『最強の働き方』|ホントにすごいヤツはこんなヤツ!

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東洋経済オンラインでムーギ―・キムさんの連載を読んでいました。「ほぅほぅ」と納得できるコラムもあれば「んなことあるかいっ!」と突っ込みたくなる話もあったりと、結構読んじゃうんですよね(苦笑)。

ムーギー・キムさんの本は以前、キムさんのお母様ミセス・パンプキンさんとの共著『一流の育て方』を読み、当ブログでも紹介しました。こちらの書籍も、納得できる部分と「なんでやねんっ」と突っ込みたくなる部分と両方があって、いろんな意味で面白い本でした。

『一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』

東洋経済オンラインのコラムと同じタイトルの『最強の働き方』という書籍が発売さえたと知り、興味津々で読み始めたのでした。

スゴイ人ってこんな人!

『最強の働き方』は77の項目からなり、そこで優秀な人の振る舞いや、二流の人物との違いが紹介されています。つまり!優秀な人ってどんな人なのか、人物像が朧気ながらも見えてきます。

まず、優秀な人は早起きで、朝早くから活動をしています。食事も節制され、体づくりにも積極的に取り組んでいます。要は、自己管理がしっかりできていて、健康で、アクティブで、最も良いコンディションで働くのです。

凡人はついつい、「優秀=エリート=ガリ勉=ひ弱」みたいなイメージをしてしまいがちですが、実際には違います。優秀な人ほど、なんでも真面目に積極的に取り組みますから、筋肉ムキムキな人もいるし、スポーツマンも多い。お腹がでっぷりと出ている人はいないそう……。

また、優秀な人はテキパキとなんでも早い!メールも即返信。決断する能力が高いから、自分で決定ができるし、そして行動もできる。

そして、周りの人に対し気遣いができます。いつでも親切で、誰よりも腰が低い。誰に対しても物腰優しく、目下の人への配慮も怠りません。部下に得になる仕事をさせ、部下を育てることに余念がない。

そして愛されキャラ。人から愛される、好かれることで、評価が上がります。優秀な人は優秀+人から愛される能力があるんですな。

会社への貢献だけでなく、社会貢献、社会への使命感を持って生きている人が、優秀な人なんです。こんな人が側にいれば、その人をお手本にできます。が、普通に生活していたら、こんな人物になかなか出会えませんよね……こうやって、優秀な人の人物像を教わるって貴重なことなのかも!?

一流と二流の違いって……凡人にはわかるまい><

一流の人の働き方との対比として、二流の人の振る舞いもちょこちょこ登場するのですが、正直、凡人・あさよるから見れば一流も二流も「スゴイ人」に見えてしまうという罠。

例えば、一流の人はマガジンや週刊少年ジャンプを嬉々として愛読していたりします。飛行機の中、新幹線の中でおもむろに難しそうな“それっぽい”雑誌を広げてしまいがちなんだとか。あるいは、一流はコミュニケーションスキルが高いですから服装もTPOにあわせて自在に変えてきます。しかし二流の人は相応しくない服装をしてしまいがち。個性的な服装とか、ポリシーでいつも同じテイストの人とか、「それってなんかスゴそう!」とあさよるは思っていたんですが……違ったの!?

凡人・あさよるが、一流/二流の違いを認識できる日はやってくるのでしょうか……(‘_’)

自己啓発本の決定版

本書『最強の働き方』は冒頭の〈はじめに〉も充実しています。著者のムーギ―・キムさんの本書の使い方が紹介されているのです。本書は、すべての幅広いビジネスマンに向けて書かれた本です。

 本書は、ビジネススクールに行く前に必ず読んでほしい本である。
しかし、ビジネススクールに行ったあとでも読んでほしい。
そして、ビジネススクールに行く気がなくても、必ずや読んでほしい一冊である。

p.17

とくに以下の方々にお読みいただければ幸いだ。

*いくらためになる本でも、面白くなければ絶対に読む気がしない
*内心、学歴やIQと、仕事の能力は関係ないと思っている
*一流のビジネスパーソンが皆実践している、「仕事の基本」を全部知りたい
*キャリアや就職・転職活動で、じつは自分が何をしたいのかわからない
*一流のビジネスパーソンの大半も悩んでいる
*世界一流の職場で上司に怒られること、説教されることを先取り学習したい
*よい上司に恵まれず、職場で成長の実感がなく焦っている
*自分の競争優位を失わないため、質の高い勉強を継続したい
*人を動かし、周囲からの信頼と支援を受けたい
*社会に選ばれるエリートより、自分で人生を選ぶリーダーとして生きたい
*一度しかない人生、年齢に関係なく、新しい挑戦をしたい
*大切な人に贈ってあげるビジネス書・啓発書を探している
*効果的に社員研修・ビジネス研修を行いたい

p.17-18

上司が伝えたいことや、これから学ぶであろうこと、これから注意を払うべきことが77もの項目に分けられ紹介されているんです。あさよるも、健康管理・体調管理と、時間管理、持ち物の管理等、気をつけなきゃなぁと思いました。

そして、やはり周囲の人への気配り、親切は、全然できてないかもしれない……(;´Д`)反省

自分の行動を当てはめるだけ…!?

一流の働き方を知りました。さぁ!あとは自分の行動に当てはめるダケ……なんですが……(-_-;)

読んで、それだけで終わっちゃうなら、いくら本を読んでも同じです。やっぱり、学んだことを実践してこそ……ですが、どこまでできるやら。これをスイスイッとやっちゃう人だから、「一流」であり「優秀」なのかもしれませんね……。

ムーギ―・キムさんの語り口も軽やかで、ところどころユーモアもたっぷりで、読みやすかったです。そして、ムーギ―・キムさんご自身、“最強の働き方”を見て、自分との違いを自虐っぽくオチとして使われているので、とっつきやすかったです。ムーギー・キムさんが「こうなりたい」「こうしたい」って切り口で、アドバイスされてると、「そうそう、私もそうなりたい」って共感しやすいんですよね。

最強の働き方――世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓

目次情報

はじめに

  • 「頭のIQや学歴」より大切な、「仕事のIQ」を高めるには?
    ――世界中で怒られながら学んだ、77カ条の教訓
  • 【本書の目的】自分が選んだ道で、最高水準の仕事をする
    ――選ばれるエリートではなく、自分らしい天職を選ぶ
  • 【本書の特徴】世界中のあらゆる職業で重視される「一流の基本」を、一冊に凝縮
  • 読みやすさへの徹底したこだわり
  • 本嫌い・ビジネス書嫌いにも読んでほしい一冊
    ――ビジネス書嫌いの著者が書く、お得な一冊
  • 【本書の対象読者層】プロフェッショナルの「仕事の基本」を学ぶ、研修教材決定版
    ――新入社員から経営陣、起業家、学生から退職者まで広範な対象読者層
  • 「最強の働き方」の教科書
    ――真新しさより、優先順位の高い本質と包括性

第1章 一流への道は基本から
――知らない秘境より、知っている基本の完成度

【書く】

メールの書き方

1 できる人ほどメールは即リプライ
――一流の人は「できる仕事」を、すぐやる

2 メールの文字数をリストラせよ
――無駄のない、効果的なコミュニケーションにこだわる

メモのとり方

3 できる人ほど、鉄壁のメモとり魔
――一流の仕事には「漏れ」がない

4 一流のメモは常にピラミッド構造
――論理的思考能力は、万事の細部にあらわれる

5 【ミニコラム】「白板の貴公子」を目指せ!
――頭脳をつなぎ議論をまとめるとこが、リーダーシップの基本

資料づくり

6 資料はシンプルな一枚で要約
――アウトプット・イメージの全体像を、最初に共有する

7 資料づくりも、神は「細部」に宿る
――小さなミスに、大きな羞恥心を感じる責任感が大事

8 【ミニコラム】「マッキンゼー本」信奉者にモノ申す
――最後は読み手の好み次第

【話す】

話し方

9 一流の人は「一流のトーン」で話す
――声は人格をあらわす

10 相手のニーズ・関心事を傾聴しながら、会話をする
――「アクティブ・リスニング」が信頼関係構築の基本

プレゼン

11 「フレームワーク、MECE、ロジックツリー」に鉄拳制裁
――「感情をゆさぶる、どうしても伝えたいこと」が重要

12 【ミニコラム】同じ話の人間国宝を目指す
――一流の話し手は自分の話に飽きない

【整理する】

整理整頓

13 仕事の生産性は、机やカバンの散らかり具合にあらわれる
――整理能力は、調整能力と生産性の象徴

14 【ミニコラム】わざとカオス状態を作り出し、自分しかわからないようにする二流のエリート
――自分のための整理ではなく、チームのための整理が大事

15 【章末コラム】【二流】IQよりも愛嬌で仕事の命運が決する?
――他人と温かい関係をつくる力が、学歴やIQよりよほど大切

第1章のポイント

第2章 一流の自己管理
――一流への道は生活習慣から

【時間管理】

早起き

16 鶏が先か、グローバルエリートが先か!?
――早起きは「自己規律」(Discipline)の象徴

17 【ミニコラム】寝ているときだけでも、ビル・ゲイツに勝て!?
――眠りの質にこだわるべし

時間厳守

18 時間を守らない人とは、チームワークが不可能
――待ち合わせ時間とデッドラインを死守する

19 タイムアロケーションで差がつく

【外見管理】

服装

20 エリートも馬子も衣装次第?
――TPOをわきまえた服装の大切さ

21 【ミニコラム】フォーマルなパーティーの衣装は一大勝負

22 見栄や周囲の評価に惑わされない
――買い物の基準に、主体性の有無があらわれる

23 【ミニコラム】納得できないお金は、1円たりとも払わない?

【健康管理】

健康

24 2カ月20キロ減量は当たり前のダイエット
――体重管理は「自制心」の象徴

25 一流の人材は、頭脳以上に身体で差がつく?
――健康こそ意識・モチベーション・思考・行動の基本

【内面管理】

ストレス管理

26 「心のストレス引当学」を積む
――大成する人は、ストレス耐性も強い

27 ストレスは翌週に持ち越さない
――「ワークハード・プレイハード」が一流の常識

28 一流の出世頭が読む、そこらへんの漫画
――仕事も人生も「遊び心」が大切

【成長管理】

学習習慣

29 自分の進化版2.0を目指す
――どれほど忙しくても、十分な勉強の時間を確保する

30 「他人の土俵」でも前頭三枚目を目指す
――基礎力と幅広い教養が大切

31 【章末コラム】【二流】いつまでも勉強ばかりで一生行動に移さない「啓発ビンボー神」
――アイデアより、実行力で勝負が決まる

第2章のポイント

第3章 一流の心構え(マインドセット)
――一流と二流の間にあるもの

【起業家精神】

主体的に動く

32 上から降ってくる仕事は当然、つまらない
――やりたい仕事を見つけて、やったモノ勝ち

33 自分がやるべき仕事は、自分で考える
――能動的に「仕事の起点になる」

先見の明をもつ

34 先回りし、長期的利益を優先せよ
――状況に反応するだけではなく、状況をつくり出す

35 石橋を叩いて、叩き割る二流のエリート
――アーリームーバーだけが大勝ちする

【目線を高める】

仕事の質にこだわる

36 お土産のコップ選びひとつにも徹底的にこだわる
――仕事の質にこだわる人だけが勝つ

37 寿司は哲学にお金を払う?
――雑学ではなく、哲学のある仕事をせよ

危機感を持つ

38 危機感と、競争意識をもつ
――ライバルを意識し、緊張感を忘れない

39 「これがラストチャンス」と思って切迫感をもつ
――器用な人が意外と出世しない理由は、切迫感の欠如

期待を上回る

40 給料とポジション以上の仕事をする
――「自分がいなくなったら回らない仕事」がどれだけあるか

41 日々の仕事で「エキストラ・ワンマイル」を行く
――「自分の限界と期待を上回ろうとする姿勢」が勝敗を決める

42 会社に「レガシー」を残す
――あなたが会社を去っても、会社に残るものは何か?

43 【章末コラム】【二流】「グリット」(やり抜く力)が強すぎるのも考えモノ?
――周囲の反対に負けず、失敗しても必ず再起する人々

第3章のポイント

第4章 一流のリーダーシップ
――まわりから支えられる人はココが違う

【人を大切にする】

誰に対しても丁寧に接する

44 タクシーの運転手さんは、すべてお見通し
――職位で相手への対応を変えない

45 頭を垂れるから、稲穂が実る
――謙虚さが、一流と二流の分岐点

信頼を大切にする

46 信頼こそがリーダーシップの基本
――リーダーシップの要は、信頼感とリスク管理

47 悪い情報を先出しせよ
――賢い噓つきよりも、馬鹿正直が出世する

48 【ミニコラム】「信頼貯金をせよ」
――「短期の利益」より「長期の信頼」

【部下を伸ばす】

部下を尊重する

49 部下を大切にする企業文化を浸透させる
――尊重されていることを、実感させる

50 部下の冠婚葬祭での対応はとりわけ重要
――部下のプライベートを尊重せよ

部下に得をさせる

51 部下の市場価値を上げる
――部下の自己現実を支援する

52 カネを払ってでも、部下に面白い仕事をさせる
――部下の成長のためなら、会社の短期利益を犠牲にする

部下を成長させる

53 日陰の重要な仕事に光を当てる
――部下を褒め、モチベーションを刺激する

54 部下を引き締める
――「簡単にはごまかせない」という緊張感が、部下を育てる

55 部下を引き連れて辞められる人が大成する
――自分を成長させてくれた上司のことは、一生忘れない

【ロールモデルになる】

規範を背中で示す

56 組織のトップこそが、トイレを清掃すべき?
――上司の背中を見て、部下は育つ

57 上が緩めば、組織の士気が急降下
――自分が一生懸命であってこそ、まわりがついてくる
58 【章末コラム】【二流】200人中、200位の最低評価を受けたダメ上司
――部下から信頼されない上司の悲しい末路

第4章のポイント

第5章 一流の自己実現
――自分を知り、自分を自由にする

【好きなことを知る】

好きな仕事を全部する

59 やりたいことは、ひとつに絞らなくていい
――将来やりたいことは、すべてやる

60 【ミニコラム】「エリートトラップ」に注意せよ

61 転職からは、引退無用
――「ハマれる仕事」が人生の機会費用を高める

62 勝てる分野で勝負する
――好きでも向いていないことに、人生を賭けない

63 【ミニコラム】無気力ニートが確定申告をするまで
――「ハマる仕事」で人生が変わる

使命感を活かす

64 「存在意義」をかけて働く
――「自分が働く理由」に納得する

65 原体験を忘れない
――自分の価値観・問題意識の原点を見つめる

66 【ミニコラム】解雇されたプロ野球選手に学ぶこと
――天職でなくても尊い仕事

【ミニコラム】解雇されたプロ野球選手に学ぶこと
――天職でなくても尊い仕事

【周囲を巻き込む】

ビジョンを掲げる

67 「高い目線と志」に人・カネ・社会がついてくる
――自分の「社会的使命感」(Social Cause)を掲げる

68 【ミニコラム】猫も杓子も、ビジョナリー・カンパニー
――一流の会社を目指すから、一流の人材が集まる

組織をつくり込む

69 自分がいなくても回る組織をつくる
――自分より優秀な人を集め、気持ちよく動機づけをする

70 【ミニコラム】仕事相手に得をさせ、相手に気持ちよく働いてもらう人だけが、大成する

【自由に生きる】

捨てる勇気を持つ

71 出家するエリートt、駆け落ちするエリート
――仕事よりも大切なことを知る

72 「金の手錠」をはずす
――5年で死ぬなら何をするか

73 【ミニコラム】仏さまと、イグアノドンの教え

自由に挑戦する

74 Now or Naver
――いま挑戦しない人は、ずっと挑戦したい

75 【ミニコラム】何歳になっても青春はある
――引退したあとも、挑戦を続ける人々

76 自分を自由にする
――世間体に惑わされず、自分に正直に

77 【章末コラム】二流の私は、一流のみなさんをつなげて生きていきます

第5章のポイント

おわりに――世界中で書き綴った一冊入魂の書

ムーギー・キム

1977年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業。INSSEADにてMBA(経営学士)取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、世界で最も長い歴史を誇る大手グローバル・コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、韓国・欧州・北欧・米国ほか、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より世界最大級の外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当したのち、香港に移住してプライベート・エクイティ・ファンドへの投資業務に転身。英語・中国語・韓国語・日本語を操る。

フランス、シンガポールおよび上海での生活を書き綴った「東洋経済オンライン」での連載「グローバルエリートは見た!」は年間3000万PVを集める超人気コラムに。

著書に、2冊ともベストセラーになった『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』(東洋経済新報社)と『一流の育て方』(母親であるミセス・パンプキンとの共著、ダイヤモンド社)がある。

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