「量より質」という人がいます。
また、「質より量」と言う人もいます。
私は個人的に、「質より量」と考えることが多いです。
量をこなす内に、改良や改善がなされるだろうし、大量の生活物の中には、奇跡の逸品や、偶然の産物も混じるでしょう。
そんな奇跡や偶然の出現を期待する意味でも「質より量」を選びたくなります。
とっておきのブログ記事一本を書くよりも、日々ブログを書き続ける原動力にもなっています。
あれ?やっぱり「質」が重要?
もちろん、そのためには一つ一つの質を高めようとし続けないといけません。
ただただ投げやりに、乱暴に、量だけこなしてても、成長がないでしょうからね。
すると、あれ?結局、「量より質」ということなのでしょうか。
いずれにせよ、日々の積み重ねの先に、成長したりしなかったり、奇跡が起こったり起こらなかったりします。
偶然良いことも起こるでしょうし、偶然悪いことも起こるでしょう。
偶然や確率と、自分の「気持ち」は違う
『偶然とは何か』を読みました。
まず「偶然」には「必然」が対になっていますが、この二つの言葉は、日本語独特なもののようです。
外国語では、対になっている言葉ではなさそうです。
それには「然」という考えがポイントのようですね。
実際に起こりうる「確率」と、私達が心理的に感じる「心理的確率」は違います。
計算では一方のほうが良い結果が出る確率が高いのに、気分や気持ちがそれを受け入れられないのです。
この食い違いから、思ってもみない偶然が起こるのかもしれませんね。
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偶然とは何か その積極的意味
竹内 啓
岩波書店
(2010)
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