前田京子『シンプルスキンケア メニューブック』|手作りコスメときめく!

自分だけの手作りコスメ。

職場にも「安らぎ」をコッソリ持ち込んで、みんなと差をつけちゃおう。

この本を手にとったきかっけ

前田京子さんの『シンプルスキンケア』『はっか油の愉しみ』を読み、どちらも心ときめく名著でした。

よりスキンケア作りのレシピに特化した『シンプルスキンケア メニューブック』を手に取りました。

ハンドメイドや「ていねいな暮らし」って憧れる

手作りって楽しいですよね。

アロマとか、フラワーウォーターとか、手作りできるのは知っていましたが、化粧水や乳液も自分で作れるの!?

前田京子さんの本に出会ってはじめて、こんなに簡単にスキンケアアイテムが作れるんだと知りました。

ナチュラルライフとか、昔ながらの「ていねいな暮らし」とか、慌ただしい現代、見直されています。

ハンドメイドの、ワンランク上の生活が始まるのでは?と、すでにワクワクします。

が、多忙な現代人にとって、手作りコスメは贅沢品

と言いつつ、正直、気になる点もあるのは確か。

まずね、手作り楽しい!って言ってても、それ、いつまで続けるの?っていう不安が……。いくら簡単レシピと言えど、それなりに用意がいるし、時間がいるし、おいそれと作ってられない日も多いです。

結局、こういう手の込んだ暮らしができるのって、特別な人だけなのかなぁと思ってしまいます。ハンドメイドって、究極の贅沢ですからね……。

あくまで、こういう手作りコスメって、「ヒマがあればね」と但し書きを心の中でつけてしまうのかも……。

時間がないからこその、癒やしの時間?

前田京子さんの本はとってもステキだけど、こんなネガティブな気持ちが心に宿ってしまうのも確か。きっと、同じように手作りのハードルを超えられず、諦めてしまう人も多いんじゃないかなぁと思います。

でも…でも…。しつこく悩みます。

「いつも時間がない」って思ってしまうのは、ズバリ!「心に余裕がないから」じゃないだろうか。じゃあ、心の余裕って、どうすれば手に入る?と考えると……。

結局のところ、日々の暮らし自体に、もう少し癒やしや安らぎの時間を確保すべき?なんて思いました。ちょっぴり無理にでも、自分のために使う時間を作った方が良いんでしょうね。

ちょっと面倒だけど、こういうハンドメイドの時間や、自分だけのための癒やしや美容って、必要なんですね。そろそろ重い腰を上げて、本格的に「シンプルスキンケア」を始めてみようかな。

ハンドメイドの環境はすでに整っている

「シンプルスキンケア」のメニューレシピを見ると、基本的には簡単です。基本は水に、オイルを数滴垂らしてシェイクするだけ。

用意するのは、オイルと精油、そして保存するビン。どれも、ネット通販ならいつでも変える。アロマオイルの専門店も増えていますから、気軽に香りを確認しながらも購入できます。

ハンドメイドや、「ていねいな暮らし」を目指すのも、今は材料が揃えやすんですよね。これだけでも、一つ気が楽になりますね。

自分だけの「安らぎ」をハンドメイドする

美容のためのスキンケアだけでなく、それを手作りする。その手作りの時間って、ホッと一息癒やしの時間にもなります。心がリラックスすることは、健康にもいいことですから、美容と健康、両方いっぺんに気を使えるのって、一石二鳥だったりするのかも?

手作りのスキンケアアイテムを、鞄の中に忍ばせておいてもいいかも。家の中だけでなく、職場にも「安らぎ」をコッソリ持ち込んじゃえるのも、いいなぁと思いました。

義務感から癒やしの時間へ

オイルを使った料理のレシピでスキンケア

スキンケアと言うと化粧水乳液を想像しますが、この『シンプルスキンケア メニューブック』では、スキンケアのための“料理のレシピ”も紹介されているのが、健全だなぁと思いました。

上辺だけの“美”を気にしている人って、たくさんいるけど、食まで含めてのスキンケアを考えるのって……案外見過ごしていたかもしれません。ちょっと、美意識が変わりました。

自分のための、自分だけのリラックスタイムを

スキンケアは、嫌でも毎日しないといけません。機械的にイヤイヤこなし続けるのは、なかなか面倒でツライものです。「しなければならない」義務感は、心にも負担がかかりません。

365日毎日続けることだから、ハンドメイドの「シンプルスキンケア」で楽しくて、癒やしの時間に変えてしまいたい。

自分への、自分だけの、手作りの安らぎの時間。結構、簡単なレシピで手に入っちゃうんですね。

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シンプルスキンケア メニューブック

  • 前田京子
  • 飛鳥新社
  • 2009/12/11

目次情報

肌も心もこれさえあれば、気持よく、のびやかにうるおいます

たっぷりの水
ほんの1、2滴のオイル
生きた花の香り

ただ合わせて振って、混ぜるだけ……花の化粧水の作り方
たっぷりと心ゆくまで……化粧水の使い方
分量をはかって、小さなびんに移すだけ……美容オイルの作り方
きれいになるためのオイルがこんなにおいしかったなんて
肌にぬるだけでなく、オイルをおいしく使いこなしてきて、きれいになる……食用オイル「シンプルスキンケア式」使い方のポイント

■Skin Care Menu 1 ベーシックなスキンケアのセット
化粧水/ラベンダー 美容オイル/オリーブオイル
■Skin Care Menu 2 ストレスからくる肌トラブルの調整に
化粧水/ローズウォーター 美容オイル/ホホバの美容オイル
■Skin Care Menu 3 体調を整えながら、肌に艶を与えるために保湿成分を食べる
前菜またはサラダとして/スモークサーモン オリーブオイル、パセリ、マッシュルームのソース
■Skin Care Menu 4 保湿成分とともに、肌の細胞を蘇らせる成分を摂る
前菜またはサラダとして/鯵、かつお、または白身魚のおさしみ オリーブ、ケーパー、ピクルス、ガーリックのソース
■Skin Care Menu 5 スキンケアに必要な皮脂の成分が大集合
化粧水/オレンジフラワーウォーター 美容オイル/4つのオイルの美容液
■Skin Care Menu 6 お風呂上がりのボディクリームにさよなら
バスオイル/「小さじ4分の1」のバスオイル

上質な石けんは、肌に必要なもの以外含みません……洗顔はスキンケアの大事なステップです
麻や綿が気持ちいい……肌あたりのやさしい素材・織りのタオルを選びましょう

■Skin Care Menu 7 肌にいいオイルの素材そのものを食べる1
肌を美しくする調味料/ナッツパウダー5種 くるみ、アーモンド、マカデミアナッツ、ヘーゼルナッツ、ごま
くるみのパスタ/マカデミアナッツ入り・糸寒天、にんじん、セロリのサラダ/ヘーゼルナッツのクレープ

肌をくるみこむようなやさしい使い心地……上質の美容クリームをあっという間に作れます
朝露にぬれた花の香り……クリームのびんにとじこめられたもの

■Skin Care Menu 8 『アンチエイジング」のセットメニュー
化粧水/オレンジフラワーウォーター 美容オイル/マカデミアナッツ油
美容クリーム/オレンジの花のクリーム またはオレンジの花と馬油のクリーム
■Skin Care Menu 9 敏感肌のためのケアメニュー
化粧水/カモミールウォーター 美容オイル/アボカドとカモミールの美容オイル 美容クリーム/青りんごのクリーム

■Skin Care Menu 10 風味豊かなスキンケアオイルをそのままドレッシングに
前菜またはサラダとして/ざる豆腐 アボカド油、ゆずこしょう、レモンのドレッシング
■Skin Care Menu 11 肌にいいオイルの素材そのものを食べる2
前菜またはサラダとして/アボカドと半割り ミニトマト、オレンジ、ペパーミントのカクテルソース
■Skin Care Menu 12 生活紫外線ケアのための組み合わせ
化粧水/ラベンダーウォーター 美容オイル/ククイナッツ油 美容オイル/ラベンダークリーム
■Skin Care Menu 13 普段より陽射しの強い場所で過ごすときのケアメニュー
化粧水/ラベンダー・カモミールウォーター 美容オイル/ハワイ島の美容オイル
美容クリーム/ラベンダー・オレンジフラワークリーム
■Skin Care Menu 14 混合肌など、特殊な肌トラブルのケアメニュー
化粧水/ラベンダー・カモミールウォーター 美容オイル/月見草、またはローズヒップの美容オイル
サラダドレッシング/えごま油、しそ油、亜麻仁油のいずれかと、レモン、海塩または岩塩
■Skin Care Menu 15 ローズトリートメントメニュー
化粧水/ローズウォーター 美容オイル/ローズヒップの美容オイル 朝食またはおやつの一品/ローズヒップジャム
■Skin Care Menu 16 夜のトリートメントメントメニュー
化粧水/お気に入りのフラワーウォーター トリートメントクリーム/夜のトリートメントクリーム
■Skin Care Menu 17 年齢による乾燥肌のためのケアメニュー
化粧水/オレンジフラワー・ローズウォーター 美容オイル/椿油の美容液
美容クリーム/ネロリのマカデミアナッツクリーム
■Skin Care Menu 18 にきびのケアのためのメニュー
トリートメントローション/ラベンダー・オレンジフラワーウォーター
トリートメントオイル/ククイナッツ油 トリートメントクリーム/ラベンダーと馬油のクリーム
■Skin Care Menu 19 日本、中国伝統の「不老不死の薬品」を使って
軽い食事の主菜として/お米入りの緑のサラダ 亜麻仁油とマスタード入りドレッシング
■Skin Care Menu 20 肌になめらかさを取り戻すための速攻メニュー
美容パック/はちみつと美容オイルのフェイシャルパック

あとがき
材料・道具の手入、問い合わせ先 前田京子の本

前田 京子(まえだ・きょうこ)

1962年生まれ。
国際基督教大学教養学部を卒業後、東京大学法学部に入学。同大学を卒業後、アメリカ・ペンシルバニア州の私立大学で、外国語学部(日本語)の講師となる。
日本に帰国後、編集者として出版社に勤務。その後、フリーとなって編集、翻訳、本の執筆と、本全般に関わる仕事を幅広く手がける。
1999年に出版の著書『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社刊)が大きな反響を呼び、自然素材を使った手作り石けんやボディケア用品ブームのさきがけとなる。
著作は95ページで紹介。他に、台所にある材料を自在に使って作るレシピ集『お風呂の愉しみレシピシリーズ1 入浴剤』(飛鳥新社刊)などがある。

コメント

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