小宮一慶『「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!』

デキる人は仕事が速い!

5分のスキマ時間も見逃さないための、準備法。

スタートダッシュのための「準備」

『「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!』のタイトルの通り、仕事のデキる人は5分でやる!

5分で終わらせるためには、事前の準備や仕込みが大切。常に準備を怠らない。

準備を事前に整えて置くためには、その都度「よっこらせっ」と重い腰をあげるのは効率が悪い。フットワークの軽さが重要です。常に軽くエンジンをかけ続けていると言いましょうか、常に動き出せる準備をするのです。

『「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!』で紹介されているコツの中で、「まずはちょっとだけやる」というのが最大のライフハック。

……え、普通?w

でも、「まずはちょっとだけ」手を付けておくから、続きに手を伸びやすくなり、自ずと重い腰も軽くなる。すると、たった5分のスキマ時間を見つけて、パパッと仕事を捌けるようになるのです。

既にデキる人のやり方?

もちろん、基本の「ちょっとだけやるライフハック」だけではありません。

『「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!』では、インプット(読む)からアウトプット(書く)、さらに思考を深める方法が紹介されています。

と言っても、それぞれが一冊以上の書籍になるような内容。その「読む」「書く」「考える」をたった一冊で紹介しているのですから、かなり駆け足な印象でした。

こんな人にオススメ

ですので、オススメしたいのはこんな人!

・その1:すでに、「読む」「書く」「考える」それぞれをこなせる人が、自分のテクニックの確認として使う

・その2:これから「読む」「書く」「考える」というインプット・アウトプット・思考法を身に着けたい、もっとスキルアップしたい人が、最初の一冊として選ぶ

とても読みやすい文章なので、ザックリと一気に読んでしまえるので、空き時間にサクッと読める。

仕事の遅い人はスタートが遅い

仕事の出来ない人は、決まって仕事のスタートが遅い……Σ(・∀・;)ドキッ

腰が重いのは、準備ができていないから。準備ができていないのは、無計画だから。スケジュールの管理ができておらず、仕事量の把握もできていないから、割り振りができないんですね(-_-;)

とても、あさよるのことを言われているようで、耳が痛いですぞ。

1日は24時間。どう使う!

『読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい』で紹介されているライフハックたち、この記事の最後に目次情報に目を通していただきたい。

大体の内容を把握してもらえるだろうし、一つ一つの「読む」「書く」「考える」スキルは、すでに知っているものだったり、他の書籍で専門に語られているものだったりする。

だから真新しい感じはしないかもしれない。

だけど、それを「5分以内にする」。スピーディーにすることを推奨されていること。しかも、それはちょっとした準備で可能なことを知った。

ということは、「やればできる」ことを、「まだやっていない」わけだから、そりゃあ“デキない人は仕事は遅い”に繋がるわなぁと、妙に納得してしまった。

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「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!

  • 小宮一慶
  • 大和出版
  • 2012/3/16

目次情報

はじめに――あなたの「5分」は、劇的に変わる!

最高のスタートダッシュを切るために!
第1章 時間と気持ちをコントロールする技術

仕事の遅い人は、スタートが遅い
スタートダッシュ力1|まず、手をつける
スタートダッシュ力2|準備をする
スタートダッシュ力3|早起きする
スタートダッシュ力4|スケジュールとTO DOを区別する
スタートダッシュ力5|TO DOは優先順位をつけて取り組む
スタートダッシュ力6|「集中できる時間」を把握する
スタートダッシュ力7|段取り名人になる
スタートダッシュ力8|「時間があり過ぎる」状況をなくす
スタートダッシュ力9|「ヤル気の出ない机」と決別する
スタートダッシュ力10|いらないものを捨てる
スタートダッシュ力11|情報はすぐに取り出せるように整理

もっと効率的に、深く理解する!
第2章 「読む」を最速化する技術

どうすれば、質の高い仕事を「速く」やれるのか?
土台を固めれば、仕事は一気に速くなる!
「読む」を最速化1|理解する
「読む」を最適化2|基本的な知識を得る
「読む」を最適化3|複雑なことは複雑なままとらえる
「読む」を最適化4|新聞でインプット力を養う
「読む」を最適化5|新聞記事の「その背後」を読み解く
「読む」を最適化6|気づいたことはすかさずメモする
「読む」を最適化7|「速読」で情報を拾い読み
「読む」を最適化8|「通読」で論理レベルを押し上げる
「読む」を最適化9|「熟読」で専門家レベルになる
「読む」を最適化10|専門書→入門書の順に読む
「読む」を最適化11|自分の基準と比べながら読む
「読む」を最適化12|座右の銘、人生の書を読む

論理的思考力を強化する!
第3章 「考える」を最速化する技術

「考える」を最速化1|論理的思考力には段階がある
「考える」を最速化2|まず「関心」を持つ
「考える」を最速化3|「関心」を持ったことを「関連づけ」る
実践講座1|GDPを「関連づけ」してみよう
「考える」を最適化4|「仮説」を立てて「検証」する
「考える」を最速化5|「なぜ」「どうして」と疑問を持つ
「考える」を最速化6|数字で具体化する
実践講座2|仮説を立てて検証してみよう
実践講座3|なぜ黒字化にこだわるのか。再度の仮説と検証
実践講座4|さらに「関連づけ」てモノを見る

良質なアウトプットを生み出す!
第4章 「書く」を最速化する技術

あとはアウトプットのみ
「書く」を最速化1|「ブログの日記」で訓練する
「書く」を最速化2|「バリュー」と「インパクト」を意識する
「書く」を最速化3|論理的に書く
「書く」を最速化4|子どもでも分かる、読みやすい文を目指す
「書く」を最適化5|「書く力」を「話す力」に生かす

さらに上のレベルを目指したいあなたに!
第5章 仕事の質と効率を押し上げる極意

仕事が速くなるマインド力1|一流になる
仕事が速くなるマインド力2|最初は時間をかける
仕事が速くなるマインド力3|正しい目的を持つ
仕事が速くなるマインド力4|時間をコントロールする感覚を持つ
仕事が速くなるマインド力5|月間目標を立てる
仕事が速くなるマインド力6|手を動かす

おわりに――終わりを意識しながら生きる、ということ

小宮 一慶(こみや・かずよし)

経営コンサルタント。株式会社コンサルタンツ代表取締役。十数社の非常勤役員も務める。1957年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。84年から2年間、米国ダートマス大学エイモスタック経営大学院に留学(MBA取得)。帰国後、同行で経営戦略情報システムやM&Aに携わったのち、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス(現セントケア)を経て現職。フィールドでの実践をもとに、企業規模、業種を問わず、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年間百回以上の講演を行う。新聞・雑誌、テレビ等の執筆・出演も数多くこなす。経営、会計・財務、経済、金融、仕事術から人生論まで、多岐に渡るテーマの著作を発表。その著書80冊以上、累計発行部数は200万部を超える。主な著書に、『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカバー21)、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』(東洋経済新報社)、『日経新聞の「本当の読み方」がわかる本』『日本経済が手に取るようにわかる本』(日経BP社)などがある。

コメント

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