先日、大きな「笠雲」というのを、初めて目にする機会がありました。
笠雲とは、高い山に傘のようにポッコリかかる雲です。よく写真で紹介されているのは、富士山が笠雲をかぶった姿でしょうか。
高い山々のある地域では見慣れた風景なのでしょうか、平野で高い山のない所で住んでいる私には、初めて見た巨大な笠雲に驚きました。
同じ日本国内でも、他の地域へ足を運ぶと、空模様が全然違ってびっくりします。
気象の本を借りてみた
雲の形が詳しく載った図鑑のようなものを探して、図書館の子ども用の気象の棚に足を踏み入れたのですが、残念ながら在架では、思ったような本がありませんでした。
せかっくなので代わりに、気象や環境のコーナーで目についた、面白そうな本をいくつか借りてみました。
「天気のしくみQ&A」を読んだよ
テレビ番組でも人気の気象予報士、森田正光さんが監修されていて、写真やイラスト図解などが盛りだくさんのフルカラーの書籍です。
「夕焼けはどうして赤いの?」
「雪はどうして冬に降るの?」
などなど、素朴な質問に、簡潔で分かりやすい解説がされています。
さらに、実験の方法も紹介されていて、遊びながら学べる内容です。
天気予報はこれでわかる!
小学生向けの内容だと思いますが、ここに修められた知識をひと通り頭に入れるだけで、テレビや新聞の天気予報は十分に意味がわかるだろうと思います。
学校で教わった学習の中でも、気象は生活の中でそのまま役に立つことの一つでしょう。
「傘を持って出ようか」「上着を持って行こうか」と判断できるのは、生活の中での経験の賜物です。私たちは「天気」という自然を観察することで、未来を予想し、行動しているのですね。たまにはこういう本もいいですね!
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天気のしくみQ&A―観察と実験でもっとわかる!!
森田 正光 (監修)
学習研究社
(2007)
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