こんにちは。脳トレ系の本が読みたかった あさよるです。本書『死ぬまでボケない1分間“脳活”法』も自己啓発の脳トレ系の本かと思って手に取ったのですが、読み始めるとフツーにお年寄り向けの「ボケないためのライフハッック」本でしたw 脳を刺激するというのは、あさよるにも関係あるだろうなぁと最後まで読んでみました。
ちなみに著者は二人いて、帯津良一さんはお医者様でホメオパシー医学会の理事をなさっておられる方、鳴海周平さんは「アースヒーラー」として〈地球を癒しておられる方〉だそうです。なんか、スケールがすごいですね(^^)/
本書は高齢者向けに健康な生活を指南する本です。確かに、年齢を経てからの「学び直し」は必要ですね。忘れてることもあるし、最新の知識にバージョンアップしておかないと、健康や財産管理もままならないのかもしれません。
適度な運動と食事、そしてトキメキ!
本書ではオススメの運動や食事メニューも細かく図解付きで紹介されています。あさよるが納得したのは、「ワクワクする」とか「胸のトキメキ」が大事だってことですね。何歳になっても好奇心が絶えない人生って、いいな。
朝起きて体を触ってマッサージするのも、義務感でやるのは大変だけども、「スッキリ気持ちいい!」って気持ちでやると続きそう。というか、朝のマッサージは あさよるが毎朝やってることだった。
食事についても、単に食事メニューについてだけでなく、食材の準備や、献立を考えたり調理をする、一連の作業を楽しめる人が、ボケにくいそうです。自炊できる人って、なにかと強い。たしかに、「食べる」って生き物の根源的行為だものね。
重要よね。食に関する知識も、かなり難しいですから「なんとなくキャッチー」で「それっぽい」極意ではなく、ちゃんと「学び直し」した方が良さげな分野NO.1である。
科学の枠を超えて
本書の終盤では、帯津良一先生直々の気功法が、実演の写真付きで掲載されています。あさよるは気功法がわからんので、正しいやり方なのかどうかもわからないけれども、なんかすごそうな感じ。
で、人間誰しも向き合わなければならない「死」についても、鳴海先生は『「からだ」は大地へ還って、「いのち」は虚空へ還る』という格言をゴシック体の太字で仰っています。帯津先生も、小母さまが亡くなったとき人魂を目撃するという、ふしぎな体験をしたそうです。やはり、お二方ともダタモノじゃありませんね!
さいごの「おわりに」にて、帯津良一先生は「恋心」が60歳を過ぎてから、どんどん女性が好きになってきたと告白しておられ、「やっぱ元気の秘訣はコレかもね!」と思いましたw
答えのない取り組みだから
「年齢を重ねる」というのは、誰しもが経験する……ものではないから難しいですよね。今、日本人は長生きになりましたが、少し前まで平均寿命はずっと短かったし、お手本のいない世界なのかもしれません。親が年齢を重ねていく様子を見ていても、「自分も数十年後こうなるのか?」と考えてもわかりません。少なくとも今のところ、あさよるは両親とは全く違う生き方をしているので、父や母のように年を取るのか謎過ぎる。
ちょっと関係ない話ですが、「恋」がボケを防ぐというのはすごく共感できました。というのは、たまに「おでかけ」の予定ができると、美容室へ行って、洋服も一新して、と身繕いが始まります。反対に言えば、特別な予定がない限りは、髪もボサボサで服も何年前の服を引っ張り出して着てるだけ。代り映えなくて、ぜんぜん刺激がありません。やはり、たまにはデートに誘ってくれる人が必要なんですな。それがないので、アイドルの追っかけでもそろそろ始めようかと思案しています。
勉強するってのも、すごく刺激的なことですし、変な話に引っかからない最良の手だとも思います。最初の「学び直し」の話の続きですが、社会人になってから勉強し直すの、大事だと思うよ。昔学校で習ったことも忘れてたり、知識が古くなってるからね。
死ぬまでボケない 1分間“脳活”法
目次情報
はじめに 鳴海周平
第1章 1分間で健脳になる からだの調え方
●末端を意識する
1分間、布団の中でスイッチを切り替える
脳活法① 朝、布団の中で手と顔をすり合わせる
脳活法② 夜、布団の中で首をマッサージする1分間、末端を感じて全身を整える
脳活法③ 位耳をひっぱりながら「あいうべー」と言う
脳活法④ 手と足の指で握手をする●全身をゆるめる
1分間、ふだん動かさないところを動かす
脳活法⑤ ゆっくり、8方向を見る
脳活法⑥ 海の中で揺れるワカメになる●足腰を丈夫にする
1分間、大腿四頭筋を使う
脳活法⑧ 段差を昇り降りする
1分間、バランス感覚を養う
脳活法⑨ 片足立ちをする
●第1章のまとめ 帯津良一
第2章 1分間で健脳になる 食の調え方
●脳によい食べもの
1分間、納豆を丁寧にかき混ぜる
脳活法⑩ 豆と発酵の力を活用する
●なるべく旬の食材を
1分間、食材をなるべく自然に近づける
脳活法⑪ 流水でよく水洗いする
脳活法⑫ 原材料表示をチェックする
脳活法⑬ 献立を考える●脳によい食べ方
1分間、よく噛んで味わう
脳活法⑭ 目をつぶって味わう
脳活法⑮ 食事の中盤でいったん、箸を置く●ときめきをもって食べる
1分間、食事に向き合う心がまえをつくる
脳活法⑯ これから食べる食事を眺める
●第2章のまとめ 帯津良一
第3章 1分間で健脳になる心の調え方
●心が調う朝の習慣
1分間ずつの「朝の3点セット」で1日をスタートする
脳活法⑰ カーテンを開けて朝日を浴びる
脳活法⑱ コップ1杯の白湯を飲む
脳活法⑲ 今日のコーディネートを考える●耳と口を使う
1分間、音読をする
脳活法⑳ 新聞記事を音読する
脳活法㉑ 目を閉じて耳を澄ませる●身の回りを調える
1分間、身の周りを整理整頓する
脳活法㉒ 身の回りを整理整頓する
●情報はアウトプット(出力)する
1分間、1日を振り返ってみる
脳活法㉓ 日記をつける
●心穏やかな時間をつくる
1分間、心穏やかに過ごす
脳活法㉔ 空を見ながらボーっとする
脳活法㉕ 身近な人の長所をあげてみる
帯津良一のひと言アドバイス●ゆっくり呼吸で心を調える
1分間、ゆっくり呼吸をする
脳活法㉖ 吐く息に意識を向けて、できるだけゆっくり呼吸をする
●調心~虚空を感じて生きる
脳活法㉗ 気功法をおこなう
●第3章のまとめ 帯津良一
おわりに 帯津良一
参考文献
帯津 良一(おびつ・りょういち)
日本ホリスティック医学協会名誉会長。日本ホメオパシー医学会理事長。1961年、東京大学医学部卒業。東京大学医学部第三外科、都立駒込病院外科医長を経て、1982年、帯津三敬病院を開院、現在は名誉院長。西洋医学に中医学やホメオパシーなどの代替療法を取り入れ、ホリスティック医学の確立を目指している。『健康問答』(五木寛之氏との共著 平凡社)ほか著書多数。
鳴海 周平(なるみ しゅうへい)
健康エッセイスト。1971年北海道生まれ。(株)エヌ・ピュア代表として、心身を癒す高波動商品の開発・普及にあたる傍ら、こころとからだと魂の“健幸”情報を講演やブログ、著作などで発表している。著書に『医者いらずになる 1分間健康法』(帯津良一氏との共著)、『[小食・不食・快食]の時代へ』(はせくらみゆき氏との共著・共にワニ・プラス)などがある。
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