
図や表で、目に見える情報に。
この本も「見える化」されています。
きっかけ:そもそも「見える化」ってなんだ?
「見える化」という言葉、あちこちで見聞きします。
で、「見える化」ってなんだろうと改めて思いました。
『「見える化」仕事術』まさにその通りの名前の書籍を発見!さっそく手に取りました。
「見える化」とは!
「見える化」とは書いてそのまま、物事を見えるようにすることです。
方法はいろいろ、図や箇条書き、イラストを使うこともあるでしょう。問題点や、議題など、放っておくと見失ってしまうものを、誰の目にも見えるようにしておく。
最もよく目にする「見える化」は、「箇条書きにする」ことでしょう。会議の内容をホワイトボードに箇条書きにしたり、メールの要件や、お知らせにも箇条書きを使いますね。
ド定番の「箇条書き」を侮るなかれ!
さらに、『「見える化」仕事術』では、製品が製造元から各店舗へ配られる様子を図解したもの、必要な人員や経費を一覧する表、やるべきことのタスクフローなど、たくさんの図や表が、たくさん掲載されています。
図や表と言葉で言ったって取とめもないものですから、実際の図や表を掲載して「見える化」されているんですね。確かにむっちゃ分かりやすい。
で、目に見えるようになると、手に取って考えられるようにもなるのがスゴイ。
『「見える化」仕事術』を読んだ感想
「見える化」は今すぐできるんだ!
『「見える化」仕事術』、読んで最も需要な発見は、「なんでも“見える化”すればいいんだ!」でした。
そう、「見える化」ってビジネス書で語られていることが多く、ビジネスシーンでの使用しか頭にありませんでした。
だけど、そっか。私生活のTODOやスケジュールも「見える化」しちゃえばいいんだ!発見!
例えば、現在あさよるは、部屋の模様替えのプランに悩んでいます。どんな服装をすればいいのか、お昼ご飯は何にしようか。
悩み事って大小あって、重大な悩みは着目されますが、小さなささやかな悩みって放置してしまいますよね。だけど、小さい悩みが結構、どよーんとのしかかってくるんですよね……。
献立とか、部屋の片づけとか、「見える化」してみようかと思いました。
見える化、TODO、PDCA…あれ、読んだことあるような……
この手のビジネス書をたくさん読んでらっしゃる方には、『「見える化」仕事術』で紹介されている内容、すでに知ってる、読んだことある内容がほとんどでしょう。
ですから、真新しい、最新の情報が知りたい!って方には物足りないでしょう。おすすめしません(;´・ω・)
反面、どんなビジネス書にも書かれているようなことが網羅されているので、これからビジネス書を読んでいきたいという新人や、学生さんにはおススメ。学業にも「見える化」は役立ちますしね。
そして、あさよるの場合、ベーシックな内容をきっちりと押さえた書籍が好きなので、『「見える化」仕事術』は好きな部類デスデス。まぁ、忘れっぽくて、一度読んでも忘却してしまうので、常に読み続けないといけないせいですけど(-_-;)>
図解が多く「見える化」されてて楽しい^^
『「見える化」仕事術』はそのタイトル通り、本書の内容まで「見える化」されていて、読んでてなかなか楽しい。
しかも、紹介されている図や表は、実例も交えているようで、「確かにこれは物流がよくわかる!」「こう書けば相手に伝わるんだ!」が目で見える。
ビジュアル資料が充実してる書籍っていいですよね。
あさよるネットも、もっと図解を増やして「見える化」しなきゃなぁなんて、思いました(;´∀`)
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「見える化」仕事術
- 石川和幸
- ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 2008/12/20
目次情報
はじめに
第1章
「見える化」仕事術三つ効用1 仕事の「見える化」って何だ?
「見える化」は仕事のブースター
「見える化」は、自分とのコミュニケーションの質と速さを高める
「見える化」は、他人とのコミュニケーションの質と速さを高める
「見える化」仕事術を定義する2 「見える化」仕事術 三つの効用
理解させ、納得させることのむずかしさ
1 仕事の「底上げ」ができる
2 思考を活性化する
3 実行を促進するコラム①
Make it Simple & Sustainable, Keep it Simple & Sustainable.
「見える化」することで、シンプルで永続的に。第2章
「見える化」仕事術 [初級編]
ルーチン仕事の「見える化」1 何をすべきか「見える化」する
2 チェックシートで、必要最低限の仕事のレベルを維持する
3 マニュアルで、誰がやっても同じ結果を生む
4 To-Doリストで、うっかり忘れを防止する
お勧め、ポストイット式To-Doリスト
課題一覧も、To-Doリストのひとつ5 アジェンダで、ミーティングを「見える化」する
6 テンプレート化で、成果物を「見える化」する
「見える化」仕事術 初級編のまとめ
コラム②
目で見る管理とグラフにする効果第3章
「見える化」仕事術 [中級編]
思考の「見える化」思考の「見える化」四プラス一の効用
思考の「見える化」仕事術 四つの型
1 分類型「見える化」で、思考を細分化する
1 箇条書き
「見える化」実践事例 業務改革セミナーを企画せよ!
SCENE① セミナー企画を箇条書きしてみよう2 マトリックス
SCENE② テーマとターゲットをマトリックスで考える
3 ロジックツリー
2 関連型「見える化」で、「流れ」を見る
1 MECEにこだわらないロジックツリー:因果展開ツリー
SCENE③ ロジックツリーで問題点と解決方法を突き詰める
2 流れは問題を解く最強の武器:フロー図
SCENE④ 業務フロー図で業務の流れを「見える化」して、改善点を探る
3 関係性を読み解く:ネットワーク図
SCENE6⑤ ネットワーク図で業務の欠落を「見える化」して、改善点を探る
3 自由化「見える化」で、思考プロセスを「見える化」する
1 自由な思考の嵐、ブレーンストーミング
2 俯瞰してまとめる視点、KJ法
3 自由に広がっていくマインドマップ4 ガイド型「見える型」で、変革へと誘導する
1 このままではだめだと認識するAS-ISモデル
2 あるべき姿を共有するTo-Beモデル
3 問題の大きさを納得させるGap分析
4 段階的にTo-Beに向かうトランジションプラン「見える化」仕事術 中級編まとめ
コラム③
製造業からのTIPS、5Sでモノの「見える化」第4章
「見える化」仕事術 [上級編]
計画と実行の「見える化」仕事はPDCAマネジメント
ほとんどの仕事は、プロジェクト
仕事に実装すべきPDCAによる「見える化」項目
プランとチェックの間にブリッジを架ける1 プランの「見える化」が、人を動き出させる
1 目標を数値で「見える化」する
2 あるべき姿のイメージを「見える化」する
3 やめるべきタスクを実行可能な単位に分解する
4 タスクフローで、タスクの前後関係、依存関係を明確にし、実行を確実にする
5 成果物フローで、何かアウトプットされれば「次」に行けるのかを「見える化」する
6 スケジュールで、タスクフローに「時間軸」をセットする
7 制約となる「ヒト・モノ・カネ」w最適配分する
8 事前にリスクを「見える化」し、低減しておく
9 非常事態対応「プランB」を用意する
10 体制・役割を「見える化」し、指示と「ホウ・レン・ソウ」を清流化する
11 誰に、いつ、何を伝えるかを「見える化」する2 チェックの「見える化」が、実行の確実性を下支えする
1 スケジュールの進捗をチェックする
2 課題を一覧管理し、課題解決の進捗もチェックする3 仕事はプロジェクトマネジメント!
「見える化」仕事術 上級編まとめ
第5章
「見える化」のためのデバイス類1 ホワイトボード(できればコピーボード)
2 紙媒体(ノート、裏紙、スケッチブック、ナプキン、「封筒の裏」)
3 プロジェクター&大型ディスプレイ
4 モバイルPC
5 デジカメ・ビデオ
6 パワーポイント、その他アプリケーションおわりに
石川 和幸(いしかわ・かずゆき)
早稲田大学政経学部政治学科卒、筑波大学経営学修士。アクセンチュア、日本総研等を経て、サステナビリティ・コンサルティング、インターネットビジネスアプリケーションズ設立。専門分野は、構想策定、SCM/ERP構築導入、BPR、プロジェクトマネジメント、経営管理指標構築導入。IE士補、TOCコンサルタント。
著書
『思考のボトルネックを解除しよう!』(ディスカヴァー)『だから、あなたの会社の「SCM」は失敗する』(日刊工業新聞社)『図解SCMのすべてがわかる本』(日本実業出版社)『会社経営の基本が面白いほどわかる本』(中経出版)
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