自宅の書棚にずーっと並んでいた
『金持ち父さん貧乏父さん』が日本で出版されたのは2000年のこと。その後、ベストセラーでどこの本屋でも平積みしてあった様子を覚えています。
我が家にも、家族が購入してきた『金持ち父さん貧乏父さん』がずーっと本棚に並んでおります。
(当時、高校生だったあさよるにも「読みなさい」と手渡された記憶も……w)
2013年、加筆された改訂版が登場!
2013年、著書により加筆がなされた改定版が登場しました。
オリジナル版が発表されてから13年。その間にサブプライムローン問題や、リーマン・ショックや、なんやかんや。目まぐるしく変化が押し寄せました。
(ちなみに、今回あさよるが読んだのは、旧版となった『金持ち父さん貧乏父さんに』です…(^_^;)>
同じ「お金」も使い方で
少年時代の著者の体験を交えながら、お金の「使い方」を学んでゆく内容です。
著者ロバート・キヨサキさんの父親は、高学歴で高収入だけれでも、いつも支払いに追われる“貧乏父さん”。そして、友人の父親は、自分自身があくせくと働くことよりも「お金に働かせる」という“金持ち父さん”。
貧乏父さんも優秀な人なのですが、保守的です。投資や資産運用には否定的。お給料が入ってくると、そのままローンやカードの「負債」の返済に追われます。
一方、金持ち父さんは、お金によって資産を増やします。資産がお金を生み、そのお金を得るのです。
著者は、実父・貧乏父さんの教えと、友人の父・金持ち父さん。相反する考えの“父さん”から教育を受けます。どちらも尊敬すべき人物ではあるのですが。
「一億総中流」ならまだしも……
金持ち父さんはもちろん、貧乏父さんも、高学歴で高収入。国のために働く優秀な人です。
その人物を捕まえて「貧乏父さん」と称されてしまうと……トホホな人もいますよね…。はい、あさよるのことです…(ヽ´ω`)
要は、すでにそれなりの収入や肩書のある人が、どんな振る舞いをすべきなのかというです。
うーん、日本が「一億総中流」と呼ばれていた時代ならいざしらず、現在、これに当てはまる人は、とっても特別な人かも…。
貧乏父さんには、面白くないお話
貧乏父さんは、せっせと真面目に堂々し、収入を得て、住宅を買い、生活費を支出し、稼いだお給料はそっくりなくなってしまいます。それでも、「住宅」という「資産」を得たことは、良いことだと考えています。
しかし、金持ち父さんは、住宅を「負債」だと考えます。負債を背負ってはいけないと子どもたちに説きます。
これは一例です。現在も貧乏父さん的思想や、価値観を持っている人は日本にはたくさんいるでしょう。
真面目にせっせと労働して賃金を稼ぐよりも、お金を動かし、お金を働かせてお金を稼ぐことが良いことだと、金持ち父さんは言います。
きっと、現・貧乏父さんにとっては、面白くない話でしょう。だからこそ、「金持ち父さんになろうよ!」と著者は訴えているのでしょう。金持ち父さんなら、貧乏父さんの価値観を突きつけられても平気でしょうから。
自分が貧乏父さんだと思うなら
我こそは貧乏父さんだぃ!と思うならば、一度お目を通して見てください。
旧版をお読みになられた方も、加筆部分もあるので、再読をば(あさよるも、そのうち読みますw)。
あさよるは、金持ち父さんはもちろん、貧乏父さんにも当てはまらないと感じました(´;ω;`) ですが、お金って、お金を「払う」以外にも、お金を「働かす」、お金を「増やす」という方法があることに、改めて気付かされました。
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金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
- ロバート・キヨサキ
- 筑摩書房
- 2013/11/8
目次情報
いま子供たちに必要なこと
シャロン・レクター教えの書
金持ち父さん、貧乏父さん
ロバート・キヨサキが語ったこと金持ち父さんの六つの教え
第一の教え
金持ちはお金のために働かない第二の教え
お金の流れの読み方を学ぶ第三の教え
自分のビジネスを持つ第四の教え
会社を作って節税する第五の教え
金持ちはお金を作り出す第六の教え
お金のためではなく学ぶために働く実践の書
実践その一
まず五つの障害を乗り越えよう実践その二
スタートを切るための十のステップ実践その三
具体的な行動を始めるためのヒントエピローグ
たった七千ドルドルで四人の子供を大学に行かせた男の話いますぐ行動しよう!
ロバート・キヨサキ
投資家・著述家・教師
億万長者になる方法を教えるロバートは「金持ち養成学校の先生」と呼ばれている。「人々が経済的に苦しんでいる理由は、何年も学校に通いながら、お金について何も学んでいないことにある。学校で、人はお金のために働くことを学ぶ……。だが、お金を自分のために働かせることは知らないままで一生を終わる」
シャロン・レクター
公認会計士・三児の母・経営コンサルタント
「私は子供たちを愛していて、子供たちができるかぎりいい教育を受けられるようにしたいと思っています。これまでの学校教育も大切ですが、それはもはや充分なものではありません。今は、だれもがお金のこととお金がどう動くのかを理解しておく必要があります」
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