「沈黙」も怖がらなくていい!
沈黙が怖いならその気持ち、素直に「沈黙こわい!」って言えばいい?
人間関係での空回り……そして「沈黙」が怖い……
人との会話で困ったり焦ったりすることありませんか?
あさよるの場合は……もともと超人見知りなので、それをカバーしようと一所懸命話そうとするも、そのせいで、「一人でしゃべりすぎた……」と反省するパターンorz
そして、世にも恐ろしい、「沈黙」……。誰もが「沈黙」の時間に恐怖しているのではないでしょうか。
そこで、関西を中心に全国で話し方教室を主催している野口敏さんの本を手にしました。
今回読んだ『会話がとぎれない話し方66のルール』は、ネットでも評価が高く気になっていました。
自分のこと、どこまで話していいの?
本書では、具体的なシチュエーション別の対応策が紹介されています。
そもそも、どうやって会話を膨らませばいいの?
負の感情って伝えてもいいの?
共通点がない場合は……
「知らない話題」にどう対処すれば……
苦手な人とどうやって話せばいいのだろう……
考えれば考えるほど不安になるシチュエーションですよね……ですが、これがあり得るシチュエーションだから恐ろしい!
「話し上手は聞き上手」と言いますが
よく「話し上手は聞き上手」なんて言うように、やはり会話は「話をよく聞く」ことが基本のようです。
でも人の話を聞きっぱなしならOKというわけでもないらしく、そのへんの加減が難しいんですよね。
誰もが「話を聞いて欲しい!」
まず大前提として、人は「自分の話を聞いて欲しい」という欲求を持っていることを心に留めておかねばなりません。
多かれ少なかれ誰もが自分の意見を聞いて欲しいし、自分の気持ちに注目して欲しいのです。
ですから、「人の話を聞く」ということは、どんな人のニーズにも応えることです。
一方的なコミュニケーションから、一歩前へ!
さらに、本書では一歩進んだコミュニケーションが紹介されていました。
それは、「自分の話を聞いてもらう」ということです。会話の相手の話を聞くのと同じように、相手にも自分の話を聞いてもらいましょう。
「はい、はい」「ですよねー」「わかるわかる」だけでは、会話の相手もムズムズしているものです。
あるいは、相手に話させようと「あなたは◯◯ですか?」「△△とはなんですか?」「※※をご存知ですか?」と質問ばかりぶつけ続けると、相手は尋問されている気分になってしまいます。
どうやら自分も、「自分は◯◯な人です」と自己紹介をしないといけないようですね。確かに、素性のしれない人に個人情報を聞き出されては、警戒してしまいます。
みんな失敗している!共感される話題
「成功談」よりも「失敗談」の方が人から共感されやすい、という性質があります。
考えてみれば、何事も「成功」するのはごく一部の人です。
しかし、「失敗」はみんながやる。しかも、本当にくだらない、些細なミスこそ、誰もがやってしまうもの。「メガネを探していたら、メガネをかけていた」とか、「傘を持ってきた日に限って雨が降らない」とか、失敗談やちょっとダサイって、誰もが持っていますよね。
全く同じでなくても、似た経験なら、多くの人がしています。だから、失敗談はウケるのです。
もちろん、自虐をせよ、というわけはありません。そもそもケアレスミスは誰でもしますし、その中には、誰に迷惑をかけるでもないミスも多々あるはずです。そんな情報をシェアすると「笑える話」になるんですね。
「成功談」はモテない話題…
異性にモテない話し方というのもあるそうで、自慢話や、自分のすごい部分を話すのは逆効果です。
でも、そんな話をしたくなちゃう気持ちはすごく分かりますよね。自分のこと「気に入ってもらいたい」「自分を選んで欲しい」って思うからこそ、「自分を選ぶとこんなにいいよ!」って言いたくなっちゃうのかもしれません。
だけどやっぱり、それを「聞かされる側」の気持ちも想像しないといけません。まだ打ち解けていない人から、自慢話ばかり聞かされるとどんな気持ちになるでしょうか。
あさよるだったら「威嚇されてるのかな?」「なにこれマウンティング!?えー」と思っちゃうかもしれません。
やっぱり親しくなるまでは、共感しやすい話題や、共通の話題を選ぶのが無難です。そこでも、「自分のすごい話」の真反対の「自分の笑える失敗談」が役に立ちます。
弱み、苦手、自分の負の心…表現次第で受け入れられる
モテない話し方は、恋愛とは関係のない人とのコミュニケーションでも、同じです。
自分の成功談をしていると、相手から誤解されて距離を置かれてしまうんですね……。「一生懸命喋らなくっちゃ!」と意気込んでるときほど、やってしまいがちな失敗かもしれません。
更に、自分の弱みや、苦手なこと、ダメなところも、他人に見せちゃっても構わないんです。もっと言えば、愚痴ったり、大きな声では言えない他人のことだって、吐き出して構いません。
だけど、ただ悪口を言いまくったり、いつも愚痴っているのは良くないですね。要は「見せ方」「伝え方」なんです。
あさよるも、人の陰口をどう扱ってよいかわからず困っていました。悪口を聞かされても辛いですが、自分の中でモヤモヤした気持ちをどう表現すればよいかわからなかったのです。
モヤモヤを昇華する!66のルール
『会話がとぎれない!話し方66のルール』では、その胸のモヤモヤを、コミュニケーションのツールとして昇華する秘訣が紹介されていました。個人的には、これが目からうろこでした。
しかしながら、やはり「テクニック」ですから、トライアンドエラーでチャレンジし続けないといけないですね。
なにせ、66もの会話のルールが紹介されていますから、少しずつ体の中に落とし込んでゆきたいと思いました。
一対一のコミュニケーション対策に
『会話がとぎれない話し方66のルール』では、一対一や、ごく少数での会話では力を発揮しそうに思いました。
グループでの会話のルールも紹介されてはいるのですが、これだけではまだ不安かも!ここから更に、自分なりの応用が必要に思いました。
あさよるの場合、一対一の会話より、複数人の会話のほうが苦手意識が高いです。全員に気配りしきれずアワアワと焦ってしまうのですね(^_^;)
ですので、同じ著者の他の本も読んでみようかなぁと思いました。
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誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール
- 野口敏
- すばる舎
- 2009/7/21
目次情報
はじめに
1章
ここから始めるとカンタンです
この「聞き方」で
どんな人とも会話が続く!1 人は「自分の話」をしたいもの
「聞く力」が大事な理由/こうして話があふれ出す!2 「聞く」とは「反応」することです
うなずき方にもバリエーションを3 いきなり質問しないほうがいい
相手が話したいことは何か?/コレがいい反応の仕方!4 気持ちをくみ取る練習をしよう
「嬉しい」の千倍の気持ちとは?5 「わかってほしい」ところに反応する
声のトーンは表情などを要チェック6 話をせかさず、5秒ぐらい待ってみる
穏やかな表情でアイコンタクトを送る7 「聞きたい方向」に誘導しない
核心部分を話すまで待つ8 こんな「オウム返し」で、相手がノッてくる!
語尾に「♪」をつけてみる9 「返事のフレーズ」を複数持とう
「大変ですね」「よかったですね」は原則禁止/かけてもらえると嬉しい言葉は?10 話に詰まったときの脱出法
とにかく「共感の言葉」をくり出す11 沈黙は「休憩時間」と考えよう
ちょっとだけ視線を外してリラックス2章
「話題選び」はコレでバッチリ
相手がどんどんノッてくる
気持ちの“ちょっぴり”オープン術12 会話がふくらむ「話」とは?
気持ちを「表現する」のが基本!/“ささやかな気持ち”で十分13 「素朴な気持ち」ほど共感を呼ぶ
1週間以内の出来事にネタがザクザク14 「ふだんの行動」が面白ネタに
朝の時間にもドラマがある/「休日の過ごし方」でも10分はもつ!?15 「何気ないクセ」を話して親密度アップ!
旅行、食事、趣味など、どんな話題でもOK16 どんな人でも食いつく「天気の話」
「降水確率何%だと、傘を持つ?」17 「弱さ、いたらなさ」を出したほうがいい
女性との会話で困ったら/ぷっと笑える“ダメな話”18 「ネガティブな気持ち」をためこまない
「怒り」の気持ちだって話してOK/愚痴はカラッと話せば問題ない19 話題が尽きたら懐に飛び込め!
仕事先ではこんなふうに話そう20 生きた話題の見つけ方
ドラマが生まれるのはこんなとき/電車の中で微笑ましい風景3章 気持ちを尋ねるからイメージが広がる
話が一気にあふれ出す
「質問」のツボ!21 この質問で「エピソード」があふれ出す
「5W1H」だけでは限界がある/こんな相づちだと会話がはずむ!22 「たまっている気持ち」を尋ねてあげよう
ふだんは大っぴらに言えないから/「ムッとくることもあるでしょう」は便利なフレーズ23 「口にしてはいけない」ことほど話したい!
「嫌になることもあるでしょう」の効果は絶大/この話題を話すときの注意点24 「でしょうねー」と相づちを打つ
会話を次につなげる必須フレーズ/会話の切り出しでも使える/「聞きにくいこと」はこうして尋ねる25 「相手の情報」を知りたいときは?
こんなときも「でしょうねー」は効果的26 「気持ち」をストレートに聞いていい場面
「ビッグイベント」後はチャンス27 「趣味の話」のツボの押し方
相手を主人公にしてあげよう/喜ぶポイントはココ!28 「どうでした?」とは尋ねない
漫然としていて答えづらい/聞きにくいことを上手に尋ねる29 コレなら「知らない話題」でも盛り上がれる
質問はいたってシンプル30 プライバシーは、どこまで尋ねても大丈夫?
相手から話してきた分には問題ない/「……って聞いてもかまいませんか?」で反応を探る4章
「困った場面」のひと工夫
どんな場面でも切り抜けられる
「受け答え」の技術31 「天気の話」をひとねりする
共通の話題なので相手もノッてくる/プライベートな話を短くからめる32 息を合わせる「間」をつくる
相手の出方を待ってみよう33 相手が突っ込みやすいように話そう
相手が黙りこんだときの気遣い/それでも沈黙していたら、こんな質問を34 「次の言葉が出てこない」ときの対処法
「はい」の後に、情報を付け加える35 「ねぎらい」の言葉でいい雰囲気に!
絶好の場面はこんなとき/職場で重宝するフレーズとは?36 上司と自然に打ち解ける方法
挨拶の後に、この一言!37 話しにくい人には、「ヒット・アンド・アウェー」話法で
少しずつ距離を縮めていく38 「お客さま」「取引先」とのトーク術
会話の切り出しとつなげ方のコツ39 沈黙が訪れたら「過去の話」にさかのぼる
別のエピソードが出てくるもの40 「話題が尽きた」ときのこの一手
モノ、情景などネタにする5章
「ゼスチャー&声かけ」ココだけレッスン
気軽に話せる
「関係づくり」のコツ41 出会って10秒以内で決めよう
自分から挨拶するのが基本!42 アイコンタクトで武装解除!
自然と微笑みが浮かんでくる43 苦手なタイプと良好な関係を築く方法
コレで意外といい返事がもらえる!?44 挨拶しても無視されたら?
最初は、やはり持久戦/奥の手は名前を呼ぶこと45 お見合いの成否は第一印象で決まる!?
即座に断られる人、選ばれる人/まずお相手にアイコンタクトを送る46 見知らぬ人と一緒の知人とは、こう話そう
連れの方を気遣う方法6章
気兼ねなく会話を楽しめる
「人の輪」にすんなり
とけこめる「話し方の基本」47 一対一の会話と基本は同じ
なぜ、むずかしく感じるのか?48 この相づちで、その場にとけこめる
楽しい雰囲気を壊さないために49 周囲の人と呼吸を合わせよう
他の人と同じ行動をとればいい50 自分の情報を少しは話して、ネタを提供する
聞き手が質問しやすくなる/話せばストレスを発散できる51 みなが黙ったときは、こんな質問を!
過去の話題を持ち出してOK52 「全員が参加できる」話題を選ぼう
テレビ、雑誌などでネタを集めておくといい53 一部の人としかわからない話はしない
ありきたりな内輪話はつまらない54 連帯感が増す、こんな質問!
みながバラバラにしゃべっていたら……55 「笑える失敗談」を披露しよう
「◯◯さんは、こんなときどうします?」56 近くに座っている人の気持ちをつかむ
他のメンバーへの「橋渡し役」になってもらう57 どんなグループにもとけこめる方法
一人ひとりと地道に関係を築いていこう7章
もっと親しくなりたい人がいたら!
一目置かれる
“ひとつ上の話し方”58 こんなところに「気づく」と喜ばれる
身だしなみ、行動などの変化をキャッチする59 YES・NOで答えられる質問からはじめよう
途中から「オープンクエスチョン」に変えていく60 「相手の名前」を散りばめる
私はこうして名前を覚えている/親しみをこめて読んでみよう/得することも結構ある61 女性にもてる秘訣とは?
大切にしているというサインを出そう62 ネガティブな話をされたら、まず同調!
迷惑なのはポジティブ意識/気持ちを吐き出したほうがラクになる/こんな言葉で受け止めよう63 相手の間違いは正さずに質問する
「それはおかしいよ!」と否定しない/言葉をそのまま返して、本人に考えさせる64 ひねったネタより面白いものは?
ユーモアについての考え方/大爆笑になった、素朴な発言65 友人、恋人ができる連絡の取り方
まずは感謝の気持ちを伝えてみよう66 会話は技術より思いやり
相手の欲求を満たしてあげよう/練習すれば必ずうまくなる/毎日、幸せを感じられるようになる
野口 敏(のぐち・さとし)
●―1959年生まれ。関西大学を卒業後、きもの専門店に入社。1万人以上の女性に接客し、人の心をつかむコミュニケーション方法に開眼。それをきっかけにコミュニケーションスクール「TALK&トーク」を開校。
●―現在、(株)グッドコミュニケーション代表取締役。「話し方教室TALK&トーク」を主催。会話に悩める人が待ち望んだ、具体的でシンプルなコミュニケーションスキルが豊富にあると評判になり、全国各地から受講生が詰めかけてきている。これまでに5万人以上の受講生を聞き上手、話し上手に変身させてきた。
●―モットーは「今日習った人が、今日少しうまくなる」。実生活にすぐ生かせるノウハウや会話フレーズを懇切丁寧に伝授している。その温かくユーモアにあふれた人間味に惹かれて、リピートする受講生も後を絶たない。生涯学習開発財団の認定コーチも資格も所有している。
●―現在、大手企業の社員教育、商工会議所、就職対策実習など、幅広い講演活動を行っている。著書に『一瞬で心をつかむ話し方』(学習研究社)などがある。
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