『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』を読んだよ

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山の向こうからUFOが飛来するイメージをコピックで描いたイラスト

山の向こうからUFOが飛来するイメージをコピックで描いたイラスト

幼いころの私は、世界の七不思議やオーパーツ、そしてU.F.OやU.M.Aなど、「謎」の存在に心奪われていました。
テレビ特番でも頻繁に特集されていましたし、そのような「謎」を扱った書籍も日々、熱心に読みふけっていました。
古代文明の謎とか、深海生物の謎や、謎の飛行物体、謎の生物など、「謎」を追いかけている内に知らず知らず、世界の歴史や地理、生物学や物理学、地球環境や宇宙のことなど、幅広く雑多な知識を身につけてきたと思います。

無理くりさせられる勉強よりも、好奇心に突き動かされて得た知識の方が、すんなり頭に入ってくるものです。
未だに幼いころに得た知識は役立っているように思います。
あの頃、UFOやオーパーツを愛していて良かったなぁとさえ思います。

「分かる」「分からない」を知る

今振り返ると、バカバカしく感じる「謎」もあるのですが、しかし多くは未だに「謎」です。
「よく分からないもの」「割り切れないもの」「不思議なもの」について知ってゆくことは非科学的な行為ではなく、反対に科学や歴史などの学問に興味を抱かせるものだと思います。
そして、科学は未だ万能ではないし、人類は何もかもを超越もしておらず、気象や自然現象は予測もできず、地球はいつも平常運転で、自分の肉体についても分からないこと、不思議な事はつきまといます。

「科学なんてデタラメだ!」「科学なんて信じるに値しない」と言う方に何人かお会いしたことがあります。きっとずっと「科学でなんでもできる」「科学はすごい」と信じていたのに、何かのきっかけで「科学は万能じゃない」と気付いて、そこで「裏切られた」と感じられたのかなぁと思いました。

「自分は特別」と思いたい気持ち

「自分は真実を知っている」「自分は分かっている」という優越感や選民感は厄介だなぁと感じます。
その気持ちは気持ちがよく、手放したくなくなってしまいますから、考えを改めたり新しい考えを導入する妨げになってしまう気がします。
思い込みや考えが凝り固まってしまう原因の一つじゃないかなぁと思います。

そして、『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』を読み、私自身も自分の中の常識や思い込みの世界で生きていることに気付きました。
UFO、すなわち未確認飛行物体は存在します。確認できなかった、未確認の飛行物体はみんなUFOですからね。しかしながら、それが空飛ぶ円盤で、しかも中には地球外の知的生命体が乗っているというのは、間違っていると思っていました。

願望が思い込みの元になることも……

どうせ気象条件でそう見えたり、どこかの国の秘密裏の新型兵器とかでしょと思っていたんです。
が、ふと「あれ?なんで私、そう思い込んでるんだろう……」と自分もまた、思い込みや常識、既成概念なんかに縛られていることに気付きました。

UFOに宇宙人が乗っていると決まったわけでもないけど、宇宙人が乗っていないと決まったわけでもないですよね。「どうか宇宙人はいないで欲しい」と願望が、そう思い込みに拍車をかけていたようです。だって、なんか宇宙人って怖そうでしょ。

本は読んでみないと分からない

ちなみに『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』は、真面目な内容のものでした。日本の領空に未確認飛行物体が侵入しているにも関わらず、自衛隊内では「未確認飛行物体を見た」と報告は憚られ黙認してしまう雰囲気だったらしいのです。

トンデモ本を期待して読み始めたので、良い意味で期待を裏切られてしまいました。やはりここでも、自分の思い込みがアテにならないですね。

実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO
佐藤 守
講談社
(2010)

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