『スッキリゆったり暮らす 68のヒント』|自分の居心地は自分でつくる

こんにちは。毎日部屋を片付けても片づけても散らかってしまう あさよるです。それを結構悩んでいたんですが、「つまり生きるとはそういうことか…」となにか納得しようとしていますw

自分の「理想の生活」を思い浮かべると、毎日お花が生けてあって、ドリップしたコーヒーを飲んで、カーテンも小まめに洗って、絨毯は敷かずに拭き掃除しやすい部屋で、スピーカーの上に埃の溜まっていない空間で生きたい……。ヘンなとこマメなので、コーヒーはドリップして淹れるんですけどね。

機嫌よく生きること

『スッキリ落ち着いた暮らし68のヒント』は、気持ちよく生活するための心得やコツが68紹介されています。掃除や洗濯など、多忙な人にとってはうんざりしてしまう家事……とくに子育て中の方なんかは大変ですね。どうせ家の仕事をするのなら、イヤイヤ受動的に「やらされる」よりも、能動的に自分の意思で「やる」方がいい。しかも、物があふれかえって、物に支配されて生活するよりも、自分が物を選別して、自分主体で生きる方がいい、という、至極まっとうな考えを、あたらめて提示してくれる本です。

わかってます……わかってるけれども、そうそう上手くいかないから悩むんですよね……(;^ω^)

ということで、第1章はモチベーションの話から始まります。そもそも「なんで部屋を片付けたいのか」「なんで持ち物をスッキリさせたいか」のかを考えると、一にも二にも「自分が居心地良くしたいから」以外に理由はないんじゃないかと思います。仮に家事を外注するにしても、家事自体は人に頼めても、やっぱり家の中の「居心地」は自分でつくるしかないんじゃないかと思います。たぶんね。

この「居心地のよさ」は一人ひとり違うし、その世帯によっても落としどころが違うだろうから、だから「ミニマリスト」とか「断捨離」とか「ときめき」とかいろんな言葉が使われるし、言葉が独り歩きして尾ひれはひれがついて人待ってくんじゃなかろうか。それぞれ、提唱している元ネタ本を読むと、「なるほど」と納得できるんだけど、言葉が独り歩きして別の意味として理解されている節があります。

自分のために居心地をよくする

思えば、なんでわたしたちは家事を煩わしい、嫌なことだと思ってるんでしょうかね。だって、自分の住まいを維持することって、それって生きることそのもののようにも思えます。本書では、片づけのヤル気の源を「美しさ」としています。美しい空間で、素敵な時間を過ごすために住まいを手入れし、身支度を整えるんだと考えると、今まで以上に「これって大事なことじゃね?」と思えてきます。

『スッキリ落ち着いた暮らし』では、片づいてなくても「花を一輪飾りましょう」という話があって、これも納得。あさよるはそういう繊細な心を持っていないのですが……母が花を生ける人で、いつも家に花がありました。別に花屋で買ってきた花ばかりではなく、その辺の雑草も生けてくれていました。雑草の方が、季節感もあってよかったりするんですよね。そういう習慣、新たに身に着けたいなぁ。

邪魔なものほど衝動的に欲しくなる

あさよるも今、部屋の片づけにとても悩んでおりまして……もう不要なものは一通り手放してしまったし、新たに手に入れるものも厳選したものしか入ってこない状況は整いつつあります。なのに、めっちゃ部屋が散らかる! で、そろそろ「その時」が来たんじゃないかと。その時とは、そう、「収納用品を買い足す時」です。

片づけの本によく出てくる話題なんですが、片づけ・断捨離を始めると、最初に大量に出てくるのが「収納用品」なんだそうです。突っ張り棒とか、なんかの仕切りとか、ひっかける網とか、100均のカゴとか、ああいう系です。これはみなさんも共感なされるんじゃないかと思います。「収納用品が一番邪魔だ」という、身も蓋もない話です(;^ω^)

で、片づけを進めてゆくと、ちょっとひと段落するたびに欲しくなるんです。新たな収納用品がw そこで欲望のままにカラーボックスやポリプロピレンケースを買うと元の木阿弥。我慢、ひたすら我慢!

ででで、今までカラーボックスの誘惑に負けずやってきたんですが、ついにもしかして「収納用品」を買い足す時が来ちゃった??? まだ半信半疑なんですが……。買い足すなら、必要なものもわかっています。散らかるのは机の上限定なので、机の上に出してくるものを収納できれば良いのではないかと考えています。

ただ、まだ大きさや形は最適解を見いだせていないので、どうしようかなぁ。なにか代用品を作って、テストしてみたいんだけどなぁ。

そんで、こうやって一つ一つ丁寧に精査して、物を選んでいる時間は嫌いではない。テキトーにババッとやっちゃうと一瞬のストレス解消になるかもしれないけど、邪魔なものに圧迫されて生きるのはもう嫌だし、そして「捨てる」という行為もめっちゃしんどい。できればもうしたくない。

ボーっとしてるとエントロピー増大の方向へ動いてしまいますから、時々エネルギーを使ってそれをもとの状態に戻す活動はしなきゃいけないのですね。で、どうせやるなら積極的に、自分の居心地がより良くなる方向にもってきたい。

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スッキリゆったり暮らす 68のヒント

目次情報

はじめに

第1章 最初の一歩を踏み出すヒント

01 心地いい暮らしがしたい!
02 心地いい暮らしに踏み出せないのはなぜ?
03 知識で家は片づかない
04 「ヤル気」の源は、美しいもの
05 身近なお手本を探す
06 何から手をつけていいのかわからない!?
07 優先順位をつけよう
08 やらなくていいことを見分ける
09 「縁側の植木屋さんタイム」をもってみる
10 できる自分を、自分に見せてあげよう
11 ひとつの行動から変えていこう
12 「自分を責めない」と「自分を甘やかす」を区別する

第2章 心も身のまわりもスッキリするヒント

01 散らかる理由を考えてみる
02 「片づける」を簡単に、単純に考えよう
03 間取り図で傾向と対策を考える
04 捨てながら収納するシステムをつくろう
05 ここさえおさえれば毎日快適①玄関
06 ここだけおさえれば毎日快適②リビングの床
07 ここだけおさえれば毎日快適③食卓の上
08 ここだけおさえれば毎日快適④洗面所
09 ここだけおさえれば毎日快適⑤台所
10 「平面」を増やす
11 かける、つるす「壁面収納」
12 ノイズとなるものを減らす
13 色と規格を統一する
14 ロゴとキャラクターを排除する
15 「飾る」考え方

第3章 スッキリした状態を習慣にするヒント

01 どんなに散らかっても、大丈夫!
02 人間ってこういうもの、と割り切ること
03 習慣は暮らしにリズムをつくる
04 習慣にすれば、ストレスレス
05 「癒し」のいらない暮らしが手に入る
06 習慣を定着させるには……一度にひとつだけ
07 ひとつのことにつき、最低2週間かける
08 三日坊主上等!
09 習慣にはケアが必要
10 必要な習慣は、その状況によって変わる
11 魔法の呪文「重ねる、そろえる、たたむ」
12 手ぶらでは戻らない
13 わが家に定期的に人を呼ぶ

第4章 少し、ていねいに暮らしてみる

01 持ち物の「棚卸し」をする
02 「欲しいものノート」をつくろう
03 タオルと石けんは自分で買おう
04 買う前にチェックしておくこと
05 ちゃんと使い切れば捨てられる
06 プレゼンとの考え方
07 間違った「もったいない」をやめよう
08 一輪の花を飾る
09 冷蔵庫収納の考え方
10 冷凍食品をお休みして、乾物料理をつくろう
11 「買わない日」をつくる
12 磨いてみる、繕ってみる
13 トレイ、箸置き、コースターが食生活をグレードアップ
14 何かひとつだけでも、保存食をつくる

第5章 自分らしく暮らしを楽しむヒント

01 「忙しい」といわないと、忙しくなくなる
02 手帳を使おう、朝いちばんに見よう
03 うわさ話につき合わない術
04 自然のなかにもっと入っていこう
05 何かひとつ、緑を育ててみる
06 ウォーキングのすすめ
07 自分の町のガイドマップをつくろう
08 ため込んだ写真でスクラップブッキング
09 場所を変えて朝ごはんを食べてみる
10 知らない人と話してみる
11 わが家のレシピブックをつくろう
12 寝る前に必ずやる日課をつくろう
13 早起きして海に行ってみよう
14 ブログを本にしてみよう

おわりに

金子 由紀子(かねこ・ゆきこ)

1965年生まれ。出版社勤務を経て現在はフリーランス。
ひとり暮らしの時期にシンプルライフに目覚め、二児の母であり、主婦でもある現在もそれをムリなく実践。
総合情報サイトAll About「シンプルライフ」のガイドラインとしても活躍中。
『毎日をちょっぴりていねいに暮らす43のヒント』(すばる舎)、『持たない暮らし』(アスペクト)をはじめ、ロングセラーの著書が多数。最新刊は「買わない習慣」(アスペクト)。

コメント

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