特別展「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」大阪市立自然史博物館へ行く

特別展「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」イメージ画像 おでかけ

去る2018年4月26日(木)、大阪市立自然史博物館ネイチャーホールでやっている特別展「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」へ。毎年春休み~ゴールデンウイークの時期にかけてネイチャーホールで恐竜や古生物の特別展が開催されていますが、昨年は大阪南港のATC「メガ恐竜展2017」をやってて、ここへ来るのは2年ぶり。

※この展示は2018/5/6に終了しています

今年は「恐竜の卵」がテーマで、展示も入り口から鳥と爬虫類が並んでいる。主役が「卵」だから地味といえば地味(苦笑)。だけど、恐竜、鳥、爬虫類の卵や産卵に関わる体の特徴など紹介されていて面白かった。

恐竜の中には卵巣と卵管が二つずつあって、二個の卵を同時に産むものがいるそう。二つきれいに卵が並んでいる様子は、昆虫の卵の巨大版みたいにも見える。今の鳥類は片方の卵巣と卵管がなくなっていて、一つの卵巣と卵管から卵を産むそうで、左右非対称だ。鳥は少ない卵からヒナを孵し、親が世話をすることで生き残り戦略を取っている。恐竜の場合は、卵を世話するものもいれば、群れで卵を同じ場所に産み群れで育てるものや、産みっぱなしで放置するものなどさまざまあったと考えられているそうです。

あと、恐竜に比べると、鳥の卵は巨大で驚いた。普段ニワトリの卵を見慣れているけれども、ニワトリよりも小さな鳥なのにニワトリの3倍以上のタマゴを生むツワモノもいて、体の中はどうなっているの!? 人間の卵子は極小なのに、排卵にまつわる身体や心の変化があるというのに、巨大な卵を産む鳥の心身を心配するほどw

あと、「恐竜の卵」というのは、結局のところ「何の恐竜の卵なのかわからない」というのも、言われてみて納得。卵と恐竜の成体が同時に見つかったり、近くで見つかることがあるが、それらが「親子の関係」なのか「アカの他人」なのか、判断が難しいのです。また、卵だけ見つかっても、どの恐竜の卵なのかはサッパリわからない。だから、卵には卵の名前がついていた。成体のお腹の位置に卵が格納されている標本もあって、そんな特別な状況じゃない限り「断言」は難しそうだ。

恐竜の骨格標本も展示されていましたが、あくまで主役は卵で、卵!たまご!タマゴ!が並んでおり、肝心の子どもは退屈な展示だったかもしれない(苦笑)。が、渋いテーマで大人は燃える。

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大阪市立自然史博物館

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