『赤ちゃんと暮らす 収納・家事・スペースづくり・モノ選び』|初めて赤ちゃんを迎える準備、部屋づくり

こんにちは。居心地のいい部屋を探している あさよるです。今の部屋は掃除がしにくいし、ちょっと狭いので、引っ越しも視野に入れつつ、どうしたもんかなぁと思案中です。今日読んだ『赤ちゃんと暮らす』の著者の本多さおりさんの本も好きで、過去に何度か読んだことありました。本多さんは収納アドバイザーでらして、プロのこだわりのお部屋は憧れなのです。

その本多さおりさんが、妊活、妊娠出産から子育てがスタートしたことで、お部屋の中も大きく変化してゆく様子が記録されているのが『赤ちゃんと暮らす』です。うまくいかないこともありつつも、幸せいっぱいにワクワクと新しい家族、新しい暮らしの準備をなさっている様子が、読んでいて幸せな気持ちになりました(`・ω・´)b

「こだわり」と家事分担

著者の本多さおりさんの『片づけたくなる部屋づくり』を読んでファンになり、続編の『片づけたくなる部屋づくり2』も読んで、その流れで『赤ちゃんと暮らす』も手に取りました。本多さおりさんは収納アドバイザーで、片づけのコツや、掃除や物の管理のしやすい居住空間づくりを紹介されています。また、本の構成もオシャレで、眺めているだけで幸せになっちゃいます。

その答えが『赤ちゃんと暮らす』の中で触れられていました。新婚当時はやはり、著者の本多さおりさんが家事をしておられ、ご主人は家事をやっていなかったそう。ある時「なんで自分ばかり家の中のことを考えないといけないのか」と訴えたことで、ご主人も家事に参加してくれるようになったそうです。

これ、難しいなぁと思いました。あさよるも、もし自分のパートナーがインテリアや収納にこだわりがあって「理想の部屋づくり」をしているなら、あさよるも下手に手出しができないから、勝手に家事ををやっていいのかわからないんじゃないかと思います。しかも「見た目」だけじゃなくて、食品や洗剤などの素材や成分まで何かこだわりがあるなら、こっちは何もできないですよね。

一方は良かれと思って家づくりを頑張っていて、家族の健康のために成分や素材まで厳選しているのに、そのせいでもう一方は家事に口も出せないし手も出せなくなってしまうのは、お互いにとって良くない結末です。

本多さんご夫妻は、きちんと言葉でそれを伝えて、少しずつご主人も家事に参加できるよう環境を整えていかれているので、その経緯もぜひもっと知りたいと思いました。

体の不具合とどう向き合うか

『赤ちゃんと暮らす』では、生まれたお子さんがアトピーと診断されてご苦労なさったお話が登場します。その前にも、妊活中が思ったように進まず、治療をいったんお休みした経緯も紹介されていました。

あさよるは子どももいないので「子育て」と聞いても何が大変なのか理解していなかったのですが、「体の不具合とどう向き合うか」という問題を突きつけられる(人がいる)のかと知りました。たぶん、ご自身が健康で、これまで特に大きな病気もせずに来られた方は、妊活が思うようにいかなかったり、赤ちゃんの体調不良なんかがあると、それが生まれて初めての「体の不具合」なんですね。

あさよる自身は子どもの頃から丈夫なタイプじゃなかったし、今も服薬治療をしていて「薬を飲んで元気にやってけるなら、一生服薬し続けてもいいじゃないか」と思っています。だけど、自分の身体の状態を受け入れ、服薬治療に積極的になれるまで10年かかりました(;’∀’) これまで健康にこられた方は尚更、妊娠、出産、子育てと目の回る忙しさの中で、自分や子どもの健康上の不安を受け入れ、理解しなきゃけないなら、これは大変だなぁと感じました。

やっぱり本多さんのお部屋は好きだ^^

なんやかんやと言ってますが、本書は本多さおりさんが、初めての妊娠・出産・子育て1年目までの部屋づくりの記録です。その間に引っ越しもされています。

また、マタニティ用品やベビー用品選びも厳選に厳選なさっています。こういうとき、やっぱ身近な子育て経験者の口コミが重要みたいですね。情報を集めて、新しい生活のための準備をする時間はとても楽しそうです。

たぶん、子育て経験者の方にとっては、言わずもがななことや「そこはこうでしょ」みたいなツッコみどころがあるのかもしれないけれども、初めての妊娠、子育てのワクワク感もたっぷり詰まっていました。

メンバーがかわると部屋もかわる

家族のメンバーが増えると、お部屋の家具の配置も、優先順位もガラリと入れ替わってゆくようです。また、賃貸だったおうちから、家を買うことを前提に動き出されているのも、子育て家庭だからこそに感じました。

妊活から妊娠、出産、子育てと、大変なことをもたくさんあるのでしょうが、それと同時に幸せな雰囲気も伝わってきて、読んでいるこっちまで笑顔になっちゃう本でした。お子さんのためにお部屋の模様替えも、すごく嬉しい変化だと読者として感じました。

普段、子育ての本なんて自分に関係ないので読むこともありませんが、たまには全然自分と接点のない本を読んでみるのも大事ですね。

関連記事

赤ちゃんと暮らす~収納・家事・スペースづくり・モノ選び

目次情報

はじめに

1章 妊娠編

私の妊娠、こんなふうでした
妊娠とモノ選び
妊娠中のワードローブ
赤ちゃん用品の収納とスペースづくり
妊活中、妊娠中のセルフケア
妊娠中のリラックス
妊娠と情報
ベビー用品の準備
妊娠・育児ノートをつけました
COLUMN1 夫婦ライフを楽しもう!

2章 出産編

私の出産、こんなふうでした
入院準備とモノ選び
COLUMN2 夫と家事

3章 0~3ヵ月 赤ちゃんとの暮らしスタート

赤ちゃんとの暮らしスタート
育児とモノ選び〈0~3ヵ月〉
赤ちゃんのお世話 母乳のこと おむつのこと
みんなの二大お悩み その1 悩ましい抱っこひも選び
育児と家事〈0~3ヵ月〉
育児と収納〈0~3ヵ月〉
生後1ヵ月のタイムスケジュール
みんなの育児 リアル取材① 浅野佳代子さん
一言日記〈生後0~3ヵ月〉
COLUMN3 スマホ活用育児

4章 4~5ヵ月 首すわりと引っ越し

突然、引っ越すことになりました
引っ越しで、思い知る
育児とスペースづくり リビング〈4~5ヵ月〉
育児とスペースづくり 寝室〈4~5ヵ月〉
新しいキッチン収納
新しい洗面所の収納
新しいランドリー収納
育児と収納、モノ選び〈4~5ヵ月〉
赤ちゃんのお世話 布おむつはじめました
みんなの二大お悩み その2 ベビーカーどうする問題
生後4ヵ月のタイムスケジュール
みんなの育児 リアル取材② 小林幹子さん

5章 6~7ヵ月 寝返り

育児とスペースづくり〈6~7ヵ月〉
育児と収納〈6~7ヵ月〉
育児とモノ選び〈6~7ヵ月〉
育児と家事〈6~7ヵ月〉
育児とおしゃれ〈6~7ヵ月〉
収納の試行錯誤は続く…引っ越し後の変遷〈6~7ヵ月〉
一言日記〈生後5~8ヵ月〉
COLUMN4 アトピーの道を模索しています

6章 8~9ヵ月 ハイハイ&つかまり立ち

育児とスペースづくり〈8~9ヵ月〉
育児と収納〈8~9ヵ月〉
育児とモノ選び〈8~9ヵ月〉
育児と家事〈8~9ヵ月〉
生後9ヵ月のタイムスケジュール
みんなの育児 リアル取材③ 高梨倫子さん
COLUMN5 育児と孤独

7章 10~11ヵ月 ハイハイ&つかまり立ち

育児とスペースづくり〈10~11ヵ月〉
育児と家事〈10~11ヵ月〉
育児とモノ選び〈10~11ヵ月〉
赤ちゃんのお世話 卒乳と離乳食
引っ越し後の変遷 キッチン収納更新中〈10~11ヵ月〉
COLUMN6 育児と仕事

8章 1歳 おめでとう! つたい歩き

育児とモノ選び〈1歳〉
育児と収納〈1歳〉
子どもがいてもあきらめたくないこと
絵本を楽しむ
子どもの写真整理
一言日記〈生後9~12ヵ月〉
生後1歳のタイムスケジュール

あとがき

本多 さおり(ほんだ・さおり)

暮らしを愛する整理収納コンサルタント。「もっと無駄なく、もっとたのしく」、と日々生活改善に余念がない。本多家には選び抜かれた働きモノが、少数精鋭・現役フル稼働中。
2010年に整理収納アドバイザー1級、2011年に整理収納コンサルタントの資格を取得し、個人宅向け整理収納サービスをスタート。その人にあった「ラクで長続きする片づけ方法」を提案、訪問件数は200軒を超える(現在は休止中)。2010年にはじめたブログ「片づけたくなる部屋づくり」が大人気となり、同タイトルの本を出版、ロングセラーとなる。2016年1月長男を出産。本書では、妊娠、出産、さらには1歳を迎えるまでの育児と暮らし、収納や空間づくり(引っ越しも!)、モノ選びなどについて、すべて実体験をベースに実験報告書のようなつもりで綴った。

◎主な著書
『片づけたくなる部屋づくり』(ワニブックス)、『もっと知りたい無印良品の収納』(KADOKAWA)、『家事がしやすい部屋づくり』(マイナビ)、『モノは大好き、でも身軽に生きたい。』(大和書房)

コメント

タイトルとURLをコピーしました