかわること
- 興味があること/好きなこと
- 過去に見聞きしたこと
ポイントは「過去に見聞きしたこと」です。
資格試験の勉強なんかで、全く知らないことを丸暗記するのは大人の脳は苦手です(子どもは得意)。
だから、一度顔見知りになっておく。
事前に「これ知ってる」「聞いたことある」状態にするのです。
分厚いテキストを丸暗記しようとするのではなく、「なんとなくわかった」くらいの知識をまずはつけましょう!
大人と子どもでは脳の特性が違うことを知って、すごい脳の使い方をしちゃいましょう!
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絶対おすすめ!『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』
- 加藤俊徳
- サンマーク出版
- 2022年11月10日
目次情報
- 序章 大人には大人のすごい勉強法がある
- 1章 大人脳のすごい取り扱い説明書
- 2章 大人脳にあったすごい記憶力アップ法
- 3章 大人脳をやる気にさせるすごい学び方
- 4章 脳番地の特徴を活かしたすごい勉強法
- 5章 大人の能力を強化するすごい習慣術
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