杏『BOOK BAR お好みの本、あります。』|本の中に友人を見つけることもある

こんにちは。あさよるです。みなさん「BOOK BAR」ってラジオ番組をご存知でしょうか。あさよるは今回、ラジオ番組が書籍化された『BOOK BAR』を手に取って知りました。毎週1時間、本を紹介する番組らしくって、ぜひ あさよるも聞きたい番組です。

で、本書『BOOK BAR』も想像以上に楽しく読める本でした。著者の杏さんと小倉眞一郎さんのお二人とも、ほんとに好きな本を紹介しあっていることが伝わって、本を読むってやっぱ楽しいことだよなぁと感じました。あさよるは乱読するタイプですが、本書で紹介されている本もジャンルも様々で、絶対一冊は気になる本が見つかるんじゃないかと思います。

杏ちゃん! 仲間やないか!(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマ

『BOOK BAR』は杏さんと大倉眞一郎が本を紹介しあうラジオ番組が書籍にまとめられたもの。番組では1000冊にも及ぶ本が紹介されたそうですが、その中から厳選された本が紹介されています。

で、杏ちゃん! あなた! おまおれか! と叫ばずにはいられない。だって、一冊目に紹介されているのが池波正太郎の『幕末新選組』なんだもの! 杏さんは新選組が大好きで、新選組小説ならすべて揃っているという。ちなみに好きな新選組隊士は原田左之助らしいです。

んで、杏さんのWikipediaのページを見ますと、「趣味・特技・嗜好」はもう、「お前は俺か」と。自分のプロフィールかと思ったよ(その項目以外は何もかも違う)。「歴女」って言葉が流行語大賞に選ばれたとき、杏さんが受賞されたそうで、杏さんのそんな側面を知りませんでした。

吉村昭『大黒屋光太夫』を挙げちゃうところとかね。あさよるもこの本好きだった~。

「読書感」も共感!

途中、短いコラムが挟まれているんですが、そこで語られる読書感も自分に近く共感しました。

杏さんは「趣味は読書」という表現に違和感があり、「読書好き」くらいがちょうどいいと書かれていました。あさよるもこれは同じで、「読書って習慣のもんでしょ」と思っているから、「自分の趣味は読書だ」という言い回しが自分には当てはまってない気がしていました。だから「趣味が読書」な人と交流を持っても、なんだか申し訳ないような気持ちになってソワソワとしていたのです。

また、小倉さんは「活字中毒」について。『「私って活字中毒な人じゃないですか~」と寄ってこられると蹴飛ばしたくならない?』と本音を吐露しておきながらw、だけど活字の中毒症状について書かれています。確かに自分で自分を「活字中毒」なんて思わないし、そう称することにも違和感がありますが、だけど「活字中毒」としか言えない禁断症状が出てくるのも事実。「読む本がない」という手持無沙汰は慣れませんね。「活字中毒」とは認めなくないものの、どうしようもなく活字中毒である。

コラムは4つしか収録されていないのですが、共感しまくりでした。

読みたい本ザクザク

杏さんの歴女っぷり、とくに新選組好きに興奮してしまっていますが、『BOOK BAR』ではさまざまなジャンルの本が紹介されています。次読みたい本もいくつも見つかります。

「BOOKS BAR」ラジオ番組なのですが、この番組はあさよるの住む大阪でも聞けるんでしょうか……毎週、杏さんと小倉さんそれぞれが1冊ずつ本を紹介する形式になっているようで、すごい。あさよるもぜひ聞きたい番組です。

以下、自分メモ…φ(..)

番組DETA:毎週 土曜 22:00~22:54

あさよるが読みたいと思った本

  • 池波正太郎『幕末新選組』
  • ポール・デイヴィス『幸運な宇宙』
  • ヴィカス・スワラップ『ぼくと1ルピーの神様』
  • 半藤一利『幕末史』
  • ポール・オースター『幻影の書』
  • 野村みち『ある明治女性の世界一周日記』
  • ジェームス・ガーニー『ダイノトピア』
  • ダニエル・L・エレヴィット『ピダパン』
  • アレン・ネルソン『「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」』
  • 高野秀行『謎の独立国家ソマリランド』
  • 野々村馨『食う 寝る 坐る』
  • 高橋団吉『新幹線を走らせた男』
  • 栗原康『村に火をつけ、白痴になれ』

ついでに、あさよるも読んだことある本は

  • 池波正太郎『幕末新選組』
  • 森絵都『カラフル』
  • 半藤一利『幕末史』
  • 森薫『乙嫁語り』
  • 吉村昭『大黒屋光太夫』
  • 西岡常一『木に学べ』
  • 三島由紀夫『葉隠入門』

あたり。読みたい本をかぶってるのは、「また読みたい」ってことでw 昔に読んだ本は忘れちゃうので、ときどき同じ本を読み返したいですね。

本好きにあえて嬉しい!

今回『BOOK BAR』を読んで、すごく共感できたし、本を読む面白さが伝わって「ああ、仲間がいるんだなぁ」ととても嬉しい気持ちになりました。とくに杏さんは、あさよると同年代の方で、同じような情報に触れて、同じような趣味を持ってるんだなあと思うと、特別な気持ちになりました。

失礼ながら、あさよるはこれまで杏さんのことをあまり知らなかったので、本を通じて友だちができたような心強い気分です(「タイムスクープハンター」は見てましたよ!)。「新選組好き」という点では、多分あさよるより杏さんのほうが詳しいだろうから、ぜひ杏さんの案内で新選組本を読みたいなぁ。

あさよるはいわゆる「乱読」するタイプで、小説をたくさん読まれる方とはジャンルが違っているし、かといって実用書ばかり読むわけでもないし、好きな本を好きなときに好きなだけ読んでるだけなので、目的もなければ方向性もありません(苦笑)。だからあまり「同じような本の読み方をしてるな」って人に出会う機会が少なかったのですが、この「BOOK BAR」の企画はあさよるの読書傾向に近い気がしました。

本って単に情報をもたらすものや、感動を呼び起こすものだけでなく、本の中に友人を見つけることもできるのです。今回、なんだか新しい友人と出会ったようで、とても心強い気持ちになれました(`・ω・´)b

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コメント

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