金子由紀子『お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし』|自分スタイルで、とっておきに囲まれて

こんにちは。部屋が片づかない あさよるです。一か所を片付けていると別の場所が散らかって、そっちを片付けているとまた違う場所が収集つかなくなって……と片づけが終わらないループから抜け出せません>< 一応、週末を迎える前には一通り部屋を片付けるんですが、まだまだ物が多くて、管理しきれていない感じ。だけど、だからと言ってこれ以上なにを減らしてよいのかもわからない……。根本的に、自分の生き方(と言うと大げさだけど)から考え直す頃合いなのかなぁなんて思いつつ、悩んでおります。

こんなときは、一人でうんうん悩んでいても仕方がないので、気合を入れるために片づけ本を読むに限ります。読むだけでテンションが上がって「もうちょっと粘ってみよう」と思えます(^^)v

今回手に取ったのは金子由紀子さんの『持たない暮らし』。憧れのシンプルライフについて言及されているのでありました。

すっきりと身軽に生きる

本書『持たない暮らし』の著者・金子由紀子さんはシンプルライフについての著書を多数出版されています。あさよるネットでも以前『お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣』を紹介しました。

金子由紀子さんのお話は、不要なものを手放し、新たに購入・もらってくるものを厳選し、コンパクトに暮らす方法です。質素に生きることなのですが、「貧しい」のではなく、良い物は良い値段を出して手に入れます。

余計な出費を押えれば、浮いた分のお金で、質の高い物を選ぶこともできます。厳選した高品質なもの、良い物を持てると、豊かな感じがしますね。

あさよるも、こまこまと小さな出費をしなようにして(100均に行かないようにしているw)、鞄とか靴とか、長く使えそうなものを選んで、手入れしながら使い続けられたらいいなぁなんて思っています(別な高価じゃなくても、良い物を探したい欲求)。

また、将来ゴミになるものを「もらわない」という習慣も大切です。これは片づけの本によく書かれていますが、人間の脳はなにか決断をするのを先延ばしにしようとするクセがあります。変化を好まないのです。だから「捨てる」という決断をするには、意外なほどに意志の力が必要です。片づけが精神的にも疲弊してしまう理由ですね。だからなるべく、捨てるものを買わない・もらなわいことで、決断する回数を減らして、その分のリソースは別の場所で使いましょう。

物をため込まない秘訣として、「もらわない」「買わない」「ストックしない」「捨てる」「代用する」「借りる」「なしで済ます」と7つの鉄則が紹介されています。といっても決して「買ってはいけない」「ストックをしてはいけない」と言ってるわけではありません。自分(たち)に必要なものを見きわめて、欲しい物は買うべきだし、必要なストックならばします。

誰かにとって不要なものでも、自分にとっては掛け替えのない物もあるし、その逆もあります。だから、すべての人にあてはまる物の選別方法はありません。自分で自分基準を持つことが大事ですね。

油断してると物は増える

シンプルライフを自然にできればいいけれども、かなり気を付けていないと物はどんどん増えるばかりです。特にたくさん買い物するわけでもないし、物をもらわないように気を付けているのですが、それでも物は増える!(;’∀’)

念入りに、手元に残すもの、手放すものを厳選し続けないとヤバイですね。

日ごろから物を厳選していると、入手する際にも「これは不要だな」と判断しやすいし、物が厳選されていると物の管理がしやすいので「これは持っているからいらない」と思えます。際限なく物が増え続ける状態って、自分が何を持っているのかわからなくて、欲しい時に欲しい物が見つからないから、また新たに買って……と悪循環にハマっちゃいますよね~しみじみ┐(´д`)┌

シンプルライフって、唱え続けないとヤバイ。

最近読んだ中では『ドイツ式 暮らしがシンプルになる習慣』なんて憧れ度が高かったなぁ。

自分のスタイルが必要だ

物が無限に増えてしまう理由って、自分の生き方がブレブレだからじゃないのかなぁと、あさよる自身は思っています(;’∀’) もし「自分はこう生きる」と自分で明確に分かっていれば、余計なものは増えないし、そして「自分に必要なもの」が分かっていれば、それにスペースを使うのは惜しくありません。苦しいのは「別に要らなくて大切でもない物に居住空間を占拠されている状態」なんじゃないでしょうか。

「私はこうよ!」って宣言できれば、身軽に生きられるのかもなぁなんて憧れます。

洋服なんてその最たるものですよね。トレンドを追うのも楽しいですが、まずはベースに自分のスタイルがあって、そこに「今っぽさ」を足してゆくのが楽しいんじゃないのかと思います。ベーシックなアイテムは「自分の定番」として揃えていれば、クローゼットに詰め込んだ服の山の前で「着るべき服がない」と悩むこともなくなります。ああ、憧れる……!

片づけテンション上げに

あさよるは片づいた部屋を維持できないので、ときどきどうしようもなく荒れ果てた部屋の前で途方に暮れ、そして諦めて片づけに取り掛かることを繰り返しています。毎日片づけていればそんなことにならないのにねぇ(;’∀’)

そして、たまに「この部屋のシステムはダメだ!」と一念発起し、根本的な模様替えや持ち物の見直しを図ります。先にも述べたように、「決断する」のはめっちゃ疲れます。だからテンション上げて発破をかけながらしなきゃ続かないんですよね~。その時に、本書『持たない暮らし』のようなシンプルライフや片づけ本が役立ちます。読むとしばらくテンション上がるんです。

だから、片づけ本のお気に入り本と、新たな片づけ本探しに余念がありませんw

みなさんも、片づけに疲れたら、金子由紀子さんのシンプルライフの考えに触れて元気を出してみてくださいね。

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お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし

目次情報

プロローグ
タイプチェックリスト

1章 持たない暮らしにシフトしませんか?

日本の家にモノが多いのはなぜ?
ああ!リサイクルの勘違い
「もったいない」の本音の意味は‥‥
持たない暮らしって、最低限のモノで暮らすこと?
「節約生活」とはココが違います
気付いたらお金が貯まっている!
持たない暮らしは、心地いい暮らし
あえてちょっとだけ手間をかける楽しみ

2章 すっきりた生活を楽しく続けるヒント

持たないためのモノとの付き合い方
つまらないモノを買わずに済む魔法の呪文
持たない暮らしのお片づけ、これだけ守れば大丈夫!
生き物がいると、なぜか片づきやすい
あまり使わないお鍋がたまっていませんか?
三着の服より、一枚のストールを
毎日使うものにはこだわってみよう
友達がいればモノが要らない

3章 “7つの習慣”で自然とモノが減っていきます

ダイエットとの共通点
「捨てる」だけでは解決しない!?
リバウンドが起こる理由
「習慣」の力で、いつの間にかお部屋すっきり!
持たない暮らしへの近道“7つの習慣”

1もらわない 2買わない 3ストックしない 4捨てる 5代用する 6借りる 7なしで済ます

4章 お片づけ実践編 アイテム別 処分の方法と増やさないコツ

あなたは何タイプ?――タイプ別傾向と処方箋
処分+増やさないコツで持たない暮らしへ

衣類

こんな服は、もう要らない!
服の“第二の人生”を探そう
スカスカなクローゼットをキープする

本・CD・DVD

今家にある本やソフト、本当に全部必要?
文化的な財産は、欲しがっている人のもとへ
本やCDをなるべく増やさずに楽しむ方法

思い出のもの・趣味のもの

思い出とストレス、一緒にためていませんか
見切りがついたら、いさぎよく
心のこもったモノだけあればいのです

家具・家電

今の暮らしに合わないものは、不要なモノ
大きいモノの処分は、下調べを十分に
捨てるのが大変なモノは、増やさないに限る!

紙類

処分したいのは、こんな紙類
重要度を見きわめて整理しよう
管理が面倒な紙類を溢れさせないためには‥‥

計画表を作るとわかりやすい

5章 持たない暮らしはゆったりするものです

本当に欲しいものを手に入れるために、持たない
タイムイズマネー?
こんな暮らしが「持たない暮らし」を支えてくれる
「忙しい」と言わない!
モノを敵ではなく、友達に

おわりに

金子 由紀子(かねこ・ゆきこ)

1965年生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。
暮らし方から健康、旅行、教育まで、幅広い分野で取材・執筆に携わる。総合情報サイトAll About「シンプルライフ」ガイド
10年に及ぶひとり暮らしの経験の中で、「少ないモノでゆったり暮らす」ことの心地良さに目覚める。二児の母となった現在もシンプルライフを実践し、等身大の生活術が共感を呼んでいる。
著書に『毎日をちょっぴりていねいに暮らす43のヒント』『ちょこっと和のある暮らしがなんだかとてもワクワクする!』(ともにすばる舎)『暮らしのさじ加減』(リヨン社)等、監修に『スッキリ朝とゆったり夜』(PHP研究所)がある。

コメント

  1. […] 金子由紀子の本:『持たない暮らし』|自分スタイルで、とっておきに囲まれて […]

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