『おしゃれはほどほどでいい 「最高の私」は「最少の努力」で作る』|イタイ美魔女にならない方法

野宮真貴『おしゃれはほどほどでいい』挿絵イラスト オシャレ

こんにちは。おしゃれ初心者の あさよるです。最近は、白かブルーのシャツにジーンズという、シンプルな服装で落ち着いています……。もっとこう、好きなテイストで遊んだりしたいんですけど、難しいなあ。ということで、あさよるがコッソリと憧れている野宮真貴さんのおしゃれ本を手に取りました。

60年代風のレトロテイストな野宮真貴さんのおしゃれの世界観、かなり好きです。憧れなんですっ!

野宮真貴さんの「おしゃれ本」

本書『おしゃれはほどほどでいい』はミュージシャンの野宮真貴さんの「おしゃれ」の本です。野宮真貴さんと言えば、ピチカート・ファイヴのヴォーカルで、60年代風のファッションがトレードマーク。音楽も野宮真貴さんのファッションも超おしゃれっす(`・ω・´)b

あさよるもレトロテイストのお洋服が好きなので、野宮さんの世界観、スキ。なんと驚いたことに、今調べると、あさよるの親世代の方なんですね。全然年齢不詳すぎてわからんっ!

本書『おしゃれはほどほどでいい』を読むと、今も昔も変わらずおしゃれを思いっきり楽しんでいる野宮さんの姿があり、年齢を重ねることさえも楽しんでおられて、これが年齢不詳の理由なのだろうなあと思うのだった。若作りしたり、流行に流されずに、自分のスタイルがあって、年齢の変化さえもおしゃれのエッセンスになっているような。

前作が『赤い口紅があればいい』というタイトルだったらしく(あさよる未読です)、あれもこれもと欲張りなおしゃれの時代は終わって、そぎ落とされた自分のお気に入りアイテムだけを、きちんと持ってるって、むちゃおしゃれじゃね? ね? やだ憧れる。

大人世代でもおしゃれする!

本書の中で、野宮真貴さんもご自身の体の変化を感じてらっしゃいます。例えば顔の瞼や頬がたるんできたり、シルエットが変化したり、誰もが直面する問題です。だからって、おしゃれを諦めず、むしろそれを楽しんでいるようでもあるのが魅力です。老眼でメガネが必要になったとき、チャーミングにメガネを取り出す女優さんに出会って、それがきっかけでオシャレなメガネをプロデュースされたそうです。

また、便利で心強いアイテムも使います。眉ティントとか、アイテープとか、若い世代が愛用しているメイクアイテムもポンポン飛び出して楽しい! 眉ティントは、眉が薄くなってきた大人世代にも強い味方です。顔の印象の多くは眉といってもいいくらい、重要なパーツです。眉作りは入念に! 瞼が下がってきたなら、アイテープも役立ちます。二重瞼を作るテープですが、目じりに使うとたるんだ瞼もスッキリと。歳をとったからメイクも控えめに……じゃ全然ないのが嬉しい。チークも、高めの位置にガッツリ入れてもOK。顔色がパッと華やいで見えますし、頬の位置も高く見えます。また「赤い口紅」が様になる女性ってのは、ステキです。派手な色だと怖気ずに、自分に似合う色を探しましょう。

若い頃のおしゃれはゴテゴテとあれこもこれも全部盛りでもよかったし、お化粧もなんでもよかった。だけど、大人のおしゃれでは、シンプルだけど効果的なカラーを使うの、すごい楽しそう!

野宮真貴『おしゃれはほどほどでいい』挿絵イラスト

アイテム遣いがステキ!

お洋服のコーディネートも、シンプルでおしゃれなものを。巻末にはコーディネート例やメイク法などが少しだけ収録されています。願わくばもっとビジュアル資料があると嬉しい。そしてなにより、野宮真貴さんのお写真がもっと欲しい……(1枚だけデス)。

コサージュやブローチも、「ちょいダサい!?」と思っていましたが、上手に使えばワンポイントになってとてもカワイイですね。無地のトップスにポチッと一つ付けたいなあ。スカーフはここ数年じわじわと人気が続いています。上手にコーディネートに取り入れたいっす。カチューシャなんて、ピチカートファイヴの野宮さんのイメージだなあ。などと、読んでいるだけでワクワクするこの感じ。

「手に年齢が表れる」と言いますが、ならば「おしゃれな手袋をすればいい」と。なるほど! 目じりが下がってくるから、アイラインは太くキリッと描きましょう。年齢とともに、おしゃれの幅が広がってゆくようです。

「ほどほど」を続ける

本書『おしゃれはほどほどでいい』は、すでに自分のスタイルがあって、若いころからおしゃれを楽しみ続けてきた女性向けの内容です。これからおしゃれを始めようとする人には、全然「ほどほど」ではないと思われます(`・ω・´)>

また、野宮さんより年下世代も、こんなカッコいい年齢の重ね方をしている先輩がいるのは心強いものです。

野宮さんは本書内で「赤い口紅」が特別な存在として何度も紹介なさっていました。実は あさよるも、ここ数年、真っ赤な口紅を塗れるようになろうと模索しておりました。確か5年ほど前、デパートの化粧品カウンターで真っ赤な口紅を塗ってもらったときは、似合わなさ過ぎてゲラゲラ笑うしかありませんでしたww しかし、5年かけて少しずつ髪形や服装を変えて、今はかなり濃い色のリップも平気で使える感じになりつつあります。赤い口紅も、服装とメイク次第ではOK! 野宮さんも書いてらっしゃいましたが、大事なのは「靴」! これに気づくまでが長かったw

また、同じ「赤」といっても、似合う赤、似合わない赤があります。自分に似合う赤を見つけることと、赤い口紅が似合う服装、髪形、化粧、そして靴を用意すれば、誰でも赤は塗れる。塗りたいならね。

そう、おしゃれってあくまで個人の趣味だから、自分の好きなようにすればいい。着たい服を着て、自分らしい振る舞いができるのが、一番居心地が良いでしょう。

関連本

おしゃれはほどほどでいい 「最高の私」は「最少の努力」で作る

目次情報

はじめに
私が続ける「特別じゃないこと」

いつも赤のことを考える。
いざという時は黒に頼る。
白をいつも近くに。
服もメイクも基本は、赤・白・黒。
料理が一汁一菜でいいならおしゃれだって同じ。
おしゃれとは、ときめきを感じること。
トランクひとつ分のワードローブでおしゃれはできる。
ごちゃまぜワードローブは人生を記憶するタイムマシン。
おしゃれに興味がないならそれもよし。
おしゃれはモノマネでいい。
“無難”な方は選ばない。
世界一シンプルなおしゃれの法則(ワンピース)
世界一シンプルなおしゃれの法則(アンサンブル)
世界一シンプルなおしゃれの法則(トータル・コーディネート)
褒められた服は似合う服。
気に入ったら色違いで揃える。
いつも同じ服でもいい。
トレードマークはスターだけの特権ではない。
もしも野宮真貴がCEOだったら。
Tシャツにもアイロンをかける。
素敵な下着を身につける。
高価な服でなくていい。清潔な服を着る。
後ろ姿も美人になりましょう。
バックシャンを気取るなら。
10歳若く、身長が2センチ高く、ウエストが5センチ細く見える方法。
最終的には、靴ですべてが決まる。
ドレスコードは自分で作る。
ハイヒールは女性をエレガントに見せるアクセサリー。
ステイタスもユーモアもバッグで表現できる。
似合うメガネとサングラスは、即買いで。
財布、手帳、ペンで大人の女性を格上げ。
お気に入りの傘なら置き忘れない。
アクセサリーはどんどん重ねる。多すぎたら外せばいい。
イヤリング、ピアスで肌を美しく際立たせる。
大人は、ボリュームもあるネックレスがよく似合う。
ブレスレット好きは、100%おしゃれが好きな人。
ブローチを侮ってはいけない。
ベルトはウエストの監視員。
帽子、ターバン、カチューシャを華やかに使いこなす。
年齢が表れやすい手は手袋でうまく隠す。
ストール、スカーフの使い方は無限大。
いつまでも水着を諦めたくない私の方法。
今こそ挑戦したいセクシーファッション。
年齢は、超越することにしました。
メイクは楽で得な“時短メイク”が大好き。
大人の眉にも“眉ティント”が便利です。
普段メイクにこそ赤い口紅を。
私の普段メイク=大人のナチュラルメイクの手順。
チークは頬に入れない。
大人の正しいベースメイクとは。
マニキュアを5日間持たせる方法。
女磨きは、角質磨き。
真実の鏡=拡大鏡を使う。
おでこにシワを作らないエレガントな表情を。
アイラインで目の形を修正する。
つけまつ毛、アイテープの大人の使い方。
ベース作りはファンデーションブラシがあればいい。
フェイク唇を描いてしまう。
作り笑いで美人になる。
禁煙もダイエットも自己暗示で乗り越える。
美容院に定期的に行く。
自分でブローできる髪形にする。
きちんとシャンプーをする。時にはプロに頼んで。
毛先に、頭皮に、植物オイルを。
三面鏡でサイドもチェック。
月に一度はお顔剃り。うぶ毛の手入れも忘れずに。
男性の渋いひげ=女性の赤い口紅。
赤い口紅が似合わないと思ったら。
赤が似合うための「金と銀の法則」。
赤い口紅の質感をよく知って。
写真修正アプリのもうひとつの使い方。
見えないこと見て見ぬふりしていませんか?
おしゃれアイテムが増える楽しみ。
声にもメイクを施して。
言葉もおしゃれしましょう。
誉め言葉をケチらない。
鼻歌は幸せのバロメーター。
とりあえずシャンパンを飲めばいい。
若さと成熟、どちらが素敵?
愛こそすべて。
“小”が付くくらいでちょうどいい。
憧れは少し先の未来の自分。
青春は二度やってくる!
もっともっと遊んだ方がいい。
人生で絶対に手放したくないものをひとつ持つ。
あなたに贈る魔法の言葉。

おわりに
おしゃれを始める日を決める。

巻末付録

おしゃれのイメージ

ワンピースのバリエーション/リトル・ブラック・ドレスはアクセサリーでエレガンスにもカジュアルにも/2セットのアンサンブルで8パターンのコーディネート/洋服を買うときはトータルで考える/ブローチはいろんな場所につけて楽しんで/スカーフの使い方は無限大/老眼鏡もおしゃれアイテム プロデュースした4種/大人のチークは思いきって/アイラインで作る切れ長キャッツアイ/つけまつ毛、アイテープでたるんだ瞼を引き上げる/ベース作りはファンデーションブラシで/上がった口角を自分で作る/赤い口紅は塗り方で雰囲気を変える

野宮 真貴(のみや・まき)

1981年「ピンクの心」でデビュー。「ピチカート・ファイヴ」3代目ヴォーカリストとして、90年代に一世を風靡した「渋谷系」ムーブメントを巻き起こし、音楽・ファッションアイコンとなる。その後も独創的な存在感と歌声で、音楽、アート、ファッションなど多岐にわたって活動。2010年に「AMPP認定メディカル・フィトテラピスと(植物療法士)」の資格を取得。16年にはデビュー35周年を迎え、音楽活動に加え、ファッションやヘルス&ビューティーのプロデュース、エッセイ執筆など多方面で活躍中。17年10月にはアルバム『野宮真貴、ホリデイ渋谷系を歌う。』を発売。著書に『おしゃれ手帖』『スター・ストラック~スタアのひとりごと』『ドレスコードのすすめ~おしゃれ手帖PARTⅡ~』『おしゃれに生きるヒント』『赤い口紅があればいい』、共著に『エレガンス中毒ぎりぎりの女たち』がる。

コメント

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