「本なんか読んでも腹の足しにもならない」へのアンサー|千田琢哉『読書をお金に換える技術』

こんにちは。週末は図書館へ足を運び、ご満悦の あさよるです。

図書館、書店、古本屋……場所によって並んでいる本の雰囲気も違いますし、自分の本の選び方も変わるような気がします。シチュエーションが変われば気分も変わるのかな?

そんな、読書へのこだわりがあるのやらないのやら…の、あさよるですが、他人の「本の読み方」の本が好きだったりします。今日読んだのは千田琢哉さんの『読書をお金に換える技術』。タイトルがズバリ気になりますねw

本なんて読んでどうするの?

本を読んでいると、「なんのために本を読んでいるの?」と質問されることがあります。あさよるは読書にさほど目的がないので、その場その場で適当に答えてしまいます(;’∀’)> 本音を言うと、「暇つぶし」とか「ブログのネタに」とか、あんまり面白くない話になってしまいますw

これはとても稀ですが「本なんか読まなくてもいい」という人にもたまに出会います。その方は「困ったことがあれば、それから、それを解決するための本を読めばいい」と仰っていました。「問題を解決するために」というのも、本を読む強力な理由ですね。

「暇つぶし」も読書が得意とすることです。また「問題解決のため」も、本が持っている重要な役割ですね。

はてさて、みなさんはなんのために本を読みますか?答えは一つではないでしょう。たくさんの側面を持っているはずです。

「儲かる読書」いいじゃない!

本書『読書をお金に換える技術』は、タイトルだけで見ても、一体何の本なのかわかりませんでした。しかし、ページを開いて納得。

「本を読むと、収入が上がるぞ!」「本を読むと儲かるぞ!」ってプレゼン本ですね。誰に?って、普段本を読まない人向けです。

あるいは、読書週間がある人の中にも、“閉じた読書”をしているしている人にも良いやも。“閉じた読書”とは、自己完結した、「本を読む」ことが目的で目的達成する読書です。あさよるの本の読み方もこれに近い…。

これまでただ「本を読む」という行為で完結していたものの、その向こう側を考えてみる。しかもこの本では「お金に換える」ことを目的としています。将来、出世して肩書が変わったときのために読書をする。経営者の視点を読書によって身につける。

今の自分とは違う視点から物を見れる、これも、本が持っている力です。

マンガ、自己啓発本……バカにしなくてイイ!

お金に換わる読書って、なにも難しい本を読むことではありません。

外国の名著を原書で読んだりしなくていい。翻訳されてていいし、コンパクト版でいい。マンガで書かれたエッセンシャル版でも十分です。「難しいから読まない」よりも、マンガで読んだ方がずっといい。

物語だってたくさん読みましょう。「どうせ作り話じゃん」って思わなくてもいい。マンガだって、名作はたくさんありますから、どんどん読んでおきましょう。

自分とは別の人物が、一喜一憂を知ることで、自分の現実世界での問題への取り組み方が変わるでしょう。また、たとえ話や慣用句のように使われることもしばしばあります。ボキャブラリーが増えることでコミュニケーションの幅も広がります。

さらに、読書を積み重ねることで、アイデアもぽんぽん飛び出すようになるかもしれません。アイデアが湧きやすい状態を作るための準備も紹介されます。

そう、この『読書をお金に換える技術』は、読書を啓蒙する多読のススメ。乱読の指南書なんです。

読まず嫌いは横へ置いといて、とにかく一冊、目の前の本を読んでみましょう^^

「オレの読書」を語りたくなる^^

読書を啓蒙する本にありがちですが、この手の本を読んでいると、自分の「読書論」みたいなのを語りたくなっちゃうんですよね。

「○○歳までにこれは読んでおくべき」とか「△△と※※あたりは押さえておきたいよね~」とか、言いたくないですか?w

中でも『読書をお金に換える技術』は、収入アップをキーワードに読書を推進する面白い切り口。だけど、スキルアップや、能力の向上は本が持っている重要な要素です。収入にだって影響していて当然ですね。

「本なんか読んでも腹の足しにならない」へのアンサー。みなさんだったら、なにを語るでしょうか。

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読書をお金に換える技術

  • 千田琢哉
  • ぱる出版
  • 2015/4/17

目次情報

プロローグ 稼ぐためだけの読書があってもいい。
NO.1 つべこべ言わず、まずベストセラーを買え。
NO.2 “ベストセラーもどき”からも学ぶことはたくさんある。
NO.3 自分と相性のいい作家と出逢ったら勝ち。
NO.4 流行に関係なく、好きなジャンルをとことん掘り下げろ
NO.5 「ビジネス書・自己啓発書ばかり読んでいるとバカになる」は、嘘。
NO.6 「小説なんて所詮は作り話だから役に立たない」は、嘘。
NO.7 マンガを侮る人は、お金を稼げるようにはなれない。
NO.8 エリート著者の本を読んで、興奮するだけで終わらない。
NO.9 落ちこぼれ本には、ホラが多い。
NO.10 スタート地点が自分と同レベルの著者は、狙い目。
NO.11 具体例が豊富な本は、お買い得。
NO.12 コンサル本は、その著者の最初のベストセラーに注目しろ。
NO.13 創業社長の本は、苦労話より自慢話に注目しろ
NO.14 成功者たちの本を読んでいるうちに、同僚にいちいち嫉妬しなくなる。
NO.15 著者プロフィールは、ブランディングの教材。
NO.16 マルクスの『資本論』は、今すぐ読んでおけ。
NO.17 マンガ『カイジ』は、今すぐ読んでおけ。
NO.18 20年以上増刷を繰り返している成功哲学書は、本物。
NO.19 長期的に成功したいなら、長期的に成功している著者の本を読む。
NO.20 お金持ち本は、「流行本」と「時流本」に分類する。
NO.21 ピン!ときた箇所には、その場で付箋を貼っておく。
NO.22 あなたにとって読みにくい名著1冊より、あなたにとって読みやすい類似本3冊。
NO.23 読書日記をつけるより、とりあえず試したほうが一発で覚えられる。
NO.24 命がけの暴露本は、最高の情報。
NO.25 出かける際には、必ずペンと本を携帯する。
NO.26 枕元には、必ず数本のペンと開いたノートを置いておく。
NO.27 本棚は、背表紙をすべて眺められるものがいい。
NO.28 アイデアを出したければ、本棚を見てピン!ときた数冊をパラパラめくる。
NO.29 本棚に難しい本が並んでいる人より、簡単な本が並んでいる人の方がお金持ち。
NO.30 贔屓の著者が発信している情報には、すべて目を通しておく。
NO.31 新人著者でブレイクする人を予測してみる。
NO.32 なぜその出版社の勢いがあるかの理由を、30個挙げてみる。
NO.33 なぜその書店の勢いがあるのかの理由を、30個挙げてみる。
NO.34 身近で一番稼いでいる人が贔屓の著者を聞いてみる。
NO.35 成功者たちの推薦本は、そのまま鵜吞みにしない。
NO.36 書評本は、著者と掲載されている本の利害関係を把握して読む。
NO.37 末尾をあやふやに濁す著者より、きちんと言い切る著者の本を読む。
NO.38 「やっぱり原書を読むべきだ」という正論は、無視していい。
NO.39 本を読むスピードは、他人と比べない。
NO.40 一瞬で理解できないことは、今のあなたには必要ないということ。
NO.41 本は最後まで読まなければならないのではなく、読んでもいいのだ。
NO.42 新しい世界の新規開拓には、ネット書店ではなく、大型リアル書店が一番。
NO.43 食わず嫌い著者の本には、運命の「ひと言」が潜んでいることが多い。
NO.44 夜の読書で目が冴えてきたら、そのまま夜更かししてもOK!
NO.45 全身に電流が走ったページは、丸ごと破って手帳にはさんでおく。
NO.46 本に対する最高の愛とは、中古で売れないくらいボロボロに使い倒すこと。
NO.47 100冊単位で人脈は入れ替わり、年収がアップしていく。
NO.48 現在20代なら30代向け、平社員なら管理職向けの本を予習しておく。
NO.49 年下の著者の本は、意外な発見が多い。
NO.50 「読書→挑戦→対話」の∞サイクルが、成功の秘訣。

千田 琢哉(せんだ・たくや)

文筆家。
愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。
東北大学教育学部教育学科卒。日経損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界における大型プロジェクトリーダーとしての戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
著書は本書で103冊目。

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