『めんどうなことなしで速読できる方法を教えてください』|時短して考える時間を

こんにちは。速読に憧れる あさよるです。

わたしは本を読むのが遅い方じゃないかと思っています。普段は時間がないのでササっと斜め読みしてしまうことが多いのですが、これだと内容が頭に入ってこなくて、結局2度3度と同じ所を読み返してしまったり……。

速読……憧れの存在ですから、つい手に取ってしまう本であります。今回は『めんどうなことなしで速読できる方法を教えてください』という、わたしの欲求そのまんまのタイトルの本を見つけてしまいました。これは読まねば。

速読する→余った時間を「考える時間」に

まず、「速読をしてどうしたいのか」という根本的な問いが投げかけられます。確かに、「速読したい」と願っていた割には、そこ、突き詰めて考えていなかった。

本書では、速読をすることで余った時間を「考えるための時間」に充てるんだと解説されています。本を読んで「理解する」ってのが大事。だから、その本に使う時間の長さ自体はそのままで、内訳が変わるんですね。

そんで、速読というのは、1行を読むのに1秒速くなるだけでも、速読だと説明されます。たったの1秒ですが、1ページ15行として、1冊200ページの本だとすると、全体で3000秒。つまり50分短縮できます。50分の考える時間を得られるってことですね。

速読ってそんな小さな積み重ねなんですね。

速読トレーニング・目の訓練

本書、速読の本なので、速読トレーニング方法も少しだけ載っています。

平たく言えば、視野を広く取れるようにと、目を早く動かせる訓練、ってところでしょうか。この辺は「めんどうなことなしで」とはいいつつ、まじめにやるしかなさそうです。

わたしの経験だと、本のサイズが小さいと、目を動かす距離も縮まるのでめっちゃ早く読めるんですよね。なので、タブレットで本を読むよりも、小さめのスマホ画面の方がスピードは速い。しかし、情報を処理するスピードも上げなければならないので、集中力もより必要で、めっちゃ疲れます…。

本書にあるように、劇的なスピードアップを目指すよりも、1秒、2秒と小さな時短を目指す方がいいのかもしれません。

速読する本、じっくり読む本…読書のバリエーションを

本書によると、速読すると、それだけ味気ない読書にはなってしまうみたいですね。

ということは、じっくり堪能する読書もあってもいいし、速読する読書もあってもいい。つまり、両方の読み方ができるのが一番いいてことだと理解しました。

これまで「読むのが遅いかも」と思ってらっしゃる方も、その読み方も大事にしつつ、1秒速い読書も実践してみる。その両方でいいんです。

わたしの気持ちも少し楽になりました。

ただ、やはり読書って刺激的でやめられないものです。やっぱ1冊でも多く読みたいな。ちょっとでも早く読みたいなと思います。

速読……トレーニングしてみるかな。

「速読」を扱ったほかの本

『齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる!』

「3色ボールペン」や「声に出して読みたい日本語」の齋藤孝さんも、速読は誰でもできるとおっしゃっています。それが『齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる!』。

本を早く読んで、読み飛ばしちゃってもいい。そして、読んだ本の内容が2割くらいわかればいいじゃないか、と。その代わり、早く何度も繰り返して読むことで精度を上げればいいとしています。

宇都出雅巳『速読勉強法』

宇都出雅巳さんの『速読勉強法』でも、勉強のための速読が紹介されます。

こちらも、本を速く繰り返し読むことが推奨されていますね。

本を読むには、初めての一回は時間がかかります。だけど、同じ本を二回読めば、二回目は速度が上がるはず。三回目、四回目はもっとです。そうやって繰り返し読んで目標に近づきます。

資格試験の勉強にもよいやり方じゃないでしょうか。

『スポーツ速読完全マスターBOOK』

『スポーツ速読完全マスターBOOK』は速読の訓練をスポーツに活かす本です。面白いですよね。

目を素早く動かし、集中して本を読む訓練を通して、スポーツに必要な能力を鍛えようというものなんです。変わり種として楽しんでみてください。

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面倒なことなしで速読できる方法を教えてください

  • 角田和将
  • サンマーク出版
  • 2021/4/10

目次情報

はじめに

PART1 速読最大の敵は「苦手」という思い込み

「5分で読了」を目指さないほうが読むスピードはあがる
「速く読めない」という人ほどじつは速読できている
「読んでから理解する」のが最速だった
文章はとことん都合よく解釈しよう
集中力が続かない人でも速読できる
速読停滞期は誰にも必ず訪れる
自分が読みやすい方法がいちばん早く読める
読むスピードがあがるほど「読書の楽しさ」は薄れる
高速ページめくりで内容を理解するのは不可能
PART1 まとめ

PART2 これだけわかれば誰でも速読できる

足りないのは理解力ではなく「見る力」だった
速読と飛ばし読みは一体なにが違う?
どんな速読法も目的はたった2つだけ
トレーニング型速読を始めるサインとは
おすすめできない速読法ってあるの?
速読を最短でマスターするなら小説を使おう
習得速度は先生との相性で決まる
PART2 まとめ

PART3 速読力が爆発的にアップするドリル

速読ドリルに隠されたすごい秘密
DRILL1 再現DRILL
DRILL2 しりとりドリル
DRILL1 再現DRILL答え
DRILL2 しりとりドリル答え
どこでもできる! ながら速読トレーニング
PART3 まとめ

PART4 どんな本でもスラスラ読める速読活用術

最適な速読法を見分けるコツ
小説・エッセイの速読のしかた
参考書の速読のしかた
健康書・スポーツ本の速読のしかた
論文の速読のしかた
専門書の速読のしかた
翻訳書の速読のしかた
PART4 まとめ

角田 和将(つのだ・かずまさ)

速読日本一/速読コーチ
高校時代、国語の偏差値はどんなに頑張っても40台。本を読むことが嫌いだったが、ある出来事をキッカケに500ページを超える課題図書を読まざるを得ない状況となり、速読をスタート。開始から8か月目に日本速脳速読協会主催の速読甲子園で準優勝、翌月の特別優秀賞決定戦で速読甲子園優勝者を下して優秀賞(1位)を獲得。日本一となり、その後独立。セミナー講演や研修で国内外を飛び回り、医師、パイロットなどの専門職から大学教員などの研究職、経営者や会社員、学生、主婦など、幅広い層の指導にあたり、ビジネス活用、合格率アップなどにつながる速読指導が好評を博している。
主催する速読講演「ActiveRead」は、『指導品質が高い速読スクールNo.1(※)』に選ばれており、「1日で16冊読めるようになった」、「半年間で500冊読めるようになった」など、ワンランク上の目指す速読指導も行っている。(※日本マーケティングリサーチ機構調べ調査概要:2020年11月期_ブランドのイメージ調査)
著書に、シリーズ累計23万部超えの『1日が27時間になる!速読ドリル』(総合法令出版)、『速読日本一が教える すごい読書術――短時間で記憶に残る最強メソッド』(ダイヤモンド社)などがある。

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