『クローゼットは3色でいい』|基本の白と黒or紺とあと一色

『クローゼットは3色でいい』挿絵イラスト オシャレ

こんにちは。あさよるです。かつてのクローゼットの中身は一掃してしまったので、季節の変わり目には着る服がなくなります(;’∀’)> ただ、少ない枚数で着まわすことを前提に考えるようになって、洋服選びも慎重に、また選ぶ基準も大きく変わってきました。

今回手に取った『クローゼットは3色でいい』は、オシャレ初心者さんはまず自分に合う基本の3色のアイテムだけそろえて着まわしてゆくよう紹介されています。基本の3色も合わせやすい3色だから、自力で似合うコーディネートにたどり着きやすいんじゃないかと感じました。しかし、オシャレには客観的に判断してくれる第三者の存在も必要かもな、なんて改めて思ったりも。

まず白、黒or紺、あと一色からスタート

『クローゼットは3色でいい』では、最初は3色のアイテムを揃えるところから始まる、オシャレ初心者さん向けのオシャレ指南書です。

本書で紹介されるコーディネートのコツは、全体で色味を3色以内に収める、というもの。基本の3色から始まり、段階的に使える色を増やしていきますが、コーディネートは全部で3色以内にまとめます。

最初に用意すべき色!

まず、最初に用意すべきアイテムは、白。次いで黒か紺。人には黒が似合う人と、紺が似合う人がいるそうで、どちらか似合う方を選びましょう。3色目はグレー、ベージュ、トープ、カーキの中から、自分に似合う色を選択します。第一段階では、1×2×4で8通りの色の組み合わせに分かれます。ちなみに、あさよるの場合は、白、紺、カーキかな?

服を選ぶとき、この3色から選べば失敗がないってわけです。まずは、コーディネートするときは、白を必ず入れるのがポイントです。

体型別悩み解決法も

次に、大事なのはシルエット。若い人はぴったりサイズが似合いますが、大人世代は「ちょいゆる」がオススメされていました。

そして、お悩み別服選びも紹介されており、各自それぞれ該当の箇所をチェックしてみてください。背が低い/高い、上半身にボリューム/華奢、下半身にボリューム/細い、顔が丸い/長い/エラが張っている、脚が短い/長い、ひざ下が短い/長い、太ももが太い/細い、O脚/X脚、肩幅が広い/狭い/なで肩、二の腕が太い/細い、ウエストが太い/細い、胸が大きい/小さい、首が太い/細い、骨盤が張っている/目立たない、お尻が大きい/小さい、お尻が平たい/出ている、以上の項目が挙げられていました。それぞれのカバーの仕方が一口メモ的に紹介されています。

色数を増やしてゆく

基本の3色のアイテムで着回しできるようになったら、さらに使える色を3色加えます。といっても、コーディネートはあくまで3色以内に収めましょう。

増えるのはチャコールグレー、ダークブラウン、デニム。ここでやっとデニム登場です。コーディネート例を見ると、一気にカジュアルな雰囲気が増した感じ。

さらに差し色が欲しくなったら、モスグリーン、バーガンディ、ベビーピンク、サックスブルー、キャメル、グレー、ベージュ、トープ、カーキを加えましょう。これらのカラーは、基本の3色+あとから加えた3色ともカラーコーディネートしやすいんだそうです。

こうやってカラーチャート付きで、具体的な色味を支持されると、オシャレ初心者にとっては心強いですね。

いきなり上級者編はムリ!段階的に

ファッション誌のコーディネートなんかは、上級者さん向けだから、オシャレ初心者さんがマネしようとしても持て余してしまうことが多いんだそう。だから、やっぱ段階的にステップアップしてゆくオシャレが本書では提唱されているのです。

クローゼットにはパンパンに洋服が詰め込まれているのに「着ていく服がない!」「組み合わせられない!」なんてことが頻繁に起こるなら、本書に則って基本のキから始めてみる方が近道かもしれません。

基本の3色は、絶対間違いないカラーの組み合わせですから、大きな失敗は起こらないだろうと思いました。あさよるもここから初めてみようかしら。

断捨離にも役立ちそう

先ほど触れたように、服は大量にあるのに着ていく服がない、という場合、いっそ断捨離しちゃうのがいいんでしょう。そのとき、手元に残すべきカラーが明確なのは、断捨離の指針にも役立つんじゃないでしょうか。基本の3色(白+黒or紺+もう一色)だけを残して、さらに自分の体型にあったアイテムを絞り込んで……だったらシステマチックにあまり感情を挟まずにできるかも……。

クローゼットが片づいている、自分の持っているアイテムが把握できている、というのはオシャレの鉄則っぽいので、まずは頭の中で管理できる程度にはスマートになってみてもいいかも。

『クローゼットは3色でいい』挿絵イラスト

色と、体型にあったシルエット

本書で提唱されるオシャレはシンプル。手に入れるべきアイテムのカラーを決め、コーディネートで用いる色数を3色に限定し、自分の体型に合わせたシルエットを選ぶ。ここまで消去法的に選べるので、考えることが少なくて楽ちんです。

問題があるならば、手に入れるべきアイテムが明確になってから、実際にそれをお店で探して手に入れる作業ですね。あと、どうしても質感やフィット感等の、微妙なニュアンスは紙面じゃわからないし、「万人に似合うコーディネート」と「自分に似合うコーディネート」は違うだろうから、本書に掲載されているものと同じ製品を購入しても、思い通りにいかないかも。

あさよるは最近、こういうことはサクッとお金を出してプロにコーディネートしてもらう方がいいかもな~なんて、思い始めていたりします。着ない・着れない服を買って失敗するよりも、客観的に一緒に選んでもらって失敗が少ない方が結果的に安上がりかもしれぬ。デパートのサービスや、フリーランスで活動するスタイリストさんも巷にいらっしゃるそうで、近くで探してみてもいいかも。

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クローゼットは3色でいい

目次情報

はじめに

chapter1 自分の体形を知り、基本の服を揃える

STEP1 自分の体型を知る
STEP2 体型をカバーする
STEP3 「ちょいゆる」にする
STEP4 なりたいイメージを明確にする
STEP5 基本のボトムスを揃える
STEP6 白シャツを着こなす
STEP7 デザインアイテムを取り入れる

chapter2 「まとまる色」を知る

STEP1 ベースカラーを決める
STEP2 白を必ず入れる
STEP3 まずワンカラーコーデをつくる
STEP4 次にベースカラーの3色コーデをつくる
STEP5 デニムやブラウンでバリエーションを広げる
STEP6 さらに色を増やしたいなら、プラスワンカラーで
STEP7 ビビットな色にチャレンジ

chapter3 バッグ、シューズをととのえる

STEP1 バッグとシューズの色を合わせる
STEP2 定番のパンプスを持つ
STEP3 ヘビロテバッグを持つ
STEP4 白いスニーカーを持つ
STEP5 使えるエコバッグを持つ
STEP6 ベーシックなサンダルを持つ
STEP7 主役級のバッグ、シューズを加える

chapter4 アクセサリー、ストールを選ぶ

STEP1 アクセサリーは少ないくらいでちょうどいい
STEP2 まずは小さめのアクセサリーを身に着ける
STEP3 ストールの使い方をマスターする
STEP4 インパクトアクセサリーを加える
STEP5 腕時計を外す
STEP6 ハットを投入する
STEP7 スカーフを取り入れる

chapter5 クローゼットを使いやすくする

STEP1 服を選びやすいクローゼットをつくる
STEP2 「痩せたら着よう」という服は手放す
STEP3 太って見える服は、今すぐ捨てる
STEP4 色で厳選する
STEP5 ハンガーを統一する
STEP6 引き出しを活用する
STEP7 アイテムごとにグラデーション収納

chapter6 センスを高める

サイズよりライン
甘めのトップスは引き算が必要
ギンガムチェックでスタイルがよくなる秘密
腕が細く見えるノースリーブは?
肩幅広めさん、なで肩さんへのアドバイス
小柄さんはワンカラーコーデでスッキリと見せる
年齢とともに襟ぐりは深くしていく
ボリュームトップスのときは髪形をタイトに
傘もベースカラーにしてみる
アウトレットは質の高いものを手に入れるチャンス

おわりに

杉山 律子(すぎやま・りつこ)

パーソナルスタイリスト。福岡県生まれ/東京在住。
「媚びないスタイル」をベースに、スタイリング、コンサル、クローゼット診断を行う。文化服装学院スタイリスト科在学中より、スタイリストアシスタントとして活動。スタイリストとして独立後は、映画・広告など幅広い分野で活動。結婚、出産を機に休業するも「もっと大勢の人たちのライフスタイルにファッションを結びつけたい」との想いから、2016年、パーソナルスタイリストの活動を開始。スタイリスト経験で培った「審美眼」をもって、顔立ち、内面から除く雰囲気と、ラインや丈にもこだわりぬいた「一番、素敵に見えるスタイル」を提案。また、「誰もがおしゃれになるステップ」を考案した講座を開講、活動を開始して1年間という短い期間にもかかわらず、素敵になった友人を見て「私も」と申し込むお客が大半を超え、のべ150人のスタイリング相談にのる。
個性を引き出すスタイリングには定評があり、「周りの人にほめられた」「自分が素敵になるスタイリングがわかかった」「オシャレがすごく楽しくなった」「毎日のコーデが楽になった」などの感想が寄せられる。スタイリングを提案した途端、プロデューサーの目にとまり、CMやドラマなど、お仕事の依頼が絶えないほどになった女優さんも。
また、整理収納アドバイザーとしても、2010年からモデルルームのクローゼット収納提案に参画。25ヶ所以上に及ぶ実績から、毎日のコーディネートに活かせる「クローゼットのレイアウト法」も伝えており、講座の卒業生からは、家族全員分のクローゼットを見直すほど、感動の声が続出している。

コメント

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