動け!
本書で主張されているのは「動け!」、この一言に尽きます。
「動きなさい」「好きなことをしなさい」、働き方を変えたいなら「変えなさい」、やりたいことがあるなら「やりなさい」。ただただこれだけ。とてつもなく正論です。
動くためには「動くのが不安」から「動いても大丈夫」と認識が変わらなければ、なかなか動き出せません。堀江さん主催のサロンに集まる人の中には、勤めている会社を辞めちゃう人もいるそうです。「会社勤めしなければ……」と強迫観念めいたものから解放され、「仕事なんて自分で創れる」と考えるようになるんだそう。また、自分発の企画を持ち込んで、商品化してビジネスにつなげたり、行動することで環境の変化が起こるようです。
動ける環境を手に入れる
人は周りの人の影響を受けて生きています。もし今の環境が保守的だったり前時代的な「空気」が蔓延していれば、それに抗うのは難しいことです。「空気を読む」能力が自分の足を引っ張ってしまう場合ですね。だからこそ、自分が身を置く環境はとてつもなく重要です。もし、行動力あふれる人がたくさんいる場所なら、自分も「空気を読んで行動する」なんてことが起こります。
本書では、著者の堀江貴文さんが主宰する「堀江貴文イノベーション大学校」(略称・HIU)での活動が紹介されていました。
自分がどんなグループに属すかによって、自分の考えや行動も変わってきます。堀江さん主催のHIUでは積極的にチャンスを生み出そうとする人たちが集っているようですね。HIUサイトを見てて、面白そうだなぁと気になり始めています。堀江さんの話が聞ける、堀江さんと話ができるってのも魅力でしょうが、やっぱ自分と同じような仲間がいるって環境、欲しいよね。
限りある時間をどう使う
本書では、時間の使い方について細かくアドバイスがなされています。無駄な時間は使わない。だって、我々には無駄にできる時間なんてないのです。イヤイヤ無理矢理させられているなら時間つぶしもしたくなりますが、「好きなことだけ」やっている人にとって、時間は貴重です、全ての時間を好きなことに使いたい!
連絡一つとるにしても、無駄なやりとりはお互いの時間を使います。スピーディーなやりとりが求められるのも当然なんですね。堀江さんも徹底して、電話は使わず取材もLINEやSkypeを使っているそうです。LINEグループを作って複数人で対話をすれば、そのまま記事にできますし時短で賢いやり方ですね。「対面じゃないと思いが伝わらない」という発想は、お互いの時間を浪費し「人生を消費している」んだと気づきました。
動け!発せ!もぎ取れ!
最後の「第5章 不器用なあなたに伝えたいこと」では、遊びを仕事にするための3つのステップが述べられていました。
- 作業にハマること
- 思いを持って毎日発信をすること
- 油断しないこと
作業にハマるとは没頭すること。「ノルマだから」「やらされている」のではなく、思わずのめり込んでしまうことをする。そして、それを読み手に熱意が伝わるように発信する。FacebookでもインスタグラムでもTwitterでもなんでもいい。そして、油断せずに、それを続けること。
これは、コツコツと地道な努力の積み重ねだけじゃないってこと。もちろん、地道な努力が実るときもある。それは、誰かが努力を認めて引っ張り上げてくれたときです。でも、それって受け身でもあります。自分からどんどん発表してチャンスを掴む行動、それをしよう。動け!動け!動け!と強いメッセージが詰まった内容です。
あさよるネットで紹介した堀江貴文さんの本
好きなことだけで生きていく。
目次情報
少し長いはじめに
1%と99%の人々
1%の人たちはどこにいる?
僕からの最終通告第1章 僕が唯一背中を押せる場所
なぜ堀江貴文イノベーション大学校をつくったのか?僕が直接「背中を押す場所」、それがHIU
正直最初は不安だったHIU
ホリエモンの思考を盗む場所
月2回の堀江貴文とゲストの対談
「編集学部」という有能な出版チーム
リーダーに能力はいらない
実践を超える勉強は存在しない
「六本木ホリエモン祭」とは!?
行動力がありすぎて、ノリで1000万円をポチッた男
学校と会社の「中間」の場
月額1万円の壁
協調性なんていらない第2章 はじめの一歩はノーリスク・ハイリターン
「僕、会社やめます」
宮古島合宿から生まれた「月桃リップクリーム」
副業自体が「小利口」で「ダサい」
「思想は実現化する」は正しい
「でも」が口癖の人は、仕事がなくなる
働かないことは悪いことなのか
自分が本当にやりたいことにリスクをかける
「今、ここ」に集中する
「大阪万博」へのチャレンジ
大阪のラスベガス化を考える
成功体験に勝るものはない
こんな「経験」をしてほしい
なぜ大企業を信用しているのか!?
激変する「車社会」
新しいテレビ局をつくりたい
k人ン飲食店最強説
本屋はメディア第3章 僕らには無駄なものが多すぎる
多くの社員を雇うことはリスク
99%の学校はいらない
大学は、はっきり言ってつまらない
電話に「でんわ」
LINEは2文字で「おけ」
インタビューはLINEなどオンラインで受ける
僕が「完全ノマド」になれない理由
家も、車も、何もいらない
間違いなく、情報が全て
情報の有無が判断の差につながる
稼ぐだけなら「コミュ力0」でいい
なんでそんなことで悩んでいるの?
悪平等意識を取っ払う第4章 「好きなこと」だけするためのスキル
ホリエモンの質問道場!?
無駄な質問・三原則
良質な質問には、相手の理解度に対する知識が必要
「いい質問」には「いい答え」を返します
僕の頭脳のコピー「堀江ボット」、求む!
アイデアに固執しない
社会の仕組みを理解する
「発言力をつける」のに「話術」や「コミュ術」はいらない
スマホで時間効率を極限まで上げる!
一次情報を取っている人が生き残る第5章 不器用なあなたに伝えたいこと
遊びを仕事にする三つのステップ
地道にコツコツだけではだめ
親は熱中する子を止めてはいけない
給料は我慢の対価ではない
お金なんて最低限で楽しめるおわりに 僕の好きなことは「おせっかい」なのかもしれない
堀江 貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年、福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンファー。1991年東京大学に入学(後に中退)。在学中の1996年、有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)設立。2002年、旧ライブドアから営業権を取得。2004年、社名を株式会社ライブドアに変更し、代表取締役社長からCEOとなる。2006年1月、証券取引法違反で逮捕。2011年4月、懲役2年6ヵ月の実刑が確定。2013年3月にメールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の配信、会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」の運営など、幅広く活躍。主な著書に『稼ぐが勝ち』(光文社)、『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『本音で生きる』(SB新書)、『99%の会社はいらない』(ベスト新書)、『すべての教育は「洗脳」である』(光文社新書)など多数。
コメント
[…] 『好きなことだけで生きていく。』|動け!発せ!もぎ取れ! […]
[…] 記事リンク:『好きなことだけで生きていく。』|動け!発せ!もぎ取れ! […]
[…] 堀江貴文『好きなことだけで生きていく。』|ホリエモン・動け!発せ!もぎ取れ! […]
[…] 堀江貴文『好きなことだけで生きていく。』|ホリエモン・動け!発せ!もぎ取れ! […]
[…] 堀江貴文『好きなことだけで生きていく。』|ホリエモン・動け!発せ!もぎ取れ! […]
[…] 堀江貴文『好きなことだけで生きていく。』|ホリエモン・動け!発せ!もぎ取れ! […]