【レビュー】ノベライズ『青鬼』|大好き大人気ゲーム!

こんにちは。「青鬼」にハマりかけている あさよるです。

「青鬼」をご存知でしょうか?元々パソコン版のゲームで人気に火が付き、映画、アニメ、マンガ、ノベライズ化と、メディアミックスされ飛ぶ鳥を落とす勢いです。

2016年末にスマホゲーム「青鬼2」がリリースされ、2017年2月には劇場版アニメが公開されたばかりです。

マジ、まさに今!大人気なんすよ!!

きかっけはゲーム実況

あさよるが「青鬼」を知ったきかっけは、YouTubeのゲーム実況動画でした。たくさんの方がプレイされているんですが、「青鬼実況」と言えばヒカキンさんでしょ!

ヒカキンさんの魅力が光る実況動画で、いろんな意味で釘付けになりましたw

ちなみに、「青鬼」にハマっていると表現しましたが、肝心のゲームはプレイしていませんw だって、怖いし~。時間もかかるし~。

ゲームは実況動画で楽しんで、ノベライズ版を手に取りました(ちなみに映画版も見ました)。

青鬼ってこんな話

「青鬼」の概要から。

ゲーム版と小説版は主人公が違い、話の筋も違います。

ゲーム版のあらすじ

まずゲーム版「青鬼」は“オリジナル”ということで紹介しておきます。

「青鬼」は、とある館に入り込み閉じ込められてしまう「脱出ゲーム」。パズルを解きながら館から脱出を試みるのは従来の脱出ゲームと同じです。

そこに「青鬼」と呼ばれる真っ青で巨大な鬼が登場し、捕まるとゲームオーバー。青鬼と闘う術はなく、青鬼が現れると全力で逃げるのみ!

脱出ゲーム+鬼ごっこ要素が合体し、なんとなく おどろおどろしいビジュアルと相まって、やけに“恐い”。ホラーゲームです(ホラーといっても、子どもでもできるよ/たぶん)。

小説版のあらすじ

転校生のシュンは、化け物が現われると噂される<ジェイルハウス>の前で同級生らと出会い、不気味な洋館へと足を踏み入れてしまう。
響き渡る怪しげな物音。こちらを覗き込む血走った目玉。突如、転げ落ちる甲冑の頭部…。恐怖に駆られた中学生六人は、建物から逃げ出そうと玄関に向かうが、なぜか扉はびくとも動かない。

「ねえ、シュン君。もしかして私たち、ここに閉じ込められちゃったんじゃないの?」

脱出を試みる彼らに、この世のものとは思えぬ巨大な青い影が忍び寄る。未知なる生物か? あるいは、去年の暮れに事故死した元クラスメイト<直樹>の亡霊か? 青鬼に捕まれば殺される――

史上最悪の鬼ごっこが今ここに始まった!

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主人公は転校生でいじめられっ子のシュン。シュンは、いじめっ子・卓郎らクラスメイトたちが館に閉じ込められ、怪物に教われてしまうゲームを自作ていた。

卓郎はじめクラスメイトたちとシュンは〈ジェイルハウス〉と呼ばれる館に閉じ込められ、怪物にそこで怪物に襲われます。まるで、シュンが作ったゲームと同じことが実際に起こっているかのように……。

子どもらをビビらす仕掛け満載

小説版『青鬼』はパニックホラーって感じでしょうか。

対象年齢は結構低く、小学生高学年くらいは読者に想定されているでしょう。そういや子どもの頃、恐い本を隠れてコッソリ読んで夜が怖くなったもんだw ちなみに、その頃に植え付けられた“イメージ”は、未だに思い出すとかなり怖くて、うっかりするとトイレに行けなくなるw 『青鬼』も今の子らのトラウマ本になるであろう(・∀・)ニヤニヤ

文字ばかりの小説ではなく、途中“ヤな挿絵”もたくさんあり、冒頭にはマンガもある。そして……中盤に最大の“しかけ”があるのだ。最初にパラパラ見ていて「ヒャッ」と声が出たw

子どもらをビビらす仕掛けは入念ですぞ。

物語自体は、ゲームをプレイしていると世界観をイメージしやすいかも。

ゲーム「青鬼」クリア後に見ると……

あさよるはゲームプレイしてないのにナンですがw、この小説はゲームプレイ後に読むと結構笑えるポイントもあります。

「たけし」がガタガタ震えてクローゼットの住人になっていたり、ゲーム版の主人公「ひろし」が超人過ぎて逆に怖いところとかw

そして、あさよるが小説『青鬼』を読みたかった理由、「青鬼の正体」も明かされます。ゲームでは青鬼に捕まった人間は青鬼化してしまうのですが、小説では……おっと、ネタバレになっちゃうから伏せておきますw

〈ジェイルハウス〉周辺には、青い身体で目が異様に大きな生物が生息しており、これが気持ち悪んだ~!うげげ~

子ども向け……ですが、ファンなら読みたい

ズバリ!小説『青鬼』。正直、大人がホラーorファンタジー小説として読んでも物足りないでしょう。

恐さやグロさも、子どもが読めるように配慮されていますし(でも怖いよ)、子ども向けとして「ちゃんとしている」作品です。

ゲーム「青鬼」未プレイの方が、小説『青鬼』を読んでも世界観はわかりにくいだろうし、「まずはゲームプレイして!」としかw あるいは、「ヒカキンのゲーム実況見て!!」ww 子どもか!

いやマジでヒカキンさんの実況動画すごい、元々リスペクトしてたけど、更に尊敬度合いが上がったんですよ(どうでもええわぃ!ww)。

ごほんごほん。

ですから、小説『青鬼』は、ゲーム「青鬼」のファンの人。小説『青鬼』の著者・イラストレーターファンの方、ヒカキンファンの方wにおススメです。

YouTubeに夢中なお子さんたちも、みなさん知っている作品だろうと思います。「青鬼」シリーズ、触れてみてください。

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青鬼

  • noprops、黒田研二、鈴羅木 かりん(イラスト)
  • PHP研究所
  • 2021/3/5

目次情報

第1章 GAME OVER
第2章 鬼門 ―ジェイルハウス―
第3章 幽鬼 ―勇気―
第4章 天邪鬼 ―侵入者―
第5章 鬼哭啾啾 ―青い影―
第6章 鬼鼠 ―飢えた鼠―
第7章 神出鬼没 ―異業の者―
第8章 殺人鬼 ―悲劇の連鎖―
第9章 疑心暗鬼 ―覚めない悪夢―
第10章 鬼気 ―危機―
第11章 餓鬼 ―怪物の正体―
第12章 鬼謀 ―希望―
第13章 NEXT STAEGE
あとがき

noprops

原作

『青鬼』の原作者であるゲーム制作者。RPGツクールXPで制作された同ゲームは、予想しがたい青鬼の出現、秀逸な謎解き、恐怖感を煽るBGM等ゲーム性の高さが話題を呼び、ネットを中心に爆発的な人気を博した。『青鬼』制作以降も多数の謎解きゲームを手掛けており、精力的に活動している。

黒田 研二(くろだ・けんじ)

著者

作家。2000年に執筆した『ウェディング・ドレス』で第16回メフィスト賞を受賞しデビュー。近年は『逆転裁判』『逆転検事』のコミカライズやノベライズ、『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』のメインシナリオなどゲーム関連の仕事も多数手掛けている。

鈴羅木 かりん(すずらぎ・かりん)

挿絵

漫画家。『ガンガンパワード』及び『月刊ガンガンJPKER』にて人気コミック『ひぐらしのなく頃に』の「鬼隠し編」「罪滅し編」「祭囃し編」「賽殺し編」4編の執筆を担当。かわいい絵柄から恐怖描写まで、真に迫った圧倒的な表情の書き分けに定評がある。

コメント

  1. […] 『青鬼』|大人気ゲームなのよ!子どもたち大好きなのよ! […]

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