轡田隆史『「考える力」をつける本』を読んだよ

メモ帳やスマホ端末でメモを取るイメージをコピックで描いたイラスト 読書記録

先日読んだ『あな吉×cafeglobe 仕事もプライベートも輝きだす 働く女性のための手帳術』でも改めて、メモをとることの大切さを感じました。
今やメモ言えば、スマホやタブレット端末で行う方が多いのではないでしょうか。

私も、なんでもかんでも Evernote に保存してしまうので、ペーパーレス一歩手前のような生活になっています。
ですから、今や私にとっても、紙にペンで書くメモを取るということは、特別な行為になりつつあります。

今回手にした『「考える力」をつける本』でも、第5章が「メモの作法と方法」です。
その中で、メモは自分のためだけでなはく、相手のためにする行為でもある、と書かれていました。

「メモを取る」ことがコミュニケーション

『~女性のための手帳術』の冒頭でも、相手の目の前で話のメモを取ると、相手が安心してくれるとありました。
ただ単に、自分が分かるようにメモを控えるだけならば、スマホでグーグルカレンダーにでも予定を登録すれば良いでしょう。

しかし「メモを取る」行為自体が、無言のコミュニケーションにもなりうるというのです。

確かに、自分が話しているとき相手が要点をメモしていたら「真面目に聞いてくれてるんだなぁ」と思うし、「○時に△△で待ち合わせね」と約束したその場でスケジュールに書き込んでくれれば、自分との約束を大切にしてくれているように感じます。

紙一枚で気持ちの整理ができるなら……

予定を一切メモせず、頭の中で記憶して管理しているという方がいました。

「○日は空いてますか?」と尋ねると、「うん、その日は大丈夫」と相手。
私が「じゃあ、○日に△△しましょう」と提案すると「分かりました」と言ってくれるのですが、紙やモバイル端末などにメモを取らないので、「本当に覚えてくれているのかな?」と心配だったし、「本当にその日、空いてるのかな?ダブルブッキングとかにならない?」といつも不安でした。

あんまり念押ししても疑ってるみたいだし……と私がやきもきしてしまい、「直前に予定の確認の連絡をする」と私が更にスケジュールにメモ……。
いつも勝手に私一人がヘトヘトに疲れてしまっていました。

予定くらい頭のなかで管理できるのでしょうが、「覚えましたよ!」ってポーズや仕草としての「メモを取る」というアクションがあれば、もう少しスムーズにやりとり出来たかもしれません。
私も、私が紙にメモをして、相手に渡すだけでも、自分の気持ちが整理できたのかもしれませんね。
私の未熟さを痛感します。

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「考える力」をつける本 本・ニュースの読み方から情報整理、発想の技術まで

轡田 隆史
三笠書房
(2013)

コメント

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