誰にでも「ウケる」話は存在する!?|『「ウケる」話力』

どの世代にも「ウケる」話力って!?

みんなが好きな話って決まってる!

テッパンネタが見えてきた(^o^)

きっかけは、間違いから(^_^;)

『「ウケる」話力』は以前から読みたい本のリストに入っていました。確か、書店で見かけて気になっており、Amazonでもいつも高ランキングだったのです。

やっと手に入れた『「ウケる」話力』を半分ほど読み始めてから、違和感が……。

実は、読みたかったのは『ウケる技術』だったのでした。

まちがえた!Σ(゚д゚)!

「ウケる」テッパンネタを制覇せよ!

ひょんな事で出会った『「ウケる」話力』ですが、なかなか考えさせられるものがありました。

ところで、あさよるの同級生、同窓生の中にも「俺らのころは~」「最近の若い人は~」と愚痴る人が増えてきました。「そんなこと言うなよ~」と思いつつ、「もうそんな年齢なのかぁ」と感慨深く思います。

「あの頃は良かった」と、20年前、30年前の歌謡曲を懐かしみ、「今はこういうトキメキないよね~」と昔のアニメのキャラクターグッズを集めたりするのです。「わたしたちもまだまだ若いじゃん!」と言いたいし、昔ばかり懐かしがらずに「今の楽しいこと見つけようよ!」と呼びかけたいのですが……だんだん、あさよるもそうなってゆくのでしょうか。

だけどそんな、懐かしい話が「ウケる」。これ、世代問わないんですよね。

昔話・懐かしい話はテッパン

世代問わずに、「懐かしい話」はウケるんです。だから、不特定の人相手に、楽しくお話ができる人って、幅広い世代の「懐かしい」をよく知っているんです。

昔、流行した歌謡曲をよく知っていたり、昔の映画や演芸に詳しかったり、昭和の風俗をよく知っていたりすると、すごく得だなぁと思います。

話し上手、話のネタをたくさん持っている人って、あらゆる世代の「昔話」を持っている人なんです。

「最近の若いモン」ネタはまちがいない!

各世代の話題に詳しくなくても、なんとか乗り切れるのは「最近の若いモン」ネタです。

「最近の若いモン」は電話もできないとか、弛んでいるとか、例のアレですね。あさよるは ゆとり世代ですから、子供の頃からいろいろ言われ続けたアレです。

早いもので、ゆとり世代ももうアラサーを迎え、更に年下の「さとり世代」の「最近の若いモン」に苦言を呈するようになったのです。歳をとったものです。

あさよるは、「最近の若いモン」とかいう大人にはなるまいと心に決めてきたのですが…残念ながら、このネタはどの世代にも「ウケる」。どうやら間違いなさそうなのです。

なんたって、あさよる自身を自虐した「ゆとりなエピソード」は、ウケますからね。

世代別に合わせたネタを仕入れよ!

「ウケる」話力には、大勢との人と共有している感覚、思い出、体験・経験がモノを言います。いかにたくさんの人と共感するか。いかに体験・経験にシンクロできるか。

各世代が持っている「思い出スイッチ」を的確に押さえてゆくことが「ウケる」話力なのだろうなぁと思います。それを「話の引き出し」と呼ぶのでしょう。

もしかしたら、「話のネタが思いつかない」「なにを話していいかわからない」というのは、知識や経験不足なのかもしれませんね。

『「ウケる」話力』は団塊世代に使える

『「ウケる」話力』は具体的な「ウケる」ネタ集です。新聞のコラムだったり、ユーモア溢れる小咄などがこれでもかと収録されています。人前で話さないといけない時、この本の中から、ツカミの話をチョイスすると良いでしょう。

と言っても、出版されたのも2005年と、微妙に前ですから、ウケる世代は、団塊の世代向けと言ったところでしょうか。

団塊の世代は人数も多く、まだ現役で働いてらっしゃる人もいる世代です。世間話や、講演、プレゼンなんかで役立ちそうです。

AMラジオはネタの宝庫

あさよるはAMラジオが好きで、ヒマさえあれば朝から晩までラジオを聞いています。幸いにも(?)、AMラジオではかなり幅広い世代の話題が扱われます。10代20代をターゲットとした番組もありますし(少数派ですが)、後期高齢者へ向けた番組も多数あります。

現在はどうやら、団塊世代~新人類世代がAMラジオのメインターゲットなのかな?という印象です。

ですから、幸いにも(?)ラジオを聞いていると、年上世代の話題を耳にすることが多いのです。ラジオは結構、他の世代の話題を捕まえるのに役に立つツールだと思います。

スマホアプリ「radiko」でもラジオが聞けるようになり嬉しい限りです。

若い人向けの番組は、テレビでは減っている印象ありませんか? 案外、ラジオの方が、若手の人気お笑い芸人さんの番組なんかを聞いていると、若い人の感性に近いのかなぁ?なんて思います(お笑い好きの若い人に限るけど)。

新聞を「話のネタ」としてチェックする

『「ウケる」話力』を読んで眼から鱗だったのは、新聞を「話題の宝庫」として購読している人がいるこということでした。

言われてみれば、新聞は時事ネタの宝庫!地方欄や、ユーモアのある記事も掲載されています。テレビドラマや流行のものも、チェックできるんですよね。

同じような使われ方をしているのは、スマホアプリの「グノシー」や「スマートニュース」など、キュレーションアプリでしょう。こちらも、今日の話のネタとしてチェックしている人が多いんですよね。

あさよるの周りでは、LINEニュースの話題をよく耳にします。

SNSで「情報屋」をマークする

あさよるがやっている情報収集法(?)は、SNSの活用です。

世の中には面白い情報通な人がたくさんいるものです。その情報通さんをマークするのです。

みなさん得意ジャンルがあります。時事ネタはこの人、歴史系はこのアカウント、美術はこの人、音楽はこの人と、Twitterやブログ、Facebookなど、SNSアカウントをコマメにチェックしています。

「ウケる」話力の具体例集として

『「ウケる」話力』は、ウケるためのノウハウや考え方を紹介する本ではありません。徹底的に実践的。すぐ明日にでも使えるネタ集です。

テレビやラジオ、新聞に掲載されていた面白い話。ふと耳にした会話など、「今スグ使える!」ものばかり。時事川柳は読んでいるだけで「上手い!」と唸るものもありました。ですから、「話し方」の本の中では、中級者以上向けと言ったところでしょうか。

そして、ここで想定されている「ウケる」は、団塊世代前後の年代に絞られるかと思います。

それ以外の人にも「ウケる」話をしたいときは、自分でネタを拾ってこなければなりません。しかし、「ウケる」構造自体は、あまり世代差はなさそう。「ウケる」テンプレとして使うのも面白そうです。

あさよる的には、これでまた、年配のおじさま&おばさまと世間話するネタが増えた!とホクホクしております。

関連記事

コミュニケーションの本

「ウケる」話力―話材の集め方、話の仕方から自分の見せ方まで

  • 近藤勝重
  • 三笠書房
  • 2005/1/1

目次情報

はじめに

第1章 話は「ネタ」が勝負です
――思わず引き込まれるこんな話材

1 ウケる話は決して「笑える話」だけではない!

□笑い・感動・共感……「興味のツボ」をどう押すか
□人の知らない話より知りたがっている話を
□一番言いたいkとおは自分の体験を使って話せ

2 まずは、誰もが思い当たる話でグッと引き込む

□ついつい笑ってしまう話の典型
□「男と女」の話はウケるネタの定番
□誰でも聞き入る「夫婦ネタ」
□苦笑! 「退職した夫が家にいるという悪夢」

3 絶対人に話したくなる「有名人ネタ」25連発

□誰もが知ってる有名人の「誰も知らない話」

4 話がうまい人ほど「失敗談」がうまい

□聞き手との心の距離がここで一気に縮まる!
□そのまま使える! 「有名人の失敗ネタ」

第2章 一気に笑わせる話・じっくり聞かせる話
――最初でつかむか、あとに余韻を残すか

1 話し始めの三分間が大事です

□相手を飽きさせない最上の方法とは
□計算のない「とっさの一言」、だから面白い!
□本音はとても話せない?――男と女の恋愛心理

2 「本人の体験」が何より説得力をもつ話

□親子の話は「論より体験談」で
□こんなときには、ぜひガマンの話を!
□私の「ラジオイミダス」のネタ

3 ノスタルジーをかきたてる話にはグッとくる

□旧世代は「あの頃」の追っかけ世代
□「テレビが家にやってきた!」
□「ふるさとの話」がウケるワケ

4 ちょっとしたことが人の心を動かす

□人の心を一ミリでも動かせばそれは凄い力だ
□こんな時代だからこそ

5 「感」のある話――話す力の絶対条件

□人の心を揺さぶる「感動」とは何か
□「素晴らしい」という言葉の不思議な力

第3章 確実に「ウケる話」をしたいなら
――話し下手の人にこそ

1 サプライズ・ネタで聞き手の心を一気につかむ

□「フシギ・大発見を知りたい」人間心理
□思わず引き込まれる「話のもっていき方」
□話がグッと引き立つ「自分の驚きの体験」

2 誰もが聞き入る、誰もが気になる「健康法ネタ」

□不謹慎とは存じますが……必ずウケる「往生際」の話
□人は「覚えやすく法則的な話」を好む
□自らのコントロールには「心にひびく言葉」で

3 「いい話」の条件――たとえば、年齢にまつわる話から

□「電車の中で席を譲られたショック」
□話には話す人の人生が映し出せる
□他人事ではないからウケる「ボケの体験談」

第4章 ゼッタイ話題に困らない「ネタ」収集術
――頭に多くの引き出しをつくる法

1 自分の言葉で話すための「情報収集法」

□頭の中に「今を語る」用語辞典をつくる法
□実際に見たこと、聞いたことに勝るネタはない
□短い言葉で笑いを誘う三要素

2 「鋭いミーハー」になれ――何をどう見て、どう考えるか?

□人だかりには、必ず宝の山がある
□あなどれない「ワイドショーのパワー」

3 アイデアがはじけるように生まれてくる「メモ術」

□「電車に乗ったら吊り広告、本屋に行ったら話題の新刊」
□残念ながら、自分の頭を信用してはいけません

第5章 話がうまい人の「表現する」技術
――人の心をつかむ「話し方」とは?

1 話は最初の三〇秒が勝負――いわゆる“つかみ”について

□こんな「ウソのようなホントの話」から
□自己紹介で笑いをとるこんな方法
□手の込んだ“つかむ”あれこれ

2 「わかりやすい」話をするためのコツ

□ボードの集中効果――話を強烈に印象づけるテクニック
□書き言葉と話し言葉はココが違う
□本質を理解していなければ「わかりやすく」話せない

3 「説得力のある」話をするためのコツ

□エピソードはそれだけで何よりの説得力になる
□作家が描く人物伝もエピソードの集大成

4 関心を惹きつけて話さない話の順序――つかみからオチまで

□一番話したいことをいつ切り出すか
□次はどうなるんだろう? と思わせる「間のとり方」
□オチのつけ方――最後の最後で失敗しないために

5 「言葉」より相手の心に訴えかけるものとは?

□周りとは「話す内容」にその人を見ている
□下手なスピーチでも印象に残る話が勝ち
□人の心をつかまずにおかない話の共通点

おわりに

近藤 勝重(こんどう・かつしげ)

1945年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。毎日新聞専門編集委員。論説委員、「サンデー毎日」編集長、毎日新聞夕刊編集長を歴任。TBSラジオ「荒川強啓のデイ・キャッチ!」、MBSラジオ「ニュースワイドアングル」など、東西の看板番組にレギュラー出演、わかりやすさと歯切れの良さが定評のコメンテーターとして活躍。なかでも「ラジオイミダス」は、日々の聴くコラムとして92年以来好評を博している。また、武蔵野大学にて情報メディア論を教えている。
主な著書に『人のこころを虜にする“つかみ”の人間学』『大感動!』『大阪の常識 東京の非常識』『となりのハハハ』『となりのヒヒヒ』など多数ある。
※「ラジオイミダス」は、
MBSラジオ「ニュースワイドアングル」の人気コーナーです。

コメント

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